期末テストが返ってくると、点数や順位を見て「このまま夏休みに入って大丈夫だろうか」「塾を考えた方がいいのでは」と感じる保護者の方も少なくありません。
ただし、テストの点数だけで塾が必要かどうかを判断するのは難しいものです。大切なのは、点数そのものよりも「前回から下がっていないか」「同じ教科でつまずきが続いていないか」「間違えた理由を本人が説明できるか」といった状態を見ることです。
この記事では、中学生・高校生の保護者向けに、期末テスト返却後に塾や夏期講習を検討すべきかを判断する3つの基準を整理します。
期末テストの結果から見る、塾が必要な子の3つのサイン
期末テストの点数そのものより、「どういう状態か」を見る方が判断しやすくなります。以下の3つのうち、1つでも当てはまる場合は塾や夏期講習の検討を始めるタイミングといえます。
① 前回と比べて点数が下がっている
まず確認したいのは、今回の点数だけでなく、前回と比べてどう変わっているかです。
たとえば今回の点数が70点でも、前回85点だった場合は、学習内容が難しくなったことでつまずきが出始めている可能性があります。
特に数学や英語は、前の単元の理解が次の内容につながりやすい教科です。点数が下がり始めた段階で原因を確認しておくと、夏休み中に立て直しやすくなります。
② 毎回同じ教科が足を引っ張っている
直近3回のテストで、英語や数学が常に平均を大きく下回っているなら、苦手が定着しているサインです。こうした状態は、自力での学習では改善しにくい傾向があります。
教科書を読み直しても「どこがわからないかがわからない」という状態になっていることが多く、第三者の関与が効果的です。
③ 「なぜ間違えたか」を本人が説明できない
テストが返ってきたとき、お子さんに「なんでここ間違えたの?」と聞いてみてください。「ケアレスミス」「うっかり」ではなく、「そもそもどう解けばよかったか」を説明できるかを確認します。
説明できない場合、問題を解く手順が頭に入っていない可能性があります。答え合わせをしても同じ間違いを繰り返しやすく、夏休みに参考書を進めるだけでは定着しにくい状態です。
中学生と高校生で、判断の優先順位が変わる
3つのサインの見方は共通ですが、何を優先して判断するかは学年によって異なります。
中学生は内申点への影響も含めて考える
中学生の定期テストは、内申点(調査書点)に直結します。都道府県によって異なりますが、多くの地域では中1〜中3の内申点が高校受験の合否に影響します。
「今のところ志望校との差はそこまでない」と感じていても、内申点の積み上げで不利になっているケースがあります。
特に2学期の内申は重視されることが多いため、夏休み前の段階で苦手教科に手を打てるかどうかが、秋以降の内申に影響します。
高校生は志望校との距離から逆算する
高校生は、模試の結果や志望校のボーダーと現状の差で判断するのが実際的です。定期テストの結果が志望校の目安と比べてどの程度離れているかを確認します。
高1・高2の場合は習慣づくりの観点で夏から塾を始める選択肢もありますが、高3の場合は「間に合うか」という逆算が必要です。
夏期講習だけで体験するか、通常入塾するかの判断も、志望校までの距離で決まります。
あてはまらなくても夏期講習を検討したほうがいいケース
3つのサインが当てはまらなくても、以下のような状況なら夏期講習の利用を考えてよいタイミングです。
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勉強の習慣がまだない
1学期のうちにまだ学習のリズムが作れていない1年生
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受験まで1年を切っている
現状の成績が悪くなくても、受験対策を本格化する目的
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本人が「試してみたい」と言っている
保護者が感じていなくても、本人が自分の勉強に不安を感じているサイン
塾が「必要かどうか」という判断と、「行ってみる価値があるか」という判断は別物です。夏の短期間だけ体験してみて、合うかどうかを確かめる使い方もあります。
最低限、③の「なぜ間違えたか」を本人が説明できる状態にしてから受講すると、講師との授業のやりとりが成立しやすく、定着につながりやすくなります。
まとめ
期末テストの結果が返ってきた今が、夏休みの過ごし方を決める最初のタイミングです。
夏休みに入ってから動き始めると、人気の塾や講習の枠は埋まっていることもあります。判断に迷っている場合は、まず複数の塾の費用感や特徴を確認しておくと、申込の判断がしやすくなります。
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