- 夏期講習で成果が出やすい子・出にくい子の特徴
- 費用対効果を高める受講前・中・後の活用法
- 夏期講習を受けずに自習で成果を出す方法
- 受講を決める前に確認すべき判断基準
夏期講習を受けさせたのに、成績が思ったように上がらなかった——そう感じたことのあるご家庭もあるのではないでしょうか。一方で、同じ夏期講習を受けて大きく伸びる子もいます。この差は、講習の質よりも「誰がどう使うか」によって生まれます。
受けるべきかどうか迷っているなら、まず「どんな子に効果が出やすいか」を知ることが判断の出発点になります。この記事では、成果が出やすい子と出にくい子の違いを具体的に整理し、受講する場合の活用法と、自習で代替できるケースについても解説します。
- 夏期講習で成果が出やすい子の5つの特徴
- 学習習慣がまだ身についていない
- 基礎に抜けがあると自覚している
- 何をどう勉強すればいいかわからない
- 明確な目標がある
- 自習時間をしっかり確保できる
- 夏期講習で成果が出にくい子に共通すること
- 講習を受けるだけで満足してしまうケース
- 自分のレベルに合わない講座を選ぶケース
- 受講講座が多すぎて消化不良になるケース
- 目的意識がないまま通っているケース
- 基礎学力が極端に不足しているケース
- 夏期講習のメリットとデメリットを正しく理解する
- 夏期講習の主なメリット
- 見落としがちなデメリットと注意点
- 成果を引き出す夏期講習の活用法
- 受講前の準備:目標設定と講座選び
- 受講中の学習姿勢:主体的な参加と質問
- 受講後の復習:知識の定着と演習
- 夏期講習なしでも成績は上がる?自習で成果を出す方法
- 自習で成果を出せる子の条件
- 効果的な自習計画の立て方
- 自習を成功させるための環境づくり
- 自習に役立つ学習ツール
- 夏期講習の費用対効果、どう見極めるか
- 夏期講習の一般的な費用相場
- 費用対効果が高いケース・低いケース
- 受講を決める前にチェックすべき5つの質問
- まとめ|夏期講習で成果が出るかどうかは、受け方と準備で決まる
( 2026年の夏期講習情報は5月上旬に公開予定です )
夏期講習で成果が出やすい子の5つの特徴
夏期講習を受講して実際に成績が上がる子には、共通する特徴があります。これらの特徴を理解することで、お子さんが夏期講習に向いているかどうかを判断できます。どんな子が夏期講習で伸びやすいのか、5つの特徴を具体的に見ていきましょう。
特徴 主な学年 ポイント 学習習慣が身についていない 中1・中2 通うことで生活リズムが整う 基礎が抜けている自覚がある 全学年 夏休みは集中的な復習に最適 勉強方法がわからない 全学年 講師から学習法を体系的に習得できる 明確な目標がある 受験生・全学年 主体的な学習姿勢が生まれる 自習時間を確保できる 全学年 講習+自習のサイクルが成果を最大化
学習習慣がまだ身についていない
普段から自主的に勉強する習慣がない子にとって、夏期講習は学習習慣を確立する絶好の機会です。
学校の授業がない夏休みは、生活リズムが乱れやすく、勉強時間がゼロになってしまうケースも少なくありません。夏期講習に通うことで、毎日決まった時間に勉強できる環境が自然と整います。
特に中学1年生や2年生で、まだ受験への意識が薄い段階では、外部からの働きかけが学習習慣の定着に効果的です。
講習期間中に「毎日勉強する」という行動パターンが身につけば、夏休み明けの学習にもスムーズに移行できます。ただし、講習に通うだけで満足してしまい、自宅での復習を怠ると効果は半減します。
基礎に抜けがあると自覚している
「授業についていけない」「テストで基本問題を落とす」といった悩みを持つ子は、夏期講習で基礎を固めることで大きく成績を伸ばせる可能性があります。
学校の授業は常に前に進むため、一度つまずくと取り戻すのが難しくなります。夏休みは、まとまった時間を学習に充てられる貴重な期間であり、遅れを取り戻すチャンスです。
夏期講習では、前学年や1学期の内容を集中的に復習するカリキュラムが組まれることが多く、苦手分野を徹底的に学び直せます。
特に数学や英語のように積み上げ型の科目では、基礎の穴を埋めることが2学期以降の成績向上に直結します。ただし、自分の弱点を正確に把握していることが前提となります。
