中学受験などで自宅から離れている塾へ通うことを検討されているご家庭のなかには、塾への通学時間で不安を感じている方もいるのではないでしょうか。まだ小さいお子さんにとっては長時間の電車移動や駅での乗り換えなど不安は大きいですよね。
そこでこのページでは塾へのおすすめの通塾時間や離れた塾へ通う際の注意すべき点をご紹介します。
塾への通学時間はどれくらいが理想なの?
中学受験の場合には通いたい大手進学塾の校舎が最寄り駅にないなどの事情で少し離れた駅まで通うケースも多いですが、塾への通学時間はドアtoドアで30分以内に通えることが理想だといえます。特に、6年生になると通塾回数も増えて帰宅時間も遅くなりますので、授業の予習復習や宿題のことも考えると通学時間に片道1時間以上かかることはお子さんにとって負担が大きいです。
そのため特別な事情がない限りは、まずは自宅や最寄り駅周辺で信頼できる塾がないかを探してみることをおすすめします。往復で何時間もかけて塾に通うのであればその時間を受験対策として有効に活用すべきでしょう。
もし遠方の塾へどうしても通わせたい場合には、なぜそこの塾でなければいけないのか、そこの塾でしか満足のいく指導はしてもらえないのか、といった点は慎重に考えた上で判断してください。
自宅から離れた塾へ通う際の注意点について
ただし、自宅近辺に中学受験の指導で実績がある塾がない場合には自宅から離れた塾へ通うことを検討している場合もありますよね。その際にはどのような点に注意すべきでしょうか。
まず塾の校舎がある駅周辺の治安は入塾前に確認するようにしましょう。特に進学塾では21時以降に授業が終わることもありますので夜でも安全に校舎から駅にたどり着けるかどうかはとても大切です。また、まだ小さなお子さんにとっては電車移動も負担ですので、通学時の電車の混雑状況や乗り換えの有無などを確認した上でお子さんにとって通学が大きな負担とならないように配慮しましょう。
最近では生徒の入退室時に保護者へメール通知が届くような取り組みを行っている塾も増えていますので、お子さんの安心・安全のためにもこのような塾側のセキュリティ上の取り組みは事前に把握しておきましょう。
車で送迎する際の注意点について
一方で、車での送迎を前提に自宅から離れた塾へ通うことを検討している方もいますよね。車での送迎はなにか注意点などはあるのでしょうか。
まず、最近では自家用車の送迎を禁止または制限している塾が増えていますので、車での送迎を検討している場合には事前に塾に対して送迎のルールを確認するようにしましょう。また、車での送迎は保護者にとってとても大きな負担となります。そのため入試までの数年間に渡って送迎をし続けることができるのかは慎重に判断すべきだといえます。
両親が共働きであれば送迎の代行サービスを利用するなどの選択肢もありますが、その分費用もかかりますので、車での送迎を前提に遠くの塾を検討する際にはこれらの点を注意しましょう。
さいごに
このページでは塾へのおすすめの通塾時間や離れた塾へ通う際の注意すべき点をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。仮に通学時間が片道1時間以上かかる塾に通う場合に、入試までの期間で考えると通学時間だけでもとても大きな時間となってしまいますので、遠方の塾を検討する際にはそこの塾でなければいけないのかは慎重に検討しましょう。少しでも参考になれば幸いです。
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