教育現場への人材派遣を手掛ける株式会社サクシードが運営する「個別指導学院サクシード」。首都圏で30校舎を展開し、数多くの教育現場に講師を派遣する中で、優秀な人材を自社の個別指導にも活かしています。その強みを生かし、各校舎では地域に根差した丁寧な個別指導を実現しています。今回は市ヶ尾校の佐藤直仁教室長に、講師陣の育成方法や指導方針、教室運営の特徴についてお話をうかがいました。

ーー本日はよろしくお願いします。先生の今のお役職や普段行われているお仕事についてお聞かせください。

個別指導学院サクシード市ヶ尾校の教室長を務めております佐藤と申します。主に校舎では、生徒指導からカリキュラム作成、保護者さまとの面談などのマネジメント業務を担当しております。

ーーもともと講師としてキャリアをスタートされて、今は教室長されていらっしゃるのですか？

はい、学生時代から他校舎で講師として働いていました。現在は株式会社サクシードの社員として市ヶ尾校の教室長を務めています。現在、市ヶ尾校には約140名の生徒に通塾いただき、講師は30名ほどが在籍しています。

講師の指導の様子を把握するのが一番の業務です。宿題の分量から授業での口調まで、生徒が結果を出せるように指導・管理しています。

ーー個別指導塾で140名の在籍は非常に多いですね。1校舎につき多くの中学校から通っているのでしょうか。

市ヶ尾校には7つの中学校から生徒が集まっています。市ヶ尾校はサクシードの中でも生徒数は多い方ですが、もっと生徒数が多い教室もあります。

どの校舎でも同じ中学校から学年ごとに5名程度の生徒に通っていただいています。中には同じ中学校から30人の生徒が通っていることもあります。地域密着を生かしているのでテスト対策を同時期に行えるのが大きなメリットになっています。

 

講師派遣で培った人材を地域密着の教室に活かす

ーー個別指導学院サクシードの展開しているエリアの特徴はありますか？

神奈川、千葉、東京に約30校舎展開しています。駅から10分圏内の教室が多く、小中学生は自宅から徒歩・自転車で通い、高校生は通学の帰りに駅から通っていただくことが多いです。

ーー巷にはたくさんの個別指導塾があります。違いについて知りたい保護者は多いと聞きます。サクシードは他の塾と比べてどういった強みがありますか？

当塾の強みは、組織の中に人材派遣の部署を抱えている点にあると思います。大手塾に塾講師の派遣を行っています。その中でも、実力のある講師や有望な講師は、自社の「個別指導学院サクシード」に配属することで、講師の質や地域に合ったニーズを確保しています。講師の人材派遣を基にした層の厚さがサクシードの強みです。

そのほか教育現場や福祉現場、保育にも人材を派遣する形で展開しています。

 

テスト2週間前からの徹底対策で成績アップ！

ーーコースや授業のスタイルについての特徴をお聞かせください。

学校の補習を目的とした公立の中学生、小学生がもっとも多く通塾しているため、学校の授業の進度に合わせた授業がメインです。

そのほか志望校の受験の形態に合わせた指導も行います。中学受験だったりとか、高校生の大学受験、最近多様化している大学入試の総合選抜に対するフォローもできます。

料金体系は、小学生が3,080円から、中学生が3,630円、高校生が4,290円からとなっています。1コマあたりの金額と週数に対する月謝が決まっているので料金も明瞭です。1対1コースは料金が高くはなりますが、それでも他社と比べても少し安く設定されています。

ーー週に何日通う生徒が多いのでしょうか？

週2日から3日で、英数ないし英国数で授業を組む生徒が多いです。授業は1コマ80分で、部活がない人は5時10分からの授業に来てもらって6時半に終わります。部活がある生徒は6時からの授業を受けます。

ーーテスト対策について、特徴的な取り組みはありますか？

苦手な科目を追加で履修いただいたり、われわれ講師から内容を提案するようにしています。「今回の理科の範囲が難しくなりそうだから、3回追加しましょう」などを、担当講師や教室長からアドバイスしています。

試験範囲が出るのが2週間前で、そこから始めるとテストに間に合わない可能性があるので、1ヶ月前から対策を講じます。教室で過去の試験範囲を記録しているので、現在の授業の進行をもとに試験範囲を予想してご提案するようにしています。

 

