- 集団塾と個別指導塾の違い
- お子さんの学習スタイルや目的に合う選び方
- 月謝だけでなく、講習費などを含めた年間費用の見方
- 体験授業での確認ポイントと、必要に応じた併用の考え方
お子さんの塾選びで、集団塾と個別指導塾のどちらが合うのか迷う保護者の方も多いのではないでしょうか。集団塾と個別指導塾はそれぞれ、学習環境や質問のしやすさ、費用の考え方が異なります。
この記事では、学習スタイルや目的に合う選び方、年間費用の見方、体験授業での確認ポイント、必要に応じた併用の考え方を整理します。焦らず判断できるように、判断の軸を分かりやすくまとめます。
- 集団塾と個別指導塾、何が違う?迷ったらまず押さえたい3つの違い
- 10人以上と1〜3人、人数で変わる学習のしやすさ
- 「決まったペース」と「合わせたペース」、どちらが合う?
- わからないとき、すぐ聞ける?質問しやすさの違い
- 集団塾で伸びる子・伸び悩む子の違いとは?
- 集団塾を選ぶ3つの理由
- 集団塾の注意点と、その対策
- うちの子は集団塾向き?6つのチェックポイント
- 「個別指導なら安心」は本当?選ぶ前に知っておきたいこと
- 個別指導塾が選ばれる3つの理由
- 個別指導で「ゆるくなる」リスク、どう防ぐ?
- 個別指導で伸びやすいのはこんな子
- 月謝だけで比較していませんか?塾の「本当の費用」を把握する
- 集団塾と個別指導塾、月謝の差はどれくらい?
- 見落としがちな「月謝以外」の費用とは
- 「安い」だけで選ぶと損する?費用対効果の考え方
- 小・中・高で選び方は変わる!学年別の塾選びポイント
- 小学生|中学受験するかどうかで選び方は変わる
- 中学生|定期テストと受験、どちらも見据えた選び方
- 高校生|推薦狙いか一般入試か、で選び方が変わる
- 入塾後に「こんなはずでは…」を防ぐ!体験授業で見るべきこと
- 集団・個別どちらでも確認すべき4つのポイント
- 集団塾の体験授業で見るべき3つの視点
- 個別指導塾の体験授業で見るべき3つの視点
- 入塾後のミスマッチを防ぐ3つの行動
- 「どちらか」ではなく「両方」という選択肢もある
- 併用のメリットと、知っておきたい注意点
- よくある併用パターンとその使い分け
- 負担を抑えて併用するための工夫
- まとめ|「どちらが良いか」より「わが子に合うか」で決める
集団塾と個別指導塾、何が違う?迷ったらまず押さえたい3つの違い

塾選びを進めるには、まず集団指導塾と個別指導塾の違いを押さえることが大切です。人数の違いだけでなく、授業の進み方や学習環境も変わります。ここから、それぞれの特徴を確認していきましょう。
| 比較項目 | 集団塾 | 個別指導塾 |
|---|---|---|
| 授業の人数 | 講師1人に対して複数人で学ぶ(人数は塾による) | 講師1人に対して少人数で学ぶ(人数は塾による) |
| 授業の進み方 | 決まったカリキュラム・進度で進むことが多い | 理解度や目標に合わせて調整しやすい |
| 質問のしやすさ | 授業中は質問しづらい場合がある(授業後対応がある塾も) | その場で質問しやすいことが多い |
| 学習の刺激 | 周りの頑張りが刺激になりやすい | 周りを気にせず集中しやすい |
| 向きやすいタイプ | 競争がやる気につながりやすい | マイペースで理解を積み上げたい |
| 事前に確認したい点 | 授業のテンポとフォロー体制 | 講師との相性と授業の進め方 |
10人以上と1〜3人、人数で変わる学習のしやすさ
集団指導塾では、講師1人に対して10~30人程度の生徒が同じ教室で授業を受けます。学校と同じように、決まった時間割に沿って授業が進みます。一方、個別指導塾では講師1人に対して1~3人程度の少人数で、生徒一人ひとりの理解度に合わせて指導します。
この違いは、学習のしやすさに影響します。集団塾では周りの頑張りが刺激になり、「負けたくない」という気持ちが学習意欲につながることがあります。一方で、授業の進み方が合わないと不安を感じる場合もあります。個別指導塾は自分のペースで学びやすい反面、競争による刺激は少なめです。
「決まったペース」と「合わせたペース」、どちらが合う?
