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塾にすすめられた高校は、本当にお子さんが行きたい高校?|志望校を変える前に、親子で話しておきたいこと
調査データ・コラム

2026.10.16

2026.10.16

塾にすすめられた高校は、本当にお子さんが行きたい高校?|志望校を変える前に、親子で話しておきたいこと

塾から志望校とは別の高校をすすめられた。でも、お子さんは「そこには行きたくない」と言っている。

「塾の先生の言うことも分かるけれど、本人の気持ちを無視していいのだろうか」と、迷う保護者もいるでしょう。

お子さんが納得していないなら、その場で志望校を変える必要はありません。 ただし、塾が合格可能性を考えて提案している場合もあるため、理由を聞かずに断ってしまうのも避けたいところです。

大切なのは、塾が別の高校をすすめる理由と、お子さんが元の志望校に行きたい理由を、それぞれ確かめることです。

塾はなぜ別の高校をすすめるの?

塾が別の高校をすすめるのは、現在の成績や入試までの期間を考え、より合格の可能性がある高校を提案している場合があります。

例えば、模試の判定が厳しかったり、過去問で目標点に届いていなかったりすると、志望校の変更をすすめられることがあります。反対に、成績が伸びているお子さんには、より難易度の高い高校を提案するケースもあるでしょう。

また、塾がこれまでに指導してきた生徒の受験結果や、私立併願校との組み合わせが判断材料になることもあります。

とはいえ、保護者からすると「塾の合格実績を気にしているのでは?」と疑問に思うこともあるかもしれません。

そんなときは、提案の意図を推測するよりも、なぜその高校なのかを具体的に聞いてみましょう。

面談では、次の3点を確認すると話を整理しやすくなります。

  1. なぜその高校をすすめるのか?

    合格可能性が理由なのか、校風や学習内容がお子さんに合っていると考えているのか。

  2. 今の志望校はどのくらい厳しいのか?

    内申点や模試、過去問など、何を根拠に判断しているのか。

  3. 今の志望校を目指し続けるなら、何が必要か?

    どの教科を重点的に勉強し、いつまでにどの程度の結果を目指すのか。

塾がすすめる高校が、お子さんに合っていないとは限りません。まずは提案の理由を知ることが、親子で話し合う出発点になります。

「行きたくない」にも理由がある

塾がすすめる高校に対して、お子さんが「行きたくない」と言ったとき、その理由を聞けているでしょうか。

例えば、「やりたい部活がない」「通学に時間がかかる」「校風が合わなそう」といった理由かもしれません。

あるいは、「友達と同じ高校に行きたい」「今まで目指してきた高校を諦めたくない」という気持ちもあるでしょう。

なかには、すすめられた高校のことをよく知らず、突然志望校を変えるように言われて戸惑っているお子さんもいるはずです。

同じ「行きたくない」でも、理由によって向き合い方は変わります。

高校のことをよく知らないのであれば、学校案内を読んだり、説明会に参加したりすることで印象が変わるかもしれません。一方、学びたい内容や校風が合わないのであれば、簡単には解消できない問題です。

また、長く目指してきた志望校を突然変えるように言われても、すぐに気持ちを切り替えられないのは自然なことです。

保護者としては合格できる高校を選んでほしいと思うかもしれませんが、まずは「どこが気になった?」「今の志望校のどんなところが好き?」と聞いてみてください。

高校を選ぶうえで、お子さんが何を大切にしているのか。 そこが分かると、塾の提案をどう受け止めるかも考えやすくなります。

都立高校を検討している場合は、東京都教育委員会が公表する各校の「本校の期待する生徒の姿」も参考になります。学習内容や学校生活の様子とあわせて、親子で確認してみましょう。

志望校は変えたほうがいい?

