近年、首都圏や関西圏を中心に学童保育の機能を備えた学習塾が増えていることをご存知ですか?
これまで学童保育はそれぞれの地域にある学童クラブがその役割を担ってきました。ただ児童の数に対して十分な施設の数がある訳ではなく待機児童問題は社会的な問題となっています。そのような中で学習塾が待機児童の受け皿になるべく学童保育の役割も備えた塾を増やしているのです。
そこでこのページでは学童保育型の学習塾の特徴や費用の相場、選ぶ上での注意点を解説します。
学童保育型の学習塾の特徴について
現在は共働きの世帯が増えているため、平日の放課後に小学生の子どもを預かってくれる学童保育へのニーズが高まっています。その一方で施設に入れずに登録待ちとなってしまっている児童も多くおり、また学童クラブでは小学3年生までしか預かってもらえないため、待機児童の解決に向けて学習塾が教育のノウハウも生かしたサービスの展開を拡大させています。
学童保育型の学習塾の特徴としては、学童クラブとは異なり18時以降も預かってもらえる点や小学6年生まで預かってもらえる点が挙げられます。また、小学校の英語の教科化やプログラミング教育の必修化に不安を抱えている方は多くいると思いますが、最近では2020年度からの教育改革に対応している学童保育型の学習塾が増えているのでご安心ください。
ただし、塾によっては理科実験やピアノ、囲碁将棋などの習い事に特化した塾もあり、学童保育型の学習塾といっても塾ごとに得意としている分野は異なりますので、塾探しの際には希望している条件に合う塾を探すようにしましょう。
費用の相場とは?
続いて学童保育型の学習塾の費用の相場をご紹介します。学童保育型の学習塾の場合、学童保育サービスの利用料金と塾サービスの利用料金がそれぞれ発生します。
学童保育を週3回利用するのと5回利用するのでは費用が大きく異なりますので、ここでは週3回利用した場合の費用でみていきます。まず学童保育を週3回利用した場合の相場は月3~4万円となっており、塾の利用料金は月1~3万円となりますので、合計すると月4~7万円となります。
学童クラブは月に5千円前後で預けられることを考えると安い金額ではありませんが、学童クラブとは違って小学校高学年でも預けられることや18時以降も預けられること。そして塾同様の学習指導もしてもらえるという点を含めて考えると納得できるのではないでしょうか。実際に共働き世帯を中心に学童保育型の学習塾を利用するケースは増えています。
塾を選ぶ上での注意点
これまでは学童保育型の学習塾というと、その塾で指導している内容は学校の授業や宿題のサポートといった補習塾としての役割が一般的でした。しかし最近では指導内容も多様化しており、前述のように2020年の教育改革に対応した学習指導を行う塾もあれば、中学受験の進学指導に対応している塾もあります。
当然、指導内容やサポート体制が手厚いほど利用料金も高額となりますし、塾によって強みとしている分野は異なりますので、学童保育型の学習塾を利用する際には慎重に比較・検討した上で選ぶことをおすすめします。
特に共働き世帯にとっては、学童保育の面におけるサービス内容も重要だと思います。子どもを何時まで預かってくれるのか、土日・祝日は対応しているのか、バスなどの送迎サービスはあるのかなど塾によって対応は様々ですので、入塾前に面談を通してサービス内容の確認や、こちら側の要望はしっかりと伝えるようにしましょう。
さいごに
このページでは学童保育型の学習塾の特徴や費用の相場、選ぶ上での注意点を解説しましたがいかがでしたでしょうか。首都圏や関西圏を中心に年々学童保育型の学習塾は増えていますので、待機児童でお困りの場合には学童クラブのほかにも学童保育型の学習塾を検討してみてはいかがでしょうか。
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