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共通テスト模試(共テ模試)とは?主要模試の種類・日程・選び方を解説
受験・進路の基礎知識

2026.06.09

2026.06.12

共通テスト模試(共テ模試)とは?主要模試の種類・日程・選び方を解説

この記事でわかること
  • 河合塾・駿台・東進・ベネッセの模試の特徴と選び方
  • 学年・志望校レベル別の受験タイミング
  • 2026年度の主要模試の実施日程と受験料の目安
  • 模試後の復習サイクルと活用法

共通テスト模試(共テ模試)は、大学入学共通テストの本番形式に沿った模擬試験で、受験生が実力を客観的に把握し、志望校合格への距離を測るために欠かせないツールです。河合塾・駿台・東進など主要予備校が複数の模試を実施しており、それぞれ難易度や実施時期、成績返却のタイミングが異なります。

この記事では、共通テスト模試の基本的な仕組みから、主要な模試の種類と特徴、受験すべき時期と回数、模試を最大限に活用するための復習方法まで解説します。学習段階や志望校に合った模試を選び、効果的に活用することで、本番での得点力を着実に高めることができます。

監修者

古岡 秀士(ふるおか ひでし)

古岡 秀士(ふるおか ひでし)

株式会社ユナイトプロジェクト代表取締役

教育評論家。全国1万以上の教室を掲載する学習塾検索サイト「塾シル」の代表。 青山学院大学会計大学院を経て、病院・医院の検索サイトに従事。2016年、株式会社ユナイトプロジェクトを創業し「塾シル」を展開中。 本サイトでは全国の学習塾の紹介、塾選びのお役立ち情報を発信しています。

共通テスト模試とは?

共通テスト模試は、大学入学共通テストの出題形式・難易度・時間配分を再現した模擬試験です。本番と同じ条件で実力を測定し、全国規模での現在地を把握できます。志望校判定や弱点分析を通じて、今後の学習計画を立てる指針となります。

模試の基本的な目的

共通テスト模試が受験勉強で重視される理由は、偏差値・判定・分野別得点率という3種類の情報を一度に得られる点にあります。漠然とした焦りを具体的な学習課題に置き換える手がかりとして活用できます。

  • 実力の客観的測定:全国の受験生と比較した偏差値や順位で、現在地を正確に把握できる
  • 志望校合格可能性の判定:A判定からE判定まで、志望校ごとの合格ラインとの距離を数値化
  • 弱点の可視化:科目別・分野別の得点率から、優先的に対策すべき領域を特定

これらの情報は、漠然とした不安を具体的な学習課題に変換し、効率的な受験勉強を可能にします。特に高3生にとっては、限られた時間で最大の成果を出すための羅針盤となります。

過去問と模試、何が違うのか

過去問演習と模試受験は、どちらも重要ですが役割が異なります。それぞれの特徴を整理しておくと、どのタイミングでどちらを活用すべきかの判断がしやすくなります。

過去問演習模試受験
問題の種類実際に出題された問題最新傾向を反映した予想問題
わかること出題傾向・正誤の確認全国順位・偏差値・志望校判定
活用場面傾向分析・形式慣れ現在地確認・弱点の可視化
時間・緊張感の訓練自己管理が必要本番同条件で受験できる
監修者 古岡
監修者 古岡

模試の判定結果に一喜一憂しがちですが、本来の目的は「何ができて何ができないか」を明確にすることです。特に初回の模試では判定より分野別得点率に注目し、苦手単元を早期に特定することが、その後の学習効率を大きく左右します。

河合塾・駿台・東進・ベネッセ、主要模試を比較する

大手予備校が実施する共通テスト模試には、それぞれ異なる特徴があります。難易度設定、受験者層、成績返却の速さ、解説の充実度などを比較して、学習段階や志望校レベルに合った模試を選ぶことが重要です。

