お子さんを普段塾へ通わせていないご家庭でも、夏休みの間は塾の夏期講習へ通わせることを検討されている保護者の方も多いのではないでしょうか。
なお、塾選びには意外と時間を要するため、もし7月以降にこの記事をお読みの方は、お早めに資料請求や体験授業へのお申し込みをご検討ください。
この記事では、夏期講習のみの受講ができる塾をご紹介するとともに、メリットや注意点、申し込みのポイント、費用相場などを詳しく解説します。
- 夏期講習だけの受講ができる塾は多い
- 申し込む前に確認したいこと
- 受講における注意点
- 夏期講習の実施期間と申し込み方法
- 夏期講習だけ受けられる塾をさがす
- 夏期講習だけ受ける場合の費用相場
- 小学生の夏期講習
- 中学生の夏期講習
- 高校生の夏期講習
- 夏期講習を受講するメリット
- 長期休暇中も学習習慣を維持できる
- 短期間で学力を伸ばせる
- 講師に質問できる
- 他の生徒と切磋琢磨して学習できる
- 自習室で勉強できる
- 最新の受験情報を入手できる
- 受験勉強を本格的に始めるきっかけになる
- 夏期講習の塾選びのポイント
- 夏期講習だけでも授業についていけるか
- 学習スタイルや内容が合っているか
- 自宅から通いやすいか
- 無理なく通えるスケジュールか
- 費用が予算内におさまっているか
- 講習終了後にも続けられるか
- 夏期講習後に通塾を続ける?やめる?
- 夏期講習後に塾を続けるメリット
- 夏期講習だけ受けるデメリット
- よくある質問(FAQ)
夏期講習だけの受講ができる塾は多い
「塾に通うのはまだ早いかも…」という方にも、夏期講習だけの受講はおすすめです。期間限定の講習だからこそ、気軽にスタートでき、成果も得やすいのが特徴です。
- スケジュールの自由度が高く、予定に合わせやすい
- 短期集中型なので苦手分野を効率よく克服できる
- 塾の雰囲気や相性を試せる絶好の機会
「いきなり塾に通うのは不安…」という方でも、夏期講習なら気軽に始められます。以下のようなお子さまに特におすすめです。
- 苦手な教科だけを短期間で集中して学びたい
- 塾に通うのが初めてで、まずは雰囲気を体験してみたい
また通常よりたくさんの講座をお得に受けられることが多いので、本格的な通塾を始める前のお試しとしても夏期講習はおすすめです。
- 人気講座は早めに満席になることも。申込みはお早めに
- 塾によっては、夏期講習後も通塾することを条件に安く提供している場合も
- 通塾の目的(苦手克服/受験準備など)を明確にして選ぶのが重要
申し込む前に確認したいこと
夏期講習だけを申し込む場合は、次の2点を必ず確認しておきましょう。
案内に載っていない場合もありますので、詳細は資料請求や電話で問い合わせするのをおすすめします。
- 塾によっては、夏期講習後に1か月などの一定期間受講することを前提として、夏期講習料金が設定されている場合があります。
- 夏期講習料金に加え、テキスト代や教材費がかかる場合があります。
受講における注意点
夏期講習は、長い夏休みを有効に活用するためにぜひ受講しましょう。ただし、夏期講習だけの受講を検討している場合は、次の点に注意が必要です。
- 夏期講習だけでも一定の実力はつきますが、2学期以降のテストでよい成績を取りたい場合は継続学習が必要です。
- 夏期講習を受講すると、まわりから刺激を受けて学習意欲が高まります。しかし、講習後に元の生活に戻ってしまうと、せっかく向上した意欲が低下してしまう可能性があります。
- 塾生と一緒に受講する場合は、学習の進度や知識に差がついている場合があります。可能であれば夏期講習の学習内容を確認し、まだ学んでいない分野があれば予習しておくと、授業についていきやすくなります。
夏期講習の実施期間と申し込み方法
夏期講習は、次のように実施されます。塾によって異なるため、ここでは一般的な内容を紹介します。
<夏期講習の実施内容>
| 実施期間 | 7月下旬頃〜8月末頃が中心 ※1 |
| 申し込み期間 | 5月中旬頃〜 ※2 |
| 申し込み方法 | 塾に問い合わせ |
※2:夏期講習が始まってから申し込める塾も多いです。
実施内容は塾によって異なりますので、気になる塾には問い合わせしてみましょう。
夏期講習だけ受けられる塾をさがす
いますぐ夏期講習だけ受けられる塾を探したい方は、以下のボタンからお近くの塾をお探しいただけます。
