お話をうかがった先生：外丸先生（校舎長）

 

この地域においての貴教室の強みを教えてください。

 

このエリアは大手始め小学生を対象とした中学受験対策の塾が数多くあります。当校としては他の塾を意識しすぎず、手に取るように一人ひとりの生徒を把握できる範囲の人数（一学年20名程度。１クラス10～15名程度）で受け入れるようにしています。

 

 

塾によっては、成績が良い生徒をより手厚く面倒見る傾向があるのでは、と心配される親御さんもいらっしゃいますが、当校は少人数だからこそ成績の良し悪しに関係なく、みんな平等にサポートします。また、教科担当が担任も兼ねるので、より生徒との関係が深いものになります。

 

今年度から中学生の受け入れを開始しましたが、高校受験において神奈川県は内申点を重視する傾向が強いので、中学生担当の教師たちは現在地域の中学校の試験対策や研究、分析を必死に行っています。

 

ーー定期試験対策の具体的方法はなんでしょう？

 

実際に試験が終わると、テストを回収して内容の分析をし、情報として蓄積して次回試験対策に反映させます。

ですから、中学校で離任する先生が多い年度などは、それまでの傾向や対策をまたゼロから作っていくことになるので大変ではありますが、生徒からすると成績に直結するのでとても大切です。

 

保護者・生徒から選ばれる理由はなんですか？

 

 

学力レベルや性格など、いろいろなタイプの生徒に対応できる点かと思います。小学生も高学年ともなると、成長の個人差が大きく、貪欲に勉強したい子もいるし、精神的な成長が早い子もいる。一方で、一歩ずつ ゆっくり進む子もいる。当校ではあらゆるタイプの生徒を受け入れ、一人ひとりの子どもに合った丁寧な指導を心がけています。

 

教室はガラスの窓で、生徒たちの様子を常に見ることのできるオープンな環境を整えています。親御さんもいつでも授業の様子を見ることができるので、安心していただけているのかと思います。

 

 

ーー具体的に親御さんや生徒さんから通っていてこんな点が良かった、と聞いたことはありますか？

 

講師やスタッフとの距離が近いことです。横浜校は、私をはじめ、女性スタッフが多い校舎なので、お母さまが気楽に話をしやすいそうです。その時々でお子さまに対して抱いている想いや、こちらに対するご要望を率直に話していただけるので、そういう点でも親御さんとの信頼関係が築けているのかと思います。

 

 

また、女子生徒は心身ともに変化が大きい時期なので、男性講師に話しづらい時は女性スタッフを頼ってきてくれます。私たちは、勉強はもちろんですが、人としての成長も大切にしています。人間性の基礎ができる大切な時期。偏差値が高い方が優れている、だから他がおろそかでもいい、という価値観は持ってほしくありません。

 

学力や知識力を上げることと並行して、一人の人間としての成長もしてほしい。その考え方に賛同いただいた親御さんが、この塾を選んでくださっているのかな、と感じています。

 

どんなタイプ(性格・学力)の子どもに合う塾でしょうか？

 

 

「受験という目標に向かい、努力をしたい」という意思があるお子さまです。その意思を持たせ続けることを支えていくことを私たちは大切にしています。小学生なので辛い時は泣きたくもなるし、やめたくもなる。そういう甘える気持ちと戦いながら自ら決めたことをやり遂げる意思を持たせ続けたい。そういう意味では親御さんにもお子さまとの距離を置くことをお願いしています。できるだけ自立させたいからです。

 

１から１０まで手取り足取り教えるのではなく、自ら学ぶ力をつける。受験が終わっても彼らの勉強は続きます。自分の学習を、自分で考えて進められるようになってQゼミを卒業してほしいです。

 

 

ーー入塾体験はできますか？

 

はい。国大Qゼミ全校で入塾体験が可能です。この雰囲気やメンバーとだったら頑張っていける、そう思えたら、ぜひ一緒に頑張りましょう。

 

中学受験は時間もお金もかかります。学校で教わっていないことを学ばなければいけないし、授業はどんどん進みます。子どもなので時には辛いこともあるでしょう。それでも「塾は絶対にやめない。塾に行く。受験を頑張る。」と本人が言える塾でありたいと願っています。

 

生徒たちの結果を出す為に大切にしていることを教えてください。

 

