【教室レポート】明利学舎 西葛西本校
お話をうかがった先生:鈴木明男先生(塾長)、鈴木利明(副塾長)
この地域においての貴教室の強みを教えてください。
当塾の一番の強みは、お子さまの「人間力の形成」に力を入れているところです。
ーー人間力の形成ですか?
はい。もちろん成績アップや有名校への合格などの実績も大切ですが、当塾ではそれらよりも人間力を重視しています。
なぜなら、人間力の形成が結果的にそれら実績にも繋がると信じているからです。当塾の考える人間力とは、近年叫ばれている多様化やグローバリゼーションに関わらず、どんな時代であっても変わらない、人として(特に後者においては日本人として)大切にすべきだと考える部分、
- 挨拶・言葉遣い・目上の人との接し方・礼節・ミス(例:遅刻や宿題を忘れてしまった)をしてしまった時にどのように対応するか・自分の意見の伝え方などのコミュニケーションスキル
- 自分で課題を見つけ、解決策を考え、努力できる習慣
- 自分で目標を立てて実行し、自己管理ができる力
などを習慣にすることを指します。
これらは教科学習だけでは培われないものです、教育過渡期と呼ばれる今だからこそ必要なことだと考えます。私たちは常に、お子さまに一生の財産になるような力(=人間力)を身に付けていただきたいと思っています。
なぜなら人生の主役はお子さま自身だからです。「どこに受かった、成績が上がった」という目先の結果が一番なのではありません。勉強はあくまでもツール(道具)の一つ。その道具をどう使うかは、人間力によって左右されるのです。そのため当塾では良い意味で、「師と弟子である」という線引きをしながら、学習指導を通して生活指導まで踏み込み、お子さまの人間力形成のサポートをしています。
そのためにはもちろん、保護者の方のお力も欠かせません。保護者の方にも、塾に任せきりになるのではなく、主役であるお子さまのために家庭環境を整えていただくことを啓蒙しております。
先ほども述べましたように、人間力、つまり日々の習慣や心持ちは成績に繋がります。学習だけではなく、お子さまに一生の財産となる習慣を得ていただくことにここまで重きを置いている塾は、他にはないと自負しております。
保護者・生徒から選ばれる理由はなんですか?
前述した方針に共感いただける方々からの支持によるものではないかと思います。その分、合う・合わないは分かれるところではありますが、共感いただける方々からは熱い支持をいただくことができております。また、当塾では国語力にとても力を入れているのも特徴の一つであり、その点も支持をいただくことができている理由の一つではないかと考えています。
ーー国語力とは具体的にどのようなことを指すのでしょうか?
はい。国語力とは「語彙力・読解力・記述力」をもとに、他者とイメージを共有できる力のことだと当塾は考えています。実はこの国語力が学力の土台なのです。
ーー近年は英語や算数・数学などの教科の方が重要だと捉えられがちだと思うのですが。
確かにそれらの教科はメディアなどでは取り上げられることが多いですが、学力の土台が国語力であることは変わりません。算数や数学でも、国語力がないお子さまは成績が上がりません。なぜなら、文章題の意味が理解できないからです。英語に関しても同じことが言えます。英語が苦手なお子さまは総じて国語力が低いという傾向があります。言い換えれば、国語力が高いお子さまは英語の成績も良いのです。
算数などはどうしても目に見えやすい教科(○、×が分かりやすい)ではありますが、国語は成果が見えにくい教科です。そのため疎かにしてしまいがちですが、前述したように学力の土台は国語力です。当塾では『速聴・速読の脳力開発』を日本の進学塾では最初(19年前)に導入、現在は「読書くらぶ」という『読む解くメソッド=速聴・速読』をメインに国語力を高めるカリキュラムがあり、低学年のお子さまやインターナショナルスクールに通っているお子さまにも人気があります。(小4~中学生向けに英語版もあり。)
このように国語力をしっかり伸ばすことのできるカリキュラムがある塾は非常に少ないため、そのあたりも当塾を選んでいただける理由だと考えています。もちろん、英語や算数・数学などの他教科に対してもしっかりと結果の出せるカリキュラムがありますのでご安心ください。
どんなタイプ(性格・学力)の子供に合う塾でしょうか?