予備校模試名難易度特徴成績返却こんな人向け
河合塾全統共通テスト模試標準的全国屈指の母集団、判定精度が高い3〜6週間程度まず受けるならここ
駿台駿台atama+共通テスト模試標準〜やや難難関大志望者にも利用、詳細な分析受験方式・回により異なる難関国公立志望
東進共通テスト本番レベル模試本番相当年4回実施、返却最速約1週間(最速)頻繁に実力確認したい
駿台・ベネッセ駿台ベネッセ共通テスト模試標準〜やや難駿台とベネッセの共同実施。9月・11月の年2回約7週間(やや遅め)秋以降に志望校判定を固めたい
ベネッセ進研模試 大学入学共通テスト模試標準〜やや易高3生推奨。高1・高2向け関連模試もあり受験方式による高1・高2・基礎固め中

河合塾の全統共通テスト模試

全統共通テスト模試は、全国屈指の母集団を持ち、長年蓄積したデータに基づく判定精度に定評があります。

本番に近い標準的な難易度設定で、初めて模試を受ける受験生にも適しています。詳細な成績表では、科目別の全国順位、分野別正答率、志望校別の合格可能性が一目で分かります。

駿台の駿台atama+共通テスト模試

駿台の共通テスト模試は、難関大志望者にも利用される共通テスト型のマーク模試です。

詳細な分野別分析レポートで弱点を具体的に把握でき、同じ偏差値でも模試ごとの受験者層によって判定の意味が変わる点は頭に置いておきましょう。

東進の共通テスト本番レベル模試

東進の共通テスト本番レベル模試は、2026年度は2月・4月・8月・12月の年4回実施されます。

6月・11月には全国統一高校生テストが実施されるため、共通テスト型の実力確認の機会を定期的に確保しやすい点が特徴です。成績返却は一般生で中5日と早く、記憶が新しいうちに復習できます。

駿台・ベネッセの駿台ベネッセ共通テスト模試

駿台ベネッセ共通テスト模試は、駿台予備学校とベネッセが共同で実施する共通テスト型のマーク模試です。第1回(9月)・第3回(11月)の年2回開催で、夏から秋にかけての学習到達度を段階的に確認できます。

受験者数が多く、全国規模のデータに基づく志望校判定の信頼性が高い点が強みです。一方で成績返却は受験から7週間程度とやや時間がかかるため、頻繁な実力確認よりも、秋以降に志望校を固めるための判定材料として活用するのが向いています。受験料は7,700円で、別途返却料がかかります。

ベネッセの進研模試 共通テスト

進研模試の共通テスト模試は高3生向けが中心ですが、高1・高2向けの関連模試もあり、早期から共通テスト型の問題形式に慣れることができます。

難易度は標準〜やや易しめで、基礎固めの段階にある受験生が全国的な現在地を把握するのに向いています。学校単位での受験機会も多く、初めて外部模試に挑戦する受験生にも取り組みやすい模試です。

監修者 古岡
監修者 古岡

「難しい模試ほど良い」という誤解がありますが、現在の実力より大幅に難しい模試では正確な弱点分析ができません。基礎固め段階なら進研模試、応用力を試すなら駿台というように、今のお子さんの学習段階に合った難易度を選ぶことが重要です。

共通テスト模試の年間スケジュールと受験回数

共通テスト模試は、高3の春から本番直前まで複数回実施されます。学習の進捗段階に応じて適切な時期に受験することで、効果的に実力を測定し、学習計画を修正できます。

学年ごとの受験タイミングと、各時期の活用目的を整理しておきましょう。

高3生の推奨受験スケジュール

高3生は、年3〜4回を目安に受験するのがおすすめです。

時期目的注目すべき指標
春(4〜5月)基礎学力の確認・弱点の早期発見分野別得点率
夏(8月)夏休みの学習成果を測定偏差値の変化
秋(10〜11月)志望校の最終調整志望校判定
冬(12月)直前期の時間配分の最終確認大問別の所要時間

受験回数が多すぎると復習時間が確保できず、少なすぎると軌道修正の機会を逃します。学習ペースや予算を考慮して、バランスよく受験回数を設定しましょう。

高1・高2生の活用法

高1・高2生は、年1〜2回の受験で十分です。早期から共通テストの出題形式に慣れ、目標との距離を認識することが主な目的となります。

進研模試など基礎レベルから受験できる模試を選び、学習習慣の確立と長期的な学習計画の策定に役立てましょう。

監修者 古岡
監修者 古岡

模試を受けすぎて復習時間が確保できないケースをよく見かけます。高3でも年3〜4回で十分効果があります。大切なのは回数ではなく、各回の模試を受験・復習・弱点対策・次回検証というサイクルで完結させることです。

