- 予備校に通う場合の年間費用の目安
- 高1・高2・高3・浪人生で費用がどう変わるか
- 授業料以外にかかる入学金・講習費・模試代などの内訳
- 予備校費用を比較するときのチェックポイントや負担を抑えるポイント
予備校の費用は学年やコース、志望校によって大きく異なります。授業料だけでなく入学金・講習費・担任指導費・模試代など、すべての費用を把握しておくことが予備校選びの第一歩です。
この記事では、文部科学省の「子供の学習費調査」(令和5年度)や河合塾・駿台・東進・代ゼミの公表データをもとに、費用の内訳と学年別の相場、費用を抑える方法まで解説します。
- 予備校の年間費用はいくら?学年別の相場一覧
- 予備校の費用に含まれる項目と内訳
- 入学金・登録料
- 授業料・受講料
- 季節講習費(春期・夏期・冬期・直前講習)
- 教材費・テキスト代
- 模試代・テスト費用
- 担任指導費・サポート料
- 高1・高2の予備校費用相場
- 年間費用の目安
- 高1・高2で費用を抑えるポイント
- 高3の予備校費用相場
- 年間費用の目安
- 高3で費用が膨らむ理由
- 志望校別の費用の違い
- 浪人生(高卒生)の予備校費用相場
- 年間費用の目安
- 現役生との費用の違い
- 浪人生向けの費用削減方法
- 予備校の費用を抑える方法
- 早期申込・キャンペーンの活用
- 特待生制度・奨学金制度の利用
- 必要な科目・講座だけを選択する
- 模試や教材の賢い選び方
- オンライン・映像授業や予備校以外の選択肢を検討する
- 費用面で失敗しないための確認ポイント
- 年間総額の見積もりを必ず取る
- 体験授業で相性を確認してから契約する
- 途中退会・コース変更のルールを確認する
- まとめ
予備校の年間費用はいくら?学年別の相場一覧
予備校にかかる年間費用の目安を、学年・志望校別にまとめると以下のとおりです。
学年 年間費用の目安 高1・高2 約30万〜70万円 高3(私立志望) 約110万〜120万円 高3(国公立志望) 約110万〜150万円 浪人生 約90万〜160万円
この金額には入学金・授業料・季節講習費・担任指導費・模試代が含まれています。学年が上がるほど受講科目数や講習が増えるため、費用も大きく跳ね上がります。
ただし多くの保護者が「授業料だけ」を見て予算を立ててしまい、後から追加費用に驚くケースが少なくありません。まずは費用の内訳を正しく理解しておきましょう。
予備校の費用に含まれる項目と内訳
多くの保護者が「授業料だけ」を見て予算を立ててしまい、後から追加費用に驚くケースが少なくありません。予備校でかかる主な費用項目と、それぞれの相場・注意点を整理します。
入学金・登録料
予備校に入る際に最初に必要となるのが入学金です。大手4大予備校の現役生向け入学金は各社一律33,000円(税込)ですが、浪人生(既卒生)は施設を終日利用するため大幅に高くなります。
予備校名 現役生の入学金(税込) 浪人生の入学金(税込) 河合塾 33,000円 100,000円 駿台予備学校 33,000円 100,000円 代々木ゼミナール 33,000円 100,000円 東進ハイスクール 33,000円 101,200円
ただし、これらは「定価」であり、実際には割引が適用されるケースが大半です。たとえば駿台では入学説明会への参加だけで入学金が半額(50,000円)になります。
兄弟姉妹の在籍や提携校(SEG・Z会など)の生徒への免除制度も広く用意されているため、申込前に必ず確認しましょう。浪人生の場合、現役時に通っていた予備校なら入学金が全額免除されるのが一般的です。
なお、河合塾・駿台・代ゼミは対面の集団授業が中心ですが、東進は映像授業が主体です。授業形式が異なるため、単純な価格比較だけでなく学習スタイルとの相性も考慮しましょう。
授業料・受講料
