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「学校内塾」や「校内塾」とはどういう塾?
塾の選び方

2022.08.01

「学校内塾」や「校内塾」とはどういう塾?

私立校を中心に学習支援のサポート体制を充実化させている学校が増えていることをご存知でしょうか?

自習室を完備して夜20時まで開放している学校や、放課後に補習講座を開講している学校など取り組みは様々ですが、その中で学校内の空き教室を利用して塾と同様のサービスを生徒に提供する「学校内塾」(または「校内塾」)を導入する学校が増えています。

そのためこのページでは学校内塾で受けられる指導内容や、また増えている背景を解説します。

学校内塾で受けられる指導とは?

学校内塾で受けられる指導は、それぞれの学校が提携している塾によって生徒が受けられる指導の内容は異なります。

個別指導塾と提携している場合には、空き教室が自習ブースになっており、常駐しているチューターに学習相談をすることができるケースもあるようです。生徒一人ひとりの学習進度や学力に合わせて個別に指導を受けることができるので心強いですね。

一方で、オンライン英会話を扱っている塾と提携している場合には、生徒がマンツーマンの英会話レッスンを受けることができるケースもあります。また提携している塾によっては学校と連携して、現在の授業の進度に合わせて科目ごとに予習向けの講座や補習向けの講座を用意し、スケジュールに沿って放課後に講座を開講しているようなケースもあるようです。

なぜ学校内塾が増えているのでしょうか?続いてみていきましょう。

学校内塾が増えている背景について

私立校を中心に学校内塾が増えている背景として、少子高齢化による生徒獲得のための競争が激化していることが挙げられます。

そのため他校との差別化を図るべく、学校内塾を通じて学習支援のサポート体制を充実化させて生徒募集のPRに用いているのです。また、学校内塾は生徒の学力の底上げに繋がるとともに難関校への合格実績を高めることにも繋がります。そのため多くの学校が進学実績を引き上げるために学校内塾の導入を進めているといえます。

また、学校側は深刻な教員の人員不足の問題を抱えているという側面もあるため、民間の協力を得るために積極的に外部に委託している部分もあるようです。

教員自らが放課後に講座を開いている学校も

学校内塾を導入している学校が増えている一方で、学校によっては学校内塾を導入せずに教員自らが放課後に講座を開いているところもあるようです。また、校内の自習室にインターネットとPCを整備してスタディサプリなどの映像授業を用いて自学できる環境を整えている学校もあります。

学校内塾を導入していない学校でも決して学習支援の体制がない訳ではなく、これらの取り組みを行っている学校もあります。また、学習支援のサポート体制が充実している学校は、私立校のなかでも中高一貫校に多いようです。

学校によっては学費のみで放課後の学習支援のサービスが受け放題のようなので、学習塾費と比べると安く済むケースもあるようです。もしお子さんが中学受験を控えているようであれば、放課後の学習支援のサポート体制が整備されている学校も検討材料にいれてみてはいかがでしょうか。

さいごに

進学校に通う生徒にとっては重要な自習室。一般的には中学生では19時まで、高校生は20時まで自習室が利用できる学校が多いようです。当然自習室が綺麗で落ち着いた雰囲気のほうが良いと思いますので、受験先の学校の自習室の環境はどのような環境なのかという視点も持ってみるといいかもしれません。

※本記事に掲載している情報は記事執筆時点のものです。料金・キャンペーンなどの最新情報は各教室にお問い合わせください。

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