塾のなかには特待生制度を設けているところがありますが、お子さんを塾へ通わせたいけど塾代にそこまで費用をかけられないご家庭では、特待生制度の利用を検討している方もいるのではないでしょうか。
それでは特待生制度を利用することでどのようなメリットがあるのでしょうか。また、特待生になることでなにかデメリットなどはあるのでしょうか。
そこでこのページでは特待生制度の内容や制度を利用する際の注意点をご紹介します。
優待生・特待生制度とは?
特待生制度とは、成績上位者を対象に入塾金や月々の授業料が全額免除(または一部免除)となる制度のことです。成績上位者の具体的な水準は塾によって異なりますが、学校の通知表が○○以上、または大手塾主催の模試の偏差値が○○以上といったように、数字で条件が定められています。
それではなぜ塾は特待生制度を設けてまで優秀な生徒の授業料を免除するのでしょうか。それは特に進学塾にとっては合格実績が何よりも重要なためです。次年度の新規生徒募集に合格実績は大きく影響しますので、塾としては授業料を免除してでも優秀な生徒を確保したいという事情があるといえます。
また生徒にとっても無料または格安で、塾の授業を受けられたり自習室を自由に利用ができますので双方にメリットがあります。続いて特待生制度を受けられる条件をみていきましょう。
優待生・特待生になるための条件について
特待生になるための条件ですが、多くの塾では全額免除の条件と一部免除の条件でそれぞれ分けているケースが多いです。ここでは条件の例をご紹介しますが、特待生をインターネット上では募集していない塾も多くありますので、気になる塾へ直接問い合わせてみることをおすすめします。
特待生制度の例
- 特待生制度A
- 入塾金・授業料が全額免除(学校の成績9科合計が45以上、または模試偏差値が65以上)
- 特待制度B
- 入塾金・授業料が一部免除(学校の成績9科合計が42以上、または模試偏差値が60以上)
優待生・特待生制度を利用する際の注意点
まず費用面について注意が必要な点として、特待生制度は塾にかかるすべての費用が免除される訳ではありませんので注意しましょう。塾によっては授業料の他にかかる費用として、年会費やテキスト代・模試代、諸経費をすべて免除としている塾もあるにはありますが少数です。多くの塾では、入塾金や月々の授業料以外の費用は発生しますので注意してください。
また塾によっては、特待生は私立難関校の受験もしなければいけないなどの条件を設けている塾もあります。そのため公立校が第一志望校の場合に、私立校向けにも別に対策しなければいけなくなることで負担が増しますので、特待生となる前にこれらの規約や条件は必ず確認するようにしましょう。
授業料の全額免除など生徒にとってもメリットの大きい特待生制度ですが、注意が必要な点もありますので利用する際にはこれらの点も含めて検討していただければと思います。
さいごに
このページでは特待生制度の内容や制度を利用する際の注意点をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。学校の成績が優秀な生徒のなかには、何らかの事情で塾代に費用をかけられないご家庭もあると思います。そのような際には是非塾の特待生制度を検討してみましょう。少しでも参考になれば幸いです。
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