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夏期講習だけ受ける場合の費用相場
夏期講習の費用は、塾によって大きく異なります。ここでは、集団指導、個別指導それぞれの塾の費用を紹介します。
小学生の夏期講習
<集団指導:早稲田アカデミーの夏期講習費用>
| 学年 | 期間 | 一般生料金 |
|---|---|---|
| 小学4年生 | 前期:7/21(月祝)~8/2(土) 後期:8/17(日)~29(金) | 4科目:94,600円 2科目:61,200円 |
| 小学5年生 | 前期:7/21(月祝)~8/2(土) 後期:8/17(日)~29(金) | 4科目:172,800円 2科目:115,200円 |
| 小学6年生 | 前期:7/21(月祝)~8/2(土) 後期:8/17(日)~29(金) | 4科目:246,600円 2科目:153,600円 |
<個別指導:個太郎塾の夏期講習費用(中学受験)>
| 学年 | 期間 | 料金 |
|---|---|---|
| 小学5年生 | 7/1(火)〜9/13(土) 日程は自由選択 | 1コース(80分×4コマ):15,928円※ |
| 小学6年生 | 7/1(火)〜9/13(土) 日程は自由選択 | 1コース(80分×4コマ):17,248円※ |
※参考:個太郎塾の夏期講習
小学生向けおすすめ塾ランキング
中学生の夏期講習
<集団指導:早稲田アカデミーの夏期講習費用>
| 学年 | 期間 | 一般生料金 |
|---|---|---|
| 中学1年生 | 8/17(日)~29(金) | 5科目:86,600円 3科目:59,400円 |
| 中学2年生 | 前期:7/21(月祝)~8/2(土) 後期:8/17(日)~29(金) | <レギュラークラス> 5科目:115,200円 3科目:76,800円 <特訓クラス> 5科目:192,000円 3科目:153,600円 |
| 中学3年生 | 前期:7/21(月祝)~8/2(土) 後期:8/17(日)~29(金) | 5科目:217,600円 3科目:153,600円 |
<個別指導:個太郎塾の夏期講習費用>
| 学年 | 期間 | 料金 |
|---|---|---|
| 中学1・2年生 | 7/1(火)〜9/13(土) 日程は自由選択 | 1コース(80分×4コマ):15,752円※ |
| 中学3年生 | 7/1(火)〜9/13(土) 日程は自由選択 | 1コース(80分×4コマ):17,116円※ |
※参考:個太郎塾の夏期講習
中学生向けおすすめ塾ランキング
高校生の夏期講習
<集団指導:早稲田アカデミーの夏期講習費用>
| 学年 | 期間 | 一般生料金 |
|---|---|---|
| 高校1〜3年生 | 第1ターム:7/21(月祝)~23(水) 第2ターム:7/24(木)~26(土) 第3ターム:7/28(月)~30(水) 第4ターム:7/31(木)~8/2(土) 第7ターム:8/17(日)~19(火) 第8ターム:8/20(水)~22(金) 第9ターム:8/24(日)~26(火) 第10ターム:8/27(水)~29(金) | 1講座:23,200円 2講座:46,200円 3講座:68,900円 4講座:91,100円 5講座:113,000円 6講座:134,400円 7講座:154,800円 8講座:174,300円 9講座:193,600円 ※高校1年生は6講座、2年生は8講座まで |
<個別指導:個太郎塾の夏期講習費用>
| 学年 | 期間 | 料金 |
|---|---|---|
| 高校1・2年生 | 7/1(火)〜9/13(土)日程は自由選択 | 1コース(80分×4コマ):18,260円※ |
| 高校3年生 | 7/1(火)〜9/13(土)日程は自由選択 | 1コース(80分×4コマ):20,548円※ |
| 浪人生 | 7/1(火)〜9/13(土)日程は自由選択 | 1コース(80分×4コマ):22,088円※ |
高校生向けおすすめ塾ランキング
夏期講習を受講するメリット
夏期講習には、次のようなメリットがあります。

長期休暇中も学習習慣を維持できる
夏休みは長い休暇のため、生活リズムや学習習慣が乱れやすくなります。しかし夏期講習があれば、決まった時間に学習に取り組む習慣を維持できます。