何をどう勉強すればいいかわからない
「何をどう勉強すればいいかわからない」という状態の子は、プロの講師から効率的な学習方法を学べる夏期講習が特に有効です。
自己流の勉強では、時間をかけても成果が出ないことがあります。夏期講習では、各科目の効果的な学習法やノートの取り方、問題の解き方のコツなどを体系的に教えてもらえます。
また、講師に質問できる環境があることも大きなメリットです。わからない問題をそのままにせず、その場で解決できるため、理解が深まります。
特に個別指導や少人数制の講習では、自分のペースで質問しやすく、学習方法の改善につながりやすいでしょう。
明確な目標がある
「2学期の定期テストで80点以上取りたい」「志望校合格のために偏差値を5上げたい」など、具体的な目標がある子は夏期講習の効果を最大限に引き出せます。
目標が明確だと、講習で何を学ぶべきかが自然と定まり、受け身の姿勢にならずに主体的に取り組めるからです。
目標がある子は、講習で学んだことを自宅学習でも活かそうとする意識が高く、復習や演習にも積極的です。また、目標達成のために必要な講座を選択できるため、無駄な受講を避けられます。
夏期講習を申し込む前に、お子さんと一緒に「夏休み明けにどうなっていたいか」を話し合っておくことが大切です。
自習時間をしっかり確保できる
夏期講習で成果を出すには、講習時間と同じかそれ以上の自習時間が必要です。講習で新しい知識を得ても、復習や演習をしなければ定着しません。
成果が出やすい子は、講習後や講習のない日に自習時間をしっかり確保し、習ったことを反復練習しています。
理想的なスケジュールは、午前中に夏期講習を受け、午後は自習室や自宅で復習と演習に取り組むパターンです。
講習で出された宿題をこなすだけでなく、自分の弱点を補強する問題集にも取り組むことで、学習効果が飛躍的に高まります。部活動や家族の予定との両立も考慮し、現実的に自習時間を確保できるかを事前に検討しましょう。
「学習習慣がない子に向いている」という点は事実ですが、講習に通えば自動的に習慣が身につくわけではありません。保護者が帰宅後の復習時間を一緒に設計し、最初の1週間は声かけでサポートする体制が不可欠です。環境だけでなく、家庭での伴走があって初めて習慣は定着します。

( 2026年の夏期講習情報は5月上旬に公開予定です )
夏期講習で成果が出にくい子に共通すること
夏期講習を受けても成績が上がらない子には、いくつかの共通するパターンがあります。
これらのパターンに当てはまる場合、夏期講習の受講方法を見直すか、別の学習方法を検討してみることをおすすめします。成果が出にくいパターンを知っておくことで、同じ失敗を事前に防ぐことができます。
当てはまるものはありませんか?
講習を受けるだけで満足してしまうケース
最も多い失敗パターンが、講習に出席することで勉強した気になってしまうケースです。授業を聞いているだけでは知識は定着せず、自分で問題を解く力は身につきません。講習後に復習や演習をしなければ、学んだ内容はすぐに忘れてしまいます。
このタイプの子は、講習のスケジュールが詰まっているほど「頑張っている」と感じやすく、実際には消化不良を起こしています。
講習で扱った問題を自力で解き直す、間違えた問題をノートにまとめるといった能動的な学習が欠けているため、成績向上につながりません。講習は「インプット」の場であり、「アウトプット」は自習で行うものと意識を切り替えることが大切です。
対策:講習後に「今日習ったことを説明できるか」を確認する習慣をつけましょう。
自分のレベルに合わない講座を選ぶケース
自分の学力レベルに合わない講座を受講すると、時間を無駄にしてしまいます。
難しすぎる講座では内容についていけず、理解できないまま授業が進んでしまいます。逆に簡単すぎる講座では、すでに知っている内容の繰り返しになり、新しい学びが得られません。
レベルのミスマッチがどんな問題を引き起こすか、難易度別に整理すると次のようになります。
レベルのマッチ度 発生する課題 結果 難しすぎる講座 授業についていけない、質問もできない、宿題が解けない 自信喪失、学習意欲の低下 簡単すぎる講座 退屈で集中できない、時間の無駄、成長実感がない 学習時間の浪費、機会損失 適切なレベル おおよそ理解できるが、新しい発見や課題もある 着実な成長、達成感
