- 小学生・中学生・高校生の冬期講習の料金例
- 個別指導・集団指導・中学受験塾・大学受験予備校による料金の違い
- 冬期講習の見積もりを見るときのポイント
- 予算に合わせて受講する授業を決める方法
冬期講習を検討するとき、「実際どのくらいかかるの?」「10万円を超える見積もりは高い?」と気になる方もいるでしょう。
冬期講習の料金は、学年だけでなく、受講目的や指導形式、科目数、授業回数によって大きく変わります。同じ小学生でも、学校の復習を目的に個別指導を数回受ける場合と、小6で中学受験に向けて4科目を集中的に学ぶ場合では、必要な授業量が違います。
そのため、「小学生なら○万円、中学生なら○万円」と一つの平均額で考えるのは難しいものです。自分の子どもと近い学年・受講目的・塾の種類では、どのくらいの料金が設定されているかを見ると、費用の目安をつかみやすくなります。
この記事では、実際に公開されている冬期講習の料金を、小学生・中学生・高校生に分けて紹介します。あわせて、手元の見積もりを見るポイントや、予算を超えた場合の考え方も解説します。
冬期講習はいくらかかる?小学生・中学生・高校生の料金例
冬期講習には、すべての塾に共通する平均料金があるわけではありません。
ここでは一律の平均額を示すのではなく、実際に公開されている料金例から、学年や塾の種類ごとの費用感を見ていきます。
公開料金を見ると、学校の復習を目的とした小学生の個別指導では1万円台の例がある一方、小6の中学受験や中3の高校受験では10万円前後になる例もあります。高校生向け予備校でも、複数の講座を受講すれば数万円から10万円近くになることがあります。
なお、料金例は原則として、冬期講習から参加する一般生の料金を掲載しています。2026年9月時点で2026年度料金が未発表の場合は、2025年度の実績を掲載しています。
小学生の冬期講習は、受講目的によって料金が大きく変わる
小学生の冬期講習には、学校で習った内容の復習や苦手克服を目的とするものと、中学受験に向けたものがあります。
特に小5・小6の中学受験では、複数科目を長時間受講する講習もあるため、学校の復習を目的とした講習とは分けて料金を見るのがよいでしょう。
学校の復習・苦手対策をする個別指導塾の料金例
個別指導は塾によって1回の授業時間が異なります。ここでは費用感を比べやすくするため、6回受講した場合の料金を並べています。
塾・講習 6回受講した場合の料金例 授業時間 ITTO個別指導学院 14,300円 50分×6回 ナビ個別指導学院 約19,800円※ 80分×6回で試算
同じ6回でも、1回あたりの授業時間や指導内容などは異なります。この表は塾同士の安さを比較するものではなく、個別指導を数回受ける場合にどの程度の費用になるかを見るための目安です。
個別指導では、苦手な1科目だけを受けるのか、複数科目を受けるのかによって必要な回数も変わります。料金を見るときは、最終的に何回受講するのかまで見ておきましょう。
中学受験塾では、小6で7万~10万円を超える料金例もある
中学受験向けは、条件が比較的近い「小6・4科目・8日間」の料金例を見てみます。
塾・講習 料金例 内容 早稲田アカデミー 105,100円 小6・4科目・8日間 四谷大塚NET 練成会グループ北海道本部 72,600円 小6・4科目・8日間
どちらも4科目を8日間受講する講習ですが、1日の授業時間やカリキュラムなど、細かな条件は同じではありません。
この2例だけから小6の中学受験の平均料金を出すことはできません。ただし、中学受験では冬期講習だけで7万~10万円を超える例もあることがわかります。
小学生は、まず学校の復習・苦手対策なのか、中学受験対策なのかを分けて料金を見るとよいでしょう。
中学生は、集団指導と個別指導で料金の決まり方が異なる
中学生では、中1・中2の復習を目的とした講習に加え、中3になると高校受験対策の授業が増えます。
また、集団塾では複数科目をまとめて受講する一方、個別指導では必要な授業数によって料金が決まるなど、指導形式によっても料金の見方が変わります。
