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【都立高受験に強い】デジタルと人による指導を融合したコノ塾にインタビュー
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2024.03.04

【都立高受験に強い】デジタルと人による指導を融合したコノ塾にインタビュー

都立高校受験に特化し、多摩地区で2022年5月現在8教室を展開している、進学型個別指導のコノ塾。独自開発の動画授業と、専用アプリを使った家庭学習のサポートで、定期テストも受験対策もできると話題です。さらに、保護者にうれしいのが、中学生・5教科で月額26,400円(税込)という明確な塾費用の開示。開校から現在に至る経緯についてなど、代表の田辺理氏に詳しく教えていただきました。

今回お話を伺った先生

田辺 理(たなべ さとる)氏

日本政策投資銀行、米国大学院留学(UC Berkeley MBA)、BCGを経てQuipperに入社。Quipperにてスタディサプリの事業責任者、グローバルでのプロダクト責任者等を歴任。20年1月、コノセルを共同創業。

アプリ開発で感じた指導と学習継続の課題

ーー開塾のきっかけについてお話いただけますか?

私は以前「スタディサプリ」というオンライン教育サービスに関わっていました。そこで、いくつか気づいたことがありました。

まず学校の授業はクラス全体のペースに合わせて行われます。そのため個人的に不要なところや聞き直したいところがあってもすぐに聞けないなど、不都合な点が多いと感じていました。しかし、オンライン教育なら、そういった不都合が生じず、自分のペースで自分に必要なことだけを勉強ができます。

コノ塾 外観

その一方で、通信添削教材によくあるように、オンライン教育だと勉強をやらない子がでてきます。学生が自分を律して1人で勉強をするのは非常に難しいのです。オンライン教育は実際にはその良さが十分に生かされていないように思います。こんなにテクノロジーが進化しているのに、勉強にニガテ意識を持っている生徒にとって使いやすい教育サービスが生まれてないのが現状です。

また、学校や学習塾に目を向けると、実際アプリを提供しても、先生にはご自身の教え方があって、それにそぐわないとアプリは使っていただけません。紙教材の編集は容易なので先生の使いたいように使えますが、アプリは使い方が決まっているため、先生の思うように使えず、結局は授業で十分に活かしきれないケースが多いように思います。

どうしたものかと考え、思い至ったのが、自分で教育機関を作ればいい、ということでした。

ーーオンライン教育サービスの課題点の克服を目的に、塾をスタートしたのですね。

いいオンライン教育サービスを作りたいエンジニア、勉強に困ってる子、熱心な先生たちをつなぐためには、外からやっていても駄目だと思ったのです。

「教育サービスをデジタル化する」というのは、教材をデジタル化する、ということではありません。教育機関自体をデジタル前提で作り直す必要があります。そこで「コノ塾」を設立しました。コノ塾の前身となる塾を運営開始したのが2020年の6月で、ちょうどコロナ禍真っ只中の時期でした。その後、同年12月に「コノ塾」へと名称を変更して現在に至ります。

ーー現在の校舎数と、対象エリアを教えてください。

2022年5月現在、8校舎あります。町田に5校、府中と多摩と日野に1校ずつ、いわゆる多摩エリアと呼ばれるエリアです。このエリアは、大手塾が揃っていて、さらに神奈川の塾も進出しているので、塾の選択肢が豊富な地域です。

ーー町田市の教育熱は高い方でしょうか?

町田市は基本的には皆さん、地元の公立中学校に進まれて、その後周辺の公立高校や私立に行かれたり、という地域です。

もちろん東京都内なので、学校の選択肢は多いです。しかし、中学生の生活パターンを見ても、基本的には部活に一生懸命、塾に通うのは週1回2回程度で、中3から受験勉強を頑張るぞ、という生徒が多いです。日本全国で多く見られるような地域と言えばよいでしょうか。

都立高校合格に焦点を絞った、5科目指導

ーー巷には個別指導塾が多く存在しますが、他の個別指導塾と違うポイントを教えていただけますか?

コノ塾は「進学型個別指導」を謳っています。教室のあるエリアの憧れの公立高校に生徒が進学できるようにすることを一番大事にしています。このゴールを元に、サービス設計や価格設定を考えています。

コノ塾 授業風景

たとえば都立高校受験は、5科目の勝負です。英語ができればいい、数学ができればいい、ではなく、すべてが同じ点数配分であるため、5科目すべてができるようにならなければいけません。

ですので、5科目の個別指導を大事にしています。もちろん入試では内申点も見られるため、各学校の定期テスト対策もしっかり取り組みます。入試は学校の定期テストとは異なるため、入試そのものに慣れるための準備期間も十分にもうけています。

また、料金設定は一般的なご家庭(両親、子ども2人を想定)が、無理なくお支払いいただける水準で設定し、中学校の3年間、しっかり塾に通っていただけることも大事にしています。

ーー中学生の5科目の個別指導で26,400円。非常にリーズナブルですね。

はい、他塾と比べると圧倒的に費用が抑えられると褒めていただくこともあります。講習費用も前もってお伝えしており、ホームページにも明記されています。いくらかかるか分からないと、保護者の方も安心してお子様をお預けいただけないと考えています。

小学生は4年生から対応していて、2教科で月額8,800円です(学年によって変わります)。

ーー個別指導は追加費用がかかることが多いので、わかりやすい料金は安心ですね。

他のサービスと比べた際に、不透明な料金体系は違和感があると思っています。教育サービスの料金体系も不透明であってはいけません。これからは費用を明確にすることが当たり前になるといいと思っています。こういった姿勢を評価していただいて、保護者から明瞭会計と言っていただくことが多いです。

ーーつづいて、5科目指導の流れを具体的に教えていただけますか?

普段は学校の授業の予習をしています。1コマ50分で、学校の授業やテキストの流れに沿って、大体1,2週間先の勉強をしています。まず前回の宿題のチェックをし、小テストを行い、それから次の予習に入る流れです。

新しいことを学ぶときには、最初に社内で作っている5分程度の短い動画を見てもらいます。長さとしては個別指導の先生がちょっと横で教えてくれるくらいの長さです。動画で内容を理解した生徒は、そのまま問題に入っていきます。質問がある生徒は、近くにいる先生に質問をして、理解を深めた上で問題に入ります。体験授業を見ていると、動画の分かりやすさに驚く声をよく耳にします。

問題を解いたら、その生徒のタイミングで先生から質問を行い、生徒自身に学んだことを言語化してもらいます。これにより生徒がみずから理解を深められるよう促します。問題を間違えてしまった場合も同様です。生徒みずから何を間違えたのか言語化し、それができない場合は、先生がケアをします。

動画を使いながらも、講師が要所要所で確実にケアをしていくことを大事にしています。

ーー先生1人で何名の生徒を見るのですか?

先生1人に対し、生徒は6人くらいです。クラス全員に同じ内容を指導するのではなく、それぞれの進みに沿った指導を行なっています。

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