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夏期講習の費用はどれくらい?小学生・中学生・高校生の相場と塾の選び方
塾の選び方

2026.04.13

夏期講習の費用はどれくらい?小学生・中学生・高校生の相場と塾の選び方

この記事でわかること
  • 小学生・中学生・高校生の夏期講習費用の相場
  • 授業料以外にかかる入塾金・教材費・テスト代などの内訳
  • 集団指導と個別指導の料金差と、お子さんに合った選び方
  • 早期割引や科目の絞り込みなど、費用を抑える7つの方法
  • 塾選びで後悔しないためのチェックポイント

夏期講習の費用は、学年や指導形態によって大きく異なります。学年や受験の有無によって数万円~20万円台と幅があり、医学部志望などではさらに高額になることもあります。受験学年かどうかでも金額の差は大きくなります。

この記事では、学年別の費用相場から授業料以外にかかる諸経費、集団指導と個別指導の料金差まで、夏期講習にかかる費用の全体像を詳しく解説します。

費用を抑えながら効果的な夏期講習を選ぶための具体的な方法や、塾選びで失敗しないためのチェックポイントもあわせてご紹介します。お子さんの学力向上と家計のバランスを考えるうえで、ぜひ参考にしてください。

監修者

古岡 秀士(ふるおか ひでし)

古岡 秀士(ふるおか ひでし)

株式会社ユナイトプロジェクト代表取締役

教育評論家。全国1万以上の教室を掲載する学習塾検索サイト「塾シル」の代表。 青山学院大学会計大学院を経て、病院・医院の検索サイトに従事。2016年、株式会社ユナイトプロジェクトを創業し「塾シル」を展開中。 本サイトでは全国の学習塾の紹介、塾選びのお役立ち情報を発信しています。

夏期講習の費用相場【学年別一覧】

夏期講習の費用は学年によって大きく変動します。受験学年と非受験学年で費用は2~3倍変わることもあります。小学生・中学生・高校生それぞれの費用相場を一覧で確認しましょう。

小学生の費用相場|2.5万円~18.9万円

小学生の夏期講習費用は、学年と受験対策の有無によって大きく異なります。非受験学年の小学1年生~4年生では、基礎学力の定着や学習習慣の確立が主な目的となるため、比較的費用は抑えられます。

一方、中学受験を目指す小学5年生・6年生では、志望校対策や応用問題演習が中心となり、費用は大幅に上昇します。

学年費用相場主な学習内容
小学1~2年生2.5万円~5万円基礎的な読み書き・計算、学習習慣の定着
小学3~4年生4万円~8万円応用問題への対応、思考力の育成
小学5年生非受験5万円~10万円教科書内容の発展、苦手分野の克服
受験10万円~15万円受験基礎力の強化、志望校別対策の開始
小学6年生非受験6万円~12万円中学進学準備、総復習
受験15万円~18.9万円過去問演習、志望校別特訓、弱点補強

中学受験を目指す場合、小学6年生の夏は「受験の天王山」と呼ばれます。1日8時間以上の学習時間を確保するカリキュラムが組まれることも珍しくありません。

そのため授業コマ数が多くなり、費用も高額になります。また、志望校のレベルが高いほど、特別講座や個別指導を追加するケースが増え、20万円を超えることもあります。

中学生の費用相場|5万円~23万円

中学生の夏期講習費用は、学年が上がるにつれて段階的に上昇します。

中学1年生・2年生では定期テスト対策や基礎固めが中心ですが、中学3年生になると高校受験対策が本格化し、費用は大幅に増加します。

特に公立高校と私立高校では対策内容が異なるため、志望校に応じた講座選択が必要です。

学年費用相場主な学習内容
中学1年生5万円~10万円1学期の復習、基礎学力の定着、学習習慣の確立
中学2年生6万円~12万円苦手科目の克服、応用問題への対応、内申対策
中学3年生8万円~23万円受験対策、過去問演習、志望校別特訓、内申点対策