講座選びでは、事前の学力診断テストやカウンセリングを活用し、現在の実力を正確に把握することが重要です。「周りの友達が受けるから」「難関クラスに入りたいから」といった理由で背伸びした選択をすると、結果的に成果に繋がりにくくなります。
対策:申し込み前に学力診断テストやカウンセリングを受け、講座レベルを客観的に確認しましょう。
受講講座が多すぎて消化不良になるケース
「たくさん受ければ成績が上がる」と考えて、過剰に講座を詰め込むと逆効果になります。
1日に3〜4コマの講習を受けると、復習時間が確保できず、すべてが中途半端になってしまいます。特に宿題が多い塾では、宿題をこなすだけで精一杯になり、本質的な理解が深まりません。
効果的な受講数の目安は、1日2コマ程度です。これにより、午前中に講習を受け、午後は復習と演習に充てるという理想的なサイクルが作れます。
5科目すべてを受講するのではなく、特に強化したい2〜3科目に絞ることで、深い学習が可能になります。量より質を重視した講座選びが、成果につながります。
対策:1日2コマを上限の目安に、まず2〜3科目に絞って申し込みましょう。
目的意識がないまま通っているケース
「親に言われたから」「みんなが行くから」という理由だけで夏期講習に通っている子は、成果が出にくい傾向があります。
目的意識がないと、授業中の集中力が低く、宿題も義務的にこなすだけになります。何のために勉強しているのかわからないまま時間を過ごすことになり、学習効果は著しく低下します。
このケースでは、夏期講習を申し込む前に、お子さん自身が「何を達成したいのか」を明確にすることから始めてみましょう。親が一方的に決めるのではなく、子どもと対話しながら目標を設定しましょう。
「苦手な数学の関数を克服したい」「英語の長文読解ができるようになりたい」など、具体的な目標があれば、主体的な学習姿勢が生まれます。
対策:申し込み前に「夏休みが終わったらどうなっていたいか」を子どもと一緒に言語化しましょう。
基礎学力が極端に不足しているケース
学年相当の内容を理解するための前提知識が大きく欠けている場合、通常の夏期講習では効果が出にくいことがあります。例えば、中学3年生の内容を扱う講習を受けても、中学1年生の基礎が理解できていなければ、授業についていけません。
このような場合は、集団授業形式の夏期講習よりも、個別指導で自分のレベルから段階的に学び直す方が効果的です。
または、夏期講習を受ける前に、基礎固めのための自習期間を設けることも一つの方法です。現在の学力と講習内容のギャップが大きすぎないか、事前に確認することが重要です。
対策:集団授業ではなく個別指導を選ぶか、講習前に基礎固めの自習期間を設けましょう。
「講習を受けるだけで満足」は中学生に非常に多いパターンです。見分け方は簡単で、講習後に「今日何を習ったか」を具体的に説明できるかを確認してください。説明できなければ消化不良のサインです。申し込み前に、復習時間を確保できるコマ数かどうかを必ず逆算しましょう。

( 2026年の夏期講習情報は5月上旬に公開予定です )
夏期講習のメリットとデメリットを正しく理解する
夏期講習には明確なメリットがある一方で、デメリットや注意点も存在します。両面を正しく理解することで、夏期講習を受けるべきかどうか、受けるならどう活用すべきかを適切に判断できます。
メリットだけでなく注意点も知っておくことで、受講の判断や活用方法をより現実的に考えられます。
夏期講習の主なメリット
夏期講習には、通常の塾通いや自宅学習では得られない独自のメリットがあります。それぞれの特性を理解しておくと、お子さんに合った活用方法を考える際の判断材料になります。
メリット 内容 まとまった学習時間の確保 学校の授業がない夏休みに1日数時間を確保でき、苦手分野の克服や先取り学習が可能になります プロ講師による体系的な指導 自己流では気づかない視点や、つまずきやすいポイントを的確に指導してもらえます 学習専用環境の提供 塾という集中できる環境と、同じ目標を持つ仲間の存在がモチベーション維持につながります 質問できる環境 わからない問題をその場で解消でき、自習では解決しにくい疑問も理解が深まります 自習室の利用 多くの塾では受講者に自習室を開放しており、講習前後の時間を有効に使えます 学習習慣の確立 毎日決まった時間に通うことで生活リズムが整い、2学期の学習へスムーズに移行できます