毎朝同じ時間に塾に行き、講習以外の時間を自習室で過ごすようにすれば、学習時間を十分に確保できます。
短期間で学力を伸ばせる
夏期講習は、短期集中で学べる機会です。講習で見つかった課題や、苦手分野を集中して学習し、基礎力を確実に身につけることができるでしょう。
特に受験生は、夏休みの間に基礎を固めれば、秋以降は応用問題や過去問に取り組めます。
講師に質問できる
夏休みは学校が休みのため、自宅学習でわからないことがあっても質問することができません。
しかし、夏期講習に通っていれば塾の講師に質問できます。わからないことをすぐに解決して、効率よく学習を進められるのが、塾のメリットです。
他の生徒と切磋琢磨して学習できる
夏期講習には、多くの生徒が集まります。同じ目標に向かう仲間とともに学習することで刺激を受け、集中力も高まるでしょう。
講習後もその姿勢を維持することが、秋以降の勉強に良い影響を与えます。
自習室で勉強できる
夏期講習に参加すると、自習室が利用できます。自宅では気が散ってしまう場合でも、自習室は集中できる環境が整っているため、講習がない日にも自習室に通う習慣をつくることをおすすめします。
多くの受験生は、タイムスケジュールを決め、長期休暇中や週末、受験期には毎日8時間〜12時間以上の勉強時間を確保しています。
最新の受験情報を入手できる
入試傾向や受験の情報は、毎年変わります。塾は常に最新情報を入手しているので、自分の志望校に合わせた情報をもらうことができます。
受験で合格するためには、情報収集がとても重要です。特に、出願時や併願校を決める場合には、必ず塾に相談しましょう。
受験勉強を本格的に始めるきっかけになる
受験生にとって、夏期講習は学習の転機になるでしょう。これまで塾に通っていなかった場合は、塾生との実力差や学習に対する姿勢の違いに驚くこともあるかもしれません。
夏期講習は、そんな塾生に追いつくための最後の機会です。
夏期講習で身につけた実力を維持し、さらに向上させるために、秋以降も継続して高い意欲を持って学習に取り組みましょう。
夏期講習の塾選びのポイント
夏休みに実力を身につけ、秋以降の成績や受験につなげるために、自分に合った塾を選びましょう。ここでは、夏期講習の塾選びの判断材料となるポイントを紹介します。
夏期講習だけでも授業についていけるか
夏期講習は、基本的には塾生の学習進度やレベルに合わせて進められます。
夏期講習から入塾する場合は、前提となる知識が自分と合っているか、夏期講習から入っても授業についていけるかどうかを確認しておきましょう。
学習スタイルや内容が合っているか
塾には、集団指導、個別指導などさまざまなスタイルがあります。塾を選ぶ前に、自分に合うのはどのタイプの塾かを検討してみることをおすすめします。
どのタイプがよいか判断できない場合は、体験授業を受けてみるとミスマッチを防げます。
自宅から通いやすいか
塾が自宅から遠いと、通塾が負担になってモチベーションが下がったり、自習室への足が遠のいてしまったりする可能性があります。
毎日通って学習を続けたい場合は、自宅から無理なく通える場所にある塾を選ぶとよいでしょう。
無理なく通えるスケジュールか
夏休みに部活動がある場合は、スケジュールが合うかどうかの確認が必要です。塾によっては欠席した場合のフォローがある場合もありますが、欠席が続くと学習が遅れ、実力がつきにくくなります。
忙しくて毎日通えない場合は、個別指導やオンラインの塾を選ぶのもおすすめです。
費用が予算内におさまっているか
夏期講習は期間が長いため、ある程度の費用がかかる場合もあります。また、夏期講習後にも継続する可能性を考え、予算内の費用で通える塾を選びましょう。
夏期講習代とは別に、テキスト代や模試の受験料が必要になる場合もあるので、細かく確認しておくと安心です。
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講習終了後にも続けられるか
夏期講習が学習のきっかけになり、その後も塾を続ける生徒も多いです。夏期講習を受講するなら、2学期以降も続けることも想定して塾を選ぶのが理想です。
受験を控えている場合は、受験まで安心して任せられる塾かどうかも重要な判断基準の一つです。
夏期講習後に通塾を続ける?やめる?
