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【高校生向け】塾の選び方:大学受験・定期テスト対策に最適な塾を探す方法
塾の選び方

2025.06.10

2025.06.10

【高校生向け】塾の選び方:大学受験・定期テスト対策に最適な塾を探す方法

高校の定期テスト対策や大学受験対策に、塾を探している方も多いのではないでしょうか。

高校生が塾に通う目的はさまざまで、塾の種類や指導形式も数多くあります。そのため、どの塾にすればよいか、どういう受講方式があっているのかと迷っている方もいるでしょう。

そこでこの記事では、高校生向けの塾の種類やそれぞれの特徴、メリット・デメリットなどを紹介します。志望校合格や目標達成に向けて、塾選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

高校生向けの塾の種類

まずは、塾にはどのような種類があるのかを整理しておきましょう。

塾の種類

まずは、高校生向けの塾の主なスタイルを6種類紹介します。

高校生向けの塾の種類

集団指導塾

集団指導は、教室で複数の生徒が同じ授業を受ける形式で、かつては大学受験対策塾の主流でした。現在は、映像授業の発展や個別対応のニーズ増加により、塾のスタイルが多様化しています。

個別指導塾

個別指導は、講師1人に対して生徒1〜2人程度で行われる指導形式です。一人ひとりの目標に向けて、理解度や進度に応じて柔軟に対応できるため、苦手科目の克服や志望校対策に向いています。

自分の予定に合わせてスケジュールを組めるため、部活動が忙しい生徒も多く通っています。

映像授業塾

映像授業をパソコンで視聴するスタイルの塾で、東進ハイスクールや河合塾マナビスが広く知られています。

映像授業の塾は近年増えており、スタディコーチや現論会などの学習管理型(※後述)の塾でも映像授業を取り入れ始めています。

映像授業は塾のブースや自宅で受講できるため、時間の融通が利くのがメリットです。

映像授業の塾では基礎講座から全国の大学に対応した講座が用意されているため、講師やチューターと相談しながら受講する講座を選び、スケジュールを立てて取り組みます。

オンライン指導塾

Zoomや独自のオンラインプラットフォームを使い、インターネット経由で受講する形式です。

個別指導塾と似たスタイルで、講師はホワイトボードなどを使って授業を行い、生徒は手元のカメラでノートを写しながら指導を受けます。

移動時間が不要で全国の指導者の授業を受けられるため、塾が少ない地域に住む生徒や、部活が忙しい生徒に支持されています。

関連記事:【高校生】おすすめのオンライン塾17選!オンラインのメリット・デメリットも解説|予備校も紹介

学習管理型(コンサルティング)

学習管理型の塾とは、講師が勉強の指導をするのではなく、目標を決めて生徒が自習するのを支える形式の塾です。武田塾やスタディコーチなどが知られています。

志望校に合わせた年間、月間、さらに週間の課題が設定されます。週に1回の面談で生徒の自学状況を確認し、翌週の目標を決めて、学習に対する姿勢や学習習慣の定着を図ります。

総合型選抜専門塾

総合型選抜・学校推薦型選抜対策に特化した塾です。自分の強みや将来のビジョンの洗い出しから始め、志望理由書、小論文、面接などの対策を中心に学びます。

総合型選抜では、高校3年間の校内・課外活動実績も評価対象になるため、合格するためには1年生のうちから活動に取り組み、実績を作ることが重要です。

専門塾ではそのプランニングもしてもらえるので、総合型選抜を視野に入れている方は一度塾に相談してみることをおすすめします。

関連記事:総合型選抜対策におすすめの塾8選!独学での対策はできる?塾に通うメリットは?

