【教室レポート】国大Qゼミ 二俣川校
お話をうかがった先生:伊藤克彦先生(校舎⻑)、森島拓也先生(中学受験コース責任者)
この地域においての貴教室の強みを教えてください。
中学受験コース責任者 森島拓也 氏(以下:森島氏)
国大Qゼミ全体としての強みは、少人数制ならではの対応ができることですね。1クラスの生徒数が10名前後なので、先生と生徒の距離がとても近いです。また、できるだけアットホームで、楽しい授業を心がけています。
中学受験コースでは、Qゼミオリジナルの映像システムと教材を組み合わせて、自宅学習と授業のサイクルをつくっています。自宅での事前学習で興味関心を持ってもらった上で授業に臨むので、授業の理解度も変わってきます。
授業の中では、演習と解説の時間をできるだけ長く取るようにしています。社会のテキストはQゼミオリジナルの語呂合わせもたくさんあるので、覚えやすいんですよ。
校舎長 伊藤 克彦 氏(以下:伊藤氏)
二俣川校はビル1棟を理究グループが使用しているため、広いスペースが確保できていますし、管理も行き届いています。これだけ広いスペースのある塾は、二俣川エリアではなかなかないと思います。テスト前などにたくさんの生徒が教室や自習スペースなどを潤沢に使えることも、二俣川校のおすすめポイントです。
また二俣川校は、小学校低学年から高校生までが通える数少ない総合校舎です。中学受験をする生徒もしない生徒も、状況に応じて受講できるさまざまなカリキュラムが充実しているのが強みですね。学習環境・安全面共に満足していただけると思います。
保護者・生徒から選ばれる理由はなんですか?
森島氏
どの学力の生徒に対しても、1人ひとりにしっかりと向き合い、その生徒に合ったやり方を実行していく体制があることが、選ばれている理由だと思います。大手塾では一度に授業を受ける生徒数が多いため、なかなか個別の質問タイムが取りにくいです。
しかしQゼミは少人数制をとっているので、その日にあった質問をその日のうちに解決する「即レス即対応」ができる点が強みです。もちろん、保護者の方からの要望に対しても、すぐに対応できるように意識しています。生徒や保護者との定期的な面談や父母会も行なっているので、受験に向けたレクチャーや受験までのスケジューリングなど、さまざまな面でフォローが行き届いている点にも評価をいただいています。
伊藤氏
Qゼミの中学生の授業では、普段とテスト前でギアチェンジの仕方が異なることが最大の特徴ですね。他塾では、普段から1回の授業につき1〜2時間程度のボリュームの宿題が出ることもざらにあります。
しかしQゼミでは、小さい範囲でもよいので「質の高い勉強」をしっかり行い、解き方を確実に身につけるという方針で進めています。自分の力でやってこれるような問題を出して、次の授業のチェックテストで確認し、満点が取れたら今日の授業もわかる、という良いサイクルをつくれています。
つまり、消化不良を起こさないことが大切なのです。一方で、定期テストで良い点数をとることも重要ですので、定期テストの前には問題数をぐっと増やし、「差がつく問題」を解かせるようにしています。とはいえ、結局は生徒たちが自分のために本気で勉強をしようと思わないと何も変わりません。
勉強をきっかけに生徒たちが自信をつけ、輝けるものを見つけていってもらえるように寄り添い背中を押す。ここがまさにQゼミ二俣川校らしさです。塾にいる限られた時間ではありますが、しっかりと生徒たちをサポートしていければと思います!
どんなタイプ(性格・学力)の子供に合う塾でしょうか?
森島氏
幅広い学力の生徒を受け入れるようにしています。もし入塾の学力診断テストで少し学力が足りなかったとしても、集団の授業と個別指導を並行させるなどしてフォローできるようにご提案しています。
少人数ならではの個々の対応ができるので、その生徒に合った指導を最大限に心がけています。小学5、6年生が通う特進クラスというものがありますが、平均を少し切っていたとしても、最終的には偏差値60ぐらいに到達できます。偏差値60というと、高校は結構選べるんですね。成績をそれぐらいまで上げて中学校へ送り出している実績と自信はありますね。ただ、教えるのも真剣です!
