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集団指導塾で授業についていけなくなってしまった時の対処方法
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2022.08.01

2024.07.02

集団指導塾で授業についていけなくなってしまった時の対処方法

集団指導塾の授業は学習意欲が高く自学自習ができる生徒にとっては大きく学力を上げることができる授業形式です。

一方で学習への意欲がそこまで高くない生徒にとっては一度つまずいてしまうとなかなか追いつくことが難しい面もあります。

それでは授業についていけなくなってしまった場合、どのような行動が必要となるのでしょうか? このページでは集団指導塾で授業についていけなくなってしまった時の対処方法を解説します。

ついていけなくなった原因とは

集団指導塾の授業についていけていない状態は『授業が理解できていない』状態だと言い換えることができます。

授業を理解できていないと成績が上がらないですが、成績が上がらないと勉強がつまらないと感じてしまいます。勉強がつまらないと自分で学習する意欲も沸かず、塾へ通っても授業が理解できない。そのため授業についていけない状態が続いてしまうと、日を追うごとに負の循環に陥ってしまいます

それではなぜ『授業が理解できない』という状態に陥ってしまったのでしょうか。このきっかけは色々とあると思いますが、一般的にきっかけとは些細なことです。たとえば授業の中で理解できていなかったことを質問しないままにしてしまったり、部活動などの都合で一度だけ塾を休んでしまってから少しずつ歯車が狂ってしまったようなケースもあるでしょう。それではついていけなくなってしまった場合にどのような対処方法があるのでしょうか。

現在の状況によって対処法は異なる

『授業が理解できていない』状態とは、塾の授業レベルや授業スピードとお子さんの学力・理解度が合っていない状態を指します。

ただ合っていない状態といっても学習量を増やしたり講師へ質問する姿勢を持つといった努力で挽回できる範囲なのか、そもそも塾のレベルとお子さんの学力が大きく異なっていて努力だけではどうしようもない状況なのかによって対処法は異なります。

そのため現在の状況によって対処法は異なりますので、現在の状況と照らし合わせながら対処法を参考にしていただければと思います。

現在の状況

  1. 授業に対する理解にやや遅れが出始めている
  2. 授業の内容がほとんど理解できていない
  3. 授業の内容が全く理解できていない

具体的な対処方法について

1. 授業に対する理解にやや遅れが出始めている

このような状況であれば塾のクラスを下げずに現在のクラスのまま十分挽回は可能だといえます。なぜなら集団指導塾の授業についていくために普段から自学自習する習慣が身についている可能性が高いためです。そのため講師へ質問する姿勢を持つ努力が必要になります。多くの集団指導塾では自習室を常に開放しており、いつでも講師へ質問できる環境になっていますので自習室に足を運んでいまつまずいているところを講師へ質問して解決するようにしましょう。

もし通っている塾が生徒の悩みに親身になってくれる塾であれば、つまずいているところを伝えたうえで復習用のプリントを作成してもらえないか相談するという手もあります。これはお子さんの性格的に難しいようであればお母さんの立場から塾へ相談することも検討してみてください。

2. 授業の内容がほとんど理解できていない

この状況の場合、お子さんの努力だけでは挽回できない可能性が高いです。学力は自分の実力に合った授業を受けなければ上がりません。そのため通っている塾のクラスを、現在のクラスより下のクラスに移してもらえないか塾側へ相談してみましょう。

まずは授業のレベルを自分の学力に合わせて授業を受けて、理解が進んでこれまで通り授業についていけるようになったら元々いたクラスに戻るという選択もできます。また、集団指導塾の場合は個別指導の授業コースがあるところが多いため、個別指導への切り替えも選択肢に含めて検討するようにしましょう。

ただし、1・2に共通していえることは今通っている塾とお子さんの相性が良いことを前提に解説をしています。授業の理解にも遅れがでていて、かつ相性も良くないのであれば転塾を検討することをおすすめします。

3. 授業の内容が全く理解できていない

授業の内容が全く理解できていない場合は、転塾を検討したほうがいいといえます。特にこのようなケースの場合、学習への意欲が低く自ら進んで学習をする習慣がないことが多いです。これ自体は悪い訳ではなく、お子さんの今の状況にそもそも集団指導形式の授業が合っておらず、それでは学ぶことへの意欲が喚起される可能性が低いためです。

そのため、集団指導塾ではなく個別指導塾に切り替えることを検討し、今の学力に合った指導を受けながら学ぶことへの意欲を少しずつ高めていくというやり方もあることを理解いただければと思います。

さいごに

集団指導形式の授業は優れている点が数多くあります。ライバルの存在であったり入試から逆算したカリキュラムによって授業についていくことができれば学力が大きく上がるからです。ただし、塾もビジネスですから合格実績が大切です。そのため集団指導だとどうしても学力が高く授業についてきている生徒に対して授業を展開してしまうといった面もあり、なかには途中で挫折してしまう生徒がいることも事実です。お子さんが今通っている塾が好きでまだ挽回が利くタイミングであれば、なんとか乗り切れるように対処法が参考になれば幸いです。

また「親のための中学受験ブログ」の記事「【プロが解説】集団塾に向かない子の特徴5選!成績アップのために親御さんができるサポートも紹介」では、集団塾に向かない子の特徴を詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

※本記事に掲載している情報は記事執筆時点のものです。料金・キャンペーンなどの最新情報は各教室にお問い合わせください。

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