塾の種類別 メリット・デメリット

ここまで紹介した6種類の塾について、それぞれのメリット・デメリットをまとめて紹介します。

種類メリットデメリット
集団指導塾・信頼できるカリキュラムが用意されている
・競争心が芽生える
・レベルやペースが合わないことがある
個別指導塾・苦手克服に向いている
・時間を調整しやすい
・志望校に特化した対策ができる
・費用が高めになることが多い
・講師の質にばらつきがある
映像授業塾・豊富な講座の中から選べる
・志望校に合わせて受講できる
・塾や自宅など、場所を選ばず受講できる
・講座が多いため、必要以上の講座を履修することがある
オンライン指導塾・全国どこからでも受講できる・時間を調整しやすい・対面の個別指導ほど細かく見てもらえない場合がある・講師の質が成績の伸びに影響する
学習管理型・学習習慣が定着しやすい・細かく学習計画を立てるため、迷わず勉強できる・授業中心ではないため、自学が必要
総合型選抜専門塾・総合型選抜と学校推薦型選抜で必要なことを学べる・一般選抜の対策は行わない・受講タイミングが限られることがある

高校生向けの塾の費用相場

塾の費用相場を、塾の種類別に見ていきましょう。

集団指導塾の費用相場

集団指導塾の高校3年生の費用例を紹介します。

費用
臨海セミナー1講座(4回)7,535円〜11,000円
湘南ゼミナール月額(3〜4回の場合)11,000円〜

講座単位の場合は、受講する講座数によって費用が異なります。月額の場合は、月に何回通うかによって費用が決まります。

個別指導塾の費用相場

個別指導塾は、1コマあたりの単価が決まっていて、週に何コマ受講するかで費用が決まります。2つの塾の高校3年生の費用例を紹介します。

費用
明光義塾月額(週1コマ×4回の場合)20,900円
森塾月額(週1コマ×4回の場合)15,900円〜21,200円※月によって授業料が異なります

映像授業塾の費用相場

映像授業の塾では、学期ごとに受講内容を決め、その講座数によって費用が決まります。ここでは、主な塾の高校3年生の1講座あたりの費用例を紹介します。

費用
東進ハイスクール1講座(90分×20回)77,000円など
河合塾マナビス1講座(90分×20回)76,400円など

オンライン塾の費用相場

オンライン塾は、対面と同じ料金体系の塾もあれば、異なる塾もあります。坪田塾 オンラインコースの高校3年生の費用例を紹介します。

費用
坪田塾 オンラインコース1時間 1,500円〜2,736円

学習管理型(コンサルティング)塾の費用相場

学習管理型の場合、塾によってサポート内容に差があるため、単純な料金比較はできませんが、目安として2つの塾の月額料金目安を紹介します。

費用
ゴールフリー月額(80分×4回の場合)20,900円
スタディコーチ月額 34,800円〜

学習管理型の塾では、週1回の面談のみ対応する塾もあれば、毎日LINEなどで質問や相談ができる塾もあります。費用に含まれる内容は、塾によって異なります。

総合型選抜専門塾の費用相場

総合型選抜専門の2つの塾の費用例を紹介します。

費用
Loohcs志塾<1コマ単位の受講コース>
1コマ:  16,500円
<月極コース>
月4コマの場合:月額59,800円
月6コマの場合:月額79,800円
月8コマの場合:月額89,800円
以降、1コマあたり11,000円
総合型選抜対策の専門塾 ホワイトアカデミー高等部1コマ 15,000円程度

総合型選抜専門塾は、サポート内容が手厚いため、費用が高くなる傾向があります。ただし、多く受講すると1コマあたりの単価が安くなります。

高校生向けの塾の選び方:塾の比較ポイント

大学受験は方式が複数あり、選抜基準もさまざまなので、目指す大学や学部によって対策が異なります。塾の指導内容も、塾によって大きく異なるので、自分に合った塾を探しましょう。

