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オンライン予備校とは?通学型との違い・向いている人・選び方を解説
塾の選び方

2026.03.26

2026.03.26

オンライン予備校とは?通学型との違い・向いている人・選び方を解説

「オンライン予備校って実際どうなの?ちゃんと成績は伸びるの?」「通学型と迷っているけど、オンラインだけで大学受験は大丈夫?」

大学受験を控えた高校生やその保護者の方にとって、オンライン予備校は気になる選択肢のひとつではないでしょうか。

オンライン予備校に限らず、塾選びにおいては受験生のタイプによって向き・不向きがあり、自分に合った形式やサービスを選ぶことが成功の鍵になります。

本記事では、オンライン予備校と通学型予備校の違いを明確にし、それぞれのメリット・デメリットを比較します。

さらに、「どんな受験生にオンライン予備校が向いているのか」「失敗しない選び方のポイント」「成果を出すための活用法」まで、実践的な視点で解説しますので、予備校選びの参考になれば幸いです。

監修者

古岡 秀士(ふるおか ひでし)

古岡 秀士(ふるおか ひでし)

株式会社ユナイトプロジェクト代表取締役

教育評論家。全国1万以上の教室を掲載する学習塾検索サイト「塾シル」の代表。 青山学院大学会計大学院を経て、病院・医院の検索サイトに従事。2016年、株式会社ユナイトプロジェクトを創業し「塾シル」を展開中。 本サイトでは全国の学習塾の紹介、塾選びのお役立ち情報を発信しています。

オンライン予備校とは?

オンライン予備校とは、大学受験対策に特化した体系的なカリキュラムと、専門講師の指導や学習管理を、インターネットを通じて提供する教育サービスです。

スマートフォン、タブレット、パソコンがあれば、自宅や図書館など場所を選ばずに受講できます。

ここで押さえておきたいのは、「オンラインで授業が受けられるサービス」のすべてがオンライン予備校ではないという点です。

オンライン予備校の核となる要素は、志望校合格という明確な目標に向けた受験戦略の策定、入試に直結する専門的な講義、そして学習管理や進路指導を含むサポート体制がデジタル上で一体として提供されていることにあります。

学校の補習や定期テスト対策が中心の「オンライン学習塾」や、映像授業のみを低価格で配信する「映像授業サブスク」とは、目的もサービスの構造も異なります(詳しくは後述の「似ているサービスとの違い」で解説します)。

通学型予備校との違い、そして似て非なるサービスとの違いを理解することで、自分に合った選択ができるようになります。

オンライン予備校と通学型予備校の違い

オンライン予備校は単に通学型予備校のオンライン版ではありません。まずは、オンライン予備校と一般的な通学型の予備校の違いを比較しましょう。

通学型予備校について詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

比較項目オンライン予備校通学型予備校
学習の自由度高い(時間・場所を選ばない)低い(時間・場所が固定)
講師の質トップ講師の授業を受けられる校舎により差がある
質問対応サービスにより差が大きい授業後に直接質問できる
学習管理自己管理が基本(コーチング型を除く)担任制度などでサポート
モチベーション自分で維持する必要がある仲間や環境が刺激になる
費用通学型より安い傾向(形態による)講習費・通学費を含めると高額になりやすい
入試情報自分で収集する場面が多い予備校から体系的に提供される

授業の受講スタイルの違い

オンライン予備校と通学型予備校では、授業の受け方が根本的に異なります。オンライン予備校には主に3つの授業形式があります。

授業形式特徴代表的なサービス例
映像授業型収録済みの授業動画を視聴。一時停止・巻き戻し自由で、繰り返し視聴できる東進ハイスクール在宅受講コース、河合塾マナビス
個別指導型マンツーマンで指導。学習計画の作成から進捗管理まで手厚いサポートトライのオンライン個別指導塾、そら塾
学習管理・コーチング型授業は外部の映像教材や参考書に委託し、学習計画の作成・進捗管理・定期面談に特化スタディコーチ、STRUX