当塾は一番初めに述べましたように、「お子さまの人間力の形成」を重視しておりますので、成績の良し悪しに関わらず、この方針に共感いただいた上で、(仮に最初からそうではなかったとしても)本気で向き合えるお子さま、本気で向き合えるよう最後までお子さまをサポートしていただけるご家庭には合うと思います。
言い換えると、「塾に丸投げ」というスタンスのご家庭・お子さまには合わないかもしれません。
例えば、お子さまを”おにぎり”、右手を”塾”、左手を”ご家庭”とします。おにぎりは右手と左手が上手く交わって握ると美味しくなります。どちらかの圧力が強いとバランスが崩れ、美味しいおにぎりにはなりませんよね。
お子さまも同じです。どちらか一方に任せっきりになるのではなく、双方が協力し合ってバランスが取れてこそ、人間力の形成、しいては成績向上に繋がるのです。
私たちは結果がどうであれ、お子さまが自分で考え、「自分なりの最大の努力をした!やり切った!」という『本気で努力した経験(=一生の財産)』を得ていただくことを大切にしております。
そのために、私たち自身も本気でお子さまと向き合っています。大人側が本気で向き合っていないこと、大人側の想いを押し付けていること(「どうしてもこの学校に入れたい!この学校じゃなければいけない!」など)はお子さまにすぐ伝わります。
だからこそ保護者の方にも本気でお子さまと向き合っていただくべく、授業報告を毎回、ご家庭に送っています。以上のことから、お子さまのタイプというよりは、ご家庭の方針が当塾と合うかどうかが大事になってくると思います。
生徒たちの結果を出すために心がけている事を教えてください。
一番初めに述べた通りです。人間力は成績の土台にもなるものですので、やはり人間力の形成には力をいれています。また、良いところ・悪いところを認めた上で、叱るべき時は叱る、できたところは褒める、という『誉め育て』の指導をすることも心がけています。
冒頭で、講師と(当塾に通う)お子さまは「師と弟子」のような関係になることを述べましたが、決して距離が遠いわけではありません。今、どこが課題なのか、どのような学習方法を取っているのかなどを把握しやすい関係性になっており、細やかなヒヤリングの実施、エビングハウスの忘却曲線を見せながらの説明など、目標までの具体的な戦略作り・学習の習慣作りをお子さまと共に行っております。
何事もそうですが、子供だからできないのではなく、習慣にしていないからできないのです。習慣にするまでは努力が必要ですが、習慣になり、それが継続できるようになれば努力はいりません。お子さまに本気で向き合い、しっかりと習慣付け・結果を出してもらうためにも、指導する講師の9割は社会人講師にすることも心がけていることの一つです。
学生講師を採用している塾も多いかと思いますが、「人を育てるのは人」です。学生講師が接するのと、大人の社会人が接するのとではお子さまに与える影響は大きく違います。人を育てるには、多様な経験を持つ社会人講師が接することが重要だと考えています。
今後の目指していく教育を教えてください。
私たちが「どんな時代でも変わらない真理」と信じる、これまで述べたような人間力を身に付け、実行できるお子さまの育成を目指しています。入試改革や教育改革で言われているコンセプトも「表現力・判断力・思考力・人間力」です。
- 常に論理的に考え、伝えることができる
- 他人のことも思いやることができる
- 今どうするべきかを自分で考ることができる
- 課題を見つけて解決しながら進むことができる
私たちはこれらのことを国公私立中学受験・高校受験指導を通して育み、何事にもチャレンジしていける人材、あらゆる課題に挫けずに立ち向かっていけるような人材の育成をしていきたいと思っております。私たちはお子さま方に日々伝えています。
「言われたことを一回で咀嚼してできても二流。加えて、言われなくとも求められていることもできてしまうのが一流。
何回言われてもできないのは……。何でも人に聞いて動くのではなく、自分で考えて行動できる、『カッコイイ大人』になれると素敵だね」と。
これから、どんな時代になっても生き抜いていくことができる力を身に付けることのできる教育を目指していきたいと思います。
塾を探している保護者・生徒に一言お願いします。
《塾長:鈴木明男先生》
当塾の価値観に共鳴していただける保護者の方や、国語力が大事だと認識しているが、現状この力がなく成績が伸び悩んでいるお子さまをお持ちのご家庭の方には必ずやご満足いただけると確信しますので、ご興味のある方はぜひ一度お気軽にお問い合わせください。
※特に低学年からしっかりした国語力を身に着けて中学受験や高校受験で上位レベルを目指したいご希望のお子さま大歓迎!
《副塾長:鈴木利明先生》
”本気になるとはどういうことか”を体験させたい保護者の方や”一生ものの体験をさせたい”というご家庭の方はぜひ一度お越しいただいて、話を聞いてみてください。お待ちしております。
取材担当者のコメント
いたるところに花や緑が溢れ、壁はおしゃれなストライプ柄。一見塾だとは思えないような開放的な空間が広がる明利学舎 西葛西本校さん。
そんなおしゃれな空間の入り口には、大きなホワイトボードが。塾だけではなく、「家庭での保護者の方の関わり、環境がいかにお子様にとって大切か」ということが分かりやすく図解してありました。
インタビューの最中にも、両先生は家庭環境の大切さ、塾と家庭が一緒になって子供を支え、サポートする大切さを熱く語ってくれました。その分確かに合う・合わないは分かれるかもしれませんが、
「まずは人間力」
と塾でありながら、真っ先にこの言葉が出てきたのを聞いた時、「ここでなら成績だけではなく、”人として”大切な芯の部分まで育つのだろうな」と過去の公私立中学受験や高校受験の実積も含め実感することができました。