【生徒第一の徹底指導で志望校合格!】第一ゼミナールにインタビュー
第一ゼミナールは大阪府を中心に近畿エリアに展開する学習塾です。集団指導・個別指導ともに生徒ひとりひとりを大切にする授業やサポートに定評があります。今回は第一ゼミナールの授業のこだわりや、生徒・保護者とのコミュニケーションの工夫について大阪南部エリア長の藤原崇行先生にお話をうかがいしました。
- 藤原崇行(ふじわら たかゆき)先生
- 第一ゼミナール大阪南部エリア長。
2012年同社入社。2015年第一ゼミナール津久野校校長、2019年副エリア長を経て2020年よりエリア長就任。長年にわたり生徒一人ひとりへ寄り添った指導を行い、地域責任者としても「生徒第一・1/1の教育」を牽引している。
「生徒第一」の第一ゼミナール
ーー本日はよろしくお願いします。まずは、第一ゼミナールの沿革について教えてください。
第一ゼミナールは、大阪府を中心に近畿エリアで展開する進学塾です。
創業者の堀川一晃が日本の公教育に問題を感じ、民間教育を通して解決しようと決意して、1976年の7月に学習塾をはじめたことが創業のきっかけです。志望校合格という一般的な学習塾の責務にとどまらず、「社会で活躍できる人づくり」を目的として約50年間ぶれずに指導をしています。
第一ゼミナールから始まり、「ファロス個別指導学院」や中学受験専門、大学受験専門のブランドなども展開しています。
ーー塾名の由来についても教えてもらえますか?
「生徒第一」の理念から「第一ゼミナール」という塾名になりました。
私たちは保護者と同じ目線で生徒の将来を真剣に考え、「生徒第一」、「1/1の教育」を理念として掲げ、実践してきました。
ーー生徒ひとりひとりを大切にする姿勢が「第一ゼミナール」という塾名にこめられているのですね。どのような生徒が通われていますか?
第一ゼミナールは、集団指導と個別指導どちらのコースもあり、塾生もさまざまです。
集団指導のクラスに通う生徒は定期テストの点数で500点満点に対し350〜450点の生徒が多いです。ただ、最初から平均以上の生徒が集まるわけではなく、第一ゼミナールで正しい勉強法を身につけ、モチベーションが上がり、目標に向かってがんばった結果として成績を上げてくれています。
個別指導はマンツーマンで指導を受けられるため、さまざまなニーズを持った生徒がいます。隣に講師がついているので、わからない問題をわかるまで解説してもらえたり、理解度や習熟度を正確に把握できたりすることで成績を引き上げていきます。
ーーそれぞれの違いを詳しく教えていただきありがとうございます。受講に関しては、集団指導と個別指導は完全に分かれていますか?
ほとんどの生徒が集団か個別のどちらかのみを受講していますが、集団指導クラスに通いつつ、苦手な科目のみを個別指導で強化する生徒もいます。
最初の学習相談の段階で、学力診断テストや保護者・生徒の意向に合わせて受講内容を提案します。仮に集団指導のクラスを希望されていても個別指導で力をつけてから集団指導へ移る、といったご提案をすることもあります。
ーー個々に提案いただけるのは助かりますね。
学習を通して自己肯定感を高める
ーーつづいて指導内容の特徴を教えてください。
「学ぶ意欲を高める指導」が第一ゼミナールの指導の特徴です。成績を上げるための手法はたくさんあると思いますが、私たちは生徒のモチベーションにフォーカスした指導で成績を上げます。
勉強に限らず、モチベーションを高めることが全ての原動力になりますよね。意欲が高まり、興味を持てるようになれば主体的に学ぶ姿勢が身につきます。勉強時間が増えて、その結果として成績が上がるという良いサイクルを回していくことは集団指導・個別指導に共通する特徴です。
また、知識を一方的に教え込むのではなく「なぜそうなるのか?」という本質的な学びを提供できるように工夫しています。
ーー根本的な学びの姿勢から指導をしていくということですね。
はい、普段のコミュニケーションの中でも「称賛すること」を大切にしつつ生徒と接しています。口には出しませんが、子どもたちは「褒めて欲しい」というサインを出していてくれるんですよね。生徒たちの小さな変化を見逃さないことで、その場その場で的確に褒めてあげることを大切にしています。
学習を通して自己肯定感を高めて、多くのことにチャレンジできるように、私たちは日々の研鑽を重ねています。
意欲喚起からはじまる授業が生徒の理解度を向上させる
ーー第一ゼミナールの集団授業の流れについて詳しく教えてください。
レクチャー中心の授業もあれば、演習時間をたっぷり取る授業もあり、学年や科目・単元によっても授業の流れは変わります。まず共通する部分をお伝えしますね。
開始の挨拶とともに宿題を回収し、小テストを実施します。生徒がテストに取り組む間に宿題チェックをして、前回の内容の定着度を確認し、その日の授業に反映させます。
小テスト終了後には自己採点をして点数を報告し、授業が始まるのですが、授業内容に入る前に5分程度の「訓話」を入れるのが第一ゼミナールの指導の特徴です。
ーー訓話ではどのようなことを話すのですか?
たとえば、定期テスト前の生徒には、テスト直前の心構えや過ごし方、あるべき勉強法について話をします。生徒のモチベーションを高めた状態で授業に入ることを目的とした訓話で、生徒の顔つきが変わるんです。
その状態で授業に入るので、授業に参加する姿勢が積極的になり、理解度や定着度も上がります。
ーー宿題にも授業内容を定着させる工夫があると聞きました。
第一ゼミナールの宿題は丸つけだけではなく、「リトライ」という課題も一緒に出します。間違えた問題の解き直しまでをやり切れているか、大事なポイントをまとめられているかを確認します。
また、生徒の頑張りを称賛するコメントをノートに書いたり、次の休み時間に声かけをしたりすることでモチベーション高く宿題にも取り組めるよう工夫しています。
ーー集団指導では生徒のレベルや習熟度にばらつきがあると思いますが、どのように対応していますか?
