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高校生の夏期講習の選び方|受講方法や費用、塾選びのポイントを解説
塾の選び方

2022.08.01

2025.08.15

高校生の夏期講習の選び方|受講方法や費用、塾選びのポイントを解説

「夏を制する者は受験を制す」という言葉があるように、高校生にとって夏休みは学力向上の最大のチャンスです。

約40日間という長期休暇をどう過ごすかで、志望校合格への道のりが大きく変わります。多くの受験生が夏期講習を活用して、ライバルに差をつけているのが現実です。

「模試の結果が思うように伸びない……」「苦手科目がそのままになっている」「志望校のレベルに届いていない」

夏期講習は、これらすべての課題を解決できる絶好の機会です。

この記事では、高校生の夏期講習について、内容や申込時期、費用の目安などを詳しく解説します。

受講すべきかどうかのチェック項目も紹介していますので、受講を迷っている方もぜひ最後までご覧ください。

高校生の夏期講習の内容

高校生向けの夏期講習には、さまざまな形式があります。その中から、代表的な3つの形式を紹介します。

集団指導

集団指導塾の夏期講習では、「共通テスト対策英語」や「東大数学」といったテーマ別の講座が1講座4〜5コマで構成されており、自分で選択して受講する形式が多く見られます。

志望校別の対策や、苦手分野の集中的な学習をしたい場合には、夏期講習の機会を利用して集中的に学習することができます。

個別指導

個別指導の塾では、講師と生徒が1対1や1対2〜3で学習します。

一人ひとりの学習状況や目標に合わせて専用のカリキュラムが作成されるのが特徴で、「基礎から復習したい」「志望校に合わせた実践演習を行いたい」といった要望に合わせて指導してもらえます。

部活動などに合わせて受講スケジュールを組めるので、忙しい高校生におすすめです。

映像授業

映像授業とは、塾のブースや自宅で授業動画を視聴する学習スタイルです。

塾によって夏期講習の位置づけは異なり、夏休み中も通常の講座をそのまま継続する塾もあれば、夏期講習専用の講座を設けている塾もあります。

いずれの場合も、多様な講座が用意されており、学習の目的に応じて適切な講座を選んで受講できる点は共通しています。

オンライン塾

オンライン塾では、Zoomなどのシステムを使い、パソコンやタブレットの画面越しに講師とやり取りをしながら授業を進めます。

通塾の必要がなく、自宅で受講できるため、時間を有効に使いたい生徒や、近くに塾がない地域に住む生徒が利用しています。1対1の個別指導の塾が多いです。

学習管理型(コンサルティング)

学習管理型とは、講師と生徒が一緒に年間の学習計画を立て、その計画を月次・週次に分割してその計画に沿って自習メインで進めていく方式の塾です。

週1回の面談で先週分の進捗を確認し、今週分の計画を立てるということを繰り返しながら、志望校合格を目指して学習を進めます。

夏期講習の開始時期と申し込みのタイミング

高校生向けの夏期講習は、7月から8月にかけて実施されます。講習期間は塾によって異なり、7月初旬から約2か月間設けている塾もあれば、7月下旬から約1か月間に集中的に実施する塾もあります。

申し込みは、例年5月から6月にかけて順次始まります。

この時期には、無料体験制度を実施している塾も多く、早めに申し込むことで受講可能な講座数が増えるケースがあります。

情報を早い段階で確認し、申込スケジュールを立てておくことをおすすめします。

高校生向け夏期講習の費用

高校生対象の夏期講習の費用例を紹介します。

集団指導塾の費用例

集団指導塾の費用例として、早稲田アカデミーの夏期講習費用を紹介します。

<早稲田アカデミーの夏期講習費用>

学年期間一般生料金
高校1〜3年生第1ターム:7/21(月祝)~23(水)
第2ターム:7/24(木)~26(土)
第3ターム:7/28(月)~30(水)
第4ターム:7/31(木)~8/2(土)
第5ターム:8/4(月)~6(水)
第6ターム:8/7(木)~9(土)
第7ターム:8/17(日)~19(火)
第8ターム:8/20(水)~22(金)
第9ターム:8/24(日)~26(火)
第10ターム:8/27(水)~29(金)
※学年より異なります
1講座:23,200円
2講座:46,200円
3講座:68,900円
4講座:91,100円
5講座:113,000円
6講座:134,400円
7講座:154,800円
8講座:174,300円
9講座:193,600円
※高校1年生は6講座、2年生は8講座まで

