コロナ禍で変化した学習スタイルにいち早く対応している、修明学園。独自の「オンライン自立学習室」で塾での指導だけでなく、家庭学習までサポートしています。地域密着型の個別指導塾の指導方針、講師、教室の様子についてインタビューしました。

 

 

修明学園の歴史は長く、今年で55年！

 

ーー本日はよろしくお願いします。塾についてご紹介いただけますか？

 

 

1967年（昭和42年）に、台東区の柳橋に「学問の研鑽と人格の陶冶」の理念のもと、学問を明らかにして修めるという漢語から、修明塾が開設されました。現在、都内に3校舎を展開する地域密着型の個別指導塾です。

 

長い歴史の中でさまざまな変化を経てきましたが、2020年にあらためて理念について考えるきっかけを得まして、それについてお話しさせてください。

 

ーー2020年というと、コロナ感染症拡大がきっかけでしょうか？

 

はい。コロナ禍に入り、今まで運営や授業形態の見直しを早急に迫られました。サービス業であれば当然、人同士の接触が前提です。教育を止めずにどうやって生徒たちに接していくのか？　どのように教育サービスを継続するか？　社員一同で思案しました。そこで辿り着いたのが「ケア」という考えでした。

 

修明学園は、勉強の苦手な子をサポートすると同時に「ケアリングサービス」を提供する塾であるということ。生徒、保護者に寄り添って「自己実現を支援する＝ケアをする教育サービスを提供していく」という、塾全体の教育理念が生まれました。

 

この理念のもと、受験を中心にした既存のコースの見直し、あらためて体系化しました。仕組みとしては、集団指導と個別指導の長所をうまく組み合わせ、メソッドに落とし込んでいます。

 

ーーあらためて理念を再考した結果、指導はどのように変化したのでしょうか？

 

以前は集団一斉授業が中心でしたが、現在は5人程度に変更しました。一人の講師の目が行き届く、少人数の個別対応を取っています。

 

また、教室に通うのは、原則週2回（それ以上は応相談）までとしています。それ以外の塾に通わない日は、生徒の自宅と塾がオンラインでつながっている「オンライン自立学習室」を用いて、塾からの課題をこなしてもらいます。

 

授業だけでなく家庭学習まで、手厚くサポート！

 

ーー「オンライン自立学習室」のメリットについて教えてください。

 

決められた曜日と時間で、計画的に家庭学習ができます。画面上で常に講師と繋がっているので、生徒にも緊張感が生まれ、与えられた課題や宿題を自発的に一生懸命取り組めます。学習習慣を定着させるのに非常に役立っています。ちなみに、チャット機能を使って、質問も可能です。

 

オンライン自習室で学習する生徒

 

コロナ感染拡大前は、授業で出した課題を1週間後に持ってきてもらうようにしていました。しかし「先生、ここがわからなくてできませんでした」と、真っ白の状態で宿題を持っている生徒もいました。この状態は、生徒にとって1週間も勉強する機会が損なわれていたと言えます。

 

しかし、オンライン自立学習室なら、塾に来る前に生徒がどこまでできているのか、どこが理解できていないのかを事前に確認できます。簡単にいうと、家庭学習を生徒に丸投げしないということです。塾は生徒ができなかった点を把握して、指導に反映できます。塾と家庭学習の連携が取れているので、信頼関係の構築にも役立っています。当塾は常に生徒保護者目線で試行錯誤しつつ塾の運営を考えています。

 

ーー学校の定期テスト対策への取り組みについて教えていただけますか？

 

授業のない時間に「テスト対策勉強会」を開いています。こちらは、外部生も参加可能です。テスト前の課題はもちろん、生徒が普段塾で選択していない科目の課題ワークを仕上げる時間としても使ってもらっています。質問対応以外にも、生徒が自立的に勉強する場を提供しています。

 

学び放題！修明学園のコース料金

 

ーー料金設定について、教えていただけますか？

 

学年によってコース設定がたくさんあるので、これはあくまでの一例です。

 

中学受験コース（小学4年生〜）
週1回、3時間授業　月額¥26,400〜（税込）

高校受験コース（中学1年生〜）
週1回、2時間授業 月額¥19,800〜（税込）

 

オンライン自立学習室込みの価格です。オンライン自立学習室は、月曜から金曜の17:00～21:00の予約制です。学び放題なので、利用すればするほど塾代がお得になります。

 

このほか諸経費は別途かかるので、ご注意ください。

 

生徒の将来を見据えた教育方針

 

ーー修明学園が考える、生徒との関係性はどのようなものでしょうか？

 