なお、個別指導型やコーチング型ではZoomなどを使ったリアルタイムの面談・質問対応が組み込まれているのが一般的です。

一方、通学型予備校は決まった時間に校舎へ通い、教室で講師の授業を直接受けます。

クラスメイトと同じ空間で学ぶため、競争意識や仲間意識が生まれやすい環境です。質問は授業後に直接講師に聞くか、質問専用の時間を利用します。

学習環境と時間の使い方

学習環境の違いは、日々の勉強スタイルに大きく影響します。

オンライン予備校の場合
  • 自宅が主な学習場所となり、通学時間がゼロ
  • 部活動や習い事との両立がしやすい
  • 深夜や早朝でも授業を受けられ、自分の生活リズムに合わせられる
通学型予備校の場合
  • 授業時間が固定されているため、規則正しい学習習慣が自然と身につく
  • 予備校という「勉強する場所」に行くことで、気持ちの切り替えがしやすい
  • 自習室が利用できる予備校も多く、家では集中できない受験生にとって貴重な学習スペースになる

費用面での違い

予備校選びで重要な要素のひとつが費用です。オンライン予備校と通学型予備校では、料金体系に大きな差があります。

項目オンライン予備校通学型予備校
年間授業料10万円〜100万円(形態による)50万円〜100万円以上
入学金0円〜3万円3万円〜10万円
教材費込み、または別途1万円程度別途3万円〜5万円
その他費用ほぼなし夏期講習・冬期講習で10万円〜30万円
通学費0円年間5万円〜15万円

オンライン予備校は映像授業型であれば通学型の半額以下に抑えられるケースが多く、経済的負担を大幅に軽減できます。

なお、スタディサプリのように月額2,000円程度で利用できる映像授業サブスクもありますが、これらは学習管理や進路指導を含まないため、本記事で扱う「オンライン予備校」とは性質が異なります(詳しくは後述の「似ているサービスとの違い」を参照)。

サポート体制が充実しているサービスほど料金は高くなる傾向があります。

類似サービスとの違い──オンライン学習塾・映像授業サブスク・通信教育・オンライン家庭教師

「オンラインで勉強できるサービス」は数多くあり、名称も紛らわしいため、どれが自分に必要なサービスなのか分かりにくいのが実情です。

ここでは、オンライン予備校と混同されやすい4つのサービスとの違いを整理します。

※オンライン予備校については、通学型予備校と異なり明確な定義がありません。この記事では「大学受験対策に特化した体系的なカリキュラムと、専門講師の指導や学習管理を、インターネットを通じて提供する教育サービス」をオンライン予備校と定義しています。

サービス主な目的指導スタイル費用感(月額目安)
オンライン予備校大学受験対策・志望校合格プロ講師の講義+学習管理・進路指導1万円〜8万円(形態による)
オンライン学習塾定期テスト対策・基礎学力向上・補習少人数・双方向の授業、学習習慣づくり2,000円〜2万円
映像授業サブスク授業動画の視聴による自学自習録画講義の配信が中心。質問対応や学習管理は限定的2,000円〜3,000円
通信教育教科書準拠の学習+添削指導毎月届く教材と添削がペースメーカー5,000円〜1万円
オンライン家庭教師苦手科目の個別フォロー1対1のリアルタイム指導。生徒の不明点に随時対応1万円〜4万円(回数による)

ポイントは「目的」と「管理の有無」です。映像授業サブスクは質の高い授業動画を低コストで提供してくれますが、それを「いつ・どの順番で・どこまで進めるか」の管理は自分に委ねられます。

通信教育は添削指導と教材配信のペースメーカー機能に強みがありますが、入試本番に直結する出題傾向分析や受験戦略の策定は本来の守備範囲外です。

オンライン予備校は、これらの機能に加えて「受験戦略の設計」「模試データの分析」「進路相談」といった受験に特化した管理機能をパッケージで提供する点に違いがあります。

