高校受験の対策は中学3年生の夏からでも間に合うという話をよく耳にしますが、本当に3年生の夏から勉強を始めても間に合うのでしょうか?
また、お子さんがこれから中学校へ進学する場合には、何年生から高校受験の対策を始めることがおすすめなのでしょうか。
そこでこのページでは高校受験の対策を始めるおすすめの時期のほか、おすすめの勉強法や塾へ通った場合の費用の相場を解説します。
高校受験の対策を始めるおすすめの時期とは?
高校受験の対策をいつから始めるべきかについてですが、それはお子さんが高校受験を意識したタイミングから始めるべきだといえます。理由として、高校受験の入試範囲は中1から中2までの範囲が約6割を占めます。そのため中1から授業で習う内容は入試範囲に含まれるため、対策を始める時期は早いに越したことはないためです。
また、高校受験では内申点対策も重要となります。定期テストで良い点数を取るためには普段の学習習慣が大切となりますが、中1や中2から定期テストのための勉強を行うことによって基礎を固めることができます。これによって中3の夏に少ない負担で総復習をすることができ、効率よく学習を進めることができるのです。
ただし、実際には多くの生徒が部活動を引退する中3の夏から受験勉強を開始しますが、今の学力に見合った高校やワンランク上の高校であれば、中3の夏からの対策でも十分に間に合いますのでご安心下さい。
おすすめの勉強法について
高校受験に向けたおすすめの勉強法ですが、まずは定期テストの対策をしっかりと行うようにしてください。定期テストで良い点数を取れれば内申点を上げることができることに加え、定期テストの内容と高校入試の内容は関連していますので定期テストの対策が高校受験の対策へと繋がります。
また、学校の教科書や市販の参考書、塾のテキスト集などを同時にこなそうとして中途半端になってしまっている方もいると思います。おすすめの勉強法としては、一冊の本(参考書や過去問集等)を繰り返し解くことをおすすめします。理由としては知識の定着を図るためには、同時に何冊もこなすよりも、1冊の内容を繰り返し何度も解くことのほうが効率が良いためです。
学習を進める上で学習意欲を高く保つことも大切です。そのためには遅くても中3の夏までには志望校を決めることをおすすめします。特に高校選びはお子さんの将来にも影響しますので、中1~中2の早い段階でお子さんが高校受験に関心を持った場合には学力を基準にせずに、難関校や大学付属校も含めて様々な高校を見て回ってみるといいでしょう。
塾にかかる費用の相場
受験対策のために塾へ通うことを検討している方もいると思いますので、ここでは塾へ通った場合の費用の相場をご紹介します。また、塾といっても集団指導塾と個別指導塾とで相場が異なりますのでそれぞれみてみましょう。
集団指導塾の費用の相場
- 中学3年生 : 70万円~90万円
- 中学1・2年生 : 40万円~60万円
個別指導塾の費用の相場
- 中学3年生 : 80万円~120万円
- 中学1・2年生 : 60万円~80万円
上記の相場は受験対策のために進学塾へ通った場合の相場となりますので、定期テストのフォローなどのために補習塾に通った場合の費用は異なります。
さいごに
このページでは高校受験の対策を始めるおすすめの時期のほか、おすすめの勉強法や塾へ通った場合の費用の相場を解説しました。中学3年生の夏から高校受験の対策を始めることは決して遅い訳ではありませんが、お子さんの将来のことも考えて志望校を選択する場合には1年生~2年生からの対策を検討してみましょう。
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