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中高生の塾代、平均いくら?保護者249人に聞いた費用のリアル【2026年調査】
調査データ・コラム

2026.06.23

2026.06.22

中高生の塾代、平均いくら?保護者249人に聞いた費用のリアル【2026年調査】

調査結果のポイント
  • 月謝の平均は約3.1万円、2〜4万円に6割が集中
  • 施設費・教材費・季節講習費を合わせると、月謝以外の出費も相当かかる
  • 9割が「負担」と感じながら、6割が「それでも妥当」と回答
  • 完全個別の1回あたりコストは集団塾(大人数)の約2.3倍

「うちの塾代は、ほかの家庭と比べて高いのだろうか」。月々の請求を見るたびにそう感じる保護者は少なくありません。

塾シルは2026年5月、中学生・高校生の保護者249人を対象にアンケートを実施し、月謝の相場や通塾の実態だけでなく、施設費・教材費・模試代・3シーズンの講習費まで幅広く調査しました。

この記事では、月謝から季節講習費・通塾スタイルまで、調査データを交えて解説します。費用の全体像をつかむ手がかりとして、ぜひ参考にしてください。

月謝は平均3.1万円、2〜4万円に6割が集中

月謝の相場は学年・塾の種類によって大きく幅があります。まずは全体の分布から確認し、学年別・塾種別の平均の順に見ていきます。

全体の月謝分布

月謝(授業料)の最多は「2万円〜3万円未満」で78件(31.3%)、次いで「3万円〜4万円未満」が69件(27.7%)です。2〜4万円未満に全体の約6割が集まっており、全体平均は約3.1万円でした。

月謝の範囲件数割合
1万円未満9件3.6%
1万円〜2万円未満45件18.1%
2万円〜3万円未満78件31.3%
3万円〜4万円未満69件27.7%
4万円〜5万円未満18件7.2%
5万円〜6万円未満16件6.4%
6万円〜8万円未満6件2.4%
8万円以上7件2.8%

学年別の月謝平均

中学生全体の平均は約3.0万円、高校生全体の平均は約3.3万円です。受験学年にあたる中3(平均3.4万円)と高3(平均3.9万円)は他の学年より高めで、学年が上がるにつれて費用も増える傾向が見られます。

学年回答数月謝平均
中137件約3.0万円
中244件約2.4万円
中365件約3.4万円
高156件約3.0万円
高220件約3.5万円
高326件約3.9万円

なお、学年ごとに通っている塾の種類や受講教科数の構成が異なるため、単純な右肩上がりにはなっていません。

塾の種類別の月謝平均

完全個別指導塾(1対1)が平均4.1万円で最も高く、集団指導塾(大人数)の2.7万円とは1.3万円の差があります。塾の種類を選ぶだけで月謝の相場が大きく変わることがわかります。

塾の種類月謝平均
完全個別(1対1)約4.1万円
集団(少人数)約3.2万円
個別指導(1対2以上)約2.9万円
集団(大人数)約2.7万円

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ここまで月謝の相場を見てきましたが、費用の違いは学年だけでなく、どのような塾に通っているかによっても変わります。

次に、今回の調査で多かった塾の種類と、それぞれの通い方の傾向を見ていきます。

個別指導型が約6割、月謝が高くても選ばれる「一人ひとりに合わせる」塾

塾の種類によって、月謝の相場も通塾のペースも大きく変わります。今回の調査では、個別指導塾(1対2以上)が47.4%で最多、完全個別指導塾(1対1)を合わせた個別対応型が全体の約6割を占めました。それぞれの割合を詳しく見ていきます。

塾の種類

最も多い回答は「個別指導塾(先生1人に生徒2人以上)」で118件(47.4%)でした。次いで「集団指導塾(少人数:20名未満)」が45件(18.1%)、「完全個別指導塾(先生1人に生徒1人)」が31件(12.4%)と続きます。

塾の種類件数割合
個別指導塾(1対2以上)118件47.4%
集団指導塾(少人数)45件18.1%
完全個別指導塾(1対1)31件12.4%
集団指導塾(大人数)28件11.2%
自立学習型(映像授業等)15件6.0%
その他・記述12件4.8%

個別指導と完全個別を合わせると全体の約6割を占めており、子ども一人ひとりに合わせて対応する塾が主流になっていることがうかがえます。

週1〜2回が75%、「通いすぎない」ペースが今の主流

通塾の頻度や授業時間・教科数は、選ぶ塾の種類によって変わってきます。今回の調査では、週2回(41.4%)・週1回(33.3%)を合わせた週2回以内が全体の74.7%を占め、標準的なペースになっていることがわかりました。それぞれの詳細を順に見ていきます。