逆に言えば、基礎学力の定着が目的であれば映像授業サブスクや通信教育で十分なケースもあります。

自分がいま必要としているのは「授業(インプット)」なのか「管理(実行支援)」なのかを見極めることが、サービス選びの出発点です。

オンライン予備校のメリット・デメリット

オンライン予備校には明確なメリットがある一方で、デメリットも存在します。両面を正しく理解することで、自分に合っているかどうかを判断できます。

オンライン予備校のメリット

オンライン予備校の最大のメリットは、時間と場所の制約がないことです。

たとえば片道30分の通学時間を削減できれば、往復1時間×年間200日で約200時間を学習に回せる計算になります。

特に地方在住の受験生にとっては、都市部の予備校に通うために下宿が必要になるケースもあります。オンライン予備校なら、質の高い教育を場所に関係なく受けられます。

主なメリット
  1. 自分のペースで学習できる

    理解できている単元は早送りし、苦手な部分は繰り返し視聴できる。授業についていけない不安がない

  2. トップ講師の授業を受けられる

    地方在住でも、都市部の有名講師や実績のある講師の授業を受講できる

  3. 費用を大幅に抑えられる

    通学型の総額と比較して半額以下に抑えられるケースが多い。映像授業型は受講する講座数で費用を調整できるため、家計に合わせた利用がしやすい

  4. 部活や習い事と両立しやすい

    授業時間が固定されていないため、忙しい高校生活との両立が可能

  5. 復習がしやすい

    映像授業なら何度でも見直せるため、定期テスト前の復習にも活用できる

  6. 感染症の流行時にも学習を中断せずに済む

    インフルエンザなどが流行する時期でも、自宅で学習を続けられる

オンライン予備校のデメリット

メリットが多いオンライン予備校ですが、デメリットも理解しておく必要があります。
特に自己管理が苦手な受験生にとっては、これらのデメリットが大きな障害になる可能性があります。

特に注意すべきは、映像授業を「見ただけ」で満足してしまうことです。

授業を視聴することと、内容を理解して問題が解けるようになることは別です。オンライン予備校を利用する場合は、授業後の演習時間を必ず確保し、アウトプットを重視する学習習慣が不可欠です。

主なデメリット
  1. 自己管理能力が必要

    授業を受けるタイミングや学習計画を自分で管理しなければならない。サボろうと思えばいくらでもサボれる環境

  2. モチベーション維持が難しい

    一人で学習するため、競争相手や仲間がおらず、孤独を感じやすい

  3. 質問がしにくい場合がある

    映像授業型では即座に質問できず、疑問点の解決に時間がかかることがある

  4. 通信環境に左右される

    インターネット接続が不安定だと、授業が途切れたり視聴できなくなったりする

  5. 学習環境を自分で整える必要がある

    自宅に集中できる環境がないと、効果的な学習ができない

  6. 仲間との交流が少ない

    受験仲間ができにくく、情報交換の機会が限られる

オンライン予備校が向いている人・向いていない人

オンライン予備校の効果は、受験生の性格や学習スタイルによって大きく変わります。
自分がどちらのタイプに当てはまるかを確認することで、予備校選びの失敗を避けられます。

