※本記事は令和8年度(2026年度)の情報をもとに作成しています。日程のみ2027年度の情報となります。選抜内容については令和9年度の情報が公開され次第、随時更新します。
- 調査書・学力検査・ESAT-Jの3つが選抜の軸になる仕組み
- 実技4教科が2倍で換算される内申点の計算方法
- 自校作成問題を実施する学校の概要
- 推薦入試の種類と検査内容
「都立高校の入試って、どんな仕組みで合否が決まるの?」そう感じている中学生や保護者の方は多いと思います。
東京都立高校入試は、調査書(換算内申)・学力検査・ESAT-J(英語スピーキングテスト)の3つが選抜の軸です。
実技教科の評定が2倍で換算される仕組みや、スピーキングテストの点数が加算される点など、他県とは異なる特徴があります。
この記事では、入試の全体像から各試験の内容、推薦入試の仕組み、電子出願の流れまで、基礎から整理してお伝えします。
東京都立高校入試の全体像
東京都立高校入試では、主に以下の3つの資料をもとに合否が決まります。
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調査書(換算内申)
中学3年の9教科の評定(実技4教科は2倍換算)
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学力検査
5教科のペーパーテスト
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ESAT-J
英語スピーキングテスト(20点)
これらの得点を合計した1,000点満点で総合的に選抜が行われます。配点の比率は学力検査700点:調査書300点が基本で、ESAT-Jのスコアが加算されます。
なお、都立高校には通学区域がありません。都内どの高校にも出願できます。
入試の軸のひとつ、調査書の仕組みから見ていきましょう。
調査書(内申点)の仕組み
換算内申の計算方法
都立高校入試では、中学3年生の2学期の評定のみが対象です(2学期制の学校は2学期の評定)。
評定は5段階で、教科によって換算の重みが異なります。
教科 対象 換算方法 主要5教科 国語・数学・英語・社会・理科 評定をそのまま合算 実技4教科 音楽・美術・保健体育・技術家庭 評定を2倍して合算
9教科すべての最高評定(5)で計算すると、主要5教科25点+実技4教科40点=換算内申65点が満点です。
換算内申(65点満点)は以下の式で調査書点(300点満点)に換算されます。
調査書点 = 換算内申 ÷ 65 × 300(小数点以下切り捨て)
学力検査点(700点)と合計した1,000点満点で選抜が行われます。
内申点の計算方法や通知表との関係については以下の記事で詳しく解説しています。
調査書の仕組みが整理できたところで、次は学力検査を確認しましょう。
学力検査の内容
5教科・各50分
学力検査は毎年2月下旬に実施されます(令和9年度は2月21日)。試験会場は志願先の高校です。
令和9年度の日程詳細は以下の記事をご覧ください。
実施教科は国語・社会・数学・理科・英語の5教科で、各50分・各100点満点です。英語にはリスニングテストが含まれます。
学力検査の500点満点は、選抜では700点満点に換算して使用されます。
自校作成問題とは
一部の高校では、国語・数学・英語の試験に「自校作成問題」を使用します。共通問題より難易度が高く、各校が独自に作成します。令和8年度時点で実施しているのは以下の11校です。
国語・数学・英語で実施(10校): 日比谷・国立・西・戸山・立川・青山・八王子東・新宿・国分寺・墨田川
英語のみ実施(1校): 国際高校
難関校を志望する場合は、早めに過去問で傾向を確認しておきましょう。
都立高校受験に向けた塾の選び方については以下の記事もあわせてご覧ください。
学力検査に加え、英語スピーキングテストのスコアも選抜に使われます。
英語スピーキングテスト(ESAT-J)
都立高校入試では、学力検査の英語とは別にESAT-J(中学校英語スピーキングテスト)のスコアが20点満点で加算されます。
ESAT-Jは都内公立中学3年生が受検するテストで、タブレット端末を使い「英文の音読」「質問への回答」「絵を見てのストーリー描写」などが出題されます。結果はA〜Fの6段階で、4点刻みで20点〜0点に換算されます。
都立高校の英語スピーキングテストの仕組みについては以下の記事で詳しく解説しています。
英語スピーキングテストの仕組みが整理できたところで、推薦入試の内容も確認しておきましょう。
推薦入試の仕組み
推薦入試は1月下旬に実施されます(令和9年度は1月26〜27日、合格発表2月2日)。推薦に基づく選抜には以下の種類があります。
令和9年度の日程詳細は以下の記事をご覧ください。
| 種類 | 主な検査内容 |
|---|---|
| 一般推薦 | 個人面接(全校)+集団討論・小論文・実技など(各校設定) |
| 文化・スポーツ等特別推薦 | 面接・実技・作文など |
| 理数等特別推薦 | 研究レポートの口頭試問・個人面接・小論文 |
推薦入試の選抜では、調査書点の割合が総合成績の最大50%に設定されています。当日の面接・小論文・実技の結果が合否に大きく影響します。
推薦入試の手続きが終わったら、一般の出願の流れも確認しておきましょう。
出願の流れ(電子出願)
令和8年度から、都立高校入試の出願はインターネット出願に一本化されました。
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アカウント作成
出願サイトにメールアドレスを登録し、顔写真データをアップロード
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志願者情報の入力
氏名・生年月日・中学校名・住所などを入力
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中学校による承認
担任の先生が入力内容を確認・承認
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受検票の印刷
指定日以降に出願サイトからダウンロードして自分で印刷
令和8年度の一般選抜の出願期間は1月30日〜2月5日、学力検査は2月21日、合格発表は3月2日です。
一般的な出願の流れのほかに、特別な事情のある受検生向けの選抜も用意されています。
特別選抜の種類
一般選抜とあわせて、以下の特別選抜も実施されます。
選抜の種類 主な対象者 海外帰国生徒対象選抜 海外在住経験のある生徒(実施校は都立国際高校ほか) 在京外国人生徒等対象選抜 外国籍等で都内在住の生徒(主に都立国際高校)
対象に該当するかどうかは、在籍中学校の先生に相談してみてください。
まとめ
東京都立高校入試は、調査書(換算内申)・学力検査・ESAT-Jの3つが選抜の基本的な軸です。実技4教科の評定が2倍で換算される点と、英語スピーキングテストのスコアが加算される点が都立入試の特徴です。
志望校が自校作成問題を実施する難関校の場合は、早めに過去問に取り組み、対策を進めておきましょう。
「都立高校の対策をどう進めればよいか」「内申点をどう上げるか」など、気になることがあれば高校受験に対応した塾に相談するのがおすすめです。
出典:東京都教育委員会「令和8年度東京都立高等学校入学者選抜実施要綱」
※本記事に掲載している情報は記事執筆時点のものです。料金・キャンペーンなどの最新情報は各教室にお問い合わせください。
