2020年の入試改革によって高校1年生や2年生でも大学入試を意識し始めている高校生が多くなっていますが、大学受験の対策は一般的に何年生から始めている生徒が多いのでしょうか。また、大学受験の対策のために塾へ通った場合にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。
大学受験は志望校によって対策の開始時期が異なります。そこでこのページでは国公立大学と難関私立大学それぞれの対策を始めるおすすめの時期のほか、塾へ通った場合の費用の相場を解説します。
志望校が国公立大学の場合
国公立大学を志望する場合には、センター試験や大学入学共通テストを通過する必要があるため5教科すべてを学習する必要があります。そのため大学受験の対策は高校1年生から始めることをおすすめします。
なにから始めればいいのかわからないという方もいると思いますが、まずは「英語」と「数学」の学習から始めることがおすすめです。この2科目は完成するまでに多くの時間を必要とするため、受験でも点数の差が付きやすい科目だからです。そのため毎日コツコツと学習を進めましょう。
高校が進学校の場合だと1年生から受験勉強が始まり、日常的に大学受験への意識付けが行われます。そのため普通科の高校に通っている方は、遅くても高校2年生の夏までには対策を始めるようにしましょう。
志望校が難関私立大学の場合
難関私立大学を志望する場合には文系か理系かによって入試科目が分かれるため、国公立大学と異なり5教科すべての対策をする必要がありません。そのため大学受験の対策は高校2年生の夏からでも間に合いますが、遅くても2年生の2学期(9月~12月)までには対策を始めることをおすすめします。
ただし、科目数が少なくなるといっても大学受験の入試範囲は膨大です。そのため正しい勉強法と優先順位をつけて効率よく学習を進める必要があるので、大学受験の対策に不安がある方は塾や予備校に学習相談をしてみてはいかがでしょうか。
また、国公立大学や難関私立大学を例にして説明してきましたが、志望校が私立大学で今の学力に見合った大学やワンランク上の大学の場合には、高校3年生からの対策でも間に合うのでご安心ください。
塾にかかる費用の相場とは?
それでは大学受験対策のために塾へ通うとなるとどれくらいの費用がかかるのでしょうか? 塾といっても一斉授業型の集団指導塾と、講師一人に対して少人数で指導を受ける個別指導塾では費用の相場が異なりますので、それぞれみていきましょう。
集団指導塾の場合
- 高校3年生 : 50万円~70万円
- 高校1・2年生 : 40万円~50万円
個別指導塾の場合
- 高校3年生 : 60万円~100万円
- 高校1・2年生 : 50万円~80万円
これは月々の授業料や夏期講習などの費用も加えた年間の費用の相場となります。塾を探す際に授業料(月謝)だけで比較してしまう方がいますが、実際には授業料のほかにも夏期講習費や教材費、模試代に志望校別の講座費など様々な費用が発生しますので注意しましょう。
さいごに
大学入試は範囲が膨大なため対策を始める時期は早いに越したことはありません。高校3年生になってから平日に1日6時間や8時間も勉強するといったことは現実的ではないので、早いうちから少しずつ知識を積み重ねていくためにも大学受験を意識したタイミングから対策を始めるようにしましょう。
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