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【中学生向け】高校受験・定期テストに強い英語塾10選と選び方ガイド
塾の選び方

2025.05.28

2025.05.29

【中学生向け】高校受験・定期テストに強い英語塾10選と選び方ガイド

学校の英語教育はここ数年で大きく変化しています。文部科学省の指導要領改訂により、小学校で英語が「教科」の扱いになったことで、中学生にはより高度な英語力が求められるようになりました。

また大学受験、高校受験の評価項目に英語の資格が加わったことで、早期から準備をする家庭が増えています。

この変化によって注目されるようになったのが、英語塾です。学校の授業だけで十分に学習するのは難しいため、補習や定期テスト対策、高校受験対策のために英語塾が必須になりつつあります。

中3生の5割以上が「英検3級・準2級レベル以上」

文部科学省が発表した「英語教育実施状況調査」によると、全国の中学3年生の50.0%が、英検3級・準2級レベル以上の英語力を取得していることがわかりました。

<英検3級・準2級レベル以上の英語力を取得している中学3年生の割合>

地域CEFR A1(※)レベル相当以上の英語力を有すると思われる生徒比率
全国50.0%
さいたま市88.4%
福井県83.8%
横浜市67.2%
福岡市65.1%
東京都60.7%

※CEFR A1とは…英検3級・準2級相当の英語力レベル
文部科学省「令和5年 英語教実施状況調査結果」から抜粋

調査した中で最も比率が高かったのは、さいたま市の88.4%。ほとんどの生徒が英検3級・準2級レベル以上の英語力を有していることが分かります。

英語塾に通う中学生の割合

続いて、全国の中学生のうち、英語塾に通っている生徒の割合を見てみましょう。光村図書出版株式会社のアンケートデータを紹介します。

<英語の習い事をしている中学生の割合>

英語の習い事割合
英語の習い事をしている36.3%
過去にしていた11.8%
検討している17.0%
検討していない34.9%
英語塾に通う中学生の割合

光村図書出版株式会社 プレスリリースをもとに作成

英検に挑戦する生徒は、今後ますます増えるでしょう。学校の定期テスト対策や高校入試対策のために、「聞く・話す・読む・書く」の4技能を総合的に伸ばせる塾の需要も伸びていくことが予想されます。

塾に通うかどうかを迷っている皆さんも、遅れをとることのないよう、早めに対策を始めることをおすすめします。

中学生が英語塾に通う目的

英語塾に通う中学生は、なぜ増えているのでしょうか。多くの中学生が、次のような目的で英語塾に通っています。

  • 定期テストで高得点をとるため
  • 高校入試対策のため
  • 英検対策のため
  • 学校の授業に遅れないため

なお、中学3年生になると受験勉強が忙しくなるため、英検を取得するなら早めに挑戦することをおすすめします。

英語塾と英会話スクールの違い

英語塾と英会話スクールの違いが分からないという方も多いのではないでしょうか。英語塾と英会話スクールには、次のような違いがあります。

英会話スクール英語塾
目的コミュニケーション・定期テスト対策
・受験対策
・英検対策 など
重点項目・聞く
・話す
(・読む)
(・書く)
・聞く
・話す
・読む
・書く(4技能)
学習内容英語での会話・文法
・語彙
・読解演習
・英作文 など

多くの中学生が通っているのは、定期テスト対策や高校入試対策ができる「英語塾」です。

英語塾で英検の対策ができる

英検対策のために英語塾に通う中学生も多いです。

中高生の英検状況

以下の表は、日本英語検定協会が公表している「中高生の受験者数」のデータです。

中高生の受験者数
2020年2,911,389人
2021年3,026,585人
2022年3,102,592人
2023年3,259,884人

日本英語検定協会のデータを加工して作成

中高生の英検受験者数は年々増加傾向にあり、今後ますます増えることが予想されます。

中学生が英検を取得するメリット

中学生が英検を取得すると、次のようなメリットがあります。

  • 高校入試で加点・優遇される場合がある
  • 高校への内部進学の条件になっている場合がある

高校入試で加点・優遇される場合がある

英検資格を高校入試の「みなし得点」に採用する高校が増えてきています。たとえば、次のような例があります。

高校入試の「みなし得点」内容
大阪府立高校・英検2級取得で、入試の得点80%換算
・英検準1級以上取得で、入試の得点100%換算
國學院高等学校・英検2級が推薦入試出願資格の要件になっている
麹町学園女子高等学校・英検4級取得で、70点換算
・英検3級取得で、80点換算
・英検準2級取得で、100点換算