オンライン予備校が向いている人の特徴

オンライン予備校で成果を出しやすいのは、以下のような特徴を持つ受験生です。

特に高校2年生までに基礎を固めており、高校3年生で応用力を伸ばしたい受験生にとって、オンライン予備校は非常に効果的です。

  1. 自己管理ができる

    自由度の高さを活かして効率的に学習を進められる

  2. 自分のペースで進めたい

    得意科目は早送り、苦手科目はじっくり取り組める

  3. 通学時間を減らしたい

    移動時間ゼロで学習時間を最大化できる

  4. 費用を抑えたい

    通学型の総額に比べて半額以下に抑えられることが多い

  5. 特定科目だけ強化したい

    必要な講座だけを選んで効率的に学べる

  6. 基礎学力がある

    自分の弱点を把握し、的を絞った学習ができる

また、浪人生がオンライン予備校を選ぶケースも増えています。

通学型予備校の年間100万円超の費用が負担になる場合、オンライン予備校なら大幅にコストを抑えつつ質の高い授業を受けられます。

ただし、浪人生は1日の大半を自宅で過ごすことになるため、現役生以上に学習管理やモチベーション維持の仕組みを意識して選ぶ必要があります。

コーチング付きや学習管理型のオンライン予備校であれば、宅浪のリスクを抑えながらコストメリットを活かせます。

オンライン予備校が向いていない人の特徴

一方で、以下のような特徴がある受験生は、通学型予備校の方が成果を出しやすい可能性があります。

  1. 自己管理が苦手な人

    「明日やろう」と先延ばしにしがちな人は、強制力のある通学型の方が向いている

  2. 一人では勉強できない人

    誰かに見られている環境でないと集中できない人は、教室での学習が効果的

  3. 質問をすぐに解決したい人

    疑問点をその場で解決しないと気が済まない人は、直接質問できる環境が必要

  4. 競争心で伸びるタイプの人

    周りの受験生と切磋琢磨することでモチベーションが上がる人には、通学型が適している

  5. 基礎学力に不安がある人

    中学内容から復習が必要な場合は、個別指導や少人数制の通学型予備校が効果的

  6. 自宅に学習環境がない人

    家族の生活音が気になる、自分の部屋がないなど、集中できる環境がない場合は通学型を選ぶべき

  7. 受験情報を自分で集められない人

    入試制度や出願戦略などの情報収集が苦手な人は、予備校からの情報提供が重要になる

ただし、向いていない特徴があっても、サポート体制が充実したオンライン予備校を選ぶことで解決できる場合もあります。

たとえば、学習管理をしてくれるコーチングサービスや、質問対応が手厚い個別指導型のオンライン予備校なら、自己管理が苦手な人でも継続できる可能性があります。

併用という選択肢も検討する

オンライン予備校と通学型予備校のどちらかを選ぶのではなく、両方を併用する方法もあります。

たとえば、主要科目は通学型予備校で基礎を固め、苦手科目や特定の単元だけオンライン予備校で補強するという使い方です。

併用のメリット
  • 通学型で学習習慣とモチベーションを維持しながら、オンラインで効率的に弱点を補強できる
  • 費用を完全な通学型より抑えながら、サポート体制も確保できる
  • 科目ごとに最適な学習方法を選択できる

特に高校3年生の夏以降は、志望校対策として特定の科目や分野に特化した学習が必要になります。この時期にオンライン予備校を追加することで、効率的に得点力を伸ばせます。

失敗しないオンライン予備校の選び方

「思っていたのと違った」「続かなかった」——こうした失敗を防ぐために、オンライン予備校選びで確認すべきポイントを整理します。

STEP 1:授業形式を選ぶ

オンライン予備校の授業形式は大きく分けて3つあり、それぞれ特徴が異なります。
自分の学習スタイルに合った形式を選ぶことが成功の第一歩です。

授業形式メリットデメリット向いている人
映像授業型自分のペースで学習でき、繰り返し視聴できる。費用が比較的安価質問対応がリアルタイムではない。自己管理が必要基礎学力があり、計画的に学習できる人
個別指導型理解度に合わせた指導。学習計画の作成から進捗管理までサポート費用が高め。講師との相性が重要自己管理が苦手な人、基礎から丁寧に学びたい人
学習管理・コーチング型授業ではなく学習計画と実行管理に特化。市販教材や映像授業と組み合わせて使う授業そのものは提供されないことが多い。自習力がある程度必要何を・いつ・どの順番でやるかを決めてほしい人、演習量を確保したい人

STEP 2:サポート体制を確認する

オンライン予備校を選ぶ際、授業の質だけでなくサポート体制も重要な判断基準です。
特に以下の点を確認しましょう。

項目確認ポイント重要度
質問対応質問方法(チャット、メール、ビデオ通話)、回答までの時間、回数制限の有無
学習管理学習計画の作成サポート、進捗確認の頻度、担当コーチの有無
進路相談志望校選びのアドバイス、出願戦略の相談、面接対策の有無
保護者サポート学習状況の共有、保護者向け相談窓口の有無
添削指導記述問題の添削、小論文指導の有無と回数志望校による