中学3年生の夏期講習では、5科目すべてを受講するケースが多く、1科目あたり15~20コマ程度の授業が設定されます。集団指導塾では約10万円程度、個別指導塾では約23万円程度と、2倍以上の差が生じます。

難関私立高校や公立トップ校を目指す場合は、特別選抜コースや日曜特訓などのオプション講座を追加するケースが多くなります。通常の夏期講習と合わせると、総額で30万円を超えることもあります。

部活動との両立を考える場合、午前中は部活、午後から夜にかけて塾という生活リズムになるため、体力面でのサポートも重要です。

費用だけでなく、お子さんの体調管理や学習効率も考慮して講座を選ぶことが大切です。

高校生の費用相場|6万円台~20万円台が中心

高校生の夏期講習費用は、大学受験を見据えた学習内容になるため、中学生よりもさらに高額になる傾向があります。

高校1年生・2年生では基礎固めと定期テスト対策が中心となりますが、高校3年生になると、志望大学のレベルや受験方式(国公立・私立、文系・理系)によって必要な講座数が大きく変わります。

学年費用相場主な学習内容
高校1年生6.2万円~10万円高校内容の基礎固め、苦手科目の克服、学習習慣の確立
高校2年生7万円~12万円受験基礎力の養成、志望校選定、模試対策
高校3年生私立文系10万円~15万円3科目集中対策、過去問演習、志望校別対策
国公立理系15万円~25万円5~7科目対策、共通テスト対策、二次試験対策
医学部志望20万円~40万円以上超難関対策、個別指導併用、小論文・面接対策

高校3年生の夏期講習は「受験の正念場」とされ、1日10時間以上の学習時間を確保する生徒も少なくありません。

国公立大学を目指す場合は科目数が多いため、必然的に受講コマ数が増え、費用も高額になります。また、難関大学や医学部を目指す場合は、大手予備校の特別選抜コースや個別指導を併用するケースが多く、総額で50万円を超えることもあります。

近年では、オンライン予備校や映像授業を活用することで費用を抑える選択肢も増えています。対面授業とオンライン授業を組み合わせたハイブリッド型の受講スタイルも人気です。

監修者 古岡
監修者 古岡

受験学年の費用は非受験学年の2〜3倍になる点に注意が必要です。小学6年生で18.9万円という相場は首都圏の進学塾の平均的な金額ですが、地域や塾のブランドによって前後5万円程度の幅があります。まずは通塾可能な範囲の塾の資料を複数取り寄せ、具体的な金額を比較することから始めましょう。

授業料以外にいくらかかる?夏期講習の費用内訳

夏期講習の費用は授業料だけではありません。入塾金や教材費、テスト代などが加わると、当初の想定より数万円高くなることも珍しくありません。予算オーバーを防ぐために、見落としやすい諸経費を確認しておきましょう。

授業料の計算方法

夏期講習の授業料は、多くの塾で「1コマあたりの単価×受講コマ数」という形で計算されます。

1コマの時間は塾によって異なり、50分、80分、90分、120分などさまざまです。同じ「10コマ」でも、1コマの時間が異なれば総学習時間は大きく変わるため、単純に料金だけで比較することはできません。

指導形態1コマ単価特徴
集団指導塾2,000円~4,000円1クラス10~30名。複数科目を受講しやすい
個別指導塾4,000円~8,000円講師1名に生徒1~3名。苦手分野を集中対策できる
映像授業・オンライン塾月額数千円~3万円台
(定額制が多い)
自分のペースで学習できる。自己管理が必要

また、多くの塾では「セットコース」や「パック料金」を設定しており、単科で申し込むよりも割安になる仕組みがあります。例えば、5科目セットで15万円、1科目あたり3万円といった設定です。ただし、必要のない科目まで含まれている場合は、かえって割高になることもあるため注意が必要です。