2026年度 主要模試の日程一覧

2026年度の主要な共通テスト模試の実施時期・申込締切・成績返却の目安をまとめました。駿台や駿台・ベネッセ模試は、公開会場の基準日とオンライン方式の受験期間が異なる場合があります。申込締切や成績返却は受験方式・会場によって変わるため、必ず公式サイトで最新情報を確認してください。

主催模試名対象学年実施日申込締切成績返却
河合塾第1回 全統共通テスト模試高3・高卒生5/34/245/29
第2回 全統共通テスト模試高3・高卒生7/267/179/7
第3回 全統共通テスト模試高3・高卒生10/18実施9日前が目安11/16
全統プレ共通テスト高3・高卒生11/15実施9日前が目安12/17
駿台第1回 駿台atama+共通テスト模試高3・高卒生5/7〜5/26(オンライン)4/28WEB返却
第2回 駿台atama+共通テスト模試高3・高卒生7/19(会場)7/9WEB返却
駿台atama+プレ共通テスト高3・高卒生12/6(会場)11/26WEB返却
東進第1回 共通テスト本番レベル模試受験生・高2生2/222/19中5日
第2回 共通テスト本番レベル模試受験生・高2生4/264/23中5日
第3回 共通テスト本番レベル模試受験生・高2生8/238/20中5日
第4回 共通テスト本番レベル模試受験生・高2生12/2012/17中5日
ベネッセ大学入学共通テスト模試・6月高3生推奨(他学年も可)6/15〜7/15(オンライン)公式要確認受験方式による
駿台・ベネッセ第1回 駿台ベネッセ共通テスト模試高3・高卒生9/139/411/2以降
第3回 駿台ベネッセ共通テスト模試高3・高卒生11/110/2312/11以降

偏差値と判定、正しい読み方と活用法

模試の成績表には、偏差値・判定・得点率など複数の指標が記載されています。これらを正しく理解することで、実力を客観的に評価し、志望校選択や学習戦略の立案に活かせます。

偏差値の意味と活用法

偏差値は、平均点を50として現在の位置を示す指標です。偏差値60なら上位約16%、偏差値70なら上位約2%に位置します。科目間で得点が異なっても、偏差値で比較すれば相対的な得意・不得意が分かります。

ただし、模試ごとに受験者層が異なるため、同じ偏差値でも模試によって意味が変わる点に注意が必要です。

A〜E判定ごとに取るべき行動

志望校判定はA〜E判定で示され、判定ごとに取るべき対応が変わります。

判定合格可能性の目安推奨アクション
A判定80%以上現状維持+弱点の底上げ
B判定60〜79%苦手分野の集中補強
C判定40〜59%学習戦略の見直しを検討
D判定20〜39%志望校・学習計画の抜本的な見直し
E判定20%未満学習内容・志望校の根本的な再検討

秋以降にC判定以上を安定して取れれば、本番での逆転合格も十分可能です。判定に一喜一憂せず、具体的な改善点を見つけることに集中しましょう。

監修者 古岡
監修者 古岡

秋のC判定とD判定では対応が全く異なります。C判定なら合格可能性は残るものの、苦手分野の補強や学習配分の見直しが必要です。D判定は学習戦略の根本的な見直しが求められます。また同じ偏差値60でも、駿台と進研模試では受験者層が違うため、複数の模試結果を並べて総合的に判断しましょう。

模試は受験後の復習で差がつく

模試の真の価値は、受験後の復習にあります。成績表を眺めるだけでは実力は伸びません。間違えた問題の分析、弱点分野の特定、そして具体的な対策の実行まで行うことで、次回の模試や本番での得点力が向上します。

効果的な復習の手順

復習の効果を最大化するには、受験直後から返却後まで段階的に取り組むことが大切です。記憶が鮮明なうちに着手し、成績データを受け取ったら分析・対策まで一気通貫で行うのが理想的な流れです。