高校受験向け集団塾は、学年・科目数・授業日数まで見る
まず、中1・中2では次のような料金例があります。
塾・講習 料金例 内容 河合塾Wings関東 46,700円 中1・中2・冬期集中セミナー 早稲田アカデミー 73,900円 中1・中2・5科目・8日間
受験学年の中3では、次のような料金例があります。
塾・講習 料金例 内容 河合塾Wings関東 98,600円 中3・5科目 早稲田アカデミー 105,100円 中3・5科目・8日間
この例では、中1・中2よりも中3の料金が高くなっています。高校受験を控えた中3では、入試対策として必要な科目や授業量が増える講習があるためです。
中学生の料金を見るときは、学年だけでなく、何科目をどの程度受講する講習なのかまで見ておきましょう。
個別指導塾は、受講するコマ数で総額が変わる
個別指導も、6回受講した場合にそろえて見てみます。
塾・講習 6回受講した場合の料金例 授業時間 ITTO個別指導学院 16,500円 中1~3・50分×6回 ナビ個別指導学院 約22,200円※ 中1・2・80分×6回で試算 ナビ個別指導学院 約22,800円※ 中3・80分×6回で試算
6回分にそろえると費用感をつかみやすくなりますが、授業時間は同じではありません。
また、個別指導は必要なコマ数によって総額が大きく変わります。たとえば中3で1コマ3,800円なら、10回で38,000円、20回で76,000円です。
コノ塾の2026年度料金では、中1・中2の冬期講習が50分×24コマで31,680円、中3は地域によって50分×52~85コマで68,640~112,200円です。受験学年では、受講するコマ数そのものが増える例もあります。
個別指導では、1コマの料金だけでなく、最終的に何コマ受ける提案なのかを見ることが重要です。
高校生は、受講する講座数・コマ数で総額が変わる
高校生でも、高1・高2の復習や受験準備と、高3の大学受験対策では必要な授業量が異なります。
大学受験予備校では講座単位、個別指導ではコマ単位で料金を設定している例があります。
大学受験予備校は、1講座の料金だけでなく必要な講座数を見る
河合塾と駿台では、講座ごとに料金が設定されています。1講座だけでなく、3講座受けた場合も見てみましょう。
予備校 1講座の料金例 3講座受講した場合 1講座の授業量 河合塾 22,700円 約68,100円※ 90分×5講 駿台 29,800円 89,400円 50分×12
同じ3講座でも授業時間は異なるため、料金だけで単純比較はできません。
一方で、1講座では2万~3万円程度でも、複数講座を受けると7万~9万円程度になる例があることはわかります。
大学受験予備校では、1講座の料金と、希望する対策に必要な講座数を分けて考えると総額を把握しやすくなります。
高校生向け個別指導も、必要なコマ数で総額を見る
| 塾・講習 | 6回受講した場合の料金例 | 授業時間 |
|---|---|---|
| ITTO個別指導学院 | 19,800円 | 高1~3・50分×6回 |
| ナビ個別指導学院 | 約22,800円※ | 高1~3・80分×6回で試算 |
高校生の個別指導も、苦手な1科目だけを数回受けるのか、大学受験に向けて複数科目をまとまった回数受けるのかで総額が変わります。
高校生は、予備校なら受講する講座数、個別指導なら受講するコマ数まで見て費用を考えましょう。
冬期講習の見積もりは、授業量・内容・追加費用まで見て判断する
料金例を見て「自分の見積もりは高いかも」と感じても、総額だけでは判断できません。
5科目をまとめて受講する集団指導と、必要な単元を個別に学ぶ個別指導では、同じ10万円でも授業量や内容が異なるためです。
授業量を「科目数・回数・時間」で整理する
まず、見積書から何をどのくらい受けるのかを整理します。
例:数学・英語/個別指導/1回90分×12回/二次関数と長文読解を対策
この形にすると、先ほどの料金例やほかの塾とも近い条件で比べやすくなります。