これらのメリットは、受講する子どもの状態や活用方法によって効果の大きさが変わります。単に講習に通うだけでなく、自習や復習と組み合わせることで、メリットを最大化できます。
見落としがちなデメリットと注意点
夏期講習には、事前に理解しておくべきデメリットや注意点もあります。どんな点に注意が必要かを事前に知っておくことで、受講後の後悔を減らせます。
注意点 内容 費用負担が大きい 科目数や授業時間によって数万〜十数万円になることも。通常の月謝に加えての出費となるため、総額の確認が必要です 復習時間が不足しがち スケジュールが詰まるとアウトプットの時間が取れず、知識が定着しにくくなります 受け身の学習になりやすい 聞くだけで勉強した気になりやすく、主体的な学習姿勢がなければ成績向上は期待しにくいです カリキュラムが合わない可能性 集団授業では個々の弱点に完全に対応できず、必要な内容とズレが生じる場合があります 疲労による効率低下 連日の講習で集中力が落ち、適度な休息を取らないとかえって逆効果になることも 他の活動との両立が難しい 部活動や家族旅行など夏休みならではの予定と競合し、心身のバランスを崩す場合もあります
これらのデメリットは、受講する講座数を調整したり、自習時間を計画的に確保したりすることで軽減できます。夏期講習を申し込む前に、デメリットへの対策も含めて検討することが大切です。
メリットとデメリットを比較する際、見落としがちなのが「お子さん自身がどう感じているか」です。塾の雰囲気や講師との相性は、体験授業だけでは判断しきれません。可能であれば通常授業を一度見学し、夏期講習も同じ講師・教室で受けられるかを事前に確認しておくと安心です。

( 2026年の夏期講習情報は5月上旬に公開予定です )
成果を引き出す夏期講習の活用法
夏期講習で確実に成績を上げるには、ただ受講するだけでなく、活用方法を工夫することが大切です。受講前・受講中・受講後の3つのフェーズそれぞれで意識したいポイントを、具体的に見ていきます。
受講前の準備:目標設定と講座選び
受講前に目標と講座をしっかり決めておくかどうかが、夏休み後の成果に大きく影響します。何のために受けるのか、どの講座が自分に合っているのかを事前に整理しておきましょう。
成果につながる目標の立て方
目標設定で重要なのは、漠然とした「成績を上げたい」を具体的な数値と期限に落とし込むことです。次の4つの観点を意識すると、実行しやすい目標に仕上がります。
- 具体的な数値目標を立てる
「数学の成績を上げたい」ではなく、「2学期の中間テストで数学80点以上を取る」など、測定可能な目標にします。 - 現状とのギャップを把握する
現在の学力と目標とのギャップを明確にし、夏休みで何を達成すべきかを逆算します。 - 優先順位をつける
すべての科目を完璧にしようとせず、特に強化したい科目や分野を2〜3つに絞ります。 - 子ども自身が納得する目標にする
親が一方的に決めるのではなく、子どもと話し合って、本人が「達成したい」と思える目標を設定します。
自分に合った講座の選び方
講座選びで失敗しないために、申し込み前に確認しておきたい項目を整理しました。
確認ポイント チェック内容 レベル適合性 事前テストやカウンセリングで、自分の学力に合ったクラスを選ぶ 学習内容 復習中心か、先取り中心か、受験対策かを確認し、目標に合致するか判断する 授業形式 集団授業、少人数制、個別指導のうち、自分に合った形式を選ぶ 講座数 復習時間を確保できる範囲で、1日2コマ程度に抑える スケジュール 部活動や家族の予定と両立できるか、無理のないスケジュールか確認する
受講中の学習姿勢:主体的な参加と質問
講習期間中は、受け身にならず、主体的に学ぶ姿勢が重要です。授業中の集中力を高め、わからないことはその場で解決することで、学習効果が大きく変わります。
受講後の復習:知識の定着と演習
夏期講習の真の効果は、受講後の復習と演習で決まります。講習で学んだことを自分のものにするために、計画的な復習が不可欠です。
定着率を上げる復習スケジュール
- 当日中に復習する