予備校費用の中で最も大きな割合を占めるのが授業料です。授業料の設定方法は予備校によって大きく異なり、「年間一括払い」「学期ごと」「講座単位」などさまざまな形態があります。
料金体系 特徴 向いている人 年間一括コース 全科目セットで年間固定料金。割安だが柔軟性は低い 全科目をバランスよく学びたい人 学期ごと支払い 春期・夏期・冬期など学期単位で契約。調整しやすい 途中で科目を変更したい人 講座単位選択 必要な講座だけを選んで受講。自由度が高い 苦手科目だけ強化したい人 個別指導型 1対1または少人数。料金は高めだが効果的 きめ細かい指導を求める人
たとえば東進ハイスクールでは1講座(90分×20コマ)が82,500円(税込)が目安で、5講座をまとめた「ユニット5」なら約35万〜37万円と1講座あたりの単価が下がる仕組みです。
代ゼミの現役生向け「学期+講習会パック」も、1講座ずつ申し込むと4講座で655,000円のところ、パックなら520,000円と約14.5万円お得になります。
高3や浪人生で5教科を受講すると、授業料だけで年間100万円程度になるのが一般的です。個別指導の場合は1コマ(90分)あたり5千円〜1万円程度で、週1回でも月額2万〜4万円かかります。
季節講習費(春期・夏期・冬期・直前講習)
通常授業とは別に、長期休暇中に開講される季節講習も大きな費用項目です。1講座(90分×5日間)あたりの単価は予備校によって異なります。
予備校名 季節講習1講座あたりの単価(税込) 河合塾 21,200円 駿台予備学校 約29,300円(50分×12講) 東進ハイスクール 20,900円(5回)/ 41,800円(10回)
※代々木ゼミナールはパック料金に講習費が含まれるコースが多いため、1講座単価での比較は割愛しています。
現役高3生の場合、夏期に5講座・冬期に5講座が標準的な受講モデルで、講習費だけで年間約20万円が上乗せされます。
浪人生はさらに多く受講する傾向があり、夏期・冬期合わせて約35万円の加算も珍しくありません。講習はコースに含まれている予備校と別料金の予備校があるため、契約時に確認が必要です。
受講講座数を増やした場合の費用感は以下のとおりです。志望校のレベルや苦手科目の数によって大きく変わります。
- 春期講習:2〜5講座で3万〜10万円程度
- 夏期講習:5〜10講座で8万〜30万円程度
- 冬期講習:3〜8講座で5万〜25万円程度
- 直前講習:2〜5講座で3万〜15万円程度
教材費・テキスト代
大手予備校では一般的に授業料に教材費が含まれていますが、その他の予備校では別途請求される場合もあるため注意が必要です。
また、季節講習用の教材は別料金になることがほとんどです。中には市販の参考書を指定する予備校もあり、その場合は自分で書店で購入する必要があります。
模試代・テスト費用
学力の定着度を測る模擬試験も重要な費用項目です。大手予備校主催の全国模試は1回あたり6,500円〜9,500円程度かかりますが、近年は年間定額制やコース内包型が主流になりつつあります。
たとえば東進ハイスクールでは年間29,700円の定額制で全模試を受験でき、代ゼミの大学受験科生は模試受験料が免除されます。
模試を個別に外部で申し込むと割高になるため、所属する予備校のパックやコースに含まれる模試を活用するのが賢い選択です。
年間の模試代は約3万円が目安ですが、他予備校の模試も受ける場合は5万円程度になることもあります。
担任指導費・サポート料
近年、授業料とは別に「担任指導費」「サポート料」と呼ばれる費用が主要な支出項目になっています。進捗管理・面談・自習室利用・ICTシステムなどの対価で、受講科目数にかかわらず発生する固定費です。
予備校名 名称 年間費用(税込) 東進ハイスクール 担任指導費 77,000円 駿台予備学校 システム・サポート料 60,000円 河合塾 塾生サポート料 85,680円