特に質問対応は重要です。映像授業型でも、質問に24時間以内に回答してくれるサービスなら、学習の停滞を防げます。

個別指導型なら、担当講師が固定されているか、変更可能かも確認しましょう。相性が合わない講師の場合、学習効果が大きく下がります。

STEP 3:合格実績と講師の質を見極める

合格実績は一つの判断材料になりますが、数字だけでなく、自分の志望校に合格した実績があるかを確認することが重要です。

なお、オンライン予備校の合格実績は、通学型以上にその算出基準が不透明になりやすい点に注意してください。以下の視点でチェックすることをおすすめします。

合格実績を見るポイント
  1. 母集団の定義

    その数字は「メインの受講生」の実績か、安価な単発講座の受講者や模試だけの利用者も含んでいるのかを確認する

  2. 合格者「数」だけでなく「率」を見る

    合格者数は生徒数が多いサービスほど大きくなるため、コース在籍者の何%が志望校に合格したかという合格率が非公開の場合は、数字の信憑性を一段下げて見る

  3. 合格体験記の具体性

    具体的な講師名やコーチングの内容に言及しているほど、実質的な指導が行われていた証拠になる

講師の質を見極めるポイントは以下の通りです。

講師の質を見分けるポイント
  1. 講師の経歴

    大手予備校での指導経験、指導年数などを確認する

  2. 授業のわかりやすさ

    無料体験で実際の授業を受けて判断する。説明が論理的か、板書は見やすいか、話すスピードは適切かをチェック

  3. 教材の質

    オリジナル教材の内容、過去問の分析レベル、最新の入試傾向への対応を確認する

  4. 生徒の評価

    口コミサイトやSNSでの評判を参考にする。ただし個人の感想なので、複数の意見を総合的に判断する

特に難関大学を目指す場合は、志望校別の対策講座があるかも重要です。

STEP 4:料金体系と追加費用を確認する

オンライン予備校の料金は、サービスによって大きく異なります。
月額料金だけでなく、総額でいくらかかるかを計算することが重要です。

確認すべき費用項目は以下の通りです。

  • 入会金・登録料
  • 月額料金または年間料金
  • 教材費(込みか別途か)
  • システム利用料
  • 季節講習の費用(任意か必須か)
  • 志望校別対策講座の追加料金
  • 質問回数による追加料金の有無

映像授業型は講座数に応じた課金が一般的で年間10万円〜80万円程度と幅があり、コーチング型は月額3万円〜8万円、個別指導型は月額3万円〜5万円程度が目安です。

自分の予算と必要なサポートレベルのバランスを考えて選びましょう。

また、途中解約時の返金制度や、休会制度の有無も確認しておくと安心です。

STEP 5:無料体験を必ず活用する

どれだけ評判が良いオンライン予備校でも、自分に合うかどうかは実際に使ってみないとわかりません。

ほとんどのオンライン予備校が無料体験を提供しているので、必ず活用しましょう

無料体験で確認すべきポイント
  • 授業のわかりやすさと自分との相性
  • システムの使いやすさ(動画の再生速度変更、一時停止、巻き戻しなどの操作性)
  • 画質と音質(ストレスなく視聴できるか)
  • 質問のしやすさと回答の質
  • 学習管理ツールの使い勝手
  • サポート担当者の対応

可能であれば、2〜3社の無料体験を受けて比較することをおすすめします。

比較することで、それぞれの特徴がより明確になり、自分に最適なサービスを選べます。

オンライン予備校で成果を出すための活用法

オンライン予備校を選んだ後、どのように活用するかで成果が大きく変わります。ただ授業を視聴するだけでは成績は伸びません。

ここでは、オンライン予備校を最大限に活用し、志望校合格を実現するための具体的な方法を解説します。

学習計画の立て方と実行のコツ

オンライン予備校で成功するための最重要ポイントは、明確な学習計画を立てることです。自由度が高い分、計画性がないと学習が進みません。

効果的な学習計画の立て方

ステップやることポイント
年間計画入試日から逆算して、いつまでに何を終わらせるかを決める高3の夏までに全範囲を終え、秋から過去問演習に入るのが理想
月間計画年間計画を月単位に分割し、各月の目標を設定する定期テストや模試の日程も考慮する
週間計画毎週日曜日に翌週の計画を立てるどの科目をいつ勉強するか、何時間確保するかを決める
1日のルーティン起床時間、学習開始時間、休憩時間を固定する習慣化することで「やるかやらないか」の判断を減らす