  1. 即日復習:受験当日中に、記憶が鮮明なうちに全問題を見直す。解答根拠を確認
  2. 成績表分析:返却後、分野別正答率を確認し、優先的に対策すべき弱点を3つ選ぶ
  3. 間違いノート作成:なぜ間違えたのか(知識不足/理解不足/時間不足)を分類し、対策を記録
  4. 類題演習:弱点分野の問題集や過去問で、同種の問題を5問以上解く

この復習サイクルを徹底することで、同じミスを繰り返さず、着実に得点力が向上します。

時間配分の改善

共通テストでは時間不足が致命的です。模試の結果から、各大問にかけた時間を記録し、理想的な時間配分と比較しましょう。

時間がかかりすぎた問題は、解法パターンの習熟度不足が原因です。類題を時間を計って繰り返し解くことで、処理速度が向上します。

監修者 古岡
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成績表の返却を待つと記憶は薄れます。返却を待たず、受験当日〜翌日に自己採点と全問見直しを行い、「なぜその選択肢を選んだか」まで振り返ることで、復習の質が格段に上がります。保護者の方も当日の感想を聞いてあげてください。

志望校・学習段階・予算で模試を絞る

複数の予備校が模試を実施する中で、すべてを受験する必要はありません。志望校レベル、学習進度、予算を考慮して最適な模試を絞り込むと、復習に充てる時間も確保しやすくなります。

志望校レベル別の推奨模試

どの模試を選ぶかは、現在の学習段階と志望校のレベルで変わります。目安として以下を参考にしてください。

状況推奨模試理由
難関国公立大志望駿台+河合塾高難度対策と判定精度を両立
中堅国公立・私立大志望河合塾を軸+東進判定の安定性と定期確認
基礎固め段階
(高1・高2含む)
進研模試からスタート標準レベルで正確な弱点把握
予算・時間に制約あり河合塾のみ年3回母集団の大きい模試に絞って情報量を確保

予算と時間の制約がある場合

模試の受験料は主催者・受験方式・個人申込か学校申込かによって異なります。2026年度の一般生向け料金の目安は以下のとおりです。最新の料金は各模試の公式ページで確認しましょう。

主催模試名受験方式受験料
(一般生)
河合塾全統共通テスト模試公開会場7,700〜8,800円
駿台駿台atama+共通テスト模試会場7,700円
駿台atama+共通テスト模試オンライン5,000円
東進共通テスト本番レベル模試会場6,000円
駿台・ベネッセ駿台ベネッセ共通テスト模試会場7,700円(+返却料600円)
ベネッセ大学入学共通テスト模試・6月オンライン4,800円

予算に限りがある場合は、母集団が大きく判定精度の高い河合塾を軸にしつつ、学校実施模試も積極的に活用して外部模試は年2〜3回に絞る方法が効率的です。

監修者 古岡
監修者 古岡

費用対効果を重視する場合、河合塾の全統共通テスト模試を軸にするのは有力な選択肢です。受験者数が多く判定精度が安定しているため、年3回これだけを受験し、残りの時間と予算を過去問演習や弱点補強に充てる方が効率的です。

まとめ|共通テスト模試は「選び方」と「復習サイクル」で差がつく

共通テスト模試は、受験して終わりでは効果が限られます。どの模試を選ぶか、いつ受けるか、受験後にどう復習するか、この3点を意識することで、模試が本番の得点力に直結するツールになります。この記事で解説したポイントをまとめます。

  • 模試の役割:偏差値・判定・分野別得点率で現在地を把握し、漠然とした不安を具体的な学習課題に変える
  • 模試の選び方:河合塾は判定精度、駿台は難関大対策、東進は定期的な実力確認と返却速度、駿台・ベネッセは秋以降の志望校判定、進研模試は基礎固めと、各社の強みを踏まえて選ぶ
  • 受験タイミング:高3なら年3〜4回を目安に、春は現状把握、夏は計画修正、秋は志望校調整、冬は最終確認と目的を変える
  • 復習の進め方:受験後は即日復習・成績表分析・間違いノート作成・類題演習まで行い、同じミスを繰り返さない仕組みを作る

模試は受験するたびに「今何が足りないか」を教えてくれるツールです。選び方と復習サイクルを整えることが、共通テスト本番での得点力を高める近道になります。

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