公立高校を第一志望にする受験生にとって、併願校選びは合格への大切な準備です。併願校とは、第一志望校に万が一不合格だった場合に備えて受験する学校のことで、進学先の選択肢を確保するだけでなく、本番前の実戦経験を積む場としても機能します。
この記事では、併願校の基本的な考え方から具体的な選び方、よくある失敗パターンまで、公立第一志望の受験生が知っておくべきポイントを解説します。
まずは併願校の基本を理解し、お子さんに合った併願パターンを見つけていきましょう。
- 併願校とは?専願との違いと併願のメリット
- 併願校の基本的な定義
- 専願と併願の違い
- 併願受験の主なメリット
- 公立第一志望のときの併願パターン
- 基本的な3つの併願パターン
- 併願校の数はどう決める?
- 併願優遇制度の活用
- 失敗しない併願校の選び方【5つのステップ】
- ステップ1:お子さんの学力を正確に把握する
- ステップ2:偏差値と合格可能性で候補を絞る
- ステップ3:通学時間と学校の環境を確認する
- ステップ4:教育内容と校風がお子さんに合うか見極める
- ステップ5:入試日程と手続き締切日を確認する
- 併願校選びでよくある失敗パターンと対策
- 失敗パターン1:偏差値だけで選んでしまう
- 失敗パターン2:併願校が多すぎて対策が不十分になる
- 失敗パターン3:入学手続き締切日を見落とす
- 失敗パターン4:「どうせ受かる」と軽視して準備不足になる
- 失敗パターン5:経済的な負担を考慮していない
- 併願校受験を成功させるための準備と心構え
- 併願校の過去問対策はいつから始める?
- 受験スケジュールの組み方
- 併願校受験を第一志望校対策に活かす方法
- 併願校に合格したときの心構え
- まとめ|失敗しない併願校選びのポイント
併願校とは?専願との違いと併願のメリット
併願校について正しく理解するには、まず受験方式の違いを知る必要があります。
この章では併願校の定義と、専願との違い、そして併願受験がもたらすメリットについて解説します。これらを理解しておくと、なぜ併願校が必要なのかがはっきり見えてきます。
併願校の基本的な定義
併願校とは、複数の学校を同時に受験する「併願」という受験方式で受験する学校のことです。
第一志望校に合格できなかった場合に備えて、進学先の選択肢を確保する目的で受験します。公立高校を第一志望にする場合、多くの受験生は私立高校を併願校として選びます。
併願受験では、合格した学校すべてに入学する義務はありません。複数校から合格をもらった上で、最終的にお子さんが進学したい学校を選ぶことができます。
この点が、合格したら必ず入学しなければならない「専願」との大きな違いです。
専願と併願の違い
| 項目 | 専願 | 併願 |
|---|---|---|
| 受験校数 | 1校のみ | 複数校可能 |
| 合格後の義務 | 必ず入学 | 入学は任意 |
| 合格難易度 | 比較的易しい(優遇あり) | 通常の難易度 |
| 入試優遇 | あり(内申点加算など) | 基本的になし |
| 向いている人 | その学校が第一志望 | 公立など他校が第一志望 |
専願は「この学校に絶対入学したい」という強い意志を示す受験方式のため、学校側も合格基準を緩和したり内申点を優遇したりすることがあります。
一方、併願は他校の合格状況を見てから判断できる自由度がある反面、専願のような優遇措置は受けられません。
併願受験の主なメリット
併願校を受験することには、単に「滑り止め」以上の価値があります。以下のようなメリットを理解した上で、お子さんに合った形で併願校を選びましょう。
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合格のチャンスを確保できる
第一志望校が不合格でも、進学先が確保されているという安心感が得られます
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本番前の実戦経験を積める
私立高校の入試は公立より早いため、試験の雰囲気や時間配分を体験できます
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精神的な余裕が生まれる
すでに合格を持っていれば、第一志望校の受験でも過度な緊張を避けられます
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進学先の選択肢が広がる
受験を通じて学校の魅力を再発見し、最終的に併願校を選ぶケースもあります
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試験当日のリスクに備えられる
体調不良や緊張で実力が発揮できない可能性に対する保険になります
特に公立第一志望の受験生にとって、私立併願校で早めに合格を確保しておくことは、その後の学習計画にも良い影響を与えます。
「最悪でもここには行ける」という安心感が、かえって第一志望校への挑戦を後押しするのです。