入塾金・登録料

夏期講習のみを受講する場合でも、入塾金や登録料が必要な塾があります。相場は1万円~3万円程度で、総費用に大きく影響するため、必ず確認しておきたい項目です。

ただし、次のような条件で免除・割引になるケースも多いため、あわせて確認してみてください。

  • 夏期講習キャンペーンで入塾金無料(6月末までの申込で適用など)
  • 既に通塾中の生徒は入塾金不要
  • 兄弟姉妹が通塾中の場合に免除
  • 友人紹介制度の利用で免除

夏期講習のみの受講を考えている場合は、入塾金無料の塾を選ぶだけで数万円の節約になります。

教材費・テキスト代

夏期講習では、通常授業とは別の専用テキストを使用することが一般的です。

教材費は1科目あたり2,000円~3,000円程度が一般的で、5科目受講する場合は1万円前後が目安ですが、受験学年で志望校別の過去問集や応用問題集が加わると、教材費だけで2万円~3万円を超えることもあります。

教材の形式は塾によって異なり、主に次の3タイプがあります。

  • オリジナルテキスト:塾が独自に作成したテキスト。その塾のカリキュラムに最適化されており、授業との連動性が高い。
  • 市販教材:書店でも購入できる教材を使用する場合。自宅で予習・復習がしやすいが、塾独自の工夫は少ない。
  • プリント教材:授業ごとにプリントを配布する形式。教材費が比較的安価だが、体系的な復習がしにくい。

教材費が授業料に含まれているのか、別途請求されるのかは塾によって異なります。料金表を見る際は、「授業料のみの金額」なのか「教材費込みの金額」なのかを必ず確認しましょう。

また、前年度の教材を兄弟姉妹から譲り受けることができるかどうかも、塾に確認する価値があります。

見落としやすい諸経費

授業料や教材費以外にも、次のような諸経費がかかる塾があります。

費目相場の目安備考
施設利用費・管理費月額1,000円~3,000円「維持費」「諸経費」等の名目で請求される
冷暖房費数百円~1,000円程度夏期講習期間中に別途設定する塾もある
模擬テスト代1回3,000円~5,000円受験学年は複数回で1万円以上になることも
プリント代数百円~1,000円程度授業料に含まれている塾もある

特に模擬テスト代は見落としやすい費目です。夏期講習の最後に実施する塾が多く、受験学年では複数回の受験が推奨されることもあります。

これらの諸経費はパンフレットやホームページに小さく記載されていることが多いため、申込前に「授業料以外にかかる費用はありますか」と質問し、総額を把握してから契約することが大切です。

監修者 古岡
監修者 古岡

授業料だけで判断すると予算オーバーになりがちです。特に教材費は塾によって5千円〜3万円と大きな差があり、施設利用費やテスト代も見落としやすい項目です。資料請求や説明会では「夏期講習にかかる総額」を必ず確認し、1コマあたりの時間も含めて時間単価で比較すると正確な判断ができます。

集団指導と個別指導、どちらを選ぶ?料金差と判断基準

夏期講習の費用は、集団指導か個別指導かで2倍近い差が出ることもあります。料金だけでなく、お子さんの学力レベルや性格に合った指導形態を見極めることが大切です。

集団指導塾の料金と向いているタイプ

集団指導塾の夏期講習は、1クラス10~30名程度の生徒が同じ教室で授業を受ける形式です。

講師1名が多数の生徒を指導するため、人件費が抑えられ、個別指導に比べて料金が安くなります。中学3年生の5科目受講の場合、平均10万円~15万円程度が相場です。

集団指導のメリット

  • 料金が個別指導の半額程度で済むため、複数科目の受講や長期間の通塾がしやすい
  • 同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できる環境があり、モチベーション維持につながる
  • カリキュラムが体系的に組まれており、計画的な学習ができる
  • 競争意識が芽生え、自分の立ち位置を客観的に把握できる

集団指導のデメリット

  • 授業の進度が固定されているため、理解が追いつかない場合でも先に進んでしまう
  • 質問しにくい雰囲気があり、わからないまま授業が終わることがある
  • 個別の学力レベルや苦手分野に合わせた指導が受けにくい
  • クラス分けテストの結果によっては、希望するレベルのクラスに入れないことがある

