小学生のお子さまを塾の夏期講習に通わせるべきか迷っているご家庭も多いのではないでしょうか。
小学生の夏期講習は、基礎固めが中心です。これまで学んだ内容を身につけ、2学期以降の授業を先取りするために、夏休みを有効活用しましょう。
この記事では、小学生の夏期講習で学ぶ内容や費用相場、塾を選ぶポイントを紹介します。多くの家庭が、保護者の方針で夏期講習の塾を選んでいます。お子さまの塾選びの参考になれば幸いです。
- 小学生の夏期講習の内容
- 集団指導塾の夏期講習
- 個別指導塾の夏期講習
- 夏期講習の実施期間と申し込みのタイミング
- 小学生向け夏期講習の費用相場
- 集団指導塾の費用相場
- 個別指導塾の費用相場
- キャンペーン例
- 小学生が夏期講習を受講する4つのメリット
- 長期休暇中も学習習慣を維持できる
- これまで学んだ内容の定着を図れる
- 苦手科目の克服につながる
- 中学受験対策ができる
- 小学生向け夏期講習の塾選びのポイント
- 学習スタイルや内容が合っているか
- 自宅から通いやすいか
- 無理なく通えるスケジュールか
- 費用が予算内におさまっているか
- 講習終了後にも続けられるか
- 夏期講習を受講するべきか迷ったときのチェック項目
- 基礎学力を強化したい
- 長期休暇中の学習習慣が乱れやすい
- 集中して学びたい教科がある
- 中学受験を考えている
小学生の夏期講習の内容
小学生向けの夏期講習には、2つのタイプがあります。
集団指導塾の夏期講習
集団指導とは、学校と同じように、複数の生徒が同じ教室で授業を受ける形式です。夏期講習専用のテキストを使い、1学期までに学んだ内容の復習や演習問題を行う塾が多いです。
個別指導塾の夏期講習
個別指導塾とは、講師1人に対して生徒が1〜3人で学ぶ形式の塾です。
一人ひとりの希望や学力に合わせてカリキュラムが組まれるため、苦手分野を集中的に学ぶことも、受講したい教科のみを選択することも可能です。
1対2または1対3の場合も、指導は1対1で受けます。その間、他の生徒は演習問題を解いています。
夏期講習の実施期間と申し込みのタイミング
夏期講習の実施期間や申し込み期間は塾によって異なりますが、次のようなスケジュールで実施する塾が多いです。
| 夏期講習期間 | 7月20日頃〜8月31日頃※7月上旬〜9月上旬を夏期講習期間としている塾もあります。 |
| 申込受付期間 | 5月中旬頃〜 |
小学生向け夏期講習の費用相場
小学生向け夏期講習の料金について、集団指導と個別指導にわけて解説します。
集団指導塾の費用相場
集団指導塾の費用相場として、早稲田アカデミーとSTEPの例を紹介します。
<早稲田アカデミーの夏期講習費用>
| 学年 | 期間 | 一般生料金 |
|---|---|---|
| 小学4年生 | 前期:7/21(月祝)~8/2(土) 後期:8/17(日)~29(金) | 4科目:94,600円 2科目:61,200円 |
| 小学5年生 | 前期:7/21(月祝)~8/2(土) 後期:8/17(日)~29(金) | 4科目:172,800円 2科目:115,200円 |
| 小学6年生 | 前期:7/21(月祝)~8/2(土) 後期:8/17(日)~29(金) | 4科目:246,600円 2科目:153,600円 |
<STEPの夏期講習費用>
| 学年 | 期間 | 一般生料金 |
|---|---|---|
| 小学5年生 | A1:7/21(月)~7/25(金) A2:7/28(月)~8/1(金) B1:8/4(月)~8/8(金) B2:8/18(月)~8/22(金) A1またはA2から選択 + B1またはB2から選択 | 10回受講:29,100円 5回受講:14,800円 |
| 小学6年生 | A1:7/21(月)~7/25(金) A2:7/28(月)~8/1(金) B1:8/4(月)~8/8(金) B2:8/18(月)~8/22(金) | 20回受講:57,700円 15回受講:43,400円 10回受講:29,100円 5回受講:14,800円 |
個別指導塾の費用相場
個別指導塾の費用例として、個太郎塾の夏期講習費用を紹介します。
<個太郎塾の夏期講習費用>
| 学年 | 期間 | 料金 |
|---|---|---|
| 小学5年生 | 7/1(火)〜9/13(土)日程は自由選択 | 1コース(80分×4コマ):15,928円 ※1対2の費用です。1対1の場合は、3,300円加算されます。 |
| 小学6年生 | 7/1(火)〜9/13(土)日程は自由選択 | 1コース(80分×4コマ):17,248円 ※1対2の費用です。1対1の場合は、3,300円加算されます。 |
キャンペーン例
多くの集団指導塾や個別指導塾が、夏期講習のキャンペーンを実施しています。無料体験や、夏期講習後1か月無料受講などの特典を用意している塾もあるので、塾を検討している方は夏期講習からの入塾がおすすめです。
学習塾検索サイト「塾シル!」では、体験授業参加キャンペーンを実施中です。
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小学生が夏期講習を受講する4つのメリット
夏期講習には、次のようなメリットがあります。