併願受験では合格後に入学辞退ができますが、私立高校によっては「併願優遇」制度で内申基準を満たせば実質的にほぼ合格が確約される仕組みもあります。お子さんの通う中学校の進路指導で、地域の私立高校がどんな併願条件を出しているか早めに確認しておくと安心です。
公立第一志望のときの併願パターン
公立高校を第一志望にする場合、併願校の組み合わせ方にはいくつかの典型的なパターンがあります。
この章では、偏差値や合格可能性に応じた併願パターンと、それぞれのメリット・デメリットを解説します。お子さんの学力や経済状況に合わせて、最適なパターンを選びましょう。
基本的な3つの併願パターン
公立第一志望の受験生が選ぶ併願パターンは、主に以下の3つに分類できます。それぞれの特徴を整理しながら、お子さんに合ったパターンを見つけていきましょう。
パターン 構成 メリット デメリット 向いている人 安全重視型 公立1校+私立1校(確実に合格できるレベル) 経済的負担が少ない、対策に集中できる 選択肢が限られる 経済的に余裕がない、第一志望への自信がある バランス型 公立1校+私立2校(安全校1校+実力相応校1校) 安心感と挑戦のバランスが良い 受験料・対策の負担が増える 最も一般的、多くの受験生に適している チャレンジ型 公立1校+私立2〜3校(安全校+チャレンジ校含む) 選択肢が広がる、上位校合格の可能性 対策が分散、経済的負担大 学力に自信がある、私立も本気で検討している
最も多くの受験生が選ぶのは「バランス型」です。確実に合格できる安全校で進学先を確保しつつ、自分の実力相応の学校にも挑戦することで、納得のいく選択ができます。
ただし、家庭の経済状況や受験生本人の体力・集中力も考慮する必要があります。
併願校の数はどう決める?
併願校の数を決める際は、以下のポイントを総合的に判断します。多ければいいというものではなく、お子さんの状況に合わせて適切な数を見極めましょう。
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経済的な負担
私立高校の受験料は1校あたり2〜3万円、入学金は20〜30万円が相場です
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対策の分散
学校ごとに出題傾向が異なるため、併願校が多すぎると対策が不十分になります
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体力・精神的負担
試験日程が過密になると、本命の公立入試で疲労が残る可能性があります
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合格可能性
模試の結果などから、第一志望校の合格可能性が低い場合は併願校を増やす選択肢もあります
一般的には、私立併願校は1〜2校が適切とされています。
3校以上受験する場合は、それぞれの学校を受験する明確な理由があるか、対策時間は確保できるか、家庭の経済状況は問題ないかを慎重に検討しましょう。
併願優遇制度の活用
私立高校の中には「併願優遇」という制度を設けている学校があります。これは、公立高校が第一志望であることを前提に、一定の内申点基準を満たせば合格が有利になる制度です。
学校によって「優遇」「入試相談」など呼び方や条件が異なり、確実に合格が保証されるわけではないため、募集要項の確認が必要です。
通常の併願受験よりも合格の確実性が高まるため、ぜひ積極的に活用を検討してみましょう。
併願優遇を利用するには、中学校の先生を通じて事前相談を行い、内申点などの基準をクリアする必要があります。
また、公立高校が不合格だった場合の入学条件は学校によって異なります。他の私立との複数併願を認めている学校もあれば、公立不合格の場合は必ず入学することを求める学校もあるため、事前に募集要項で確認しておきましょう。
お子さんの内申点で利用できる併願優遇校があるか、担任の先生や塾の先生に早めに相談しましょう。
併願優遇について詳しくはこちらの記事で解説しています。
失敗しない併願校の選び方【5つのステップ】
併願校選びには、偏差値だけでなく多角的な視点が必要です。この章では、後悔しない併願校を選ぶための具体的な手順を5つのステップで解説します。
このステップを順に確認していくと、お子さんに合った併願校が見つかりやすくなります。
ステップ1:お子さんの学力を正確に把握する
併願校選びの出発点は、お子さんの現在の学力を客観的に知ることです。以下の方法で学力を把握しましょう。
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模試の偏差値と合格可能性判定
直近3回分の模試結果を平均し、安定した実力を確認します
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内申点の確認
私立高校の多くは内申点を重視するため、9科目または5科目の内申点を正確に把握します
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得意科目・苦手科目の分析