集団指導塾では、実績やデータをもとにしたカリキュラムが用意されていることが多いです。受験対策や学年別の学習内容が整理されており、学習を進めやすい点が特長です。一方で、理解度や進み具合に関係なく、決まったスケジュールで授業が進む傾向があります。
個別指導塾では、お子さんの学力や苦手分野、目標に合わせて学習内容を調整します。たとえば数学が苦手な場合は数学を厚めにしたり、部活動で忙しい時期は授業回数を調整したりできます。
わからないとき、すぐ聞ける?質問しやすさの違い
集団塾では授業中に質問する際、ほかの生徒の前で手を挙げる必要があります。そのため内気なお子さんは、質問のハードルが高く感じやすいです。結果として、分からないところが残ってしまうこともあります。
個別指導塾は講師との距離が近く、分からないところをその場で質問しやすい環境です。講師も表情や理解度を確認しやすいため、つまずきを早めに見つけて対応しやすくなります。
こうした違いを踏まえたうえで、お子さんの性格や学習の進め方に合う形を選ぶことが、塾選びの第一歩です。
多くの保護者は「どちらがよいか」で悩みがちです。大切なのは、お子さんの学習状況と性格の傾向を把握することです。体験授業では、授業のテンポが合うか、質問しやすいかも確認してみてください。
集団塾で伸びる子・伸び悩む子の違いとは?

集団指導塾は、複数の生徒が同じ教室で学ぶ指導形態です。競争のある環境や、まとまったカリキュラムが魅力の一方で、お子さんの性格によっては合いにくい場合もあります。集団塾の特徴と注意点を押さえ、お子さんに合うかどうかを判断していきましょう。
| 観点 | 内容 |
|---|---|
| 強み | 競争の刺激が得やすい/カリキュラムが決まっていて進めやすい |
| 注意点 | 授業のテンポが合わないと不安が残る場合がある/質問のしづらさが出る場合がある |
| 事前に確認したいこと | 授業後の質問時間やフォローの有無/欠席時の対応(振替・補講など)/クラスのレベル感 |
| 向きやすいタイプ | 周りの刺激でやる気が出やすい/一定のペースで学習を進めたい |
| 注意が必要なタイプ | マイペースで進めたい/苦手が多く授業についていけるか不安がある |
集団塾を選ぶ3つの理由
周りの頑張りが刺激になる
集団塾のメリットの一つは、同じ目標を持つ仲間がいることです。順位や成績の比較を通じて、「負けたくない」という気持ちが学習の後押しになることがあります。負けず嫌いなお子さんは、特に力を発揮しやすいでしょう。模試やテストの結果を振り返る機会も、学習のペースづくりに役立ちます。
受験対策に強いカリキュラムがある
大手集団塾では、指導経験やデータをもとにしたカリキュラムが用意されていることがあります。中学受験や高校受験では、志望校別の講座や過去問の分析など、家庭だけでは準備しにくい内容に取り組めます。受験に必要な知識や解き方のコツを、計画的に学びやすい点も特長です。
月謝を抑えやすい
個別指導塾と比べると、集団塾は月謝が抑えやすい傾向があります。中学生では、集団塾が月額15,000〜25,000円程度、個別指導塾が20,000〜40,000円程度が目安です。複数科目を受講すると、差が大きくなることもあります。
集団塾の注意点と、その対策
ついていけないまま進んでしまうリスク
集団授業では、講師が一人ひとりの理解度を細かく把握しにくい面があります。授業は全体の進度に合わせて進むため、つまずいたままになると不安が残ることもあります。対策として、授業後の質問時間を活用したり、家庭で復習する習慣をつくったりすることが大切です。
