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中学生は塾にいつから通ってる?高校受験に向けて最適タイミングと判断基準を解説
調査データ・コラム

2026.01.22

2026.01.30

中学生は塾にいつから通ってる?高校受験に向けて最適タイミングと判断基準を解説

この記事でわかること
  • 中学生の塾は「今すぐ必要か」「まだ様子見でよいか」の判断基準
  • 中1・中2・中3それぞれで、塾を始めた場合に起こりやすいこと
  • 志望校レベル別に見た、後悔しにくい入塾タイミング
  • 「遅かった…」と感じやすい家庭の共通点と、避けるための考え方

「中学生の塾はいつから通わせるべき?」——そう悩むご家庭は少なくありません。 実際、中1の段階から塾に通うお子さまは一定数おり、中3にかけて通塾する割合は高まる傾向があります。 「うちの子だけ出遅れているのでは?」と不安になる保護者の方も多いのではないでしょうか。

ただし、早ければ早いほど良いとは限りません。「中3より前に始めておけばよかった」と感じる保護者がいる一方で、早期に通い始めた結果、モチベーションが続かないケースもあります。

大切なのは、学力/志望校の難易度/家庭の負担に合わせて、“今が始めどきか”を判断することです。

この記事では、入塾の判断に必要なチェックポイントと、学年・目的別のおすすめ時期、さらに費用をふまえた塾の選び方まで整理して解説します。

監修者

古岡 秀士(ふるおか ひでし)

古岡 秀士(ふるおか ひでし)

株式会社ユナイトプロジェクト代表取締役

教育評論家。全国1万以上の教室を掲載する学習塾検索サイト「塾シル」の代表。 青山学院大学会計大学院を経て、病院・医院の検索サイトに従事。2016年、株式会社ユナイトプロジェクトを創業し「塾シル」を展開中。 本サイトでは全国の学習塾の紹介、塾選びのお役立ち情報を発信しています。

中学生はいつから塾に通っている?データから見る実態

中学生の塾通いは、いまや特別なことではありません。文部科学省の調査によると、公立中学生の通塾率は中1で57.8%、中2で69.2%、中3で84.0%と、学年が上がるにつれて大きく増加しています。

一方で、「必要だと思っていた時期」と「実際に通わせ始めた時期」にはズレが生じやすく、結果として「もっと早く始めておけばよかった」と感じる保護者も少なくありません。

公立と私立で違う「塾に通い始めるタイミング」

注目したいのは、公立中学生と私立中学生で通塾率に明確な違いが見られる点です。 文部科学省の調査(令和3年度)によると、公立中学生の通塾率は平均70.4%であるのに対し、私立中学生は53.9%となっています。

学年別に見ると、公立中学では中1:57.8% → 中2:69.2% → 中3:84.0%と、学年が上がるにつれて通塾率が大きく伸びています。

一方、私立中学では中1:51.6%、中2:53.4%、中3:56.7%と、学年による変化は比較的緩やかです。

この背景には、公立中学生の場合は高校受験という明確なゴールがあるため、学年が上がるにつれて塾通いが加速することが挙げられます。

特に中2から中3にかけては、通塾率が69.2%から84.0%へと約15ポイント上昇しており、この時期に「塾に入るタイミング」を本格的に検討し始める家庭が多いことがうかがえます。

一方、私立中学は多くが中高一貫校で高校受験を想定していないことや、学校内での学習サポートや受験対策が比較的充実していることが挙げられます。

【参考:学年別通塾率の比較】

学年公立中学私立中学
中157.8%51.6%6.2pt
中369.2%53.4%15.8pt
中3 84.0%56.7%27.3pt
平均70.4%53.9%16.5pt

【出典】
文部科学省「令和3年度 子供の学習費調査 結果の概要」
https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa03/gakushuuhi/kekka/k_detail/mext_00001.html

「もっと早く始めればよかった」と感じる理由

「いつから塾に通うべきか」は、家庭ごとに正解が違います。とはいえ、実際は周囲の通塾状況や受験の時期が迫ってから慌てて検討を始め、結果として「もっと早く動けばよかった」と感じるケースも少なくありません。

データから見える「早めに考え始めた子」の特徴

東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所による「子どもの生活と学びに関する親子調査(2015〜2024年)」では、進路について深く考える経験の有無によって、学習意欲や行動に違いが見られることが報告されています。

「進路について深く考える経験」がある子どもに見られる傾向(調査報告より)

