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大学受験に予備校は必要?通うべき人の特徴と判断基準
調査データ・コラム

2026.04.03

大学受験に予備校は必要?通うべき人の特徴と判断基準

大学受験を控えて「予備校に通うべきか」と悩んでいる受験生や保護者の方は多いでしょう。

結論から言えば、予備校の必要性は志望校のレベル・現在の学力・入試方式によって大きく変わります。

実際、受験生の半数以上が塾・予備校を使わずに受験しているというデータもあります。一方で難関大合格者に限ると大多数が利用しており、目指すレベルや入試方式によって必要性は全く異なります。

大学受験生の予備校・塾利用の実態

半数以上が「塾なし」

じゅけラボ予備校の調査によると、大学受験生全体の53.3%が塾・予備校を「利用していない」と回答しています。(出典:じゅけラボ予備校調査

「大学受験 = 予備校」というイメージは実態とは異なり、通塾はあくまで選択肢のひとつです。ただし、目標レベルが上がるほど通塾率は大きく変わります。

志望校レベル別の利用率

志望校のレベルが上がるほど、予備校・塾の利用率は高くなります。

じゅけラボ予備校の調査では、医学部・獣医学部では塾あり合格者が塾なしの3.5倍という調査結果が出ています。

また「国公立大学」への合格者割合においても、塾ありが29%、塾なしが19.2%と1.5倍以上の差があります。(出典:じゅけラボ予備校調査

難関大を目指すほど「情報の質」と「専門的な指導の有無」が合否に直結するため、上位を狙うほど予備校への依存度が上がる構造になっています。

入試方式別の利用率

通塾率は入試方式によっても大きく異なります。

入試方式利用率
一般選抜58.6%
公募型推薦50.4%
総合型選抜37.7%
指定校推薦35.9%
※出典:じゅけラボ予備校調査

学力試験がメインの一般選抜では約6割が利用している一方、推薦・総合型では6割以上が利用していません。入試方式によって塾・予備校の必要性が大きく変わるといえるでしょう。

予備校と塾の違い

予備校と塾は混同されがちですが、大学受験においては明確な違いがあります。

比較項目予備校
主な対象高3・浪人生中心中学生〜高校生全般
授業形式大人数の集団授業・映像授業個別指導・少人数授業
カリキュラム大学受験に特化した年間計画生徒に合わせた柔軟な計画
授業料年間70万〜150万円程度月額2万〜10万円程度
自習環境充実した自習室完備校舎により異なる
模試定期的に実施・豊富なデータ外部模試を利用
進路指導専門チューターによる体系的指導講師による個別アドバイス

この比較から分かるように、予備校は大学受験に全力で取り組む環境を求める人に、塾は個別のニーズに応じた柔軟な指導を求める人に適しています。

両者を併用するという選択肢もあり、例えば予備校で主要科目を学びながら、苦手科目だけ個別指導塾で補強するといった使い分けも効果的です。

予備校と塾の違いについて、もっと詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

予備校の種類と選び方

予備校には集団授業型・映像授業型・個別指導型・オンライン型があり、自分の学習スタイルや状況に合ったタイプを選ぶことが重要です。

種類ごとの特徴・選び方のポイント・よくある失敗についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

予備校が必要な人・不要な人の判断基準

予備校に通うべき人の特徴

以下のいずれかに当てはまる受験生は、予備校の利用を積極的に検討すべきでしょう。予備校の環境とサポートが、合格への近道となる可能性が高いケースです。

  1. 難関大学を目指す受験生

  2. 自宅で集中して勉強できない受験生

  3. 学習計画の立て方がわからない受験生

  4. 浪人が決まった受験生

難関大学を目指す受験生

旧帝大、早慶上智、医学部などの難関大学を志望する場合、予備校の専門的な指導が大きな力となります。

これらの大学の入試問題は高度で独特な傾向があり、学校の授業や独学だけでは対応が難しいことが多いためです。

予備校に通うメリット
  • 志望校別の対策講座で出題傾向を徹底的に学べる
  • 難問への取り組み方や時間配分などの実践的テクニックを習得できる
  • 同レベルの志望校を目指す仲間と競い合える環境がある
  • 過去問の詳細な解説と添削指導が受けられる