質問できず「わからない」が溜まる可能性
内向的なお子さんは、大勢の前で質問することを負担に感じやすいです。その結果、分からないところが残ってしまう場合もあります。授業前後に質問しやすい時間がある塾を選ぶと安心です。質問カード(質問を紙に書いて渡す仕組み)など、質問のしやすさを工夫している塾もあります。
得意・苦手に合わせた調整がしにくい
集団塾はカリキュラムに沿って進むため、お子さんの学習ペースや興味・関心に合わせた調整が難しい場合があります。得意分野をさらに伸ばしたいときや、苦手分野を集中的に克服したいときは、物足りなさを感じることもあります。
うちの子は集団塾向き?6つのチェックポイント
以下に当てはまる項目が多いお子さんは、集団塾で学びやすい可能性があります。
一方で、マイペースで進めたい子や、人前で質問するのが苦手な子、基礎学力に不安がある子は、個別指導塾のほうが合う場合があります。
お子さんの性格や学習の進め方を整理し、集団塾の環境で学びやすいかを判断することが大切です。
集団塾を選ぶときは、お子さんの学力の土台も確認しておくと安心です。基礎があいまいなままだと、授業のテンポが合わず、不安が大きくなる場合があります。体験授業では、内容についていけそうか、質問しやすい雰囲気かも見てみてください。
「個別指導なら安心」は本当?選ぶ前に知っておきたいこと

個別指導塾は「一人ひとりに合わせた指導」ができる点で注目されています。一方で、個別指導を選べば必ず成績が上がる、というわけではありません。費用面や学習の進め方によっては、合わない場合もあります。ここではメリットと注意点を整理し、お子さんに合うかどうかを判断するポイントを紹介します。
| 観点 | 内容 |
|---|---|
| 強み | 質問しやすい/理解度に合わせて進めやすい/苦手を重点的に扱いやすい |
| 注意点 | 講師との相性が影響しやすい/緊張感が保ちにくい場合がある |
| 事前に確認したいこと | 指導の人数(1対1・1対2など)/授業の進め方(解説→演習→振り返り)/小テストや宿題確認の有無/振替のルール |
| 向きやすいタイプ | マイペースで理解を積み上げたい/質問しながら進めたい |
| 注意が必要なタイプ | 競争の刺激がないとやる気が出にくい/自分から取り組むのが苦手 |
個別指導塾が選ばれる3つの理由
苦手や目標に合わせて学習計画を調整できる
個別指導塾の強みは、お子さんの学力や目標に合わせて学習計画を調整しやすいことです。集団塾のように進度が決まっている場合と比べて、苦手を重点的に扱ったり、得意を伸ばしたりできます。学校の授業でつまずきがある子や、科目を絞って強化したい子には役立ちやすいでしょう。
「恥ずかしくて聞けない」がなくなる
多くのお子さんが集団塾で抱える「質問したいけれど恥ずかしくてできない」という悩みを、個別指導塾は減らしやすいです。講師との距離が近く、周りの目を気にしにくいため、分からないところをその場で確認しやすくなります。内向的なお子さんや、基礎でつまずいているお子さんにとって安心材料になりやすいでしょう。
部活や習い事と両立しやすい
部活動や習い事で忙しいお子さんにとって、個別指導塾のスケジュール調整の柔軟性は大きなメリットです。急な体調不良や学校行事で欠席する場合も、多くの個別指導塾では振替授業に対応していることがあります。そのため、学習のペースを保ちながら、部活動や習い事と両立しやすくなります。
個別指導で「ゆるくなる」リスク、どう防ぐ?