  • 「勉強が好き」と答える割合が高い(学年別に差が確認されている)
  • 「勉強しようという気持ちがわかない」と答える割合が低い
  • 「ニュースへの関心が強い」「興味を持ったことを自主的に調べる」など、学習に前向きな行動が多い
  • 学習時間が長い傾向が見られる

【参考:進路を考える経験と学習行動の関係

観点進路を考える経験あり進路を考える経験なし
学習意欲「勉強が好き」が高い相対的に低い
学習の前向きさ「勉強する気がわかない」が低い相対的に高い
探究行動ニュース関心・自主的に調べるが高い相対的に低い
学習時間長い傾向短い傾向

【出典】
東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所 共同研究プロジェクト
「子どもの生活と学びに関する親子調査2024」(2025年5月発表)
https://blog.benesse.ne.jp/bh/ja/news/bc/education/2025/05/29_6151.html

多くの家庭が「中3になってから」動き出す現実

早期から進路を意識することの重要性が示されている一方で、実際に塾に通い始めるタイミングは以下のようになっています。

【参考:公立中学生の学年別通塾率

学年通塾率増加率
中157.8%
中269.2%+11.4pt
中384.0%+14.8pt

【出典】
文部科学省「令和3年度 子供の学習費調査 結果の概要」
https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa03/gakushuuhi/kekka/k_detail/mext_00001.html

これらの客観的データからは、早期から計画的に学習習慣を身につけることの重要性がうかがえますが、実際には中3での駆け込み需要が非常に多いのが現状です。

この背景には以下の要因があります。

まず、中1・中2の段階では「まだ大丈夫」という楽観的な見通しを持つ保護者が多いことです。

また、部活動が忙しく、塾との両立に不安を感じるケースも少なくありません。さらに、塾費用の家計負担を考慮し、できるだけ遅らせたいという経済的な事情も影響していると考えられます。

地域によって「塾を考え始める時期」が変わる理由

都市部と地方では、塾の選択肢や受験を取り巻く環境に大きな違いがあります。 都市部では多様な塾から比較・検討できる一方、地方では通える塾の数が限られ、学年が上がる前から検討が必要になるケースも少なくありません。

さらに、高校受験の方式や内申点の重視度は地域によって差があるため、お住まいの地域特性を踏まえた判断が重要になります。

こうした点を踏まえると、「いつから塾に通うべきか」という判断は、単に学年や時期だけで決められるものではありません。

お子さまの学力状況や志望校に加え、地域の受験環境や家庭の事情も含めて考える、戦略的な判断が求められます。

監修者 古岡
監修者 古岡

通塾率のデータはあくまで全体の傾向です。地域の入試制度や、お子さまが進路についてどれだけ意識しているかによって、最適な入塾タイミングは変わります。データを参考にしつつ、わが家に合った判断をしていきましょう。

高校受験志望校レベル別|塾はいつから始めるべきか

志望校のレベルによって、最適な入塾時期や塾の使い方は大きく異なります。 難関校を目指す場合、地域の中堅校を志望する場合、あるいは現在の学力に不安がある場合では、取るべき戦略は同じではありません。

ここでは、志望校レベル別に「いつから」「どのように」塾を活用すべきかを具体的に整理します。

早すぎても遅すぎても学習効果を十分に引き出しにくくなるため、お子さまの状況に合ったタイミングを見極めることが重要です。

【志望校レベル別:入塾時期の目安】

お子さまの状況おすすめ開始時期ポイント
難関校志望(偏差値65以上)中1春〜内申点を3年間積み上げ、中3は入試演習に専念できる状態をつくる
中堅校志望(偏差値50-64)中2夏〜冬中だるみしやすい時期に学習ペースを整え、頻出単元を取りこぼさない
成績・学習習慣に不安あり学年問わず早めに遅れが広がる前に対応。個別指導で基礎固めから始めるのが効果的

難関校を目指すなら:中1から考えたい理由

偏差値65以上の難関高校を目指す場合、中1の春から塾に通い始める選択肢が有効です。難関校受験では、学力だけでなく内申点も合否を左右する重要な要素となるためです。

早期入塾の最大のメリットは、中1・中2で学ぶ内容を確実に積み重ねることで、中3での成績向上につなげやすくなる点です。

例えば、東京都立高校の一般選抜では、内申点(調査書点)も合否に影響する要素の一つです。 調査書点は65点満点で計算され、オール4の場合は52点、オール3の場合は39点となり、その差は13点です。1020点満点の入試全体で見ると約1.3%に相当しますが、合否ライン付近では無視できない差になります。