ニーズに合わせた柔軟な指導を提供

ーー小学生の指導について教えてください。首都圏では中学受験のニーズが高まっています。

補習のニーズはすごく高いです。学習習慣を身につけたいという声を多くいただきます。昨今、小学校の宿題は多くありません。というのも中学受験をする生徒も一定数いるため、学校側が配慮して宿題を出さなくなっているのです。そんな背景があり、中学受験はしないけれど学校から何も出ないことを危惧される保護者が、不足部分のサポートを塾に依頼することがよくあります。

ーーそんな背景があったとは知りませんでした。

また、中学受験のニーズも年々増えています。中学受験が多様化し、集団授業の進学塾に通っていて、苦手な教科をフォローだけ当塾で受けたいという子もいます。個別指導はニーズに合わせて授業を組めるのでご要望に応じて対応しています。

ーー指導面で他の個別指導より優れている部分はありますか？

わからない問題を教えることも指導の一つですが、そもそもどのように勉強をするべきか、計画を立てていけばいいか、などもプロとして一人ひとり生徒にご提案していきます。ここは他の個別指導と大きく異なる点です。

 

子どもたちの成長を見守れる人材を採用

ーー講師陣はどんな方が多いですか？ 担任制でしょうか？

割合としては大学生・大学院生が多く、そのほか社会人講師も在籍しています。

指導の科目は入塾時に相談をして決めていきますが、専任を定めているわけではありません。中学生の指導の場合、複数の教科を見るほうがいろんな面から勉強のアドバイスもできますし、授業の組みやすいという部分もありますが、科目ごとに講師のマッチングを調整しています。

ーー講師の人柄について特徴はありますか？

子供が好きな人、教えることが好きな人が多いですね。子供たちの成長を見守ることが自分の喜びと感じられる人を講師として採用しています。

ーー講師の育成についてはどのような取り組みをされていますか？

市ヶ尾校での実例になりますが、定期的な終礼をすることで授業と休憩の区切りを明確にして、メリハリをつけるようにしています。

そのほか私が考えていることと、講師の考えることの差をなくすために、親御さんと私がどんな話をしているのかとか、逆に講師が生徒とどんな話をしているのかというのを常日頃から聞く場を設けております。

講師採用の基準でいうと、今まで勉強がんばってきてくれた人、もしくは苦手な人の方が生徒に寄り添えることが多いので、過去の経験をしっかり前向きに捉えてくれている人が採用に至るかなと思います。勉強以外の部分ですね。たとえば、逆算して考えることとか、そういうのは指導側が持たないと生徒には伝わらないので、そういった部分も重視しています。

 

充実の学習環境とセキュリティ対策

ーー施設や設備について教えてください。

市ヶ尾校は、座席が40ブースあります。講師10人名ほどが指導に当たるので、常時教室には50人くらいがいます。一つの机に仕切りがあって、周りの子は見えないようになっています。そのブースの間を、講師が移動して指導に当たります。

ーーセキュリティ面での取り組みはいかがでしょうか？

教室の入口にタブレットを設定して、そこにカードやアプリをかざすと、保護者さまに入室のお知らせが届くようになっています。これは、全校舎に設置されています。

会員アプリでは、入退室のログが見られるほか、スケジュール確認・月謝と、コミュニケーションと言われるメール機能で個別にメールすることもできます。生徒の最近のご様子なども、お電話ではお伝えが難しいタイミングでもメールで送ることができます。

ーーアプリで子どもの情報が得られるのは便利ですね。

 

塾に通うことで勉強が楽しいと思えるように

ーー生徒にとって、塾がどういう場所でありたいかをお聞かせください。

常々生徒たちに言っているのですが、塾に入るから勉強が大変になるのではなく、塾に通うことで勉強が楽しくなって欲しいと思います。勉強することは大変ですが、塾に行くことで「わかった、伸びた」というふうに思ってもらえると、塾に対するイメージも変わるんじゃないかなと思っています。

ーー最後に、保護者様へのメッセージをお願いします。

個別指導学院サクシードは、面倒見の良さに自信があります。講師への指導力を上げるための取り組みや、生徒に対する姿勢を重視しております。

新規の方には授業が3回分無料のキャンペーンをご用意しております。事前に無料体験授業も受けられますので、実質無料で4コマ受けられます。じっくりサクシードを体験していただきたいと思います。

お子さまの学習や進路でお悩みのことがあれば、ぜひ近くの校舎までお問い合わせください。

ーー本日はありがとうございました。

取材協力：個別指導学院サクシード

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