塾から志望校の変更をすすめられると、「このまま目指し続けて大丈夫だろうか」と不安になるものです。でも、お子さんが行きたいと思っている高校を、簡単に諦めさせたくない気持ちもあるでしょう。

そんなときは、「その高校に行きたい」という気持ちと、「合格できる見込みがあるか」を分けて考えてみましょう。

まずは、今の志望校とすすめられた高校を親子で比べてみてください。学べる内容や校風、部活動、通学時間などを確認すると、それぞれの魅力や気になる点が見えてきます。

保護者も、学費や通学の負担、不合格だった場合の進路など、心配していることを伝えましょう。

そのうえで、現在の成績や入試までの残り期間も踏まえ、どちらの高校を目指すか考えていきます。

今の志望校を諦める前に

模試1回の結果だけで変更をすすめられたなら、すぐに志望校を変える必要はありません。

塾に今の志望校との学力差を確認し、残りの期間でどこまで成績を伸ばせそうか、具体的な対策を相談してみましょう。

また、お子さんがすすめられた高校をよく知らない場合も、まずは学校について調べるところから始めてみてください。

ただし、いつまでも結論を先延ばしにはできません。「次の模試の結果を見て決める」など、出願期限に間に合うように、親子で改めて話し合う時期を決めておきましょう。

別の高校も考えたほうがいいとき

一方、模試や過去問で厳しい結果が続いている場合は、別の高校も選択肢に入れてみましょう。

特に、入試までに必要な学力差を埋めることが難しく、不合格だった場合の進学先も決まっていないなら、併願校を含めて受験計画を見直す必要があります。

もちろん、合格が難しいからといって、必ず志望校を変えなければならないわけではありません。併願校を確保したうえで、第一志望に挑戦する道もあります。

一方で、すすめられた高校について調べるうちに、お子さんが「ここもいいかもしれない」と思えることもあるでしょう。

志望校を変えることは、必ずしも妥協ではありません。 お子さん自身が魅力を感じ、通いたいと思える高校が見つかったなら、それも前向きな選択です。

大切なのは、塾に言われたからでも、親にすすめられたからでもなく、お子さんが納得して受験に向かえること。そのために、保護者は合格の見通しや進学先の選択肢を一緒に確認しましょう。

塾の説明に納得できないときは?

塾から何度も志望校の変更をすすめられると、「このまま今の高校を目指しても大丈夫なのだろうか」と不安になるかもしれません。

特に、変更をすすめる理由を十分に説明してもらえなかったり、お子さんの希望を聞いてもらえなかったりすると、保護者としても納得しにくいでしょう。

そんなときは、塾だけで判断しようとせず、中学校の担任や進路指導の先生にも相談してみてください。

塾と中学校では、普段見ているお子さんの様子や、進路について持っている情報が異なります。同じ成績資料や志望校の候補を示して意見を聞くと、別の見方が得られることもあります。

もちろん、塾と中学校で意見が一致するとは限りません。

その場合も「どちらの先生が正しいか」ではなく、それぞれが何を根拠に話しているかを確認しましょう。

最終的に高校へ通うのはお子さん自身です。保護者が不安だからといって結論を急いだり、塾の先生に言われたからという理由だけで変更したりする必要はありません。

一方で、お子さんの希望を尊重することと、合格の見通しを確認しないことは別です。

親子だけで答えが出ないときこそ、周囲の意見を上手に借りながら、納得できる選択肢を探していきましょう。

なお、進路相談に対する塾の対応自体に不安がある場合は、都立高校受験に強い塾の選び方も参考にしてください。

まとめ

塾から別の高校をすすめられても、すぐに志望校を変更する必要はありません。

まずは、塾がその高校をすすめる理由と、お子さんが今の志望校に行きたい理由を聞いてみましょう。

合格可能性はもちろん大切です。でも、それだけで高校生活の満足度まで決まるわけではありません。

今の志望校に挑戦するのか、新しい高校を選ぶのか。どちらの場合も、お子さん自身が理由を理解し、納得して受験に向かえることを大切にしましょう。

※本記事に掲載している情報は記事執筆時点のものです。料金・キャンペーンなどの最新情報は各教室にお問い合わせください。

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