中1・中2の学習内容は、中3の評定や実力を支える土台になります。そのため、早い段階から学習習慣を整えておくことが効果的です。

また、難関校の入試では、中学校の学習範囲を踏まえつつ、応用力を問う問題が多く出題されます。 中1から塾で計画的に先取り学習を進めることで、中3では入試問題演習に十分な時間を確保しやすくなります。

特に数学では、中2のうちに中3内容の一部まで進み、中3前半で全範囲を一通り終える「先取りカリキュラム」が効果的とされています。

中堅校志望なら:中2からでも間に合うケース

地域の中堅校を志望する場合、中2の夏から冬にかけて塾通いを始める選択肢が、効率面で有効といえます。 この時期は、いわゆる「中だるみ」が起こりやすく、塾に通うことで学習ペースやモチベーションを保ちやすくなるためです。

中2の学習内容には、高校入試で頻出となる重要単元が多く含まれています。英語では不定詞・動名詞・比較級、数学では一次関数や図形の証明など、入試の得点差がつきやすい分野が多く含まれます。

これらの単元でつまずくと、中3での総復習時に理解が追いつかず、学習負担が大きくなりやすいため、中2の段階で押さえておくことが重要です。

特に中学2年生の二学期は、その後の受験対策の進めやすさに大きく影響する時期です。詳しくは「高校受験生の二学期が合否を分ける!中学生の保護者が知っておきたい4つのポイント」をご覧ください。

また、英語でつまずきやすいポイントについては「英語が苦手な中学生はどこでつまずく?学年別に原因と対処法を整理」で詳しく解説しています。

成績や学習習慣に不安がある場合:学年を問わず早めの対応を

現在の成績に不安がある場合や学習習慣が身についていない場合は、学年に関わらず、早めに塾通いを検討することが有効です。 学習の遅れは、時間が経つほど取り戻しにくくなる「学習負債」の性質を持つためです。

成績不振の背景には、基礎的な計算力や読解力のつまずきがあるケースが少なくありません。中1の段階で小学校内容に理解の抜けがあると、中学校の学習内容についていけず、学年が上がるにつれて差が広がってしまうことがあります。

個別指導塾では、お子さまの理解度に合わせて基礎から丁寧に学び直せるため、段階的な学力向上が期待できます。

また、学習習慣を定着させるには、一定期間の継続が必要とされています。早期に塾通いを始めることで、「決まった時間に勉強する」「宿題を必ずやる」といった基本的な学習リズムを身につけられます。

志望校レベルに応じた入塾時期の戦略を立てることで、お子さまの負担に配慮しながら、学力の底上げと志望校合格を目指すことができます。

監修者 古岡
監修者 古岡

志望校選択は中2の秋頃に固まることが多いため、それまでに複数の戦略を検討しておくことをおすすめします。現在の学力と志望校のギャップが大きい場合でも、適切な時期に入塾すれば十分に挽回可能です。

中1・中2・中3|通塾開始学年別のメリットと注意点

中学生の塾通いを検討する際、「いつから始めるか」によって、得られる効果や直面しやすい課題は変わります。 ここでは「この学年から始めた場合に起こりやすいこと」に注目し、中1・中2・中3それぞれのメリットと注意点を整理します。

【学年別:入塾後のメリットと注意点】

開始時期メリット注意点
中1から内申点対策を3年間継続できる/学習習慣を早く整えられる費用負担が長期化/中2頃に中だるみが起きやすい
中2から中だるみ防止になる/志望校に合わせた計画が立てやすい中1の基礎に不安があると追いつくのが大変
中3から目的意識が明確で集中しやすい/費用を抑えられる時間不足で学習計画が過密になりやすい/志望校変更リスク

中1から塾に通うメリット・注意点

メリット:内申点と学習習慣を早く整えられる

中1から塾に通う大きなメリットは、内申点対策を中学校生活全体を通じて継続できる点です。

多くの都道府県では、中1から中3までの内申点が高校受験に反映されるため、早い段階から対策を進めることで、受験に向けた土台を整えやすくなります。

また、中学校の学習内容に慣れる前から塾のサポートを受けることで、定期テストへの取り組み方や学習習慣を早期に整えやすくなります。

特に英語では、小学校の「聞く・話す」中心の学習から、中学校で求められる「読む・書く」中心の学習へと切り替わる時期に、適切な指導を受けられる点もメリットです。

注意点:費用負担と中だるみへの注意

公立中学で塾に通う場合、3年間の費用は平均で約100万円前後とされており、個別指導塾や季節講習を多く受講する場合には、150〜200万円程度になることもあります。