英検を取得しておけば入試の英語の点数が確保されるため、取得を検討する中学生が増えています。

高校への内部進学の条件になっている場合がある

多くの私立中学では、英検3級または準2級を高校内部進学の条件としています。たとえば、次のような例があります。

中学校高校への内部進学条件
明治大学付属明治中学校・英検準2級取得
明治大学付属八王子中学校・英検3級取得
カリタス女子中学校・英検3級取得

英検を取得しなければ進級できないため、私立中学に通う生徒は、早い段階から英検対策に取り組んでいます。

中学生が英語塾に通うメリット

中学生が英語塾に通うメリットは、大きく分けると4つあります。

中学生が英語塾に通うメリット

英語4技能をバランスよく強化できる

文部科学省は、中学校での英語教育において「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能をバランスよく育てるという指導方針を掲げています。英語塾では、4技能をバランスよく学べます。

学校の授業の補習ができる

英語塾では、学校の塾の補習ができます。特に、次のようなメリットがあります。

つまずきやすい文法や読解を補える

文部科学省の指導要領が改正され、小学校で学ぶ英単語が600語〜700語に増えました。その結果、中学卒業までに覚えるべき英単語が2,200〜2,500に増えています。

さらに、中学校で学ぶ文法が高度になったため、学校の授業ですべてを理解し、問題を解くことが難しくなりました。

英語塾では、文法を体系的に理解し、演習を繰り返すことによって、基礎の定着と応用力の強化を図ります。

つまずきをそのままにすると授業についていくのがどんどん難しくなるため、早めの対策が望まれます。

一人では続けにくい英語学習を習慣化しやすい

英語を身につけるためには繰り返し学習する必要がありますが、一人で続けるのは容易ではありません。

しかし、英語塾に通い、課題に取り組んでいれば、学習が習慣化されるというメリットがあります。

受験で有利になる

英語塾で継続的に学習している生徒は、次のような点で受験において優位に立つことができます。

  • 英語の成績が上がることで、内申点が上がる
  • 入試問題を解くための実力が身に付く
  • 英検を取得すると、入試で有利にはたらく場合がある

受験生になると、皆が勉強を始めます。受験で優位に立つためには、早めに対策を始めることをおすすめします。

プロの添削指導が受けられる

英語塾では、英作文やスピーキングの添削をしてもらえます。英作文やスピーキングを一人で学ぶのは難しく、プロの指導を受けるのが最適です。

指導を受けながら添削を受け、修正を繰り返すことで、着実に力をつけていくことができます。

中学生向け英語塾の費用相場

主な英語塾の費用相場を紹介します。

塾名月謝
トリプレットイングリッシュスクール33,000円〜82,500 円
吉田塾21,100円〜
平岡塾22,000円
プログレスアカデミー英語塾25,960円
J PREP斉藤塾
36,300円

なお、英語塾の費用は、通う頻度や選ぶコースによって異なります。教材費や入塾金が別途かかる場合もあるため、申し込み前に詳細な金額を確認することをおすすめします。

中学生向けの英語塾10選

ここからは、中学生におすすめの塾を紹介します。どの塾も、テスト対策や英検対策で実績のある塾なので、ぜひ参考にしてください。

トリプレットイングリッシュスクール

トリプレットイングリッシュスクールでは、学校の授業を徹底理解する指導をしています。

中1英語を100%理解することから始め、中2、中3レベルとステップアップしていくことで、英語力を着実に身につけます。自立学習コースと徹底指導コースのコースが用意されています。

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ENGLISH-X(イングリッシュエックス)

ENGLISH-Xは、元早稲田アカデミー講師が塾長を務める英語塾です。

一般的な補習塾とは一線を画する指導力で、偏差値アップと英検合格を目指します。

個人別カリキュラムが組まれるので、「定期テスト対策を優先したい」「英検◯級対策をしたい」など、学びたい内容や希望を反映させた指導を受けられます。

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吉田塾

吉田塾は、英語専門の個別指導塾です。定期テストで点数を取れなくなった人や、高校受験対策をしたい人が通い、成績向上と英検合格を目指しています。

中2までに英検3級、中3までに英検準2級を目指すカリキュラムで、定期テスト対策もしっかり行います。

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Liberty English Academy(リバティーイングリッシュアカデミー)

Liberty English Academyは、「完璧な英語力」を徹底指導する英語塾です。中学生から社会人までが学んでおり、英語力の向上から資格試験対策など、各自の目的にあわせて学べるのがメリットです。