ここでは、塾を選ぶ際の4つのポイントを紹介します。

高校生向けの塾の選び方:塾の比較ポイント

目的に合った塾かを見極める

まずは、塾に通う目的を明確にしましょう。定期テスト対策なのか、一般選抜対策なのか、推薦入試対策なのかをはっきりさせるだけでも、選び方が変わります。

一般選抜対策が目的の場合

共通テストや大学の個別試験に備えるためには、3年生の夏までにはすべての単元を習い終え、志望校の対策に十分な時間を確保することが合格の鍵になります。

塾を選ぶ際に、各塾がどのようなスケジュールを組んでいるかを確認しておきましょう。志望校対策の講座があるかどうかも重要なポイントです。

また模試の結果についてフィードバックをもらえる塾だとより志望校との距離が明確になります。

学校推薦型・総合型選抜対策が目的の場合

学校推薦型選抜や総合型選抜を受験する場合は、評定平均の維持や、志望理由書、小論文、面接への対応をしてもらえる塾が候補になります。

一般選抜の準備も必要なので、総合型選抜専門塾にするのか、それとも一般的な受験対策の塾と併用するのかの検討も必要です。

さらに英検など合否に直接影響する大学も多いため、そのフォローもしてもらえる塾が望ましいです。

評定対策・定期テスト対策が目的の場合

学校推薦型選抜を目指す場合は、評定平均の数値が合否に直結します。定期テストの得点を安定して取るためには、学校の出題傾向を把握し、それに沿った対策をしている塾を選ぶのも一つの方法です。

地域密着型の塾では、自分の学校の教科書に沿った定期テスト対策を行っていることがあります。

塾で定期テスト対策をしたい場合は、学校の近くにある塾も調べてみるのもおすすめです。

苦手科目の克服が目的の場合

高校の授業は難易度が高いため、少しのつまずきから授業についていけなくなることもあります。個別指導塾では1教科から受講できるため、苦手教科の克服のために活用している生徒も多いです。

サポート体制や環境が整っているかを確認する

塾の指導内容だけでなく、学習継続のための支援体制も塾選びにおいて大きな判断材料となります。それぞれの塾に以下の要素が整っているかも、事前に調べておきましょう。

質問対応をしてもらえるか

対面の塾では講師やチューターに質問できる塾がほとんどですが、オンラインの場合は確認が必要です。

また、質問への回答が遅れるとそこで学習が止まってしまうので、「質問をしたら回答してもらえるのか」だけでなく、「回答までにどれくらい時間がかかるのか」も必ず確認しておきたいポイントです。

進路指導をしてもらえるか

大学受験では、入試の方式がさまざまなので、志望校の決定から受験日程の組み立て、出願方法の整理などを塾に相談しながら行うのが理想です。

塾を決める前に、進路指導をしてもらえるのかどうか、してもらえる場合には、面談の頻度や保護者向け説明会の有無などを確認しておきましょう。

大学入試は期間が長く、前半に受験した大学の合否によって後半のスケジュールが変わる場合もあります。そのようなときに、すぐに相談に乗ってもらえるかどうかも重要です。

自習室が使えるか

塾に自習室があるかどうか、ある場合は何時から開いているかを確認しておくとよいでしょう。

特に、夏休みなどの長期休暇中や、高校3年生の入試直前期には、「朝から勉強したいのに自習室が開くのが遅い」という声も聞かれます。

毎日朝から自習室で勉強したい場合は、自分が利用したい時間に自習室が開いているかどうかをチェックしておくことをおすすめします。

無理なく通える立地・スケジュールであることを確認する

高校に通いながら通塾する場合は、学校または自宅から近い立地が理想です。

自宅から近い塾は、長期休暇中や入試直前期に通いやすいというメリットがあります。

学校の近くの塾の場合は、部活が終わるのが遅くても間に合うのが利点ですが、帰宅時間が遅くなってしまう場合があります。

生活スタイルに合わせ、無理なく通える塾を探しましょう。

予算に合っているかを確認する

塾の費用は複雑なので、年間費用を事前に確認しておくと安心です。

月謝に加えて、教材費や季節講習費、模試代などが追加でかかる場合があります。

また、受験直前期には特別な講座が開かれる塾もあるので、月々かかる月謝だけでなく全体の費用を確認しておくことをおすすめします。

※本記事に掲載している情報は記事執筆時点のものです。料金・キャンペーンなどの最新情報は各教室にお問い合わせください。

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