個別指導塾の費用例

個別指導塾では、夏期講習として特別な料金を設定している塾と、通常料金で開講している塾があります。ここでは、個太郎塾の夏期講習費用を紹介します。

<個太郎塾の夏期講習費用>

学年期間一般生料金
高校1・2年生7/1(火)〜9/13(土)日程は自由選択1コース(80分×4コマ):18,260円
※1対2の費用です。1対1の場合は、3,3000円加算されます。
高校3年生7/1(火)〜9/13(土)日程は自由選択1コース(80分×4コマ):20,548円
※1対2の費用です。1対1の場合は、3,3000円加算されます。
高卒7/1(火)〜9/13(土)日程は自由選択1コース(80分×4コマ):22,088円
※1対2の費用です。1対1の場合は、3,3000円加算されます。

オンライン塾の費用例

<MARCH専門オンライン塾 YD Academia(ワイディーアカデミア) の夏期講習費用>

学年期間一般生料金
高校1〜3年生5/14(水)〜8/31(日)週1回(60分×4コマ):49,500円
週2回(60分×8コマ):66,000円

映像授業の費用例

映像授業の夏期講習費用の例として、個太郎塾の映像授業の夏期講習費用を紹介します。

<個太郎塾の費用>

学年期間料金
高校1年生7/1(火)〜9/13(土)日程は自由選択1教科:14,300円
全教科:27,500円
高校2年生7/1(火)〜9/13(土)日程は自由選択1教科:15,400円
高校3年生7/1(火)〜9/13(土)日程は自由選択1ユニット:15,400円

キャンペーン例

<臨海セミナーのキャンペーン>

学年期間一般生料金
高校1〜3年生7/1(火)~8/31(日)受け放題:3,300円

個太郎塾のキャンペーン>

学年期間一般生料金
高校1〜3年生7/1(火)〜9/13(土)日程は自由選択2コース(80分×8コマ)
無料

夏期講習の期間や費用は、塾によって異なります。各塾の詳細やキャンペーン情報は、夏期講習特集ページでリストをご覧ください。

夏期講習特集ページ:2025年の夏期講習を探そう【2025年最新】

高校生が夏期講習を受講する4つのメリット

夏期講習は、受験生である高校3年生はもちろん、1〜2年生にとっても多くのメリットがあります。ここでは、4つのメリットを紹介します。

高校生が夏期講習を受講する4つのメリット

長期休暇中も学習習慣を維持できる

「夏休みになったら毎日しっかり勉強しよう」と計画を立てたものの、結局ほとんど進まなかったという人も多くいます。

時間に余裕があるゆえに、皮肉にも自宅学習が最も進みにくい時期でもあります。しかし、この40日間の過ごし方が2学期以降の成績を大きく左右するのも事実です。

夏期講習を受講することで、決まった時間に塾に通う生活リズムが自然と身につきます。

「今日は塾がある」という外的な動機があることで、だらけがちな夏休みでも学習習慣をしっかりと維持できるでしょう。

これまで学んだ内容の定着を図れる

夏期講習では、これまでに学んだ範囲の演習問題に多く取り組み、基礎をしっかり固めることができます。2学期以降に実力を伸ばすためには、このタイミングで基礎を固めておくことがとても重要です。

苦手科目の克服につながる

高校では、学習内容が中学よりも専門的になるため、理解できていない箇所を放置してしまうとその後の授業についていけなくなることがあります。

夏期講習なら、苦手科目に特化した講座を選択して集中的に学習できます。

たとえば「数学が全然わからない」「英語の文法が苦手」といった明確な弱点があるなら、個別指導受けるのも効果的です。苦手意識を克服できれば、その科目が得意科目に変わる可能性も十分にあります。