個別指導塾は競争の刺激が少ない分、緊張感が保ちにくい場合があります。たとえば講師との関係が近くなりすぎて雑談が増えたり、学習への向き合い方がゆるんだりすることもあります。
この点を防ぐには、定期的に成果を確認することが大切です。テストや模試の結果を見ながら、必要に応じて講師や学習の進め方を相談しましょう。家庭でも学習状況を把握し、塾任せにしすぎないようにすることがポイントです。
個別指導で伸びやすいのはこんな子
個別指導塾に向いているのは、以下のような特徴を持つお子さんです。まず、基礎学力に不安があり、集団授業についていけないお子さんです。分からないところを丁寧に確認できるため、少しずつ学力を固めやすくなります。
次に、マイペースで学習を進めたいお子さんです。集団塾の決められた進度にプレッシャーを感じやすい子や、じっくり考えて理解したい子は、個別指導のほうが学びやすい場合があります。
また、特定の科目に特化した対策が必要なお子さんも、個別指導塾が合う場合があります。たとえば数学が苦手な場合や、英語の文法を基礎から学び直したい場合など、必要な科目・単元に絞って学習を進めやすくなります。
さらに、質問することに抵抗があるお子さんや、人前で発言するのが苦手なお子さんにとって、個別指導は安心して質問しやすい環境になりやすいです。
個別指導塾を選ぶときは、講師の教え方や指導方針が合うかを確認しておくと安心です。体験授業では、お子さんが質問しやすい雰囲気か、講師が適切な距離感で関われているかも見てみてください。
月謝だけで比較していませんか?塾の「本当の費用」を把握する

塾選びでは費用も大切な判断材料です。ただ、月謝だけで比べると、講習費や教材費などの追加費用を見落としやすくなります。年間の総額と、得られそうな学習効果のバランスを考えて選ぶことがポイントです。
集団塾と個別指導塾、月謝の差はどれくらい?
塾の費用は、学年や地域、受講科目、通う回数によって幅があります。一般に、個別指導塾は集団塾より月謝が高くなる傾向があります。
この差は講師一人当たりの生徒数の違いによるもので、個別指導塾の方が人件費がかかりやすいためです。ただし、月謝だけで比べると全体像が見えにくい点に注意が必要です。集団塾でも、状況に応じて補講や個別指導を追加することがあり、年間の総額では差が小さくなる場合もあります。
見落としがちな「月謝以外」の費用とは
塾費用で見落としやすいのが季節講習費です。季節講習はまとまった費用になりやすく、受験学年ではさらに増える場合もあります。
そのほかに、入塾金、年会費・設備費、教材費、模試代などがかかる場合があります。特に注意したいのは、これらの費用が塾によって大きく異なることです。月謝が抑えめでも、講習費などが重なると年間の総額が想定より増えることがあります。
「安い」だけで選ぶと損する?費用対効果の考え方
費用対効果を高めるには、月謝の安さだけでなく「成果に納得できそうか」を意識することが大切です。集団塾は、競争が刺激になってやる気が出る子には効果が出やすい傾向があります。個別指導塾は費用が上がりやすい一方で、ペースに合わせた指導が合うと伸びにつながりやすいです。
費用を抑える工夫として、受講科目を絞る、季節講習は目的に合わせて取捨選択する、といった方法があります。体験授業では指導の進め方を確認し、費用に見合いそうかを判断していきましょう。
入塾前に年間の総額を確認し、家計に無理のない範囲で続けられる塾を選ぶことが大切です。
入塾前に、年間の総額(入塾金・教材費・講習費・模試代など)を確認しておくと安心です。月謝だけでなく、追加費用も含めて見積もりを出してもらうのがおすすめです。
小・中・高で選び方は変わる!学年別の塾選びポイント

塾選びは、お子さんの学年や目標によって考え方が変わります。小学生は学習習慣づくりが中心になりやすく、中学受験をする場合は対策の進め方も変わります。中学生は内申点と高校受験の両方を見ながら、高校生は受験方式に合わせて選ぶのがポイントです。ここでは学年別に、選び方の目安を整理します。
小学生|中学受験するかどうかで選び方は変わる
| 目的 | 状況(やりたいこと) | おすすめ | 体験で確認 |
|---|---|---|---|
| 学習習慣づくり | つまずきが多いので、基礎から固めたい | 個別指導塾 | 質問できる雰囲気か/宿題量が無理ないか |
| 学習習慣づくり | 周りの刺激がある方が続けやすい | 集団塾 | 授業のテンポが合うか/集中できる雰囲気か |
| 中学受験対策 | 集団のペースに乗って進められそう | 集団塾 | クラスのレベル感/フォロー(質問時間)の有無 |
| 中学受験対策 | マイペースで進めて苦手を補いたい | 個別指導塾 | 演習→振り返りの流れ/宿題の出し方 |