計画を実行するコツは、完璧を目指さないことです。計画通りに進まない日があっても自分を責めず、翌日以降で調整します。

また、週に1日は予備日として設定し、遅れを取り戻す時間を確保しておくと心理的な余裕が生まれます。

効果的な授業の受け方

オンライン授業は、ただ視聴するだけでは効果が半減します。
能動的に授業に参加する姿勢が重要です。

  • 予習をしてから授業を受ける:教科書や参考書で該当範囲を読んでおくと、理解度が格段に上がる
  • ノートを取りながら視聴する:重要ポイントや理解できなかった部分をメモする。後で見返したときに復習しやすくなる
  • 一時停止機能を活用する:理解できない部分があれば一時停止し、自分で考える時間を取る
  • 倍速機能は慎重に使う:復習や得意分野なら1.5倍速でもよいが、初見の内容は通常速度で視聴する
  • 授業後すぐに問題演習をする:インプットしたらすぐにアウトプットすることで、知識が定着する

特に重要なのは、授業を「見た」ことに満足しないことです。授業内容を自分の言葉で説明できるか、類題を解けるかを確認し、できなければもう一度授業を見直しましょう。

質問を効果的に活用する方法

オンライン予備校では質問のハードルが高く感じられますが、積極的に質問することが成績向上の鍵です。

効果的な質問の仕方

  • 質問内容を明確にする:「わかりません」ではなく、「この問題の解説の3行目で、なぜこの式変形ができるのかわかりません」と具体的に聞く
  • 自分で考えた過程を伝える:「ここまでは理解できましたが、この先がわかりません」と伝えることで、的確なアドバイスがもらえる
  • 質問をためない:疑問点はその日のうちに質問する。ためてしまうと、どこがわからなかったのか忘れてしまう
  • 回答を理解したら類題を解く:質問して理解したつもりでも、類題が解けなければ本当の理解ではない

質問機能が充実していないオンライン予備校を選んだ場合は、学校の先生や友人に質問する、質問アプリを併用するなどの工夫が必要です。

モチベーションを維持する工夫

一人で学習を続けるオンライン予備校では、モチベーション管理が最大の課題です。

  • 小さな目標を設定する:「今日は数学の問題集を10ページ進める」など、達成可能な目標を毎日設定する
  • 学習記録をつける:勉強時間や進捗を記録することで、自分の頑張りが可視化される
  • オンラインコミュニティを活用する:SNSやオンライン自習室で、同じ目標を持つ仲間とつながる
  • 定期的に模試を受ける:2〜3ヶ月に1回は模試を受けて、自分の実力を客観的に把握する
  • 志望校のキャンパスを訪れる:実際に大学を見ることで、合格したいという気持ちが強くなる
  • 適度な休息を取る:週に1日は完全休養日を設け、リフレッシュする

特に受験直前期は不安が大きくなりますが、これまでの学習記録を見返すことで、自分がどれだけ成長したかを実感でき、自信につながります。

保護者ができるサポート

オンライン予備校を利用する受験生にとって、保護者のサポートは非常に重要です。
過干渉にならない範囲で、以下のようなサポートができます。

  • 学習環境を整える:静かな部屋、適切な机と椅子、良好なインターネット環境
  • 規則正しい生活リズムをサポートする:食事時間の固定、十分な睡眠時間の確保
  • 定期的に学習状況を確認する:週に1回程度、進捗を聞く
  • 精神的なサポートをする:不安を聞く、励ます、プレッシャーをかけすぎない
  • 必要な教材や参考書を購入する

特に重要なのは、お子さまを信頼し、自主性を尊重することです。
毎日「勉強しているの?」と聞くのではなく、お子さまから相談があったときに適切にアドバイスする姿勢が理想的です。

よくある質問|オンライン予備校に関するQ&A

オンライン予備校だけで大学受験に合格できますか?