通塾頻度

週2回が103件(41.4%)で最多、次いで週1回が83件(33.3%)でした。週1〜2回だけで全体の74.7%を占め、多くの家庭が週2回以内のペースで通塾していることがわかります。

通塾頻度件数割合
週2回103件41.4%
週1回83件33.3%
週3回43件17.3%
週4回15件6.0%
週5回以上5件2.0%

塾の種類別に見ると、完全個別指導塾では週1回(51.6%)が最多で、個別指導塾は週2回(47.5%)が最多です。一方、集団指導塾(少人数)は週3回(37.8%)と頻度が高めで、塾の種類によって通塾ペースがかなり変わってくることがわかります。

塾の種類最多頻度2番目
完全個別(1対1)週1回(51.6%)週2回(45.2%)
個別指導(1対2以上)週2回(47.5%)週1回(38.1%)
集団(少人数)週3回(37.8%)週2回(33.3%)
集団(大人数)週2回(42.9%)週3回(32.1%)

1回あたりの授業時間

60分〜90分未満が142件(57.0%)と最多で、半数以上がこの時間帯に収まります。90分〜120分未満が64件(25.7%)、60分未満が22件(8.8%)、120分以上が21件(8.4%)と続きます。1時間〜1時間半の授業が標準的なスタイルといえます。

受講教科数

2教科が103件(41.4%)で最多です。1教科(24.9%)と合わせると、全体の3分の2が2教科以内で通っている計算になります。

受講教科数件数割合
1教科62件24.9%
2教科103件41.4%
3教科29件11.6%
4教科5件2.0%
5教科以上50件20.1%

5教科以上を受講している家庭も50件(20.1%)と一定数います。ただし、教科数が多いほど月謝が高くなるとは限りません。

次に、受講教科数と月謝の関係を詳しく見ていきます。

3教科で3.9万円、5教科以上だと2.9万円に下がる理由

教科数が増えれば月謝も上がると思いがちですが、今回の調査では必ずしもそうではない結果が出ました。

1教科(2.4万円)→2教科(3.3万円)→3教科(3.9万円)と増える一方で、5教科以上(2.9万円)は3教科より低くなっています。

受講教科数と月謝平均の関係を見ると、1教科(2.4万円)→2教科(3.3万円)→3教科(3.9万円)と教科数に応じて増える傾向がある一方、5教科以上(2.9万円)は3教科より低い結果が出ました。

受講教科数回答数月謝平均
1教科62件約2.4万円
2教科103件約3.3万円
3教科29件約3.9万円
5教科以上50件約2.9万円

5教科以上で月謝が下がる背景には、集団塾の料金設定が影響していると考えられます。

個別指導塾では教科を追加するたびに費用が積み上がりますが、集団塾では教科数にかかわらず月謝が一定のケースが多く、複数教科をまとめて受講しても費用があまり変わらないためです。

多教科受講を検討している場合は、塾の種類と料金体系をあわせて確認することをおすすめします。

月謝の次は、授業料以外に毎月・毎年かかる費用を確認します。

約4人に3人が施設費を負担、見落としがちな「月謝以外」の出費

月謝以外にも、施設管理費・教材費・模試代が毎月・毎年かかるケースが多数あります。

施設管理費は約73%の家庭で発生しており、これらを合算すると月謝だけで比べたときより実質的な負担がかなり増えます。

施設管理費

施設管理費がかかっていないのは66件(26.5%)にとどまり、約4人に3人が何らかの施設費を支払っている計算です。

最多は月1,000〜2,000円(31.3%)ですが、月2,000〜3,000円(26.1%)・月3,000円以上(14.5%)を合わせると、月2,000円以上かかる家庭も4割を超えます。

年間に換算すると2〜4万円程度の出費になるケースも少なくありません。

施設管理費(月額)件数割合
かかっていない66件26.5%
1,000〜2,000円78件31.3%
2,000〜3,000円65件26.1%
3,000円以上36件14.5%

教材費

教材費は年間費用での回答です。1万円未満(25.3%)・1万〜2万円未満(25.7%)が多く、年間2万円以内に収まる家庭が半数を占めます。一方で、5万円以上と回答した家庭も19件(7.6%)あり、塾によって教材費の負担感に大きな差があることがうかがえます。