小学生の塾選びでは、まず中学受験をするかどうかで方針が大きく分かれます。中学受験を目指す場合は、小学4年生頃から本格的な対策が必要になり、集団指導塾が選ばれることが多いです。大手進学塾では、受験データをもとにしたカリキュラムで中学受験対策を進めやすい点が特長です。
特に難関中学を目指す場合、同じレベルの生徒がいる環境は刺激になることがあります。一方で、競争がストレスになりやすいお子さんや、マイペースで学習を進めたいお子さんには、個別指導塾で受験対策を進める選び方もあります。
一方、中学受験をしない小学生の場合は、学習習慣づくりと基礎学力の定着が主な目的になります。この場合は、お子さんの性格に合わせて指導形態を選ぶと判断しやすくなります。集団の中で刺激を受けて伸びるタイプなら集団塾を、質問しながらじっくり学びたいタイプなら個別指導塾を検討してみてください。
中学生|定期テストと受験、どちらも見据えた選び方
| 目的 | 状況(やりたいこと) | おすすめ | 体験で確認 |
|---|---|---|---|
| 定期テスト対策 | 苦手単元を絞って対策したい | 個別指導塾 | 学校別の対策があるか/宿題の量と質 |
| 定期テスト対策 | 学習のペースを作って続けたい | 集団塾 | テスト範囲対応/質問時間の有無 |
| 高校受験対策 | 受験全体のペースを作りたい | 集団塾 | クラス編成/欠席時のフォロー |
| 高校受験対策 | 苦手科目だけ補いたい | 個別指導塾 | 指導の人数(1対1・1対2など)/振替のルール |
中学生の塾選びでは、内申点対策と高校受験対策の両方を考える必要があります。公立高校受験では内申点が重要な要素になるため、定期テスト対策に力を入れている塾を選ぶと安心です。
集団指導塾では、学校の進度に合わせて定期テスト対策を行いながら、受験に向けた応用力も身につけていきます。特に中学3年生では、志望校別のクラス編成で対策を進める塾もあります。一方、特定の科目で大きく遅れている場合や、部活動との両立が難しい場合は、個別指導塾の柔軟さが合うこともあります。
中学生では、集団塾で全体を進めつつ、苦手科目だけ個別指導で補う方法もあります。負担(費用・通塾回数)が増えやすいので、続けられる範囲かを確認して選びましょう。
高校生|推薦狙いか一般入試か、で選び方が変わる
| 目的 | 状況(やりたいこと) | おすすめ | 体験で確認 |
|---|---|---|---|
| 推薦入試 | 定期テストと提出物を重視して進めたい | 個別指導塾 | 定期テスト対策の進め方/面談の頻度 |
| 一般入試 | 受験科目を体系的に進めたい | 集団塾 | 演習量/復習の仕組み |
| 一般入試 | 科目を絞って伸ばしたい | 個別指導塾 | 授業の進め方(解説→演習→振り返り) |
| 両立 | 部活や学校行事と両立したい | 個別指導塾 | 振替のルール/通塾しやすさ |
高校生の塾選びは、大学受験の方針によって大きく変わります。推薦入試(学校推薦型選抜・総合型選抜)を目指す場合は、定期テストでの高得点維持が大切になります。この場合は、学校の進度に合わせやすい個別指導塾が合う場合があります。
一般入試を目指す場合は、受験科目に合わせて学習を進める必要があります。国公立大学を目指すなら5教科の総合力が求められるため、体系的なカリキュラムを持つ集団指導塾を検討しやすいでしょう。私立大学の3科目受験なら、得意科目を伸ばす形で個別指導塾を活用する方法もあります。
高校生では自主性も大切になるため、お子さん本人の意向も踏まえて選ぶことがポイントです。「周りの刺激を受けて頑張りたい」なら集団塾を、「自分のペースで集中して学習したい」なら個別指導塾を選ぶのがおすすめです。
また、高校生は受講科目や通う回数によって、年間100万円を超えることもあります。特に浪人を避けたい場合は、早めに塾を検討し、計画的に受験対策を進めることが大切です。
学年と目的に合わせて選ぶことは、これからの学習を進めるうえで大切です。まずは現在の学力や目標を整理し、合いそうな指導形態を検討してみてください。
学年別に考えると選びやすくなります。小学生は「学びやすさ」、中学生は「定期テストと受験の両立」、高校生は「目標と計画」を意識して、お子さんに合う環境を探してみてください。
入塾後に「こんなはずでは…」を防ぐ!体験授業で見るべきこと

塾選びで避けたいのは、入塾後に「こんなはずではなかった」と後悔することです。転塾は時間や費用の負担が大きく、お子さんの学習リズムが崩れるきっかけにもなります。
塾を辞める理由としては、授業についていけない、成績が上がらない、塾との相性が合わないといったケースが多く見られます。体験授業で確認するポイントを整理し、相性のずれを減らしていきましょう。
集団・個別どちらでも確認すべき4つのポイント
質問しやすい雰囲気か?
