コロナ禍で変化した学習スタイルにいち早く対応している、修明学園。独自の「オンライン自立学習室」で塾での指導だけでなく、家庭学習までサポートしています。地域密着型の個別指導塾の指導方針、講師、教室の様子についてインタビューしました。
今回お話を伺った先生
柴田 圭(しばた けい)先生
大学在籍中から塾・予備校講師・家庭教師を経て学習塾運営会社に就職。塾エリアマネージャー、教室長の経験を踏まえ2006年に上京し転職。修明学園では台東区・葛飾区・千葉県(当時)・茨城県(当時)の校舎で指導。2010年度から台東区内の公立中学校による企画講座の講師も担当し、地域貢献活動にも従事。20年以上の指導歴を生かし、学習コーディネーターとして毎日受験生と保護者をサポート。基礎から始める中学受験の指導と都立高校受験の指導メソッドに定評があり、多数の逆転合格を生み出している。
修明学園の歴史は長く、今年で55年!
ーー本日はよろしくお願いします。塾についてご紹介いただけますか?
1967年(昭和42年)に、台東区の柳橋に「学問の研鑽と人格の陶冶」の理念のもと、学問を明らかにして修めるという漢語から、修明塾が開設されました。現在、都内に3校舎を展開する地域密着型の個別指導塾です。
長い歴史の中でさまざまな変化を経てきましたが、2020年にあらためて理念について考えるきっかけを得まして、それについてお話しさせてください。
ーー2020年というと、コロナ感染症拡大がきっかけでしょうか?
はい。コロナ禍に入り、今まで運営や授業形態の見直しを早急に迫られました。サービス業であれば当然、人同士の接触が前提です。教育を止めずにどうやって生徒たちに接していくのか? どのように教育サービスを継続するか? 社員一同で思案しました。そこで辿り着いたのが「ケア」という考えでした。
修明学園は、勉強の苦手な子をサポートすると同時に「ケアリングサービス」を提供する塾であるということ。生徒、保護者に寄り添って「自己実現を支援する=ケアをする教育サービスを提供していく」という、塾全体の教育理念が生まれました。
この理念のもと、受験を中心にした既存のコースの見直し、あらためて体系化しました。仕組みとしては、集団指導と個別指導の長所をうまく組み合わせ、メソッドに落とし込んでいます。
ーーあらためて理念を再考した結果、指導はどのように変化したのでしょうか?
以前は集団一斉授業が中心でしたが、現在は5人程度に変更しました。一人の講師の目が行き届く、少人数の個別対応を取っています。
また、教室に通うのは、原則週2回(それ以上は応相談)までとしています。それ以外の塾に通わない日は、生徒の自宅と塾がオンラインでつながっている「オンライン自立学習室」を用いて、塾からの課題をこなしてもらいます。
授業だけでなく家庭学習まで、手厚くサポート!
ーー「オンライン自立学習室」のメリットについて教えてください。
決められた曜日と時間で、計画的に家庭学習ができます。画面上で常に講師と繋がっているので、生徒にも緊張感が生まれ、与えられた課題や宿題を自発的に一生懸命取り組めます。学習習慣を定着させるのに非常に役立っています。ちなみに、チャット機能を使って、質問も可能です。
コロナ感染拡大前は、授業で出した課題を1週間後に持ってきてもらうようにしていました。しかし「先生、ここがわからなくてできませんでした」と、真っ白の状態で宿題を持っている生徒もいました。この状態は、生徒にとって1週間も勉強する機会が損なわれていたと言えます。
しかし、オンライン自立学習室なら、塾に来る前に生徒がどこまでできているのか、どこが理解できていないのかを事前に確認できます。簡単にいうと、家庭学習を生徒に丸投げしないということです。塾は生徒ができなかった点を把握して、指導に反映できます。塾と家庭学習の連携が取れているので、信頼関係の構築にも役立っています。当塾は常に生徒保護者目線で試行錯誤しつつ塾の運営を考えています。
ーー学校の定期テスト対策への取り組みについて教えていただけますか?
授業のない時間に「テスト対策勉強会」を開いています。こちらは、外部生も参加可能です。テスト前の課題はもちろん、生徒が普段塾で選択していない科目の課題ワークを仕上げる時間としても使ってもらっています。質問対応以外にも、生徒が自立的に勉強する場を提供しています。
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※本記事に掲載している情報は記事執筆時点のものです。料金・キャンペーンなどの最新情報は各教室にお問い合わせください。