このほか、施設維持費や冷暖房費などが別途かかる予備校もあります。一つひとつは小さな金額でも合算すると見逃せない出費になるため、契約前に料金体系の詳細を確認することが大切です。
高1・高2の予備校費用相場
高1・高2の段階では、本格的な受験対策というより基礎固めや苦手科目の克服が中心です。そのため高3や浪人生に比べると費用は抑えられる傾向にあります。
年間費用の目安
文部科学省の「子供の学習費調査」(令和5年度)によると、高校生の学習塾費(予備校を含む)の全体平均は以下のとおりです。
学年 公立高校(年額平均) 私立高校(年額平均) 高校1年 約9万円 約11万円 高校2年 約15万円 約18万円
ただしこの数字には予備校を利用していない世帯(0円)も含まれています。
実際に予備校に通っている世帯だけで見ると、全学年平均で公立高校生が年間約40万円、私立高校生が年間約44万円です。
高3の高額支出が平均を押し上げているため、高1・高2に限ればこれより低い水準になります。
予備校の費用は受講スタイルや科目数によって大きく変わります。高1・高2の場合、週1〜2回の通塾で1〜2科目なら年間30万〜40万円程度、週3回以上で複数科目なら年間50万〜70万円程度が目安です。
受講パターン 科目数 月額目安 年間費用目安 苦手科目のみ 1科目 2万〜3万円 30万〜40万円 主要2科目 2科目 3万〜5万円 40万〜60万円 主要3科目 3科目 5万〜7万円 60万〜80万円 個別指導週1回 1科目 3万〜5万円 40万〜60万円
高1・高2の時期は、まだ志望校が明確でない生徒も多いため、全科目パックよりも必要な科目だけを選択する生徒が多い傾向にあります。そのため高3に比べると費用は抑えられますが、個別指導を選ぶ場合は科目数が少なくても費用が高くなります。
高1・高2で費用を抑えるポイント
高1・高2の段階では、すべての科目を予備校で学ぶ必要はありません。学校の授業で理解できている科目は予備校を利用せず、苦手科目や重要科目に絞ることで費用を大幅に抑えられます。
- 苦手科目1〜2科目に絞って受講する
- 映像授業やオンライン授業を活用して通学型より費用を抑える
- 季節講習は本当に必要なものだけを厳選する
- 学校の定期テスト対策は自習や学校の補習を活用する
- 高1のうちは様子を見て、高2から本格的に通い始める
また、高1・高2の時期は予備校の新規入会キャンペーンが頻繁に行われます。入学金無料や初月授業料割引などの特典を活用すれば、初期費用を大きく抑えることができます。複数の予備校で体験授業を受けて比較検討することも重要です。
高3の予備校費用相場
高3になると本格的な受験対策が始まり、予備校の費用も大幅に増加します。多くの受験生が複数科目を受講し、季節講習も積極的に参加するため、年間費用は高1・高2の倍以上になることも珍しくありません。
年間費用の目安
高3の予備校費用は、志望校や受験方式によって大きく異なります。大手予備校各社の料金を基に算出すると、国公立志望(5教科)で年間約88万〜113万円、私立志望(3教科)で年間約63万〜80万円が目安です。入学金から模試代まですべて含めた内訳は以下のとおりです。
費用項目 国公立志望(5教科) 私立志望(3教科) 入学金 約3.3万円 約3.3万円 年間授業料 約55万〜68万円 約35万〜45万円 季節講習費(夏・冬・直前) 約20万〜30万円 約15万〜20万円 担任指導費・諸経費 約7万〜8.5万円 約7万〜8.5万円 模試受験料 約3万円 約3万円 年間総額(概算) 約88万〜113万円 約63万〜80万円
文部科学省の調査(令和5年度)でも、高3の学習塾費の平均は公立高校で約20万円、私立高校で約21万円に達しています(予備校を利用していない世帯も含む平均値)。