受験対策ができる

高校3年生にとって、夏休みは大学受検の合否を左右する重要な時期です。

日頃から塾に通っている生徒は、3年生の夏休みまでに高校3年間の学習内容をほぼ学び終えており、連日夏期講習と自習室に通って実戦的な演習問題に取り組みます。

志望校に合格するために、この夏に夏期講習に通い、塾生に追いつきましょう。

高校生向け夏期講習の塾選びのポイント

夏期講習の塾選びで注目したい5つのポイントを紹介します。

高校生向け夏期講習の塾選びのポイント

学習スタイルや内容が合っているか

夏期講習の塾選びでまず重要なのが、学習スタイルです。

たとえば、自分のペースで進めたい場合は個別指導や映像授業が適していますが、他の受験生と一緒に学んで刺激を受けたい場合は集団指導が向いています。

部活動などとの兼ね合いも考慮し、続けやすい学習スタイルを選ぶのがポイントです。

進路についてのアドバイスがもらえるか

志望校・併願校の選び方や受験スケジュールの組み立て、推薦入試への対応などを個別に相談できる体制が整っているかどうかも重要です。

大学受検では、入試方式が学校によって異なるため、専門家のアドバイスが重要です。いつでも相談できる環境かどうか、面談の機会があるかどうかを確認しておくことをおすすめします。

無理なく通えるスケジュールか

夏休みに部活動がある場合は、両立できるスケジュールかどうかの確認が必要です。

部活動が忙しくて夏期講習とスケジュールが合わない場合は、個別指導や映像授業を選択するのも良いでしょう。

個別指導や映像授業の場合、2学期以降も部活と両立しやすく、続けやすいというメリットもあります。

費用が予算内におさまっているか

講習費用は、塾や講座数によって大きく異なります。

教材費や模試代が別でかかる場合もあるので、総額がどの程度になるかを塾に確認しておきましょう。

個別指導や映像授業の場合は、予算に合わせてプログラムを組んでもらうことも可能です。

講習終了後にも続けられるか

夏期講習の塾は、2学期以降も通う可能性を考えて選ぶと良いでしょう。夏期講習で良いペースがつかめても、2学期以降に続けられないと、そこで学習意欲が途切れてしまいます。

たとえば、学校帰りに塾に通うのが難しい場合は、夏期講習から映像授業を選択するなど、無理なく通える塾を選択することをおすすめします。

夏期講習を受講するべきか迷ったときのチェック項目

夏期講習の受講で迷ったら、次のポイントをチェックしてみましょう。

成績を伸ばしたい

「気がついたら周りに差をつけられていた…」そんな焦りを感じているなら、夏期講習が逆転のチャンスです。

時間に余裕のある夏休みには、多くの受験生がこの時期に実力を大幅にアップさせ、秋以降の模試で劇的な成績向上を実現しています。

短期間で状況を変えたいという強い意志があるなら、夏期講習での集中学習で一気に差を縮めることができます。

集中して学びたい教科がある

「この分野だけは絶対に得意になりたい」「応用問題でもっと点数を取れるようになりたい」という明確な目標がある人には、夏期講習が最適です。

復習しようと思ってそのままになっていた分野や、応用問題に取り組んでさらに実力をつけたい教科がある場合は、夏期講習で総復習と演習問題に取り組むことをおすすめします。

夏期講習では、理系科目の問題演習や、英語の長文読解など、学びたいテーマに合わせて受講できる形式の塾が多いので、重点的に取り組むことができます。

自宅で集中して勉強できない

「自宅ではどうしても集中できない」「勉強しようという気持ちはあるのになかなか体が動かない」という場合、夏期講習や自習室を活用すると集中して勉強に取り組めます。

貴重な夏休みを無駄にしないためにも、夏期講習を受講してしっかり勉強に取り組みましょう。

普段できない受験対策をしたい

夏期講習では、熟語や英文法など、受験で必要とわかっていながらも後回しになりがちな講座を集中して学ぶことができます。

限られた時間で効率よく受験対策を進めたいと考えている人にとって、夏休みは大きなチャンスです。この時間を活用して、志望校合格に向けて学習を進めましょう。

※本記事に掲載している情報は記事執筆時点のものです。料金・キャンペーンなどの最新情報は各教室にお問い合わせください。

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