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【10年後に通って良かったと思える塾】東京都の入試専門家ラボ寺子屋の小泉正太先生にインタビュー
塾の選び方

2024.06.17

【10年後に通って良かったと思える塾】東京都の入試専門家ラボ寺子屋の小泉正太先生にインタビュー

国内で中学受験が最も盛んな東京で開塾し、最新の受験スタイルに合わせた戦略だけでなく、子どもの未来を見据えた教育を行っている、ラボ寺子屋。10年後「この塾に通ってよかった」と思えるように尽力しているという、代表の小泉先生の理念や塾の特徴についてお話をうかがいました。

今回お話を伺った先生

小泉 正太(こいずみ しょうた)先生

株式会社KOIZUMI代表取締役社長、ラボ寺子屋塾長。埼玉県越谷市出身。明治大学卒業後、不動産系の会社に就職。3年弱勤務したのち、大学時代の知人の紹介で、塾業界へ。自塾を経営する傍ら、老舗塾の立て直しや、Edtech企業や学習塾の社外アドバイザーも兼務。

デジタルと経験を取り入れて経営と教育を両立

ーー本日はよろしくお願いします。まずは「ラボ寺子屋」の沿革を教えてください。

よろしくお願いします。大学時代に大手塾で講師をしたのが塾業界に入ったきっかけです。

と言ってもそのまま塾に就職はせず、まったく畑違いの不動産系の企業に就職しました。

しかし、その数年後、知人から塾の共同経営の誘いがあり、「ラボ寺子屋」の前身となる塾を立ち上げることになりました。現在は私が一人で運営し、今年で開塾10年目になります。

ーー塾業界を離れ、また戻った時にどんな変化を感じましたか?

塾業界の変化はあまりなかったな、という印象です。しかし、その頃がちょうどアナログからデジタルへ移行する最初の過渡期でした。

前職の不動産系の企業で、デジタル移行による業務改善の手応えをつかんでいたので、「このデジタル化を塾の運営に取り入れれば、利益追求にとらわれずに経営ができるのでは?」と考えました。これが塾業界に戻ってきた理由です

ーーそのような経緯があったのですね。「ラボ寺子屋」という塾名もそこに由来するのですか?

はい。laboratory(研究室)と、寺子屋という歴史的に大事な価値観を教えてきた場所、この2つの単語を合わせて塾名にしました。EdTechやデジタルを活用しつつも本当に大切にしたい価値観は残したい、という意味もあります。

小学生の今だからこそ取れる選択肢

ーー小学生から高校生まで広い生徒層に対応している理由を教えてください。

東京都が非常に特殊なエリアだからです。まず、子どもの数が唯一増えている都道府県です。また、高校の学費実質無償化がいち早く始まった都道府県でもあり、中学受験率が全国1位で、クラスのほとんどが中学受験をするという地区も存在します。

中学受験をする生徒が多いということは、高校受験をする生徒が少ないということです。事実、全体の約半数の生徒が高校受験をしないのです。そのため、多くの高校が定員割れを起こし、学校名を問わなければ誰でも高校生になることができます。そうなると学習塾は高校受験する中学生だけを対象にしていられません。これが理由の一つです。

同時に、このエリアにおける学習塾とは、「こだわりを持って何かを達成したい人たちが通う場所」なのではないかと思い至りました。中学受験をするなら当然ですが、能力開発は小学生の早い段階から行うに越したことはありません。

高校から本格的に勉強しても取れない選択肢があります。小学生の今だからこそ取れる選択肢があります、と提案することができるように間口を広げようと思ったのがもう一つの理由です。なにかを達成したい、成し遂げたいという方にはぜひ小学生のうちから徐々に能力を養い、教育についての情報を集めることをおすすめしています。

ーー東京以外の地方においてもそうするべきだとお考えですか?

地方でも今後この傾向は強くなると思いますが、明確にはわかりません。というのも、東京都と地方の違いとして私立中学の数、公立高校の一学年の生徒数のキャパシティーがあります。

まず東京都には私立中学が100校以上あります。そんな地域は東京都以外ありません。また、公立高校のキャパシティーも、埼玉県では一学年400人程度だとしたら、東京都だと多くても一学年250人程度です。学校の数が多くキャパシティーが少ない理由は、東京都の地理や文化的な要因によるものです。

学校の数が多く、かつ競争率が高いという東京都の特徴は、自分に合った学校に入れるように早くから情報を集め能力を養うべき、という考えに繋がります。つまりこの考え自体が東京都の特殊性から生じているため、東京都のような考えが地方に浸透するのには時間がかかるのではないかなと思います。

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