はじめてお子さんを塾へ通わせる保護者の方にとっては安心のできる成績保証制度。ただ、成績保証制度の内容を正しく把握しているといった方は少ないのではないでしょうか。
成績保証制度は簡単にいうと成績が上がらなければ特定期間の授業料を無料にするといったものですが、塾側が指定している条件を見てみると意外と細かく設定されています。
そのためこのページでは成績保証制度の特徴と注意点、そしておすすめの成績保証制度を解説します。
成績保証制度とは
成績保証制度とは、学校の定期テストの点数アップを保証する制度になります。たとえば、入塾した時点のテストの点数から2学期以内に+20点以上の点数アップを保証し、仮に達成できなかった場合は以下のような免除があるといった制度です。
次学期の
・受講しているすべての科目の授業料が全額免除
・1科目の授業料の全額免除 など
※塾によっては免除ではなく授業料を返金するといった内容の塾もあります
成績を上げるために塾へ通わせるのですから、成績が上がらなかったら授業料が免除されるというのは保護者の方にとってはありがたい内容だと思います。ただしこの制度は誰でも受けられる訳ではありません。つづいて、一般的な条件をみていきましょう。
成績保証制度の対象となる条件とは
成績保証制度を行っている多くの塾では以下のような条件を設けています。成績保証制度を紹介している塾のホームページやチラシ内に条件が記載されていないこともありますので、条件の記載がない場合には塾側へ事前に確認するようにしましょう。
一般的な条件
・週〇回以上の授業を受講すること
・遅刻、欠席は月〇回まで
・宿題は毎授業提出すること など
塾によっては細かく条件を設けているところもあり、これらの条件にあてはまらないと仮に定期テストの点数が上がらなくても授業料が免除されませんのでご注意ください。
おすすめの成績保証制度とは
前述したように成績保証制度は授業料の免除が一般的です。
ただ、成績を上げるために塾へ通わせる中で、成績が上がらなくて授業料が免除されたからといって、今後もその塾に通い続けて成績が上がる可能性はあるのでしょうか。
当然、保護者の方にとっては授業料が免除されるという安心感は強いと思いますが、『成績を上げる』ことを目的としているのであれば、授業料が免除されるからという理由だけで塾を選ぶことは避けたほうがいいといえます。
なぜなら、これまでと同じ指導を受けても成績が改善される可能性は低いためです。
そのため2学期以内で成績が上がらなかった場合に、次学期以降から授業時間外で定期的にフォローしてくれるような無料サポートが制度としてある塾をおすすめします。
また面談の会話の中でこのあたりのことを聞いてしまうと塾長から「します・やります」という答えが返ってきてしまうため、塾として制度があるかどうかを確認したほうがいいといえるでしょう。
さいごに
指導力に自信があるからこそ成績保証制度を設けている塾が多いのですが、一方で授業料の免除が適用されるための条件は細かく設定されていますので入塾前に事前に把握するようにしておきましょう。また、仮に小学生から塾へ通うとなると場合によっては中学生・高校生と長い期間に渡ってその塾とお付き合いしていくことになりますので、授業料の免除という理由で塾選びをするよりは、成績を上げるためのサポート制度があるかどうかをみて判断することをおすすめします。
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