４、５年生のうちに、６年生での学習量に向けて慣らしていきます。課題の量を徐々に増やし、それをこなせる計画性を身につけます。そうすることで６年生になっても途方にくれることはありません。もちろん実際６年生は本当に大変です。生徒の様子を見ながら、時には１日ゆっくりお休みさせることもあります。

 

ただ自分から受験を望んでいるので、「大変なのはみんな同じだよ」と叱咤激励。１２歳という年齢で受験に失敗は、少なからず傷として残ります。そうならないためにも、辛いことを乗り越えるから、さらに喜びも大きくなることを実体験として学んでほしいです。

 

中高生に対しては、Qゼミを卒業した大学生も多くチューターとして教えているので、生徒も話しやすいようです。間近で受験を経験しているチューターのアドバイスは非常に有効で、頼りになるのでしょう。

 

今後の目指していく教育を教えてください。

 

 

学力の成長と人間としての成長を並行して促せる塾でありたいと思っています。

 

体の成長も著しい時期なので、睡眠時間をきちんと確保できるよう、与えられた課題も自ら計画してこなす指導をしています 。例えば課題が終わらない時は、なぜ終わらないのかを考えさせます。始めるのが遅いから終わらなくて寝る時間が遅くなる、というのであれば始める時間を早めればいい、ということを気付かせます。自分の勉強スケジュールを管理するノートがあり、そこに自ら計画を立てて書き込んでいきます。

 

この流れを４年生、５年生で習慣付けるので、６年生では大半の生徒が要領を得ています。課題量の処理能力を養うことも含めて、自ら気づかせ、遂行させています。

 

塾を探している保護者・生徒に一言お願いします。

 

 

規模の大小や知名度に左右されず、本当にその子に合った塾を選んでほしいと思います。

 

Qゼミに関しては言えば、目の前の勉強だけではなく、自ら考え、自らのために必要な勉強ができる力を育むことを最も大切にしています。つまり、子どもの先を見据えた塾選びが大切です。

 

また、偏差値だけを基準に志望校を選ばない、ということも大切です。偏差値を選択の基準にすると、希望が叶わないこともあります。充実した学校生活を送る上で、校風や生徒さんの雰囲気など、本当にその子に合っているかどうかを見極めることが大切でしょう。

 

 

当塾では、一人ひとりの子供の性格、適性、学力などの総合的判断のもと、学校を紹介しています。それは私たちと親御さん、子どもたちとの距離が近いからできること。親御さんの本音を聞いたり、時には親の知らない子どもの希望を伝えたり、包み隠さず話し合える信頼関係があるからこそ、本当に子どもに合った選択ができるのだと思っています。

 

面談は年に３回ほど実施しますが、希望があればいつでも行います。小学生は変化が顔に出やすいので、こちらも見逃さないようにして、気づいたことがあれば声をかけています。

 

取材担当者のコメント

 

 

この横浜校は昨年度まで小学生のみが通う塾だったこともあり、外丸校舎長が多くの小学生を合格させるために力を尽くされてきたことが、取材を始めてすぐに伝わってきました。子どもの話をする表情に、まるで母親のような優しさと愛情が滲み出ます。

 

「中学受験というのは周りが遊んでいる中、勉強に取り組まなければいけない厳しい環境なので、子どもはいろんな思いがあると思います。だからこそ合格させてあげたい。第一志望、第二志望にみんないれてあげたい。」そう話す外丸校舎長。まだ幼い小学生が健気に頑張る姿を見ていると、時々涙が出そうになると言います。

 

苦手な科目でも、先生が夢中で楽しそうに教えていると、思わず授業に入り込み、いつの間にかその科目を好きになることがあります。それは先生の熱量に感化され、引き込まれ、その魅力に気づくことができるからです。外丸先生の国語の授業はまさにそんな授業のようです。先生自身が物語に入り込み思わず涙が溢れてしまい、生徒に「気持ちはわかるけど問題解いてるから泣けないよ！」と突っ込まれたことがあるそうです（笑）。

 

学力と同様に人としての成長を大切にする横浜校。苦しい受験も、愛情深くて頼りになる先生方と一緒なら、とても心強く、それを乗り越えた時には大きな成長を遂げているのだと確信しました。