講習を受けたその日のうちに、ノートを見直し、授業で扱った問題をもう一度解きます。記憶が新しいうちに復習することで、定着率が高まります。 - 翌日に再度解き直す
翌日、前日に学んだ内容を何も見ずに解き直します。自力で解けない問題があれば、まだ理解が不十分な証拠です。 - 週末にまとめて復習する
1週間分の学習内容を週末にまとめて復習し、知識を整理します。忘れかけている内容を再確認することで、長期記憶に移行します。 - 夏休み終盤に総復習する
夏期講習が終わった後、夏休みの最後の1週間で、全体を通して復習します。2学期の授業に備えて、知識を確実なものにします。
演習量を確保する方法
講習で学んだ解法や知識は、演習を通じて初めて使えるようになります。日々の学習に取り入れやすい方法を3つ紹介します。
目標設定で重要なのは「2学期の最初のテストで結果を出す」という期限の明確化です。夏休み中の模試や確認テストだけを目標にすると、9月以降に失速するケースがあります。「定着度確認」を、必ず2学期開始前に実施することをおすすめします。

( 2026年の夏期講習情報は5月上旬に公開予定です )
夏期講習なしでも成績は上がる?自習で成果を出す方法
夏期講習が必ずしもすべての子に必要なわけではありません。自分で計画を立てて実行できる子や、基礎学力がすでに身についている子は、自習中心の学習で十分に成績を上げられます。
自習で成果を出すために必要な条件と、計画の立て方を具体的に見ていきます。
自習で成果を出せる子の条件
夏期講習なしで成績を上げられる子には、いくつかの共通する特徴があります。以下の条件に当てはまる場合、自習中心の学習が効果的です。
これらの条件を満たしていれば、夏期講習に時間とお金を使うよりも、自分のペースで効率的に学習を進める方が成果が出やすいでしょう。
効果的な自習計画の立て方
自習で成果を出すには、場当たり的に取り組むのではなく、段階を踏んで計画を組み立てることが大切です。4つのステップで考えると整理しやすくなります。
自習を成功させるための環境づくり
自宅での自習を成功させるには、学習環境の整備が重要です。集中を妨げる要因を減らし、勉強に向かいやすい状況を整えることが継続につながります。
環境要素 具体的な工夫 学習スペース 勉強専用の場所を決め、スマホやゲームなど誘惑になるものを置かない 時間管理 タイマーを使って集中と休憩を交互にくり返すサイクルを作る(ポモドーロ・テクニックなど) 学習記録 毎日の学習内容と時間を記録し、達成感を可視化する 図書館・自習室の活用 自宅で集中できない日は、図書館や塾の自習室を利用する 家族の協力 学習時間中は話しかけないなど、家族にも協力してもらう
自習に役立つ学習ツール
自習の質を高めるうえで、うまく使えると効果的なツールを目的別に紹介します。
ツール 用途 おすすめ対象 教科書準拠の問題集 基礎固め。解説が詳しいものを選ぶ 基礎が不安定な子 映像授業サービス プロ講師の授業を自分のペースで視聴できる マイペースに学びたい子 学習管理アプリ 学習時間を記録してモチベーションを維持する 継続が課題な子 過去問・模試 実力測定と弱点発見 受験生・目標が明確な子
自習中心の学習でも、わからない問題が出てきたときのために、質問できる環境を確保しておくことが大切です。
学校の先生に質問する、オンライン家庭教師を単発で利用するなど、サポート体制を整えておきましょう。
自習で成果を出せる条件として「基礎学力が身についていること」があります。具体的には学校の定期テストで平均点前後を安定して取れているかが目安です。平均点を大きく下回る場合、自習だけでは方向性を誤るリスクがあるため、最低限の個別指導や質問できる環境の確保を検討しましょう。

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夏期講習の費用対効果、どう見極めるか
夏期講習には相応の費用がかかります。その投資に見合った効果が得られるかどうかを、申し込み前に冷静に判断することが重要です。
費用相場の把握から、受講を決める前の自己チェックまで、順を追って確認していきます。
夏期講習の一般的な費用相場
夏期講習の費用は、塾の形態や受講する科目数、授業時間によって大きく異なります。