集団指導が向いているのは、基礎学力がある程度身についており、自分から質問できる積極性のあるお子さんです。

また、競争環境でモチベーションが上がるタイプや、決められたカリキュラムに沿って学習を進めたい場合にも適しています。

個別指導塾の料金と向いているタイプ

個別指導塾の夏期講習は、講師1名に対して生徒1~3名程度の少人数で指導を行う形式です。

生徒一人ひとりの理解度に合わせた指導ができる反面、人件費がかかるため料金は高額になります。中学3年生の5科目受講の場合、平均20万円~30万円程度が相場です。

個別指導のメリット

  • 生徒の理解度に合わせて授業の進度を調整できるため、わからないまま先に進むことがない
  • 苦手分野を集中的に対策でき、効率的な学力向上が期待できる
  • 質問しやすい環境で、疑問点をその場で解決できる
  • 部活動や習い事との両立がしやすく、スケジュールの柔軟性が高い
  • 講師との距離が近く、学習方法や進路についても相談しやすい

個別指導のデメリット

  • 料金が集団指導の2倍程度かかるため、複数科目の受講が経済的に難しい場合がある
  • 競争環境がないため、自分の学力レベルを客観的に把握しにくい
  • 講師の質にばらつきがあり、相性が合わない場合は学習効果が下がる
  • マンツーマンに近い環境のため、緊張感が薄れて集中力が続きにくい場合がある

個別指導が向いているのは、基礎学力に不安があり、集団授業のペースが合わないと感じるお子さんです。

また、特定の苦手科目を集中的に克服したい場合や、部活動との両立でスケジュール調整が必要な場合にも適しています。

ハイブリッド型・併用型の選択肢

近年では、集団指導と個別指導の両方のメリットを活かした「ハイブリッド型」の受講スタイルが増えています。

例えば、得意科目は集団指導で効率的に学習し、苦手科目は個別指導で丁寧に指導を受けるという組み合わせです。この方法により、費用を抑えながら効果的な学習ができます。

具体的な併用例としては、以下のようなパターンがあります。

  • 英語・数学は個別指導で基礎固め、国語・理科・社会は集団指導で演習量を確保
  • 午前中は集団指導で主要科目を学習、午後は個別指導で苦手単元を集中対策
  • 平日は映像授業で自習、週末は個別指導で質問対応と理解度チェック

ハイブリッド型を選択する際は、スケジュール管理が複雑になるため、お子さんの体力や自己管理能力を考慮することが大切です。

また、複数の塾を併用する場合は、カリキュラムの重複や矛盾がないかを事前に確認しましょう。

監修者 古岡
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料金の安さだけで集団指導を選ぶと、お子さんが授業についていけず費用が無駄になるケースがあります。逆に個別指導なら必ず成績が上がるわけでもありません。体験授業で「質問できる雰囲気か」「理解度を確認してくれるか」を実際に見て、お子さんとの相性を最優先に判断してください。

夏期講習の費用を抑える7つの方法

夏期講習は高額な費用がかかりますが、工夫次第で数万円から十数万円の節約が可能です。割引制度の活用や科目の絞り込みなど、具体的な方法を7つ紹介します。

1. 早期申込割引・キャンペーンの活用

多くの塾では、早期に夏期講習を申し込むことで割引が受けられます。割引額は塾によって異なりますが、数千円から数万円の節約になることがあります。主なキャンペーンの種類は次のとおりです。

  • 早期申込割引:6月末までの申込で入塾金無料や授業料割引など
  • 継続割引:春期講習から続けて受講する場合に適用
  • 友人紹介キャンペーン:紹介した側・された側の両方に図書カードや授業料割引などの特典