教材費(年間)件数割合
かかっていない41件16.5%
1万円未満63件25.3%
1万〜2万円未満64件25.7%
2万〜3万円未満32件12.9%
3万〜4万円未満17件6.8%
4万〜5万円未満9件3.6%
5万円以上19件7.6%

模試・テスト代

模試代がかかっていない家庭は62件(24.9%)です。受験している家庭では年間1万〜2万円未満(23.7%)・1万円未満(21.3%)が多く、2万円以内が多数を占めます。ただし年間3万円以上かかる家庭も28件(11.2%)あり、受験学年では模試の回数が増えるぶん費用も上がりやすくなります。

模試・テスト代(年間)件数割合
かかっていない62件24.9%
1万円未満53件21.3%
1万〜2万円未満59件23.7%
2万〜3万円未満39件15.7%
3万〜4万円未満19件7.6%
4万円以上12件4.8%

夏期は高校生の4人に1人が10万円超、家計にひびく季節講習費

月謝とは別に、春期・夏期・冬期の季節講習費も年間の家計に大きく影響します。

以下の受講率は通塾1年以上の110家庭を対象とした集計で(1年未満は受講タイミングを経験していない可能性があるため除外)、各シーズンの費用傾向を順に見ていきます。

3シーズンの受講率比較

季節講習有料受講件数受講率
春期講習62件56.4%
夏期講習64件58.2%
冬期講習68件61.8%

3シーズンすべてで半数以上が有料受講しており、月謝に加えて季節講習費が家計に加わるケースが多数派です。

受講率は56〜62%でシーズン間の差は小さい一方、費用は夏期に高くなりやすく、特に高校生で顕著な差が出ています。

なお、この110家庭の中には「月額料金に含まれている」「無料講習」などの家庭も一定数含まれます。

春期講習費

受講した62件の費用分布を見ると、3〜4万円未満(19.4%)が最多です。

ただし1〜2万円(17.7%)・2〜3万円(16.1%)・4〜5万円(16.1%)・5〜8万円(16.1%)がほぼ横並びで続いており、費用帯が1万円台から10万円超まで幅広く分散していました。

塾の種類や受講コマ数によって費用差が大きいシーズンといえます。

春期講習費件数割合(受講者中)
1万円未満4件6.5%
1万〜2万円未満11件17.7%
2万〜3万円未満10件16.1%
3万〜4万円未満12件19.4%
4万〜5万円未満10件16.1%
5万〜8万円未満10件16.1%
8万〜10万円未満2件3.2%
10万円以上3件4.8%

夏期講習費

夏期講習を受講した109家庭(中学生63件・高校生46件)の費用分布です。中学生と高校生で費用傾向に明確な差が見られました。

中学生の最多費用帯は5〜8万円未満(19.0%)、次いで3〜4万円未満(15.9%)が続きます。

高校生の最多費用帯は10万円以上(26.1%)で、受講した高校生の4人に1人が夏期だけで10万円を超えていました。

受験を意識した高校生ほど講習のコマ数が増え、費用が高額になる傾向があると考えられます。

夏期講習費中学生(n=63)高校生(n=46)
1万円未満7.9%6.5%
1万〜2万円未満14.3%4.3%
2万〜3万円未満11.1%17.4%
3万〜4万円未満15.9%8.7%
4万〜5万円未満12.7%13.0%
5万〜8万円未満19.0%17.4%
8万〜10万円未満4.8%6.5%
10万円以上12.7%26.1%

冬期講習費

受講した68件の最多は2〜3万円未満(23.5%)で、夏期に比べて費用がやや抑えられる傾向が見られます。ただし10万円以上が8件(11.8%)と、高額になるケースも一定数あります。

冬期講習費件数割合(受講者中)
1万〜2万円未満9件13.2%
2万〜3万円未満16件23.5%
3万〜4万円未満11件16.2%
4万〜5万円未満9件13.2%
5万〜8万円未満10件14.7%
8万〜10万円未満5件7.4%
10万円以上8件11.8%

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夏期講習は、学年や受講コマ数によって費用が大きく変わりやすい時期です。
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月謝以外の費用や季節講習費まで見ると、塾代の負担は月々の授業料だけでは判断しにくいことがわかります。さらに、同じ月謝でも通塾頻度によって実質的な費用感は変わります。

次に、1回あたりのコストで塾代を見ていきます。

月謝差1.4万円が1回あたりで2.3倍に、通塾頻度で変わる「本当のコスト」

月謝の金額だけで塾を比べると、通塾頻度の差を見落としてしまいます。各回答者の月謝を月間通塾回数で割った「1回あたりコスト」で見ると、塾種別の差はより鮮明になります。