そのため、家計への負担が長期間にわたる点は、事前に検討しておきたいポイントです。

また、長期間通塾することで、中2頃にいわゆる「中だるみ」が生じ、学習意欲が一時的に低下するケースもあります。

中2から塾に通うメリット・注意点

メリット:中だるみ防止と軌道修正効果

中2からの入塾は、多くの中学生が経験しやすい「中だるみ」への対策として有効な選択肢の一つといえます。

中2の学習内容には、一次関数や図形の証明、不定詞など、高校受験で頻出となる重要単元が多く含まれています。 そのため、この時期に基礎を固めておくことが、その後の受験対策の進めやすさに大きく影響します。

また、中1までの成績を踏まえて志望校を具体的に検討できるため、目標に沿った学習計画を立てやすくなる点もメリットです。

注意点:基礎固めの時間不足

中1の学習内容に不安がある場合、中2からの入塾では基礎の学び直しに十分な時間を確保しにくい点がデメリットになります。

特に、数学の正負の数や文字式、英語の基本文法でつまずきがある場合は、中2の応用内容についていくのが負担になるケースもあります。

中3から塾に通うメリット・注意点

メリット:明確な目的意識と集中力

中3からの入塾は、高校受験という明確な目標があるため、学習への目的意識を持ちやすい状態で始められる点がメリットです。部活動引退後の夏以降であれば、受験勉強に集中しやすい生活リズムを整えやすくなります。

また、通塾期間が1年間で済むため、3年間通う場合と比べて費用総額を抑えられる点もメリットです。

注意点:時間不足と志望校変更リスク

中3からの入塾における最大の課題は、学習に使える時間が限られる点です。中3では、新単元の学習と既習範囲の復習を同時に進める必要があり、学習計画が過密になりがちです。

また、模試結果を受けて志望校の見直しを迫られるケースもあり、精神的な負担を感じやすくなることがあります。

特に内申点に不安がある場合は、中3からの対策では選択できる入試方式が限られる可能性がある点にも注意が必要です。

各学年での入塾にはそれぞれ異なる特徴があるため、お子さまの現在の学力と志望校レベルを総合的に判断することが重要です。

監修者 古岡
監修者 古岡

学年別の入塾タイミングに正解はありませんが、お子さまの学習状況と家庭の方針を明確にすることで最適解は見つかります。迷った場合は複数の塾で体験授業を受け、お子さまの反応を見ながら判断することをおすすめします。

塾費用はいくらかかる?見落としがちな総額の考え方

塾費用を検討する際、月謝に目が向きがちですが、実際には入会金や教材費、季節講習費、模試代など、月謝以外の費用も発生します。

集団塾・個別塾ともに、学年が上がるにつれて費用が増えやすく、特に中3では受験対策により年間総額が大きくなる傾向があります。

季節講習費だけでまとまった金額が必要になるケースもあるため、事前に年間の費用感を把握しておくことが大切です。

集団塾と個別塾|3年間でかかる費用の目安

集団塾の場合、中1・中2では月額数万円程度ですが、中3になると受験対策として授業時間が増加し、費用も上がります。

一方、個別塾では、講師1人あたりの生徒数や指導時間によって費用が変動し、集団塾と比べて総額が高くなる傾向があります。

年間総額で見ると、集団塾では3年間で100万円前後、個別塾では150万円前後になるケースが一つの目安とされています。ただし、これらは基本料金のみの計算であり、実際にはさらに多くの費用が必要です。

月謝以外にかかる費用とは

季節講習費の高額化

費用面で特に影響が出やすいのが季節講習費です。特に中3の夏期講習では、講座数や受講形態によっては10万円を超えるケースもあります。

春期・夏期・冬期講習を合計すると、年間で数万円〜十数万円程度の追加費用が発生する場合があります。

その他の諸費用

入会金、教材費、施設維持費、模試代など、月謝以外にも様々な費用が発生します。これらを合計すると年間で数万円〜10万円程度の追加負担となります。

費用対効果を高めるコツ

オンライン塾の活用により、通塾型と比べて費用を抑えつつ、目的に合った指導を受けられる場合があります。また、入会金無料キャンペーンの活用や、兄弟割引制度の利用により節約が可能です。

季節講習については、すべてを受講するのではなく、苦手分野や目的に応じて講座を選ぶことで、費用を調整しやすくなります。

模試についても、塾主催のものだけでなく、より安価な外部模試を併用する方法もあります。

塾費用は家庭の教育投資として重要ですが、無理な負担は長続きしません。

追加費用も含めた年間総額を把握し、家計に無理のない範囲で塾を選ぶことが大切です。

監修者 古岡
監修者 古岡

塾費用の透明性を重視し、入会前に年間総額の目安を確認しておくことをおすすめします。特に季節講習の参加可否や費用については、契約時に明確にしておくことで後々のトラブルを避けられます。

