- 中3の10月・11月・12月以降に転塾するときの注意点
- 今の塾を変えたほうがよい場合と、続けたほうがよい場合
- 転塾先との面談で聞いておきたいこと
- 受験勉強を中断せずに塾を変える手順
「模試の判定がなかなか上がらない」「今の塾では志望校の対策を十分にしてもらえない」。中3の秋になると、このまま同じ塾に通い続けてよいのか、不安になることもあるでしょう。
一方で、受験まであと数か月。今から塾を変えても間に合うのか、新しい授業についていけるのかと心配になる保護者もいると思います。
中3の秋でも、途中入塾を受け付けている塾はあります。 ただし、入試までの時間が短いため、今の塾を辞めてまで転塾する必要があるかは慎重に考えたいところです。
まずは今の塾で困っていることを相談し、それでも解決できない場合は、ほかの塾でどんな授業を受けられるか確認してみましょう。
この記事では、転塾する時期ごとの注意点や、塾を変えたほうがよいケース、転塾先の選び方を紹介します。
高校受験の転塾は何月まで?
中3の秋からでも転塾はできますが、12月以降は苦手科目だけ別の塾で教わる方法も考えてみましょう。
転塾できる期限は、一律に「何月まで」と決まっているわけではありません。入試日、転塾先の受入時期、必要な指導を始められる日から逆算します。
秋以降は入試までの時間が短くなります。新しい塾に移るなら、授業についていけるか、入試までに必要な勉強を終えられるかを確認する必要があります。
時期 転塾する場合に確認したいこと 9〜10月 中3の途中入塾を受け付けているか。すでに終わった授業の内容をどう補うか 11月 志望校別の授業や過去問演習に途中から参加できるか。別に補習が必要か 12月 冬期講習から参加できるか。講習後も通えるか。苦手科目だけの受講でも足りるか 1月以降 入塾後すぐに過去問の添削や苦手科目の指導を受けられるか。今の塾との併用はできるか
特に集団塾では、秋から過去問演習や志望校別の授業が始まっていることがあります。途中から参加すると、すでに習った内容を自分で復習しなければならない場合もあるでしょう。
一方、個別指導なら、数学の苦手な単元や英作文の添削など、必要な内容に絞って授業を受けられる場合があります。
12月や1月になってから転塾を考えるなら、新しい塾のカリキュラムを最初から学ぶのではなく、入試までに何を教えてもらえるかを具体的に聞いておきましょう。
今の塾を変えたほうがいいのはどんなとき?
模試の成績が伸びないからといって、必ずしも塾を変える必要はありません。
ただし、今の塾では志望校に必要な対策を受けられない場合や、相談しても指導内容を変えてもらえない場合は、転塾を考えてもよいでしょう。
志望校に必要な対策を受けられない
例えば、次のような場合です。
- 志望校別の対策がない: 記述、英作文、作文など必要な答案を添削してもらえない
- 模試の結果を見てもらえない: 成績表を見せても、どこを復習すればよいか教えてもらえない
- 苦手なところを質問できない: 分からない問題があっても質問する時間がなく、同じところでつまずいている
- 志望校に合った授業がない: 一般的な問題演習だけで、学校ごとの出題形式や必要科目に対応していない
こうした状況なら、ほかの塾で希望する授業を受けられるか調べてみましょう。
ただし、転塾先でも同じ問題が起こる可能性はあります。志望校別講座があっても、途中参加ができなかったり、答案の添削までは受けられなかったりする場合があります。
今の塾で何が足りないのかをはっきりさせてから、新しい塾を探すことが大切です。
成績が伸びないなら、まず原因を確かめる
模試の判定が上がらないことだけを理由に、転塾を急ぐ必要はありません。
授業の内容は理解できていても、自宅での復習が足りなかったり、解けなかった問題をそのままにしていたりすると、点数はなかなか伸びません。
まずは模試や過去問の答案を持って、今の塾の先生に相談してみましょう。
例えば、「数学の点数が伸びない原因を知りたい」「英作文をもっと添削してほしい」など、困っていることを具体的に伝えてみてください。
担当の先生を変えたり、補習を追加したりすることで対応してもらえる場合もあります。
今の塾で改善できるなら、新しい環境に慣れる時間をかけずに受験勉強を続けられます。
苦手科目だけ別の塾に通う方法もある
今の塾の授業には満足していても、特定の科目だけ十分な対策を受けられないこともあるでしょう。
その場合は、転塾せずに別の塾を併用する方法もあります。