知人に塾を探している方がいれば、積極的に情報交換してみましょう。

2. 兄弟割引・複数受講割引の利用

兄弟姉妹が同じ塾に通う場合、兄弟割引が適用される塾が多くあります。

2人目以降の授業料割引や入塾金免除といった制度があり、内容は塾によって異なります。兄弟で同時に夏期講習を受講する場合、合計で数万円の節約になることもあります。

また、同一生徒が複数科目を受講する場合の複数受講割引もあります。

3科目以上のセット受講や5科目パックで総額が割引になるといった設定です。ただし、必要のない科目まで受講してしまうと本末転倒なので、お子さんの学力状況と必要性を見極めることが大切です。

3. 受講科目・コマ数の絞り込み

夏期講習の費用を抑える最も効果的な方法は、受講科目とコマ数を必要最小限に絞り込むことです。

すべての科目を受講するのではなく、苦手科目や重点的に強化したい科目に絞ることで、費用を大幅に削減できます。

科目を絞り込む際は、次の観点で優先順位をつけてみてください。

  • 定期テストや模試の結果から、最も点数が低い科目を優先する
  • 受験で配点が高い科目(英語・数学など)を優先する
  • 独学が難しい科目(数学・英語)は塾で学び、暗記科目(理科・社会)は自習で対応する
  • 1学期の内容で理解不足の単元がある科目を優先する

また、コマ数についても、塾が推奨する標準コマ数をそのまま受け入れるのではなく、本当に必要なコマ数を見極めることが大切です。

例えば、塾が推奨する30コマではなく、苦手単元に絞った15コマにすることで、費用を半分に抑えられます。

4. 無料体験・無料講座の活用

多くの塾では、夏期講習の一部を無料体験として提供しています。

1日体験授業、3日間無料講習、初回授業無料といった形式があり、これらを活用することで、実際の授業の質や雰囲気を確認しながら費用を抑えることができます。

2~3校の無料体験を受けて比較すると、授業の雰囲気や講師との相性を見極めやすくなります。体験後はなるべく早めに塾を決めると、学習の継続性も保ちやすくなります。

5. 自治体の補助金・助成金制度の確認

一部の自治体では、学習塾の費用に対する補助金や助成金制度を設けています。

特に、ひとり親家庭や低所得世帯を対象とした制度が多く、夏期講習費用の一部または全額が補助される場合があります。

補助金制度の例としては、以下のようなものがあります。

  • 受験生チャレンジ支援貸付事業(東京都):中学3年生・高校3年生の学習塾費用を無利子で貸付、高校・大学に合格すれば返済免除
  • 塾代助成事業(大阪市):小学5年生~中学3年生のいる世帯に、月額1万円を上限に助成(所得制限なし)
  • 学習支援費(生活保護世帯):生活保護を受けている世帯の子どもの学習塾費用を支給

これらの制度は自治体によって内容が大きく異なるため、お住まいの市区町村の福祉課や教育委員会に問い合わせることをおすすめします。申請には所得証明書などの書類が必要な場合が多いため、早めに確認しましょう。

6. オンライン塾・映像授業の検討

対面授業にこだわらない場合、オンライン塾や映像授業を活用することで費用を抑えやすくなります。

月額数千円台から3万円台まで幅がありますが、対面授業より安い傾向があり、定額で受け放題のサービスもあります。

メリット

  • 通塾時間が不要で、自宅で学習できる
  • 部活動で忙しい生徒や、近隣に塾がない地域でも受講しやすい
  • 一流講師の授業を全国どこからでも受けられる

注意点

  • 自己管理が求められるため、保護者のサポートや学習環境の整備が大切
  • 質問対応がリアルタイムでない場合がある
  • 対面に比べて緊張感が薄れ、モチベーションの維持が難しいことがある

お子さんの性格や学習スタイルに合っているかを見極めたうえで検討してみてください。

7. 教材の再利用・中古購入

夏期講習の教材費を抑える方法として、兄弟姉妹や先輩から教材を譲り受ける、中古の参考書を購入するという選択肢があります。特に、毎年内容がほとんど変わらない基礎問題集や過去問集は、再利用が可能です。