自宅で集中して勉強できない受験生

自宅に誘惑が多く学習に集中できない、家族の生活音が気になるなど、学習環境に問題がある場合、予備校の自習室は非常に有効です。

予備校に通うメリット
  • 朝から夜まで静かで集中できる環境が確保される
  • 周囲も勉強している環境で自然と学習モードに入れる
  • スマートフォンなどの誘惑から物理的に距離を置ける
  • 質問があればすぐに講師やチューターに相談できる

学習計画の立て方がわからない受験生

大学受験は科目数が多く、各科目で学ぶべき範囲も膨大です。

何から手をつけるべきか、どの時期に何を優先すべきかがわからない受験生にとって、予備校の体系的なカリキュラムは道しるべとなります。

なお「いつから通い始めるか」で悩んでいる場合は、こちらの記事も参考にしてください。

予備校に通うメリット
  • 年間を通じた計画的なカリキュラムで迷わず学習を進められる
  • 定期的な模試で現在地を確認し、軌道修正ができる
  • チューターが個別の学習計画作成をサポートしてくれる
  • 志望校合格に必要な学習量と優先順位が明確になる

浪人が決まった受験生

学校という所属先がなくなる浪人生活では、自己管理が最大の課題になります。予備校は規則正しいリズムの確保、仲間との切磋琢磨、精神面のサポートなど、学校の代わりとなる環境を提供します。

浪人経験者の81.2%が予備校を利用しているというデータもあり、宅浪は相当の自己管理能力が前提となります(出典:じゅけラボ予備校調査)。

浪人生の予備校選びについては、こちらの記事で解説しています。

予備校に通わなくても良い人の特徴

一方で、以下のような受験生は必ずしも予備校が必要ではありません。他の選択肢を検討することで、より効率的かつ経済的に受験対策ができる可能性があります。

予備校に通わなくても良い人の特徴
  1. 自己管理能力が高く独学で進められる受験生

  2. 学校の授業で十分な学力がついている受験生

自己管理能力が高く独学で進められる受験生

自分で学習計画を立て、それを着実に実行できる受験生は、独学や通信教育でも十分に成果を上げられます。

  • 参考書や問題集を使って自分で理解を深められる
  • わからない点をインターネットや質問サービスで解決できる
  • 定期的に模試を受けて自分の位置を確認できる
  • 学習の進捗を自分で管理し、必要に応じて計画を修正できる

特に基礎学力がすでに高く、志望校のレベルが中堅程度であれば、独学でも十分に合格を目指せます。予備校の授業料を参考書代や模試代に充てる方が、コストパフォーマンスが高い場合もあります。

学校の授業で十分な学力がついている受験生

進学校に通っており、学校の授業が大学受験に対応している場合、予備校は不要なことが多いでしょう。

  • 学校の授業が受験レベルの内容をカバーしている
  • 学校の先生に質問しやすい環境がある
  • 学校で定期的に模試や実力テストが実施されている
  • 進路指導が充実しており、受験情報が十分に得られる

このような環境にある受験生は、学校の授業を最大限活用し、必要に応じて特定科目だけ個別指導塾や映像授業を利用する方が効率的です。

判断のためのチェックリスト

自分に予備校が必要かどうかを判断するために、以下のチェックリストを活用してください。

  • 志望校は難関大学(偏差値65以上)である
  • 現在の学力と志望校のギャップが大きい(偏差値10以上の差)
  • 自宅では誘惑が多く集中して勉強できない
  • 何をどの順番で勉強すべきか明確な計画が立てられない
  • 学校の授業だけでは受験対策として不十分だと感じる
  • 浪人することが決まっている、または浪人を検討している
  • 受験に関する情報収集や分析が苦手である
  • 一人で勉強を続けるモチベーションを保つのが難しい