集団指導といっても当塾は「少人数クラス編成」を特徴としています。教室の規模によって編成を変え、クラスの生徒全員に目が行き届くことを大切にしています。
また、授業時間とは別に「学習サポートタイム」という、進度が遅い生徒のフォローアップや、さらに先へ進みたい生徒へのアドバイスをする時間を設けています。
講師の自己成長が生徒の成長につながる
ーー集団指導には高い指導スキルを中心に、さまざまな力が求められると思います。講師のスキルを上げるためにどのような取り組みをしていますか?
第一ゼミナールを運営する株式会社ウィザスは、社会・顧客・社員に対する「3つの貢献」を理念として掲げ、講師・スタッフの自己成長につながる研修制度を整えています。
特に、生徒の意欲喚起へのこだわりを強く持っています。最近の脳科学に基づいた意欲喚起方法など、専門的な内容の研修を定期的に受けることができ、普段の指導に活用できています。その他にもホスピタリティやマネジメントなど、研修内容は多岐に渡ります。
ーー組織的に研修に力を入れていらっしゃるんですね。
学習塾にとっての商品は私たち講師だと思っています。定期的な講師研修内での教科テスト実施や、授業力を競う「D1グランプリ」という授業コンテストも定期的に行い研鑽の機会としています。
ーー講師採用においては何を重視していますか?
「観察力」を持っているかを重視して採用活動をしています。生徒の些細な成長や変化に気がつける力こそ「1/1の指導」を実現するために、とても大事な資質だと思っています。
また、マインドの部分においては、何事にも前向きにチャレンジできる人が理想です。塾の仕事は勉強を教えるだけでなく、生徒を前向きにしていくことが大切なので、講師もポジティブであるべきです。
コミュニケーション重視の教室設計
ーー教室の環境に特徴や工夫はありますか?
コミュニケーションを重視した教室のレイアウトにしています。雰囲気づくりの工夫として、講師室をオープンスペースにしています。講師と生徒の距離感は近く、アットホームな雰囲気の塾だとよく言われますし、気軽に質問や相談できると生徒たちから好評です。
ーー職員室というとやや閉鎖的なイメージがありますが、オープンにしておくことで教室の雰囲気も明るく活発になりますよね。
そうですね。休み時間は、小テストに向けて質問をする生徒や面談をする子どもたちで活気に溢れています。バタバタと慌ただしい休み時間なのですが、生徒たちとしっかりとコミュニケーションを取れるので貴重な時間です。
オンラインツールを活用した保護者との情報共有
ーー保護者とのコミュニケーションについても教えてください。
保護者とは定期的な面談を行います。それだけではなく、スマホアプリケーションのオンラインツールを活用し連携を深めています。ご家庭で褒める機会が最大化するように、塾でのがんばりを積極的に伝えるようにしています。
ーー集団指導の塾でここまでしっかりと報告やコミュニケーションを取る塾は珍しいと思います。
以前は電話でのコミュニケーションしかなかったのですが、共働きの保護者も多く、私たちも夕方から授業に入ってしまうので思うように連携が取れていなかったのです。スマホアプリを導入してからは、ご都合のいいタイミングで連絡をすることができるようになったのでコミュニケーションの総量が格段に増えました。
生徒ががんばって取り組んだ答案の写真を報告として送ると、とても喜ばれるんですよ。
ーーがんばった跡が見られる写真が送られてきたら保護者は喜びますよね!素晴らしい取り組みだと思います。
伴走者として受験合格を全力サポートします!
ーー生徒にとって塾をどのような場所にしたいですか?
生徒にとって「第二の家庭」のような場所でありたいと思っています。たとえば中学生は思春期・反抗期と呼ばれるような、葛藤や悩み多き時期の中で高校受験という大きな壁を乗り越えなくてはいけません。彼ら、彼女らにとって困難なことではありますが、見方を変えれば人間的に大きく成長できる絶好のチャンスでもあるんです。
第一ゼミナールは進学塾なので受験勉強がコミュニケーションの中心になりますが、学校のことやプライベートなことも共有しながら、伴走者として壁を越えられるように全力でサポートします。
ーー受験期間という限られた時間でも密な関わりをされているのがよくわかります。
長くこの仕事をしていると、社会人になった教え子から連絡をもらうことがあります。塾での学びが糧となって社会で活躍できていると報告をもらうと嬉しくなると同時に、これからも勉強を通して、社会貢献できる人材を一人でも多く輩出できるようにがんばろうという気持ちでいっぱいになります。
ーーこれから塾探しをする保護者の方へメッセージをお願いします。
大学入試改革にともなう学びの変化に不安を抱えている方も多くいらっしゃいます。また、現在の学習方法が正しいか、学習量が適切か分からなくて困っている方もいらっしゃると思います。学習に不安を感じられるのであればぜひ第一ゼミナールを頼ってきてください。自慢の講師・スタッフが責任を持って指導させていただきます。
ーー学習相談はいつでも受けられますか?
はい、随時お受けしています。
また、年間5回の無料公開テストを開催しております。塾生でない方も受けられるテストなので、お子様の習熟度を知るためにも気軽に受けてほしいです。科目ごとの課題点も明らかになります。テスト返却は個別アドバイスとともに、復習用のプリントもお渡ししますので弱点克服にご活用ください。中学生や中学受験生は正確な志望校合格判定もできます。
皆様からのお問い合わせをお待ちしております。
ーー本日はありがとうございました。
取材協力:第一ゼミナール