一般的に子どもを塾へ通わせてからどれくらいの期間で成果は出始めるのでしょうか?塾へ通わせているのにお子さんが勉強を一切しなかったり、学校の成績が入塾前と変わらないなどの理由で不安に思っている保護者の方もいると思います。
そこでこのページでは転塾のタイミングや注意点を解説します。
転塾のタイミングとは?
それではまずは転塾のタイミングからみていきましょう。塾へ通ってから学校の成績やテストの点数に変化が出始めるまでにおおよそ3カ月から半年はかかるといわれていますので、塾に対して強い不満があるなどの特別な事情がない限りは半年は様子をみることをおすすめします。
半年経っても成績やテストの点数に変化がみられないのであれば転塾を検討すべきだといえます。ただし転塾先の塾選びで再び失敗をする可能性もありますので転塾は慎重にする必要があります。
特に近年では塾の指導形式やサポート体制が多岐にわたっており、塾ごとの特徴に違いがあります。ですからお子さんの学力や性格、志望校のレベルに応じてお子さんに合う塾を探すようにしましょう。
塾を選ぶ上で、指導の仕方や授業の難易度・ペースがお子さんに合っているかどうかは重要なポイントとなりますので、パンフレットだけで入塾の判断をするのではなく「体験授業」を活用して無料で実際の授業を受けた上で入塾の判断をすることで入塾後のミスマッチを防ぐことに繋がります。
転塾する上での注意点について
つづいて転塾の注意点ですが、転塾したからといって必ずしも成功するわけではありません。特に塾に通いだしてから今まで成績が上がらなかった原因として、お子さんが塾の宿題をやってこなかったり、やる気がなくて授業を聞いていないなどお子さん側にも原因がある場合には塾を変えたからといって上手くいく可能性は低いといえます。
そのためお子さん側にも原因があるようでしたら、転塾にもリスクがありますので転塾する前にいまの塾でできることをするべきです。例えば、お子さんが小学生であれば塾の宿題のサポートや授業の復習を保護者の方も一緒に手伝ってみてはいかがでしょうか。
中学生であれば保護者の方の干渉を嫌がると思いますが、まずは勉強することへの動機を持つことが大切となりますので、進学先の候補となる高校のパンフレット集めや学校説明会の情報収集などを積極的にサポートしてあげましょう。
また学校の成績表はテストの点数だけではなく、学校内での授業態度や宿題の提出状況もとても大切な要素となります。このあたりの指導を塾へ期待することは難しいので、授業態度がひどいなどの場合には本人の意識を変えるための家庭内での働きかけが必要となります。
受験学年で塾を変えたい場合はどうすればいい?
受験学年での転塾にはリスクやデメリットが多いので、中学3年生などの受験学年での転塾はあまりおすすめできません。
理由としては転塾先の塾が必ずしも相性が合うとは限らないので入試直前の転塾はギャンブル性が高いことに加えて、新しい環境のもとで人間関係を構築することや新しいテキストで学習を進めることには大きな精神的な負荷がかかるためです。そのため特に夏休み以降での転塾はしないほうがいいでしょう。
もし何らかの理由でどうしてもいまの塾では続けることができない場合には、マンツーマン形式の個別指導塾か家庭教師に変えることをおすすめします。また入試までの時間が限られていますので、塾に期待していることを明確にした上で相談をするようにしてください。
理想は、受験の1年前からお子さんに合った塾で指導を受けた上で入試に臨むことです。そのためお子さんが中学1年生や中学2年生であれば、受験生になる前に信頼できる塾をみつけるようにしましょう。
転塾を迷った時に知っておきたいポイント
成績の伸び悩みなどの理由で転塾をお考えの場合、新しい学習環境への転塾を検討することも一つの選択肢です。新しい塾での学習が、お子様の学力向上やモチベーションアップに繋がるかもしれません。
しかしながら、転塾にはリスクも伴いますので、比較検討を十分に行ったうえで転塾先を決めるようにしましょう。
多くの塾では体験授業や授業見学会を通年実施しています。実際に授業を体験することで、お子様に合った塾かどうか判断することができますので、転塾をお考えの際は、複数の塾で体験授業や授業見学会に参加することがおすすめです。
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さいごに
このページでは転塾のタイミングや注意点を解説しましたがいかがでしたでしょうか。繰り返しになりますが、転塾したからといって転塾先の塾が必ずしもお子さんに合う塾かどうかはわかりません。
また転塾癖がついてしまって入試直前まで転塾を繰り返してしまうケースがあることも事実です。成績が上がらない理由がすべて塾にあるとは限らないので、いまの状況を整理してなにが原因となっているのか、家庭内でできることはないのかを振り返ってみるようにしましょう。少しでも参考になれば幸いです。
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