学校によって入試科目や配点が異なるため、お子さんの得意を活かせる学校を探します
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成績の推移
上昇傾向か下降傾向かを見て、入試本番での実力を予測します
模試の合格可能性判定では、A判定やB判定だけでなく、C判定やD判定の学校も視野に入れます。
C判定(合格可能性50%前後)の学校が「実力相応校」、D判定以下が「チャレンジ校」、A・B判定が「安全校」の目安になります。
自分だけでは判定の読み方や志望校のバランスに迷う場合は、塾の先生に相談してみるのがおすすめです。客観的な視点から、お子さんの学力に合った候補を絞り込んでもらえます。
ステップ2:偏差値と合格可能性で候補を絞る
お子さんの学力を把握したら、偏差値を基準に併願校の候補をリストアップします。以下の基準を参考にしてください。
併願校の種類 偏差値の目安 合格可能性 役割 安全校(滑り止め) 自分の偏差値−5〜7 80%以上 確実に進学先を確保する 実力相応校 自分の偏差値±3 50〜70% 納得できる進学先の選択肢 チャレンジ校 自分の偏差値+5以上 30%以下 可能性を広げる挑戦
公立第一志望の場合、必ず「安全校」を1校は確保することが鉄則です。実力相応校やチャレンジ校だけを併願校にすると、すべて不合格になるリスクがあります。
また、偏差値は模試の種類によって異なるため、同じ模試のデータで比較するようにしましょう。
ステップ3:通学時間と学校の環境を確認する
偏差値で候補を絞ったら、実際に通学できるかどうかを検討します。併願校であっても、3年間通う可能性がある学校ですから、通学条件もしっかり確認しておきましょう。
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通学時間
目安として自宅から1時間以内を基準にする家庭が多いです。通学時間が長くなるほど体力的な負担も増えるため、無理のない範囲で検討しましょう
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交通手段
電車の乗り換え回数、バスの本数、自転車通学の可否などを確認します
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通学路の安全性
夜間の部活動後も安全に帰宅できるルートかチェックします
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定期代
3年間の交通費も家計に影響するため、事前に計算しておきます
可能であれば、実際に学校まで足を運んでみることをおすすめします。通学時間帯に実際のルートを使ってみると、混雑状況や所要時間がリアルに分かります。
ステップ4:教育内容と校風がお子さんに合うか見極める
併願校であっても、入学する可能性がある以上、教育内容や校風がお子さんに合っているかも、大切な判断材料です。以下のポイントをチェックしましょう。
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進学実績
大学進学を考えている場合、希望する進路に対応したカリキュラムがあるか確認します
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コース制度
特進コース、進学コースなど、お子さんの目標に合ったコースがあるか調べます
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部活動
続けたい部活動がある場合、その部の活動状況や実績を確認します
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校則や雰囲気
厳しい校則が苦手、自由な校風が好きなど、お子さんの性格に合った環境か見極めます
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学校行事
文化祭や体育祭などの行事の充実度も、学校生活の満足度に影響します
学校説明会やオープンキャンパスには必ず参加しましょう。パンフレットやウェブサイトだけでは分からない、在校生の雰囲気や先生の対応、施設の状態などを直接確認できます。
可能であれば、在校生に話を聞く機会を作ると、よりリアルな情報が得られます。
ステップ5:入試日程と手続き締切日を確認する
最後に、入試日程と入学手続き締切日を必ず確認します。これを怠ると、せっかく合格しても手続きができなかったり、第一志望校の受験に支障が出たりする可能性があります。
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試験日の重複
受験したい学校の試験日が重なっていないか確認します
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試験日の間隔
連日の受験は体力的に厳しいため、できれば1日以上の間隔を空けます