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英検アカデミー

英検アカデミーは、徹底した英検対策を行う英語塾です。公立中学生コースと私立・国立中学生コースに分かれており、学校で学ぶ内容に合わせて指導するのが特徴です。

学校の英語の補習に取り組み、文法を完全に理解できるまで学ぶので、基礎からしっかり定着させたい方におすすめです。

平岡塾

平岡塾は、中高生向けの英語塾です。ネイティブレッスンの後で文法をしっかり学び、学校で習う範囲をスピーディに学習。単語テストや小テストなどを行いながら、学んだことの定着を図ります。

プログレスアカデミー英語塾

プログレスアカデミー英語塾では、中学生向けに、教科書準拠コース、英検対策、高校受験対策の3コースを用意しています。

1回の授業で2時間かけ、教科書準拠テキストやオリジナルテキストを使って授業の先取りや復習、演習などを行います。

J PREP斉藤塾

J PREP斉藤塾は、英語の実力を細かく分け、各自に合ったコースでしっかり学べる英語塾です。

学年に関係なく自分のレベルの授業からスタートするため、正しい知識を身につけながら着実にステップアップしていけます。英検取得を目指している方にもおすすめの塾です。

東京英語塾

東京英語塾は、音読で英語力を伸ばす指導方針の英語塾です。音読の目的は、発音することと、体で覚えること。

徹底して音読することで基礎的な英語力を身につけ、単語や応用問題などでの練習を繰り返して志望校合格や英検取得を目指します。

中学生向け英語塾選びのポイント

英語塾選びで迷った際に、自分に合った塾を見極める4つのポイントを紹介します。

中学生向け英語塾選びのポイント

学習内容が目的に合っているか

英語塾には、それぞれ特徴があります。目的に合った塾を見つけるために、次の点をチェックしてみましょう。

通塾型かオンライン型か

通塾型とオンライン型で迷った場合は、次の基準で選ぶのも一つの方法です。

通塾型

発音はもちろん、ノートに書いた内容などの細かい点までチェックしてもらえるため、実力を伸ばしやすい。

オンライン型

通学の負担がないため、近隣に塾がなくても専門性の高い指導を受けられる。

部活との兼ね合いも考慮し、自分に合うタイプの塾を探してみてください。

日本人講師か外国人講師か

日本人講師と外国人講師のどちらから学ぶのが良いかを迷う方も多いのではないでしょうか。そこで、両方のメリット・デメリットを紹介します。

  • 日本人講師:日本語を使って学べるので安心できる。また、日本の学校の授業や入試に詳しい場合が多い。
  • 外国人講師:英語ネイティブの講師であれば、会話力が高まる。ただし、日本の受験事情などには詳しくない可能性がある。

それぞれに良さがあるので、目的に合わせて検討することをおすすめします。

受験や検定対策の有無

高校入試や英検取得を視野に入れている場合は、そのための対策をしてもらえるかが重要な選定要素になります。

英検取得を目指す場合は、どの程度の勉強でいつ頃合格を目指せるのかといった目安も確認しておきましょう。

英検対策ができる塾をお探しの方には、以下の記事がおすすめです。

予算に合っているか

英語塾にかかる費用には、月謝、教材費、検定対策費用などがあります。月に何回通うかで費用が変わることもあるので、何回が適切なのかを塾に相談しておくと安心です。予算が決まっている場合は、塾に相談してみると良いでしょう。

自宅から通いやすいか

通塾型の場合、学校からの帰宅後に無理なく通える距離にあることが重要です。

一人で安全に通える場所に英語塾がない場合や、部活や他の学習塾との兼ね合いで通うのが難しい場合は、オンライン塾などを検討するのも一つの方法です。

継続して通えるか

英語学習で大切なのは継続です。目的が高校受験対策であれば、高校受験まで無理なく通える塾を選びましょう。

体験授業を受けて、講師との相性や学びたい雰囲気かどうかなどをチェックしておくことも大切です。

監修者

古岡 秀士(ふるおか ひでし)

古岡 秀士(ふるおか ひでし)

株式会社ユナイトプロジェクト代表取締役

教育評論家。全国1万以上の教室を掲載する学習塾検索サイト「塾シル」の代表。 青山学院大学会計大学院を経て、病院・医院の検索サイトに従事。2016年、株式会社ユナイトプロジェクトを創業し「塾シル」を展開中。 本サイトでは全国の学習塾の紹介、塾選びのお役立ち情報を発信しています。

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