最近では個別指導塾を中心に振替ができる塾が増えています。
お子さんが部活動や習い事との両立をしたい場合には振替制度がある塾は安心ですよね。
そこでこのページでは塾の振替制度の内容や振替制度がある塾を選ぶ上での注意点をご紹介します。
塾の振替制度とは?
塾の振替制度とは、生徒が塾の授業を欠席する場合に事前に塾側へ連絡をすれば別日に授業を振り替えてもらえる制度です。最近では多くの個別指導塾が振替制度を設けていますが、集団指導塾では授業の日程が予め決まっていますので一般的には振替できない塾が多いです。
また、振替制度には塾によって様々な規約や条件が定められています。塾のホームページや入塾案内資料に記載がありますので事前に確認しておきましょう。
振替の規約の例
- 授業の前日までに塾へ連絡をしなければいけない
- 保護者のみが塾へ振替の連絡ができる
- 振替ができる回数の上限は月に○回まで など
塾選びでは振替制度がある塾を選ぶべき?
振替ができる塾のほうが安心だと感じる保護者も多いと思いますが、塾を選ぶ上で振替制度がある塾を選ぶべきなのでしょうか?
たしかに部活動や習い事が忙しい生徒にとっては、塾と両立する上で振替制度がある塾のほうが安心して通えますよね。ただし、部活動や習い事などの特別の事情がない限りは、かえって振替制度があることで生徒自身が塾に通うことに対して気の緩みや甘えが生じやすくなってしまうリスクがあることも事実です。
実際に振替を利用することが多い生徒は学習意欲が低く、成績が伸びにくい傾向にあります。一方で振替制度がない塾では、気軽に休むことができないことで塾内の雰囲気に緊張感があったり、他の塾と比べて授業中の生徒が勉強に取り組む姿勢に違いがあるようなケースもありますので、振替制度があるという理由だけで塾を選ぶことは避けたほうが良いでしょう。
塾を選ぶ上でのポイントとは?
それでは塾選びで失敗しないためには、どのように塾を選べばいいのでしょうか。お子さんが部活動や習い事との両立を重視する場合には、振替制度の有無は重要ですが、特に理由がないようであれば振替制度の有無だけではなく周辺の様々な塾を調べてみましょう。
個別指導塾のなかにも、生徒の勉強に取り組む姿勢を重視するためにあえて振替制度を設けていない塾もあります。また、塾に通ってお子さんの成績を上げていくためにはお子さんと塾の先生との相性はとても大切ですので、入塾の判断をする前に気になる塾の体験授業や教室見学を申し込むことをおすすめします。塾によって考え方や授業中の雰囲気、または自由室の環境は大きく異なりますので、実際の授業を体験してみた上で検討してみてください。
塾へ通うということは基本的には受験までお世話になることが前提だと思いますので、「振替の融通が利くから」「授業料が安いから」といった理由だけで塾を選ぶのではなく、しっかりと比較・検討をした上で納得のいく塾選びをしましょう。
さいごに
このページでは塾の振替制度の内容や振替制度がある塾を選ぶ上での注意点をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。お子さんを塾へ通わせる上で振替制度があることの安心感は強い一方で、お子さんの学習意欲が低いと塾を休むことが習慣化してしまうリスクもあります。また、塾ごとに振替の規約・条件を細かく定めていますので、事前にしっかりと確認するようにしましょう。少しでも参考になれば幸いです。
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