総合型選抜や学校推薦型選抜を検討しているなら、2027年度入試からの新しい変化を知っておきましょう。
文部科学省は2026年5月27日の通知で、各大学に対して総合型・推薦型選抜における評価方法ごとの配点割合を公表するよう求めました。
これまで見えにくかった「面接や書類がどれくらい合否に影響するか」が、志望校ごとに確認できるようになります。
配点割合の公表が求められた背景
これまで総合型・推薦型選抜では、面接・小論文・活動報告書・個別テストなどを組み合わせて評価することが原則とされていました。
しかし一部の大学では、個別テストの配点が実質的に合否のほぼすべてを決める運用になっており、文科省はこれを「実質的な一般選抜の前倒し」として問題視しました。
今回の通知では、各大学に対して評価方法ごとの配点割合を公表することが求められています。また、教科・科目に係るテストの成績が評価・判定の大部分を占めるような選抜は「不適切」と明示されました。
配点割合が公表されることで、受験生にどんな変化があるかを見ておきましょう。
受験生・保護者にとっての変化
配点割合が公表されると、これまで選抜要項だけでは読み取りにくかった情報が比べやすくなります。
| 確認できるようになること | 活用例 |
|---|---|
| 面接の配点比率 | 面接が苦手な場合、比率の低い大学を検討できる |
| 書類(活動報告書など)の比率 | 課外活動の実績を重視する大学を選べる |
| 個別テストの比率 | 学力中心の選考かどうかを事前に把握できる |
自分の強みが評価されやすい大学を選ぶ材料として使えるようになります。
どこで確認できるかも把握しておきましょう。
配点割合の確認方法
配点割合は、各大学の募集要項または選抜要項に記載されます。各大学は2026年12月15日までに募集要項を公表する予定です。
それより前の段階では、各大学が2026年7月31日までに実施教科・科目・入試方法を発表します。選抜の大まかな方向性はこの時点で確認できます。
- 2026年7月31日まで:実施教科・科目・入試方法の発表(各大学)
- 2026年12月15日まで:募集要項の公表(配点割合を含む)
志望校が決まっている場合は、各大学の公式サイトを定期的に確認しておきましょう。
配点割合を志望校選びにどう活かすかも確認しておきましょう。
志望校選びへの活かし方
配点割合は、自分の準備状況や強みを照らし合わせる材料になります。たとえば、面接の比率が高い大学を受ける場合は面接対策に重点を置き、書類の比率が高い大学なら活動実績の整理を早めに進めるといった計画が立てやすくなります。
一方で、配点割合はあくまで参考のひとつです。アドミッション・ポリシー(大学が求める学生像)や学部の内容との相性も合わせて確認したうえで、自分に合った選抜方式かどうかを判断しましょう。
まとめ
2027年度入試から、総合型・推薦型選抜の評価方法ごとの配点割合が各大学から公表されるようになります。面接・書類・テストそれぞれの比重が明確になることで、自分の強みを活かせる大学を選びやすくなります。
募集要項は2026年12月15日までに公表予定です。公表されたら、配点割合を起点に自分の強みを整理するところから選抜準備を始めてみてください。
(出典:文部科学省「令和9年度大学入学者選抜実施要項」8文科高第318号 令和8年5月27日)
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