例えば、集団塾で5教科の受験対策を続けながら、数学の苦手な単元や英作文の添削だけを個別指導で受ける方法です。
ただし、塾を増やすと通塾日数や宿題も増えます。自宅で過去問を解いたり、復習したりする時間が減ってしまわないかも考えましょう。
新しい塾では何を教えてもらえる?面談で聞きたい6つのこと
転塾先を探すときは、高校の合格実績や塾の評判だけで決めないようにしましょう。
今の塾でできなかったことを、新しい塾ではしてもらえるか。 面談では、そこを具体的に聞いておきたいところです。
模試の成績表や過去問の答案、現在使っている教材を持参すると、今の学力に合わせた授業について相談できます。
確認したいこと 面談での質問例 入塾できる時期 中3の今からでも入れますか?いつから授業を受けられますか? 授業の進み具合 途中からでも授業についていけますか?習っていないところはどうなりますか? 苦手科目への対応 この模試の結果を見て、どこから勉強したほうがよいと思いますか? 過去問・答案の添削 志望校の過去問を見てもらえますか?記述問題や英作文も添削してもらえますか? 教材 今使っている教材を続けられますか?新しい教材を買う必要はありますか? 費用 入試までに授業料や教材費、講習費などを合わせていくらかかりますか?
特に確認したいのは、入塾後すぐにどんな授業を受けられるかです。
例えば、数学の苦手な単元を教えてほしくても、集団授業ではすでにその単元を終えているかもしれません。また、志望校の過去問対策を希望していても、講座が満席で参加できない場合も考えられます。
面談では、希望する授業をいつから受けられるのかまで聞いておきましょう。
体験授業では、お子さんが先生に質問しやすいか、説明が分かりやすいかも確認してください。
受験直前に転塾するなら、本人が納得して通えることも欠かせません。保護者だけで決めず、お子さんの感想も聞いてみましょう。
新しい塾が決まってから退塾の手続きを進めよう
転塾すると決めても、すぐに今の塾を辞める必要はありません。
新しい塾の授業がいつから始まるのかを確認し、できるだけ受験勉強が途切れないように進めましょう。
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今の塾の退塾ルールを確認する
いつまでに退塾を申し出る必要があるか、授業料や講習費の返金はあるかを調べる。
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候補の塾で面談・体験授業を受ける
途中入塾が可能か、希望する授業を受けられるかを確かめる。
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新しい塾の入塾日を決める
時間割や教材、費用を確認し、いつから授業を受けるか決める。
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今の塾の退塾手続きをする
新しい塾の開始日に合わせて、退塾の手続きを進める。
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授業がない期間も勉強を続ける
今まで使っていた教材などを使い、過去問の復習や苦手科目の勉強を進める。
退塾の申出期限や、すでに支払った授業料・講習費の扱いは塾によって異なります。新しい塾を探し始めた段階で、今の塾の契約書や規約を確認しておきましょう。
また、今まで使っていた教材や模試の答案は、新しい塾でも使うことがあるため、処分せずに保管しておいてください。
転塾後は、すぐに模試の点数が上がらなくても、それだけで失敗と判断する必要はありません。
以前より質問しやすくなったか、分からなかった問題を理解できるようになったか、宿題や復習を続けられているかも見ていきましょう。
まとめ|転塾する前に、今の塾でできることを確認しよう
中3の秋からでも転塾はできますが、入試が近づくほど、新しい授業についていくための時間は少なくなります。
今の塾に不満があるなら、まずは先生に相談してみましょう。それでも希望する受験対策を受けられない場合は、ほかの塾を探す選択肢があります。
12月以降なら、今の塾を続けながら、苦手科目だけ別の塾で教わる方法も考えてみてください。
転塾するか迷ったら、新しい塾で何を教えてもらえるのか、それが今のお子さんに必要なことなのかを確かめてから決めましょう。
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