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入学手続き締切日
公立高校の合格発表後まで手続きを延期できる「延納制度」があるか確認します
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手続き費用
入学金や施設費など、手続き時に必要な金額を事前に把握します
特に重要なのが入学手続き締切日です。
私立高校の合格発表は公立入試より早いため、公立の結果が出る前に入学金を納めなければならないケースがあります。
延納制度の有無や延納料の金額は学校によって異なるため、募集要項で必ず確認しましょう。
併願校選びでは、お子さん自身が「ここなら通ってもいい」と思えるかが最も重要です。保護者の視点では偏差値や進学実績に目が行きがちですが、実際に3年間通うのはお子さん本人です。校舎の雰囲気や在校生の様子をぜひ一緒に確認してみてください。
併願校選びでよくある失敗パターンと対策
併願校選びには、多くの受験生が陥りがちな失敗パターンがあります。この章では、実際によくある失敗事例とその対策を紹介します。これらを事前に知っておくことで、同じ失敗を避けることができます。
失敗パターン1:偏差値だけで選んでしまう
最も多い失敗が、偏差値だけを基準に併願校を選んでしまうケースです。「自分の偏差値より5低いから安全校」と安易に決めると、実際に入学することになった場合に後悔する可能性があります。
偏差値は重要な指標ですが、それだけで決めないようにしましょう。必ず学校説明会に参加し、校風や教育方針がお子さんに合っているか確認します。「ここに通うことになっても納得できるか」という視点を持って選びましょう。
また、通学時間や部活動、進学実績なども総合的に判断材料に加えましょう。
失敗パターン2:併願校が多すぎて対策が不十分になる
「選択肢を増やしたい」という思いから、3校も4校も併願校を受験する計画を立てる受験生がいます。しかし、学校ごとに出題傾向が異なるため、対策が分散して結果的にどの学校も中途半端になってしまいます。
併願校は原則として1〜2校に絞りましょう。どうしても3校以上受験したい場合は、出題傾向が似ている学校を選ぶか、得意科目で勝負できる学校を選ぶことで対策の負担を減らせます。
また、受験スケジュールを組む際は、試験日の間隔を十分に空けて、体力的な負担も考慮しましょう。
失敗パターン3:入学手続き締切日を見落とす
私立高校に合格したものの、入学手続き締切日が公立高校の合格発表前だったため、公立の結果を待てずに入学金を納めざるを得なかったというケースがあります。さらに公立に合格した場合、私立の入学金が無駄になってしまいます。
併願校を選ぶ段階で、必ず入学手続き締切日と延納制度の有無を確認しましょう。
多くの私立高校は公立第一志望者向けに延納制度を設けていますが、延納料が必要な場合もあります。募集要項を熟読し、不明点は学校に直接問い合わせることをおすすめします。また、延納制度を利用する場合の手続き方法も事前に確認しておきましょう。
失敗パターン4:「どうせ受かる」と軽視して準備不足になる
併願校を「どうせ合格できるから」と軽く考え、過去問対策をほとんどせずに受験して不合格になるケースがあります。偏差値上は安全圏でも、出題傾向に慣れていないと思わぬ失点をする可能性があります。
併願校であっても、最低限の対策は必要です。過去問は最低でも3年分は解き、出題形式や時間配分に慣れておきましょう。特に記述問題の有無、リスニングの配点、数学の出題範囲など、学校独自の特徴を把握しておくと安心です。
また、面接がある学校では、志望動機もしっかり準備しておきましょう。「どこまで対策すれば十分か」の見極めが難しい場合は、塾の先生に過去問を見てもらうのも一つの方法です。
失敗パターン5:経済的な負担を考慮していない
受験料や入学金、制服代、施設費など、私立高校には公立高校よりも多くの費用がかかります。併願校選びの段階でこれらの費用を確認せず、合格後に家計の負担が大きすぎることに気づくケースがあります。
併願校を決める前に、必ず保護者と費用について話し合いましょう。受験料、入学金、年間授業料、施設費、制服代、修学旅行費など、3年間でかかる総額を試算します。私立高校でも就学支援金制度があるため、家庭の収入に応じた支援が受けられるか確認しておきましょう。
経済的に厳しい場合は、授業料が比較的安い学校や、特待生制度がある学校を検討しましょう。
「公立がダメだったときの保険」という消極的な選び方をすると、いざ入学が決まったときにモチベーションが下がりがちです。併願校も「この学校の○○が魅力的」と前向きに選べる理由を見つけておくと、どの結果になっても納得して新生活をスタートできます。
併願校受験を成功させるための準備と心構え
併願校を決めたら、次は受験本番に向けた準備です。この章では、併願校受験を成功させるための具体的な準備方法と、受験に臨む際の心構えについて解説します。
しっかり準備しておくことで、本番も落ち着いて臨めます。
併願校の過去問対策はいつから始める?