長期休暇中も学習習慣を維持できる
夏休みは学校の授業がないため、生活リズムや学習習慣が乱れやすくなります。しかし、夏期講習を受講すると生活リズムが整い、学習習慣を継続できます。
これまで学んだ内容の定着を図れる
夏期講習では、主に1学期までに学んだ内容を扱うため、これまで学んだ内容の定着を図れます。
また、夏期講習では問題演習を多く行う塾が多いので、「わかったつもり」になっていた箇所があぶり出され、理解を深められるのがメリットです。
苦手科目の克服につながる
通常の授業では十分な時間が取れない苦手科目についても、夏期講習では重点的に学ぶことができます。特に個別指導の塾では苦手分野を集中的に学べるため、苦手科目を克服できるよい機会になります。
中学受験対策ができる
中学受験を目指しているのであれば、まとまった時間がとれる夏休みは集中的に受験対策を行える貴重な機会です。これまで塾に通っていなかった生徒が夏期講習期間で塾生に追いつき、秋から継続して通うケースも多いです。
小学生向け夏期講習の塾選びのポイント
小学生の夏期講習を選ぶ際に確認したいポイントを紹介します。

学習スタイルや内容が合っているか
塾選びでは、お子さまの性格に合っているかどうかが重要です。たとえば、他の生徒と一緒に学びたい場合は集団指導、自分のペースで学習したい場合は個別指導をおすすめします。
学習する内容やレベルも事前に確認してから塾を選びましょう。
自宅から通いやすいか
小学生が一人で通う場合は、できるだけ自宅から近い塾が理想です。保護者が送迎を行う場合でも、予定が合わない日があることを考慮し、公共交通機関で安全に通える場所を選ぶと安心です。
無理なく通えるスケジュールか
習い事がある場合は、スケジュールが合うかどうかも確認しておきましょう。欠席すると授業に遅れてしまい、取りこぼしてしまう可能性があります。
特に中学受験の塾は夏期講習の日数が多いため、無理なく通えることを確認しておくことをおすすめします。
費用が予算内におさまっているか
夏期講習は期間が長く、費用がかかるため、家庭の予算に合う塾を選ぶことも大切なポイントです。
個別指導の場合は、予算に合わせてカリキュラムを組んでもらうことも可能なので、ぜひ相談してみてください。
講習終了後にも続けられるか
夏期講習で学習習慣を身につけて、2学期以降も継続して通う生徒も多いので、継続を想定して塾を選ぶとよいでしょう。
学校が終わった後で通うことになるため、遅い時間でも安全に通える立地にあれば安心です。
夏期講習を受講するべきか迷ったときのチェック項目
お子さまを夏期講習に通わせるかどうかで迷ったら、次の項目をチェックしてみてください。当てはまるものがある場合は、夏期講習を検討することをおすすめします。

基礎学力を強化したい
これまで学んだ内容の基礎を固めたい場合は、夏期講習に通うのがおすすめです。夏期講習では、主に1学期までに学んだ内容の総復習を行うため、基礎学力を底上げしたい生徒に向いています。
長期休暇中の学習習慣が乱れやすい
家庭学習では、思うように学習が進まないお子さまも多いのではないでしょうか。その場合は、塾に通って学習を継続することをおすすめします。
集中して学びたい教科がある
「得意科目をさらに伸ばしたい」「苦手科目をなくしたい」といった明確な目的がある場合は、夏期講習で学ぶのがおすすめです。効率よく学びたい方には、個別指導で集中して学ぶのもおすすめです。
中学受験を考えている
中学受験対策を行っている塾では、学校の授業より難易度の高い学習が行われています。小学4年生以上で中学受験を予定している場合は、夏期講習に通って塾生に追いつきましょう。
入塾が遅れると差が開きやすいので、できるだけ早く塾に通うのが理想です。
※本記事に掲載している情報は記事執筆時点のものです。料金・キャンペーンなどの最新情報は各教室にお問い合わせください。