- 令和9年度から、学力向上進学重点校・エントリー校全校の特色検査が共通問題に統一
- 特色検査は教科横断型の自己表現検査(60分)。思考力・判断力・表現力を問う形式
- 再編・統合により、3校が新校名で選考基準に初登場
神奈川県教育委員会は2026年6月、令和9年度(2027年春)入試の選考基準を公表しました。
その中で、学力向上進学重点校とエントリー校全校の特色検査(自己表現検査)に、共通問題と共通選択問題を使用することが明記されています。
横浜翠嵐や湘南など、難関校を志望する受験生にとって準備の方向性が変わる可能性がある変更です。
令和9年度から変わること
今回の公表で明記されたのは、以下の内容です。
令和9年度神奈川県公立高等学校入学者選抜における特色検査について、すべての学力向上進学重点校とすべての学力向上進学重点校エントリー校の県立高等学校において、共通問題と共通選択問題を用いて実施します。
(神奈川県教育委員会「令和9年度神奈川県公立高等学校入学者選抜選考基準」)
共通問題の使用は、重点校・エントリー校全校に適用されます。どの学校を受検するかにかかわらず、同じ形式の問題に備えることになります。
どの学校が対象になるのか、確認しておきましょう。
対象となる学校
学力向上進学重点校は次の8校です。
- 横浜翠嵐・川和・柏陽・横浜緑ケ丘(横浜地区)
- 多摩(川崎地区)
- 湘南(湘南地区)
- 厚木(県央地区)
- 小田原(西湘地区)
これらの重点校に加え、県が指定するエントリー校(重点校に準じた位置づけで特色検査を実施する県立高校)も対象です。
希望ケ丘・横浜平沼・光陵・横須賀・鎌倉・茅ケ崎北陵・平塚江南・大和・相模原などが含まれます。
次は、共通問題の検査内容を見ていきます。
特色検査(自己表現検査)の内容
共通問題の形式は次のとおりです。
提示された文章や資料を読み取り、中学校までに習得した知識・技能を教科横断的に活用して、問題を解決する思考力・判断力・表現力や創造力等を把握するための検査です。検査時間は60分です。
特定の教科の知識だけを問うのではなく、国語・社会・理科・数学など複数教科の知識を組み合わせて考える力が求められます。
内容を踏まえて、準備の方向性を整理しておきます。
今後の準備で意識したいこと
共通問題化により、各校が個別に設けていた形式の差はなくなります。どの重点校・エントリー校を志望する場合も、同じ形式の検査に備える形になります。
文章・資料の読解力、教科横断的な思考力、記述による表現力の3点が対策の中心です。いずれも短期間で身につくものではないため、中学2年生から意識して取り組んでおくと余裕が生まれます。
特色検査の変更に加え、学校名に関わる変更も今回の公表で確認できます。
あわせて確認:3校が再編・統合
令和9年度の選考基準には、再編・統合により誕生した3校が初めて記載されています。
| 新校名 | 統合前の学校 | 学科・設置形態 |
|---|---|---|
| 旭・横浜旭陵 | 旭高校+横浜旭陵高校 | 全日制普通科 |
| 横浜桜陽・永谷 | 横浜桜陽高校+永谷高校 | 単位制全日制普通科 |
| 藤沢清流・深沢 | 藤沢清流高校+深沢高校 | 単位制全日制普通科 |
旧校名で情報を調べている場合は、選考基準上の学校名が変わっている点に注意してください。
まとめ
令和9年度から、神奈川県の学力向上進学重点校・エントリー校全校の特色検査が共通問題に統一されます。形式は「教科横断型の自己表現検査・60分」で、思考力・判断力・表現力を見るものです。
志望校の選考基準の詳細は、神奈川県教育委員会のウェブサイトで公開されている選考基準一覧で確認できます。
出典:神奈川県教育委員会「令和9年度神奈川県公立高等学校入学者選抜選考基準」(2026年6月公表)
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