塾によっては学習アドバイザーや学習プランナーという役割を持つスタッフを置いています。
ただし、保護者の中には子どもを通わせている塾に学習プランナーという肩書のスタッフがいるけどなにをしてくれているのかがよくわらない…というかたは意外といるのではないでしょうか?
そこでこのページでは学習アドバイザーや学習プランナーの役割を解説します。
学習アドバイザーや学習プランナーの役割とは?
学習アドバイザーや学習プランナーなど塾によって呼び方は異なりますが、主に以下のような役割を持っています。またこのページ内では呼び方を学習アドバイザーで統一します。
- 志望校合格などの目標達成に向けて学習計画を作成してくれる
- 進路相談や志望校の受験に関する情報を提供してくれる
- 講師の指導で気になるところや日々の学習の相談に乗ってくれる
そのため、授業を担当するのは塾の講師ですが、学習アドバイザーとは普段の授業とは別に、学習計画や進路相談を担当してくれるスタッフを指します。また、塾によっては「担任制」の制度を採用しており、学習アドバイザーが生徒の担任となって現状の学力の分析から学習計画の立案、授業を担当する講師との連携などを一貫して行う塾もあります。
様々な塾の取り組み
一般的に、学習アドバイザーとは授業を担当する講師とは別に、学習計画や進路相談を担当してくれるスタッフを指しますが、塾によっては様々な取り組みを行っていますので一部ご紹介します。
生徒のサポートを手厚くするために『3名体制』を採用
講師と学習アドバイザーの2名体制ではなく、講師と学習指導専門のアドバイザー・進学指導専門のアドバイザーの3名体制をとっている塾もあります。学習面と進学面それぞれに専門のスタッフがいるので、悩み事に応じてそれぞれのスタッフに安心して相談することができます。
アドバイザーの質を上げるために『資格制』を採用
社内で学習アドバイザー用の資格制度を設け、知識量や経験が一定水準に達していないと学習アドバイザーになれない塾もあります。
学生チューターとの違いについて
塾には学生チューターと呼ばれるスタッフもいますので、簡単に学生チューターの役割もご紹介します。
学生チューターとは、授業における講師のサポートや塾の事務作業などの業務を行っているスタッフを指し、大学生を中心としたアルバイトが担当をしています。生徒の出欠からテストの採点や日報の記入など、業務内容は幅広いです。
生徒の相談や質問への対応も学生チューターの役割の一つではありますが、あくまでアドバイスとして対応をしますので、基本的な学習管理や進路相談などは学習アドバイザーが担当します。
さいごに
親御さんの世代では集団指導塾が一般的であったため、当時にはまだまだ浸透していなかった学習アドバイザーや学習プランナーという言葉を聞きなれていないかたも多くいると思います。ただ近年では塾も子どもの学力や成績を引き上げるためにきめ細かいサービスを行っている塾が数多くあります。そのため、塾が行っている取り組みを把握して積極的に活用しないと授業料を払っているのにもったいないので、これまで学習アドバイザーと呼ばれるスタッフを上手く活用できていなかったというかたは、この機会に是非活用してみましょう。
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