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「教えない指導」で、なぜ坪田塾の生徒は自分から勉強するようになるのか?坪田塾・中野正樹代表にインタビュー
塾の選び方

2024.02.14

「教えない指導」で、なぜ坪田塾の生徒は自分から勉強するようになるのか?坪田塾・中野正樹代表にインタビュー

坪田塾は、「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話」(通称「ビリギャル」)の著者・坪田信貴先生が創業した学習塾です。

現在、全国で22校舎+オンラインコースを展開し、入試本番で実力を発揮できるようにすることを意識した指導法が特徴です。坪田塾の先生の想いや指導について、坪田塾を運営する株式会社NEXT EDUCATIONの中野正樹代表にお話をうかがいました。

今回お話を伺った先生

中野 正樹(なかの まさき)代表

個別指導坪田塾代表。坪田塾の創業者、坪田信貴の右腕として、本部校の校長を務め、NEXT EDUCATION代表取締役に就任。米国の大学院で英語教授法の修士号を取得。 「ビリギャル」の妹を上智大学に合格させ、学年順位100番以下の生徒を東京大学に合格へ導いた。これまでに800人以上を“子別”指導し、保護者・生徒から絶大な信頼を得ている。

「教えない指導」で生徒を支える

ーー坪田塾の創業の経緯について教えてください。

2008年に名古屋に1校舎目を開校しました。先生が授業をしたり解説をしたりする従来の指導法ではなく、先生の役割は勉強の方法を教えることと、モチベーションを上げることにとどめ、生徒が自ら学び考える「教えない、支える指導」を目指す塾としてスタートしました。

まず、「教えない、支える指導」についてご説明しなくてはなりません。従来の学校や塾では、集団、個別指導に関わらず、基本的に先生は教える存在です。生徒は先生の講義や解説を聞くこと、つまり情報のインプットに勉強時間の大半を使っています。一方で、テストで求められるのは、問題を解く力、つまり情報をアウトプットする能力です。先生の話を聞いて、いくらわかったつもりになっても、問題を解く力は身につきません。

坪田塾では、テストで求められるアウトプットする力を伸ばす指導をメインで行っています。映画「ビリギャル」(※1)のモデルになったさやかちゃんも、こうした指導を受けた生徒の一人です。その結果、自ら考え、学ぶ力が身に付き、何より勉強が好きになって、いまだに勉強を続けています。今年アメリカのコロンビア大学の大学院に進学します。

(※1)ビリギャル・・・坪田信貴の著書『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』の通称。100万部以上のベストセラーで2015年に映画化された。

塾長の坪田は、のべ1,000人以上の生徒さんを指導した経験を経て(さやかちゃんもその中の一人です)、今の坪田塾の指導方法を確立しました。この指導方法をより多くの講師ができるようにすることで、教室も増えるし、よりたくさんの生徒さんを伸ばすことができると考えました。

私が入社して3年ほどが過ぎたころ、さやかちゃんの妹さんが入塾してきました。私が担当をさせていただいたのですが、正直プレッシャーというか、緊張しました。彼女は「英語の形容詞の意味がわからない状態」からスタートしたのですが、本当に頑張って最終的に上智大学に合格しました。一方で私自身も、講師の経験こそ浅かったものの、生徒さんと同じように指導の方法論を学んで実践すれば、生徒さんは伸びてくれるんだと自信にもなりました。

そういう私も、坪田塾の「教えない指導」で生徒が自分から勉強するようになるという話を聞いても、正直最初はピンと来ていませんでした。しかし、実際に生徒さんの学力が伸び、やる気になり、志望校に合格するのを見る中で、その有効性を実感し、またなぜこの方法が効果的なのかを理解するようになりました。

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