塾の種類月謝平均1回あたり平均
完全個別(1対1)約4.1万円約7,300円
個別指導(1対2以上)約2.9万円約4,500円
集団(少人数)約3.2万円約4,000円
集団(大人数)約2.7万円約3,200円

完全個別指導塾と集団指導塾(大人数)では月謝の差が約1.4万円ですが、1回あたりのコストに換算すると約2.3倍もの差になります。

完全個別は通塾頻度が少なめのため、1回の授業あたりのコストが集団に比べて大きくなる構造です。「月謝が高い塾=割高」とは必ずしもいえず、通塾頻度を加味した視点で比較するのがおすすめです。

コスト面だけを見れば集団塾が有利ですが、今回の調査では個別指導型を選んでいる保護者が全体の約6割を占めていました。

「費用が安い塾」ではなく「子どもに合わせてくれる塾」を優先している保護者が多く、1回あたりのコストが高くなっても個別対応型を選ぶ理由がそこにあると考えられます。

なお、自立学習型(15件)は参考値として1回あたり約3,600円です。

では、こうした費用に対して、保護者はどの程度負担を感じ、どのように受け止めているのでしょうか。

9割が負担感、それでも6割が「費用は妥当」と回答

塾代への負担感は9割以上の保護者が感じていますが、費用を「妥当・適正」と答えた保護者も57.7%にのぼります。

「高い」と思いながらも「価値はある」という受け止め方が多くの家庭に共通しており、塾の種類によって費用感の傾向も変わってきます。

塾費用への負担感

「やや負担に感じる」「非常に負担に感じる」と答えた保護者は合計227件(91.2%)にのぼりました。塾代への負担感は、通っている塾の種類や費用の高低に関わらず、ほぼすべての保護者に共通する感覚だといえそうです。

負担を感じながらも「妥当」と答えた保護者が6割

負担を感じながらも57.7%が「費用は妥当・適正」と答えており、「高いとは思うけれど、それだけの価値はある」という複雑な受け止め方をしている保護者が多いことがうかがえます。

塾の種類別の費用感

集団指導塾(大人数)では85.7%が「妥当・安い」と回答しているのに対し、完全個別指導塾(1対1)では「高い」と感じる保護者が45.2%を占めます。

自立学習型は完全個別指導塾(月謝平均4.1万円)より月謝が低い3.7万円にもかかわらず、「高い」と感じる割合が60.0%と全塾種で最も高く、かけた費用に対する手応えを感じきれていない家庭が他の塾種より多い様子がうかがえます。

塾の種類月謝平均妥当・安い高い
集団(大人数)約2.7万円85.7%14.3%
集団(少人数)約3.2万円73.3%24.4%
個別指導(1対2以上)約2.9万円65.3%33.9%
完全個別(1対1)約4.1万円54.8%45.2%
自立学習型約3.7万円40.0%60.0%

まとめ

今回の調査を通じて見えてきたのは、「塾の費用は月謝だけでは比較できない」という実態です。

同じ月謝でも、通塾頻度や受講教科数によって1回あたりのコストは大きく変わります。施設費・教材費・季節講習費を加えれば、年間の実質負担はさらに差が開きます。

9割の保護者が費用に負担を感じながらも、6割が「妥当」と答えている事実は、単に費用に慣れているのではなく、子どもの成長や成果に価値を見出している保護者が多いことを示しているともいえます。

塾を選ぶ際には、月謝の数字だけでなく、通塾頻度・教科数・季節講習費を含めたトータルコストで比較することが、後悔しない選択につながります。今回のデータを、ご家庭に合った塾選びと費用計画のきっかけにしてみてください。

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塾代は、月謝だけでなく、通塾頻度・受講教科数・季節講習費まで含めて考えることが大切です。
お子さまの学年やお住まいの地域に合わせて、通いやすい塾を比較してみてください。

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調査概要

項目内容
調査名塾に関する費用・実態アンケート
調査対象2023年6月〜2025年10月に塾シルで資料請求・体験問い合わせをした中学生・高校生の保護者
アンケート実施期間2026年5月
調査方法インターネット調査(自社調査)
有効回答数249件(中学生146件・高校生103件)
実施主体塾シル(株式会社ユナイトプロジェクト)

回答者の学年内訳は、中1〜中3が146件(58.6%)、高1〜高3が103件(41.4%)です。

学年件数
中137件
中244件
中365件
高156件
高221件
高326件

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