塾は今すぐ必要?迷ったときの判断チェック

塾に入るタイミングで迷う保護者の方に向けて、判断の目安となる具体的な基準を整理します。

「今すぐ塾が必要な状況」と「様子見で良い状況」を明確に区別することで、お子さまにとって最適な入塾時期を見極められます。

定期テストの点数推移、模試での偏差値、学習習慣の定着度、志望校との学力差など、周囲の状況や不安感だけで判断するのではなく、数値や日々の学習状況をもとに冷静に見極めることが大切です。

今すぐ塾通いを検討したい4つのサイン

以下の状況が一つでも当てはまる場合、塾への入塾を真剣に検討すべきタイミングです。

  1. 定期テストで3回連続下降傾向

このような場合は要注意です。一時的な成績低下ではなく、継続的な学力低下の兆候として捉える必要があります。特に中2の数学や英語で顕著に表れやすく、そのままにしておくと、高校受験に向けた学習に影響が出やすくなります。

  1. 志望校との偏差値差が10以上

このような場合は、早めに学習環境を見直すことが重要になります。一般に、偏差値の差を縮めるには一定期間の継続的な学習が必要とされており、差が大きいほど対策に時間がかかる傾向があります。偏差値差が10以上ある場合は、長期的な視点で学習計画を立てる必要があるケースも少なくありません。

  1. 家庭学習時間が週5時間未満

学習習慣の定着から始める必要があります。一つの目安として、学年に応じた一定の学習時間を確保できているかが判断材料になります。中1なら2時間、中2なら3時間程度を一つの目安として考えるとよいでしょう。

  1. 苦手科目で平均点を20点以上下回る

このような状況が続いている場合も、専門的な指導が必要な段階です。苦手の原因が「基礎の抜け」や「解き方の型の不足」であることも多く、本人だけで立て直すのが難しいケースがあります。

すぐに塾を決めなくてもよいケース

一方で、すぐに塾を検討しなくても問題ないケースもあります。

定期テストで平均点以上を維持し、学習習慣が身についている
自宅学習を継続できており、成績も安定しているなら、今の学習スタイルを続けて問題ありません。ただし、志望校のレベルが高い場合は、入試対策として別途検討が必要になることがあります。

部活動が忙しい時期・学校行事が集中する時期
中学生にとって学校生活とのバランスは重要です。部活の大会前や行事が重なる時期に無理に塾を始めると、かえって負担が増してしまうことがあります。落ち着いたタイミングで検討しても遅くはありません。

入塾判断に使える簡易チェックリスト

塾を検討すべきか迷ったときは、以下の項目をチェックしてみてください。

□ 直近3回の定期テストで成績が下降傾向にある

□ 志望校との偏差値差が10以上ある

□ 週の家庭学習時間が目安(中1:2時間、中2:3時間)の半分未満

□ 声をかけないと勉強しない/学習習慣が定着していない

2つ以上当てはまる場合は、塾を含めた学習環境の見直しを検討するとよいでしょう。

1つ以下の場合は、現状維持で様子を見ながら、必要に応じて再検討する形で問題ありません。

監修者 古岡
監修者 古岡

塾への入塾は「周りが通っているから」ではなく、お子さまの学習状況を客観的に分析した上で判断することが大切です。迷った場合は複数の塾で学習相談を受け、専門家の意見も参考にしながら最適なタイミングを見極めましょう。

まとめ|中学生の塾通いを「後悔しないタイミング」で始めるために

中学生の塾は「いつから」が正解と決まっているわけではなく、お子さまの学力・志望校・家庭の状況を踏まえて判断することが大切です。

難関校を目指すなら、中1から学習習慣と内申対策を積み上げる選択肢が有効です。中堅校志望なら、中2の重要単元でつまずかないよう中2夏〜冬に学習ペースを整える方法があります。

成績不振や学習習慣に不安がある場合は、学年を問わず早めに学習環境を見直し、基礎の立て直しから始めるのが近道です。

塾を選ぶときは、体験授業で相性を確かめ、年間総額(季節講習・教材・模試など)まで含めて無理なく続けられるかを確認しましょう。迷ったら現状を整理し、気になっている塾の体験授業を1つ予約して、無理のない一歩を踏み出してみてください。

※本記事に掲載している情報は記事執筆時点のものです。料金・キャンペーンなどの最新情報は各教室にお問い合わせください。

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