質問しにくい環境だと、分からないところが残りやすくなります。体験授業では、お子さんが質問できそうな雰囲気かを見てみてください。あわせて、講師がどのように疑問に答えるかも確認しましょう。集団塾なら授業後に質問できる時間があるか、個別指導塾なら授業の中で質問しやすい流れがあるかも見ておくと安心です。
授業のペースと宿題量は無理がないか?
授業の進度が合っているか、宿題量が無理のない範囲かを確認してみましょう。進度が早すぎると置いていかれやすく、遅すぎると物足りなさを感じることがあります。宿題も、部活動や習い事と両立できる量かどうかを確認しておくと続けやすくなります。
成績の振り返りや学習計画のサポートはあるか?
定期的な成績管理や面談があるか、弱点の分析や学習計画の提案があるかも大切なポイントです。テスト結果の振り返りが形だけになっていないか、具体的な改善方法まで示してくれるかを見てみてください。
通いやすさと教室の雰囲気は?
通塾にかかる時間や曜日の都合、安全面も確認しておきましょう。教室の雰囲気や生徒の学習態度、集中できる環境かどうかも重要です。講師と生徒の関わり方を見て、「ここなら落ち着いて取り組めそうか」をお子さんと一緒に確認してみてください。
集団塾の体験授業で見るべき3つの視点
講師は生徒全体に目を配れているか?
集団塾では、講師が教室全体に目を配れているかがポイントです。お子さんの表情や手の動きを見て理解度を把握しているか、つまずいていそうな生徒に声をかける場面があるかも確認してみましょう。
クラスの雰囲気は「刺激」か「プレッシャー」か?
クラスの雰囲気や競争の強さが、お子さんにとって「刺激」になるか「負担」になるかは重要です。順位の扱い方や、授業中の発言のしやすさを見て、お子さんが萎縮しすぎないかも確認しておくと安心です。
休んだとき、どうフォローしてもらえる?
欠席したときに、どのように学習を補えるかも確認しましょう。振替や補講があるか、教材や授業内容のフォローが受けられるかは塾によって異なります。授業後の質問時間の有無も含めて、追いつきやすい仕組みがあるかを見ておくと安心です。
個別指導塾の体験授業で見るべき3つの視点
講師との相性は?雑談で授業が進まないことはない?
個別指導塾は講師との距離が近い分、相性は学習のしやすさに影響しやすいです。説明が分かりやすいかだけでなく、授業の軸がぶれず、雑談が増えすぎないかも確認してみてください。
1対1か1対2か?授業の進め方は明確か?
担当講師1人に対して何人を見ているか(1対1、1対2など)で、授業の密度は変わります。体験授業では、どのタイミングで解説し、どこまで演習させるかを見てみてください。あわせて、授業後にどのように振り返るかなど、進め方が具体的かも確認しておくと安心です。
緊張感を保つ仕組みはあるか?