ただし、再利用や中古購入の前に次の点を確認しておきましょう。

  • 塾で最新版のテキスト使用が必須とされていないか
  • 書き込み式のテキストで再利用が難しくないか
  • 中古教材の内容が古くなっていないか
  • 学習指導要領の改訂に対応しているか
監修者 古岡
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割引制度は積極的に活用したいところですが、「安いから」という理由だけで決めると後悔につながることもあります。科目を絞り込む際は、お子さんの苦手分野と志望校の配点を照らし合わせて優先順位をつけましょう。無料体験は複数の塾で受け、指導の質と相性を比較してから本申込することで失敗を防げます。

失敗しない夏期講習の選び方チェックリスト

夏期講習は費用が高額なだけに、塾選びで後悔したくないものです。費用面だけでなく、お子さんの学力レベルや目標に合った講習を見つけるためのチェックポイントを確認しておきましょう。

まず「何のために通うか」を決める

夏期講習を選ぶ前に、まず「何のために夏期講習を受けるのか」という目的を明確にすることがもっとも大切です。目的が曖昧なまま塾を選ぶと、費用に見合った成果を得にくくなります。

夏期講習の目的は大きく5つに分かれます。お子さんの状況に近いものを確認してみてください。

目的こんなときに向いている講習タイプ
苦手科目の克服特定の科目や単元の理解不足を解消したい個別指導・少人数制
受験対策志望校合格に向けた実践演習を積みたい志望校別コース・過去問演習が充実した講習
学習習慣の定着普段の学習習慣が身についていない毎日通塾するタイプの講習
先取り学習2学期以降の内容を先に進めておきたい進度の速い集団指導塾
総復習1学期までの内容を振り返って基礎を固めたい体系的なカリキュラムの講習

目的を明確にしたら、それを達成するための具体的な目標を設定します。

「数学の1学期の内容を完全に理解する」「英語の偏差値を5上げる」「志望校の過去問で合格点を取れるようにする」など、測定可能な目標を立てることで、講習の成果を客観的に評価できます。

費用の総額確認と予算設定

夏期講習を選ぶ際は、授業料だけでなく、入塾金、教材費、諸経費、テスト代などを含めた総額を必ず確認しましょう。

パンフレットに記載されている金額が授業料のみで、実際の支払額が大幅に高くなるケースは少なくありません。

申込前に、次の項目をひと通り確認しておきましょう。

  • 授業料(1コマあたりの単価×コマ数)
  • 入塾金・登録料(夏期講習のみの場合は免除されるか)
  • 教材費・テキスト代(何科目分必要か)
  • 施設利用費・冷暖房費
  • 模擬テスト代(何回実施されるか)
  • 交通費(通塾にかかる費用)
  • 追加講座・オプション講座の費用(推奨される場合があるか)

これらをすべて合計した総額を把握した上で、家計の予算内に収まるかを判断します。予算オーバーの場合は、受講科目を減らす、コマ数を調整する、別の塾を検討するなどの対策を取りましょう。

カリキュラムと指導内容の確認

夏期講習のカリキュラムが、お子さんの学力レベルや目標に合っているかを確認することが大切です。同じ「中学3年生向け夏期講習」でも、塾によって内容は大きく異なります。

説明会や資料請求の際に、次の点を確認してみてください。

  • 1学期の復習中心か、2学期の先取りか、受験対策中心か
  • 基礎固め重視か、応用問題演習重視か
  • 志望校のレベルに合った内容か(偏差値50向けか、60以上向けか)
  • 苦手分野の集中対策ができるか
  • 授業時間と自習時間のバランスは適切か
  • 宿題の量は適切か(多すぎても少なすぎても効果が下がる)