特に個別指導では、コマ数が総額に大きく影響します。「1コマ○円」や総額だけではなく、1回何分の授業を、全部で何回受けるのかまで見ましょう。
授業ごとに何を対策するのかを見る
次に、その授業で何を対策するのかを見ます。
たとえば数学12回を提案されているなら、「数学が苦手だから12回」だけでは、すべて必要なのか判断しにくいでしょう。
関数、図形、確率、過去問演習など、どの課題に授業を使う予定なのかがわかれば、優先順位を考えやすくなります。
特に冬休みは期間が短いため、模試や過去問で失点している単元など、優先度の高い内容から取り組む方法もあります。
教材費や追加講座まで含めた支払総額を見る
案内にある「冬期講習受講料」と、実際に支払う金額が同じとは限りません。
塾によって、教材費や模試代を受講料に含む場合と、別途支払う場合があります。通塾中なら、通常授業の月謝と冬期講習費が同じ時期にかかることもあります。
費用 見るポイント 講習受講料 科目数・授業回数・1回の時間 教材費・模試代 受講料に含まれているか 入会金・登録料・設備費 講習だけの受講でも必要か 正月特訓・追加講座 基本の冬期講習とは別料金か 通常授業の月謝 講習月も通常どおりかかるか
広告などに書かれた講習料金だけではなく、希望する内容を受けた場合に最終的にいくら支払うのかまで見ておきましょう。
予算を超えたら、必要な授業から優先順位をつける
見積もりが予算を超えていても、「全部受ける」「冬期講習を受けない」の二択とは限りません。
受講内容を選べる講習であれば、予算の上限を伝えたうえで、優先度の高い授業を残せないか相談できます。
予算の上限と優先したい課題を塾に伝える
たとえば、次のように相談できます。
総額は8万円までで考えています。提案いただいた内容の中で、優先度の高いものから教えていただけますか。受講しない部分を家庭学習で補う場合の進め方も知りたいです。
「数学を減らす」のように科目単位だけで考えるより、単元まで分けると優先順位をつけやすくなります。
たとえば、計算問題は家庭で進められる一方、関数の応用問題は一人では進めにくいのであれば、関数を冬期講習で優先するといった考え方です。
ただし、集団指導のセット講習など、科目や日数を自由に減らせない場合もあります。
受講しない内容は家庭学習で補う
授業を減らした場合、その内容の勉強自体が不要になるわけではありません。
受講しない単元については、「何を・いつまでに・どの教材で進めるか」まで決めておきましょう。
塾にも「この授業を受けない場合、家庭では何を進めればよいですか」と聞いておけば、必要な授業を残しながら予算に合わせやすくなります。
無料・割引講習も、追加分まで含めた総額で比べる
冬期講習では、初めて利用する人向けに無料体験や割引を実施する塾もあります。
ただし、「冬期講習無料」と案内されていても、すべての授業が無料になるとは限りません。無料になる科目や回数が決まっていたり、教材費などが別途必要だったりする場合があります。
申し込む前に、無料・割引になる範囲と、必要な授業を追加した場合の料金を見ておきましょう。
比較するときは割引額の大きさではなく、自分が希望する内容を受講した場合の総額で考えます。
講習だけ受けたい場合は、冬期講習だけ受講できる塾と選び方も参考にしてください。
まとめ|同じ学年・目的・授業量で料金を比べよう
冬期講習の料金は、学年だけでなく、受講目的や指導形式、科目数、授業回数によって大きく変わります。
料金の目安を知りたいときは、まず自分の子どもと近い学年・目的・塾の種類の料金例を見てみましょう。そのうえで、手元の見積もりについて、何科目・何回・何分受けるのか、何を対策するのか、最終的な支払総額はいくらかを見ていきます。
予算を超える場合は、優先したい課題を整理し、受講内容を調整できるか塾に相談します。
必要な授業量と支払総額の両方を比べて、家庭の予算と学習目的に合う冬期講習を選びましょう。
※本記事に掲載している情報は記事執筆時点のものです。料金・キャンペーンなどの最新情報は各教室にお問い合わせください。