成功の鍵は「自己管理能力」と「アウトプットの習慣」です。映像授業を視聴するだけでなく、問題演習や過去問対策をしっかり行うことが重要です。自己管理に不安がある場合は、コーチング付きのオンライン予備校を検討しましょう。

オンライン予備校と通学型予備校の併用は効果がありますか?

「主要科目は通学型で学び、苦手科目だけオンラインで補強する」「高3の夏までは通学型、夏以降は志望校対策としてオンラインを追加する」といった使い方をすれば費用を抑えながらサポート体制も確保できます。

映像授業型とコーチング型、どちらを選べばいいですか?

基礎学力がありコツコツ進められる人は映像授業型、学習計画の立て方や日々の進捗管理に不安がある人はコーチング型が向いています。
映像授業型は費用を抑えやすい反面、「何を・いつやるか」を自分で決める必要があります。

コーチング型は費用が上がりますが、計画の策定から実行管理まで伴走してもらえるため、自己管理が苦手な人でも学習を継続しやすくなります。迷ったらまず無料体験で比較してみてください。

オンライン予備校はいつから始めるのがベストですか?

早ければ早いほど有利ですが、一般的には高校2年生の秋〜冬頃から検討する受験生が多いです。この時期に始めれば、高3の夏までに基礎固めを終わらせ、秋から本格的な受験対策に入るスケジュールが組めます。

ただし、高1〜高2の段階ではスタディサプリなどの映像授業サブスクで基礎固めを進め、高3からオンライン予備校に切り替えるという段階的な使い方も効果的です。

浪人生でもオンライン予備校だけで合格できますか?

可能ですが、現役生以上に条件があります。基礎学力が一定以上あり、自己管理ができる浪人生であれば、オンライン予備校でコストを抑えながら合格を目指せます。

ただし、浪人生は1日の学習時間が長く、自宅で長時間集中し続ける必要があるため、自己管理のハードルは現役生より高くなります。学習管理型やコーチング付きのオンライン予備校を選ぶか、通学型との併用を検討するのがおすすめです。

浪人生の予備校選び全般については「浪人生は予備校に通うべき?宅浪との違い・向いている人を整理」も参考にしてください。

通信環境はどの程度あれば大丈夫ですか?

一般的に、映像授業の視聴には下り10Mbps以上の安定した通信速度があれば問題ありません。

自宅のWi-Fi環境が不安定な場合は、有線接続にするか、モバイルルーターの利用も検討しましょう。多くのオンライン予備校では、授業動画をダウンロードしてオフラインで視聴できる機能も提供しています。

まとめ|自分に合った予備校選びで志望校合格を実現しよう

オンライン予備校は、通学時間ゼロ・低コスト・トップ講師の授業を自分のペースで受けられるなど、多くのメリットがある学習手段です。

一方で、自己管理能力が求められ、モチベーション維持が課題になるというデメリットもあります。

大切なのは、「オンライン予備校が良いか悪いか」ではなく、自分に合っているかどうかです。

自分の性格、学習スタイル、家庭環境、経済状況を総合的に考えて選択しましょう。

自己管理が苦手なら個別指導型のオンライン予備校を選ぶ、通学型と併用するなど、工夫次第で弱点をカバーできます。

予備校選びで後悔しないために、まずはこの3ステップから始めてみてください。

  1. 自分のタイプ(自己管理が得意か苦手か、どんな授業形式が合うか)を確認する
  2. 気になるオンライン予備校の無料体験を2〜3社申し込む
  3. 実際に授業を受けて比較し、自分に最適なサービスを選ぶ

予備校選びは大学受験の成否を左右する重要な決断ですが、最終的に合格を決めるのは予備校ではなく、あなた自身の努力です。
自分に合った学習環境を整えて、志望校合格を実現してください。

※本記事に掲載している情報は記事執筆時点のものです。料金・キャンペーンなどの最新情報は各教室にお問い合わせください。

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