伊藤氏
Qゼミは敷居が高い塾ではないので、ぜひステップアップを目指す生徒に来ていただきたいですね。Qゼミは、できていることを確認するための塾ではありません。自信がないからこそ、もっとできるようになりたいからこそ、来て欲しいです。ただし、来たら終わりの塾では決してありません。
もし勉強をしてこなかったら、小うるさく指摘します。言われたことを実行できないのは自分自身の弱さでもあると思うので、言わなければいけないことははっきりと言います。その場を決して誤魔化さない塾だということをご理解いただきたいです。その代わり、どんな小さな進歩でも、できたことに対してはしっかり認めることを心がけています。
生徒たちの結果を出す為に心がけている(大切にしている)事を教えてください。
森島氏
生徒のモチベーションをしっかり高めていくことを意識しています。特に、授業の受け方などの「しつけ」面や、自分で考えて物事に取り組む「自学習」の面ですね。たとえば、日々のスケジュール管理は「実行ノート」というもので行なっています。
その日の授業で何ができて何ができなかったのかを毎回ノートに書き込んでもらい、「どのようにすればできるようになるか」をそれぞれの生徒が考えられるよう促しています。そして授業後の質問タイムで1人ずつにフィードバックをしていきます。これも少人数だからできることですね。
また、学校との両立も1つのポイントですね。塾の勉強だけに偏って学校の授業がおろそかにならないように、必ず学校の授業が終わる時間にしか自習室を開けないなど工夫をしています。
伊藤氏
「当たり前のことを当たり前にやる」。これを徹底することを心がけています。「当たり前のこと」というのは、「授業をちゃんと受ける」「理解して家に帰る」「理解したものを宿題で自分の力にする」「習ったことを理解し、次の授業に参加する」ことです。1日単位で見ればそんなに難しいことではないのですが、1週間放置すると取り返しのつかないことになってしまいます。
数学ができる人は頭がいいと思われがちですが、そうではありません。やはりどこかで歯を食いしばって演習を繰り返したり、授業をしっかり聞いたり、わからない箇所を自分で解決したりと、ちゃんと自分で動いた結果なのだと思います。
この「当たり前のこと」をどうしたらできるようになるのか?という部分を、生徒たちと一緒に考えていきたいのです。生徒たちが自分の弱さと向き合うときに、理解して、寄り添うこと。それを続けていけば、どこかでトップ校が見えてくるのだと思っています。
今後の目指していく教育を教えてください。
伊藤氏
たくさんの生徒に来ていただきたいですし、地域にQゼミあり!とみなさんに感じていただきたいと思うところですが、これを目的化してはいけないと常に思っています。
まずは、生徒としっかり向き合う体制を続けていくことが、Qゼミが目指すべき教育ですね。実行していった暁に、気がついたら生徒が溢れかえっているというのが理想の状況です。
塾を探している保護者・生徒に一言お願いします。
森島氏
Qゼミで学習をする中で、学力だけではなく精神力や人間としての逞しさも高めていけると思います。
入塾をお考えの際は、ぜひQゼミ二俣川校にお越しいただけたらと思います!
伊藤氏
Qゼミに来ていただければ生徒1人ひとりに合った学習環境を提供できるという自負はありますが、まずはいろいろな塾を見ていただきたいですね。私も2人の子の父ですが、塾業界にいるにもかかわらず、他塾の資料を見て初めてわかることもたくさんあります。
塾業界はまだ成熟が甘いので、塾が表面上でうたっている基準がとても曖昧な場合が多いのです。なので、いろいろ見て感じていただいて、本当にその子に合う塾を探していただきたいと思います。
取材担当者のコメント
今回の取材では、校舎長の伊藤先生と中学受験コース責任者の森島先生の2名にお話を伺うことができました。生徒1人ひとりに目を向け、学力だけではなく人間的にも成長できるようにサポートを徹底している点、また総合校舎である強みを生かし、柔軟に生徒を受け入れている点が印象的でした。
「受験をする子もしない子も、どんな子でも受け入れる」「一度来たら、徹底的に面倒を見る」「1人ひとり、全員に可能性があるから、あきらめないで接する」そんな大きな心で受け止めてくれる先生方に感激しました。伊藤さんと森島さんのやる気に満ちた表情がとても印象的で、こちらも元気をもらえるような、素敵なインタビューになりました。