夏期講習終了後に継続するかどうかを迷ったら、次の点をチェックしてみてください。
夏期講習後に塾を続けるメリット
夏期講習後に続ける3つのメリットを紹介します。
成績を伸ばせる
夏期講習後も塾を継続すれば、2学期以降の成績を伸ばせる可能性が高まります。中高生向けの一部の塾では、定期テスト対策の特別講座を開いていることもあります。
受験に向けて成績を伸ばしたい場合は、塾を続けるのがおすすめです。
計画的に受験勉強や過去問対策ができる
塾では、これまでの実績に基づいてカリキュラムを組み、そのカリキュラムに基づいて授業を進めています。
いつまでにどの程度の実力をつけておくべきか、過去問対策をいつからどの程度するべきかといったことも指導してもらえるので、安心です。
進路相談ができる
塾では、志望校選びや併願校の決め方などの相談に乗ってもらえます。
生徒一人ひとりの性格や実力、希望に合わせて的確なアドバイスをもらえるだけでなく、保護者説明会や三者面談で情報を入手できるので、心強い存在です。
夏期講習だけ受けるデメリット
夏期講習だけを受けて塾をやめてしまう場合、次の点に注意しましょう。
学習内容が中途半端になってしまう
夏期講習で扱うのは、これまでに学んだ範囲が中心です。全体の学習カリキュラムの一部にすぎないため、途中でやめてしまうと、せっかくの学習が断片的な知識で終わる可能性があります。
学習習慣が身につかない
夏期講習を受講すると、毎日の学習ペースをつくることができます。しかし、その習慣を継続しなければ、生活リズムはすぐに戻ってしまうでしょう。
特に受験を視野に入れる場合は、講習後も勉強を続ける環境を整えることが、成果を維持するために必要です。
苦手克服が十分にできない
苦手な単元は、繰り返し取り組むことで克服につながります。夏期講習や夏休み中の自習で苦手分野に取り組んだら、継続して学ぶことで実力を伸ばせます。
夏期講習後に学習を継続しない場合、苦手分野がそのまま残ってしまう可能性があります。
よくある質問(FAQ)
- 夏期講習だけでも入会金は必要ですか?
-
夏期講習だけの受講が可能な塾では入会金不要なことが多いです。ただし、無料で夏期講習を受けるためには入会する必要がある場合もありますので、詳しくは各塾にお問い合わせください。
- 夏期講習後の勧誘が心配です。
-
夏期講習は塾にとっても生徒募集の重要な時期です。そのためたいていの場合は講習の際に勧誘があります。必要がなければ、はっきり断りましょう。
- 兄弟割引などの制度はありますか?
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多くの塾で兄弟割引や紹介制度があります。条件は塾によって異なるため、問い合わせ時に併せて確認するのがおすすめです。
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