個別指導では、ペースが合う一方で緊張感が保ちにくい場合もあります。小テストや宿題の確認、目標設定と振り返りなど、学習を前に進める仕組みがあるかを見てみましょう。
入塾後のミスマッチを防ぐ3つの行動
1回で決めない。複数の塾を比較する
1回だけの印象で決めず、複数回参加してみるのがおすすめです。可能なら別の塾でも体験し、お子さんの反応を比べると判断しやすくなります。
年間でいくらかかるか、事前に確認する
費用面のミスマッチを防ぐため、月謝だけでなく講習費や教材費なども含めた年間の総額を確認しておきましょう。何がどのタイミングで必要になるかを、入塾前に聞いておくと安心です。
最後は「続けられそうか」で決める
体験授業後に「分かりやすかった」「続けられそう」と感じているかは大切な判断材料です。ただし、印象だけで決めず、通塾の負担や学習のペースもあわせて考えましょう。最終的には、お子さんの意見も踏まえて決めることが大切です。
体験授業は「お試し」ではなく、相性を確かめる機会として活用してみてください。複数の塾を比べることで、お子さんが落ち着いて学べる環境を見つけやすくなります。
「どちらか」ではなく「両方」という選択肢もある

集団塾と個別指導塾は、どちらか一方に決めるだけでなく、目的に合わせて併用する方法もあります。たとえば、基礎は集団塾で進めつつ、苦手科目だけ個別指導で補う方法や、定期テスト前・受験直前期だけ個別指導を追加する方法です。併用には良い点がある一方で、費用やスケジュールの負担が増える場合もあります。お子さんの状況とご家庭の予算に合わせて、無理のない形を検討しましょう。
併用のメリットと、知っておきたい注意点
併用のメリットは、それぞれの指導形態の良い点を組み合わせられることです。集団塾で基礎力と競争心を育てながら、個別指導で苦手分野を重点的に補いやすくなります。たとえば数学は集団塾、英語は個別指導といった科目別の使い分けが合う場合もあります。
ただし、費用は両方の月謝を合算する形になり、家計への負担が大きくなることがあります。また、宿題や課題が重複したり、指導方針が異なったりする可能性もあるため、事前に両方の塾の進め方(宿題量、方針、振替など)を確認しておくと安心です。
よくある併用パターンとその使い分け
最も一般的なのは「集団塾メイン+個別指導サブ」のパターンです。集団塾で全体的な学力向上を図りつつ、特定の苦手科目や理解不足の単元を個別指導で補強します。
定期テスト前や受験直前期だけ個別指導を追加する方法もあります。必要な時期に絞って利用できるため、負担を調整しやすくなります。
負担を抑えて併用するための工夫
併用を検討する際は、年間総額での予算設定が大切です。集団塾の月謝30,000円に、個別指導(2科目)40,000円を加えると月額70,000円、年間では840,000円程度になります。
費用を抑える工夫として、同じ系列の塾で集団指導と個別指導の両方を選べる場合は、入会金の重複を避けられることがあります。割引制度があるかも含めて確認してみてください。また、個別指導は回数を絞り、本当に必要な単元に絞ると、負担を抑えやすくなります。
併用は合う場合もありますが、お子さんの負担と家庭の予算を踏まえて、無理のない形で検討することが大切です。
併用を考える場合は、まず片方の塾で一定期間(例:3か月)様子を見てから追加する方法もあります。お子さんの負担を見ながら、無理のない形に調整していきましょう。
まとめ|「どちらが良いか」より「わが子に合うか」で決める
集団塾と個別指導塾は、それぞれ学び方に違いがあります。大切なのは「どちらが良いか」ではなく、お子さんに合う形を選ぶことです。
集団塾は周りの刺激でやる気が出やすい一方で、授業のテンポが合わないと不安が残ることがあります。個別指導塾は質問しやすく、苦手に合わせやすい一方で、緊張感を保つ工夫が必要な場合もあります。
選ぶときは、学習状況や性格、生活リズムに加えて、費用も確認しましょう。月謝だけでなく、講習費や教材費を含めた年間の総額を見ておくと安心です。
体験授業では質問のしやすさ、授業のテンポ、講師との相性、教室の雰囲気を見て、無理なく続けられそうかを親子で話し合ってみてください。必要に応じて、併用や見直しを選ぶこともできます。
迷うときは、塾の教室長や学校の先生などに相談し、客観的な意見も参考にすると安心です。
※本記事に掲載している情報は記事執筆時点のものです。料金・キャンペーンなどの最新情報は各教室にお問い合わせください。