当てはまる項目が多いほど、予備校の環境が学力向上の助けになる可能性は高くなります。

半数以上が当てはまるなら予備校を、数項目程度であれば特定科目の塾や映像授業との組み合わせを検討する目安にしてください。

いずれの場合も、最終的には体験授業で実際の雰囲気を確かめてから判断することをおすすめします。

予備校なしでも合格できる?独学・塾との使い分け

予備校の費用は年間で数十万円から百万円以上かかることもあり、家計への負担は小さくありません。経済的な理由で予備校が難しい場合でも、合格への道は開かれています。

無料・低価格でできる学習の例
  • スタディサプリなどの低価格オンライン学習サービスを活用する
  • 図書館や学校の自習室を学習場所として利用する
  • 無料の学習動画や教材を活用する
  • 特定科目だけ短期講習や個別指導を利用する

近年は質の高い学習コンテンツが低価格または無料で利用できるようになっており、工夫次第で予備校に通わなくても十分な学習環境を整えられます。

また、成績優秀者向けの特待生制度を利用すれば、予備校の費用を大幅に抑えられる場合もあります。

独学での受験

独学で難関大学に合格する受験生も確実に存在します。独学が成功するための条件と、効果的な独学の方法を理解しておきましょう。

独学が向いているのは、以下のような受験生です。

  • 自己管理能力が高く、計画を立てて実行できる
  • 参考書を読んで自分で理解を深められる
  • わからない点を自分で調べて解決できる
  • 一人で勉強することが苦にならない

成功のカギは、定評ある参考書を1冊使い込む参考書選びと、年間・月間単位での学習計画の作成です。

2ヶ月に1回は模試を受けて現在地を確認し、志望校の過去問は10年分以上解いて傾向を把握しましょう。わからない点は学校の先生やオンライン質問サービスで解消する環境を整えることが重要です。

独学の最大のメリットは費用を大幅に抑えられることと、自分のペースで学習できることです。

一方で、モチベーション維持の難しさや、学習方向性の誤りに気づきにくいというデメリットもあります。

オンライン学習サービスの活用

近年、質の高いオンライン学習サービスが充実しており、予備校の代替または補完として活用できます。

主なオンライン学習サービスと特徴は以下の通りです。

サービス名月額料金特徴向いている人
スタディサプリ2,178円〜全科目の映像授業が見放題、圧倒的コスパ費用を抑えたい、基礎から学びたい
学研プライムゼミ講座ごと難関大対策に特化、質の高い授業難関大志望、特定科目を強化したい
Z会映像授業講座ごと添削指導も充実、記述力を鍛えられる記述問題対策をしたい
河合塾One4,378円〜AI学習で弱点を自動判定効率的に弱点を克服したい

オンライン学習サービスは、予備校と比べて圧倒的に低価格で、時間や場所の制約がありません。

予備校に通わない選択をした場合でも、映像授業と問題演習を組み合わせることで十分な学習環境を整えられます。

個別指導塾を選ぶ

集団授業の予備校が合わないと感じる場合、個別指導塾が有力な代替候補になります。

特定の苦手科目だけ集中して対策したい、自分のペースで学びたい、質問を都度解決しながら進めたいという受験生に向いています。

費用は集団授業より高くなりやすいですが、科目を絞って利用することでコストを抑えることも可能です。

学校の授業と先生を最大限活用する

予備校を使わない場合、学校が最大の学習拠点になります。授業を集中して受け、わからない点はその都度先生に質問する習慣をつけましょう。

学校の進路指導室には過去問や大学情報が揃っており、担任や教科担当の先生は受験のアドバイスも親身に行ってくれます。

定期テストで基礎を固めることは、一般選抜でも推薦入試でもそのまま受験力につながります。

まとめ:迷ったらまず体験授業から始めよう

大学受験における予備校の必要性は、志望校・現在の学力・学習環境・家庭の状況によって異なります。

この記事のチェックリストで当てはまる項目が多ければ多いほど、予備校の環境が力になる可能性は高くなります。

迷っているなら、まず気になる予備校の無料体験授業に足を運んでみましょう。授業の雰囲気や講師との相性は、実際に体験してみないとわかりません。

1校だけで即決せず、2〜3校を比較してから決めると後悔が少なくなります。費用面が不安な場合は特待生制度の活用も検討してみてください。

※本記事に掲載している情報は記事執筆時点のものです。料金・キャンペーンなどの最新情報は各教室にお問い合わせください。

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