カリキュラムの詳細は、パンフレットだけでは分からないことが多いため、説明会や個別相談で直接質問することをおすすめします。

また、前年度の夏期講習を受講した生徒の成績推移や合格実績を聞くことで、講習の効果を客観的に判断できます。

講師の質と生徒へのサポート体制

夏期講習の効果は、講師の質に大きく左右されます。特に個別指導の場合、講師との相性が学習効果に直結するため、事前に確認することが大切です。

説明会や体験授業の際に、次の点をチェックしてみてください。

  • 講師の指導経験はどの程度か(担当学年や受験指導の実績があるかなど)
  • 担当講師は固定か、毎回変わるか
  • 講師の学歴や指導実績は公開されているか
  • 体験授業で講師の教え方を確認できるか
  • 質問対応の時間は十分に確保されているか
  • 授業外での学習サポート(自習室の利用、質問対応)はあるか

また、保護者への報告体制も重要なチェックポイントです。

定期的に学習状況や理解度を報告してくれる塾は、保護者も安心して任せられます。報告の頻度や方法(面談、電話、メール、アプリなど)を事前に確認しましょう。

スケジュールと通塾の負担

夏期講習のスケジュールが、お子さんの生活リズムや部活動と両立できるかを確認することも大切です。無理なスケジュールは体調を崩す原因になり、かえって学習効果が下がります。

申込前に、次の点を確認しておくと安心です。

  • 授業の時間帯(午前・午後・夜)は部活動や他の予定と両立できるか
  • 週に何日通塾する必要があるか
  • 1日あたりの授業時間は適切か(長すぎると集中力が続かない)
  • 通塾にかかる時間と交通手段は現実的か
  • 欠席した場合の振替制度はあるか
  • お盆期間中の授業はあるか(家族旅行などの予定と調整が必要)

特に中学3年生・高校3年生の受験学年は、夏期講習が長時間・長期間になる傾向があります。体力的に無理のないスケジュールかどうか、お子さんと相談しながら決めることが大切です。

返金制度・途中解約の条件

夏期講習を申し込んだ後に、お子さんに合わない、体調不良で通えない、他の塾に変更したいといった事態が起こる可能性があります。

そのような場合に備えて、返金制度や途中解約の条件を事前に確認しておくことが大切です。

契約前に、次の点を確認しておきましょう。

  • 申込後のキャンセルは可能か、キャンセル料はかかるか
  • 途中解約した場合、未受講分の授業料は返金されるか
  • 返金される場合、全額か、一部か、手数料は引かれるか
  • 欠席した授業の振替は可能か、期限はあるか

これらの条件は、契約書に記載されていますが、小さな文字で分かりにくいことが多いため、契約前に口頭でも確認し、納得した上で申し込むことが大切です。

監修者 古岡
監修者 古岡

目的が「周りが通うから」だけでは費用対効果は得られません。苦手克服なのか受験対策なのか、具体的な目標を親子で共有してから塾を選びましょう。説明会では「うちの子の場合、何コマ必要か」を率直に相談し、過剰な受講を勧めてこないかどうかも塾の信頼性を測る判断材料になります。

まとめ|費用と目的のバランスを見極めて夏期講習を選ぼう

夏期講習の費用と選び方について、この記事のポイントを振り返ります。

学年や指導形態によって費用は大きく変動し、授業料以外の諸経費も見逃せません。ポイントを絞って比較すると判断しやすくなります。

  • 学年別の費用相場を把握し、受験学年は非受験学年の2〜3倍かかることを前提に予算を組む
  • 授業料・教材費・施設費・テスト代など総額を確認し、1コマあたりの時間単価で比較する
  • 集団指導と個別指導は料金が2倍異なるため、お子さんの理解度と性格に応じて指導形態を選ぶ
  • 早期割引や科目の絞り込みで節約しつつ、無料体験で指導の質を必ず確認してから申し込む

まずは、ご家庭で優先順位を1つ決めるところから始めてみてください。気になる塾の資料を2~3校取り寄せて比較するだけでも、判断の軸が見えてきます。

※本記事に掲載している情報は記事執筆時点のものです。料金・キャンペーンなどの最新情報は各教室にお問い合わせください。

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