塾として、生徒のためになんでもやってあげたい、という気持ちは当然あります。一方、客観的に見ると、べったり教えこむことが生徒のためになるのかといえば……それは違いますよね。受け身で勉強をするようになっては、逆にマイナスです。そこで私たちは、生徒が自主性をもって試行錯誤をするようにサポートした方が、最終的には生徒たちのためになる、と考えています。

 

塾として志望校に合格させることは当然ですが、それだけで終わらずにここで学んだことを活かして、生徒が自分で考えて行動できる。私たちの塾に通うことで生徒たちに積極性、自立心が芽生えていく。受験勉強だけでないことができるようになっていく。そこを私たちがケアしていくことを日々実践しています。

 

学習に取り組む生徒

 

ーー自ら行動する生徒を育てるのは大切なことですね。どんな生徒が通っていますか？

 

都内に3校舎（台東区、葛飾区、中央区）を展開しています。中学受験、高校受験、それぞれ活発なエリアは異なります。共通しているのは、中学受験なら「公立→私立」、高校受験なら「公立→都立または私立」を希望する生徒が圧倒的に多いことですね。学力的には、中堅層が一番のボリュームになります。

 

地元の生徒が多いですが、なかには数駅離れた地区から通う生徒もいます。また創業55年なので、親子3代で通われているご家庭も少なくありません。このように、地域の人に世代を超えて、親しまれているのが自慢です。

 

講師は社員の専任講師のみ

 

 

ーー講師の方々について、教えてください。

 

当塾の講師は、全員が社員の専任です。大学生やアルバイトはいません。特に受験コースは、高い実績を誇る指導歴20年以上のベテラン講師が専任で指導しています。

 

実は、講師には当塾の卒業生が何人もいます。自分が子どもの頃に通った塾に、今は教える立場で就職している。そういう講師は信頼が持てるし、そんなスタッフたちに支えられている塾と言えます。修明学園は、講師はもちろん、スタッフ全員”塾愛”がとても強いんです。塾に対する想い、教育熱の高い社員ばかりで、構成されています。

 

ーー塾の雰囲気について教えてください。

 

そんな講師やスタッフばかりですので、生徒たちとのコミュニケーションを大切にしている、アットホームな塾です。とはいえ、授業とそれ以外ではメリハリをつけています。生徒はうちの雰囲気に慣れてくると「楽しい塾」として受け止めてくれているようです。

 

行ける学校ではなく、行きたい学校に進んでほしい

 

ーー生徒にとって、どういう場にしたいですか？

 

生徒に寄り添い自己実現を支援する姿勢は、絶対に崩したくありません。生徒たちにとって、安心の持てる居場所にしたいですね。自宅とは異なる勉強場所、生徒の居場所という位置づけでしょうか。

 

ただ、当塾は受験対策がメインなので、志望校に受かるために、生徒自身が成長できる場所でもありたい。そのために読解力・記述力を向上させる、いろいろなノウハウや独自メソッドを使って、全力でケアしています。今の成績で「行ける学校」ではなく「行きたい学校」に行けるために、生徒自身が頑張る。それを私たちもしっかりサポートします。おかげさまで、2011年以降中学受験コース難関志望校合格率84.4%、高校受験コース都立普通科第一志望合格率92.9%を実現しています。

 

「お子さんが持っている潜在能力を引き出すお手伝いをします」と保護者に約束しています。ほとんどの生徒が塾に来ていろんな意味で変わっていきます。言葉づかい、人間性、物事への取り組み姿勢など、多くの面で。私たちは、生徒のいいところをのばしつつ、うまくできないことをやれるようにケアしていきます。

 

 

失敗しない、塾選びの方法

 

ーーこれから塾を探す予定の生徒や保護者の方に向けて、メッセージをお願いします。

 

この春も、たくさん三者面談をしてきました。そんな私から言えることは、塾選びはまず家庭としての「軸」をしっかり持つことです。保護者や生徒、それぞれ塾に対する考え方や想いは、違います。なので、自分だったらどういう塾だったら入りたいか、親としてこういう塾に通わせたいという、絶対譲れない条件（＝軸）だけは、明確にしておいてほしいです。その上、面談でぜひ私たちにぶつけてください！

 

生徒や保護者の方の「軸」に、修明学園は合っているのか？　本当に力になれるのか？

 

それを納得いくまで、お話をさせていただきます。反対に、塾選びで失敗しないためには「安易に選ばない」ことです。値段、立地などで選んでしまうと、入塾後にミスマッチが起こりやすいです。

 

ぜひ、みなさんの「軸」、お子さんの希望、志望校を、私たちにぶつけてください。それを叶える力を、一緒に培っていきましょう！

 

ーー本日はありがとうございました。

 

取材協力：個別指導塾修明学園

 

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