併願校の過去問対策は、遅くとも12月中旬までには始めましょう。私立高校の入試は1月中旬から2月上旬に集中するため、逆算すると12月から対策を始めるのが適切です。
受験勉強全体のスケジュールについては以下の記事も参考にしてください。
過去問1年分を時間を計って解き、出題傾向と自分の弱点を把握します
弱点分野を集中的に復習し、過去問2〜3年分を追加で解きます
最新年度の過去問で最終確認し、時間配分を完璧にします
ただし、併願校対策に時間をかけすぎて、第一志望の公立高校対策がおろそかになっては本末転倒です。
併願校対策は全体の学習時間の2〜3割程度に抑え、基礎力を固めることを優先しましょう。基礎がしっかりしていれば、併願校の問題にも対応できます。
受験スケジュールの組み方
複数の学校を受験する場合、スケジュール管理がとても大切になります。以下のポイントを押さえて、無理のない受験計画を立てましょう。
チェック項目 確認内容 注意点 試験日程 各校の試験日と時間 午前・午後の区別、複数日程がある場合の選択 試験会場 本校か別会場か 会場までの所要時間、下見の必要性 合格発表日 発表方法と日時 Web発表か掲示か、時間帯の確認 手続き期間 入学手続きの締切日 延納制度の有無、必要書類の準備
理想的なスケジュールは、最初に安全校を受験し、合格を確保してから実力相応校やチャレンジ校に臨む流れです。
早めに1校合格しておくと、精神的な余裕が生まれ、その後の受験にも良い影響を与えます。また、試験日の間には最低1日の休養日を設けて、体調管理と復習の時間を確保しましょう。
併願校受験を第一志望校対策に活かす方法
併願校受験は、単なる「保険」ではなく、第一志望校合格のための貴重な実戦経験として活用できます。以下の点を意識して受験に臨みましょう。
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試験会場の雰囲気に慣れる
初めての入試会場の緊張感を体験し、本番での対処法を学びます
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時間配分の練習
実際の試験時間で問題を解く経験を積み、時間管理のコツをつかみます
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ケアレスミスの傾向を知る
緊張状態でどんなミスをしやすいか自覚し、公立入試で同じミスを防ぎます
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当日の持ち物や服装を確認
受験票の扱い方、休憩時間の過ごし方など、細かい点を実地で学びます
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面接の練習機会
面接がある学校では、本番の面接経験を積むことができます
併願校受験後は、必ず振り返りの時間を取りましょう。
「どの問題に時間がかかったか」「緊張でどんな影響が出たか」「休憩時間はどう過ごすべきか」など、気づいたことをメモしておくと、第一志望校受験に活かせます。
併願校に合格したときの心構え
併願校に合格したら、まずは素直に喜びましょう。「どうせ第二希望だから」と軽視せず、お子さんの努力が実を結んだことを認めてあげましょう。その上で、以下の点を確認します。
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入学手続きの期限と方法
必要書類と締切日を再確認し、カレンダーに記入します
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延納制度の利用
公立高校の結果を待つ場合、延納手続きの方法と費用を確認します
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合格校の再評価
改めて学校の魅力を見直し、「ここに通うのも悪くない」と思えるか考えます
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気持ちの切り替え
合格の安心感に浸りすぎず、第一志望校に向けて気持ちを引き締め直します
併願校合格は、あくまで通過点です。第一志望校合格という最終目標に向けて、この成功体験を自信に変えて、残りの期間を全力で駆け抜けましょう。
一方で、万が一第一志望校が不合格だった場合に備えて、合格した併願校の良い面も意識しておくと、結果がどうであれ前向きに進学できます。
併願校の入試は1月中旬から始まるため、第一志望の公立入試より先に本番を経験できます。この経験を「失敗したらどうしよう」ではなく「本番の予行演習ができる貴重な機会」と捉えることで、お子さんの緊張を和らげ自信につなげることができます。
まとめ|失敗しない併願校選びのポイント
高校受験の併願校選びは、単なる保険校ではなく第一志望合格を支える大切な準備です。この記事のポイントを振り返ります。
- 併願パターンは経済状況と学力に応じて「安全重視型」「バランス型」「チャレンジ型」から選ぶ
- 偏差値だけでなく通学時間・校風・教育方針・費用を総合的に判断する
- 「ここに通うことになっても納得できるか」という視点で学校説明会に参加する
- 併願校受験を第一志望の実戦練習と位置づけ、12月中旬から過去問対策を始める
併願校選びは、情報収集と早めの動き出しがものをいいます。
学校ごとの入試制度や内申基準は複雑なため、一人で抱え込まず、塾や中学校の担任の先生に相談しながら進めるのがおすすめです。
お子さんに合った塾を探したい方は以下のも参考にしてみてください。
まずは、ご家庭で「安全校をどこにするか」を1つ決めるところから始めてみましょう。早めに動き出すことが、余裕ある受験につながります。
※本記事に掲載している情報は記事執筆時点のものです。料金・キャンペーンなどの最新情報は各教室にお問い合わせください。