予算を立てる際の目安として、塾の形態別の費用相場を整理しました。科目数やコマ数によっても変動するため、あくまで参考値としてご覧ください。
塾の形態 費用相場(中学生) 特徴 大手集団塾 5万円〜15万円 科目数やコマ数で変動。5科目フルパックだと高額になる 個別指導塾 8万円〜20万円 1対1または1対2の指導。授業時間が長いほど高額 映像授業塾 3万円〜8万円 自分のペースで視聴できる。比較的リーズナブル オンライン家庭教師 4万円〜12万円 必要な回数だけ受講できる。移動時間がない
これらの費用に加えて、教材費や施設利用費が別途かかる場合もあります。申し込み前に総額を確認し、予算内に収まるかを検討しましょう。
費用対効果が高いケース・低いケース
同じ費用を払っても、状況によって得られる効果は大きく異なります。効果が出やすい条件と出にくい条件を比較しておくと、判断の参考になります。
状況 費用対効果 理由 明確な弱点があり、集中して克服したい 高い ピンポイントな学習で短期間に成果が出やすい 受験学年で志望校対策が必要 高い 出題傾向に合わせた専門的な指導を受けられる 自習習慣がなく、環境づくりが必要 高い 通塾が習慣形成のきっかけとなり、長期的な効果につながる 自習時間もしっかり確保できる 高い 講習+自習のサイクルで学習効果が最大化される 目的が曖昧でとりあえず受講する 低い 主体性がなく、費用に見合った取り組みになりにくい 自習で十分な基礎学力がすでにある 低い 必要性の低い講座を受けても、得られるものが少ない 講座数が多すぎて消化不良になっている 低い すべてが中途半端になり、復習時間も取れなくなる 受講レベルが自分に合っていない 低い 難しすぎても簡単すぎても、学習効果は上がらない
受講を決める前にチェックすべき5つの質問
申し込む前に、次の5つの問いに自分なりの答えを出してみてください。答えが出ない項目があれば、受講の内容や範囲を見直すサインと考えましょう。
- 夏休み明けに達成したい具体的な目標は何か?
目標が明確でなければ、講座選びも効果測定もできません。 - その目標達成に、この夏期講習は本当に必要か?
自習や他の方法でも達成できないか、冷静に検討しましょう。 - 受講する講座の内容とレベルは、自分に合っているか?
事前テストやカウンセリングで確認し、ミスマッチを防ぎましょう。 - 講習以外に、復習と演習の時間を確保できるか?
1日のスケジュールを具体的に書き出して、現実的に可能か確認しましょう。 - 費用に見合った成果が得られる見込みはあるか?
過去の学習経験から、講習形式の学習が自分に合っているか振り返りましょう。
これらの問いに向き合うことで、夏期講習が本当に必要かどうか、どの程度受講すべきかが見えてきます。親子でしっかり話し合い、納得した上で決断することが、夏休みを有意義に使うことにつながります。
費用相場の比較では、表面的な金額だけでなく「1コマあたりの時間」と「何回質問できるか」も重要な判断軸です。個別指導は高額でも質問し放題、集団は安価でも質問機会が限られるなど、お子さんの性格と学習スタイルに合った形態を選ばないと、結果的に費用対効果は下がります。

( 2026年の夏期講習情報は5月上旬に公開予定です )
まとめ|夏期講習で成果が出るかどうかは、受け方と準備で決まる
夏期講習で成果が出るかどうかは、お子さんの現状と活用方法次第です。学習習慣が身についていない子や明確な目標がある子には効果的ですが、受け身の姿勢で通うだけでは、せっかくの時間と費用が活かせません。
受講前には具体的な数値目標を設定し、現状とのギャップから必要な講座を絞り込みましょう。受講中は授業の復習と演習時間を必ず確保し、受講後は定着度を確認するテストで効果測定を行うことが大切です。
費用対効果を見極めるには、1コマあたりの単価だけでなく、復習時間が取れるか、お子さんの学習スタイルに合っているかを総合的に判断することが大切です。
夏休みの過ごし方を今決めることが、2学期以降の成績を左右します。 夏期講習が合う子もいれば、自習で十分な子もいます。大切なのは「なんとなく受ける」を避け、目的と準備を整えてから臨むことです。
※本記事に掲載している情報は記事執筆時点のものです。料金・キャンペーンなどの最新情報は各教室にお問い合わせください。