個別指導の併用やAO入試(総合型選抜)対策を追加する場合は、さらに数万円〜数十万円上乗せされます。
高3で費用が膨らむ理由
高3の予備校費用が高額になる主な理由は、受講科目数の増加と季節講習の充実です。特に夏は「受験の天王山」と言われる重要な時期であり、夏期・冬期ともに多くの生徒が受講します。
また、高3の秋以降は志望校別の対策講座や過去問演習講座が開講され、これらも追加費用となります。
共通テスト対策、二次試験対策、私立大学別対策など、細分化された講座を受講すると費用はどんどん増えていきます。
模試の回数も高1・高2に比べて大幅に増え、ほぼ毎月受験することになります。
志望校別の費用の違い
国公立大学志望の場合、共通テストで5教科7科目が必要なため、予備校でも幅広い科目を受講することになります。特に理系の場合は数学Ⅲや理科2科目の対策も必要で、授業数が多くなります。
私立大学志望の場合は3科目に絞れるため、科目数は少なくなりますが、難関私立大学を目指す場合は各科目の深い理解が求められ、ハイレベル講座の受講が必要になります。
早慶上智やMARCHなどの難関私立対策講座は通常講座より料金が高めに設定されていることもあります。
医学部志望の場合は最も費用がかかります。たとえば、医学部専門予備校(メディカルラボなど)では年間500万円を超えるコースもあります。
浪人生(高卒生)の予備校費用相場
浪人して予備校に通う場合、現役生以上に費用がかかります。1年間みっちり予備校で学ぶため、授業時間も長く、サポート体制も手厚くなる分、費用も高額になります。
年間費用の目安
浪人生の予備校費用は、季節講習費を含めて年間約100万〜150万円が相場です。大手4社の年間総額(入学金・授業料・季節講習費・諸経費すべて込み)を比較すると、以下のとおりです。
予備校名 国公立志望コース 私立志望コース 駿台予備学校 約150万円 約120万円 河合塾 約140万円 約110万円 東進ハイスクール 約140万円 約110万円 代々木ゼミナール 約110万円 約110万円
※季節講習費・サポート料を含む概算。コースや受講講座数により変動します。
国公立志望コースで約96万〜160万円、私立志望コースで約90万〜150万円と、予備校やコースによって幅があります。医学部専門コースや最難関大学コースでは年間200万円を超えることもあります。
また、地方から都市部の予備校に通うために寮に入る場合、食事付きの寮費だけで月額15万〜16万円(年間約160万〜200万円)かかります。学費と合わせると年間300万〜400万円規模の予算が必要です。
現役生との費用の違い
浪人生の予備校費用が現役生より高くなる理由は、授業時間の長さとサポート体制の充実度にあります。
現役生は学校があるため予備校は夕方以降や週末が中心ですが、浪人生は平日の朝から夕方まで予備校で授業を受けます。
- 授業時間:現役生の2〜3倍の授業時間が確保されている
- 自習室:専用自習室が用意され、朝から夜まで利用可能
- 担任制度:専任の担任がつき、定期的な面談や進路指導がある
- 質問対応:チューターが常駐し、いつでも質問できる環境
- 模試:年間20回以上の模試が実施され、細かく学力を測定
これらの手厚いサポートがある分、費用も高くなります。ただし、1年間集中して勉強できる環境が整っているため、これらのサポートが費用に反映されています。
浪人生向けの費用削減方法
浪人生の予備校費用は高額ですが、工夫次第で削減することも可能です。まず、前述のとおり現役時の予備校に再入学すれば入学金(約10万円)が全額免除されます。
また、得意科目は自習で対応し、苦手科目だけ予備校で受講する「単科受講」を選ぶ方法もあります。
本科コースより自由度は下がりますが、費用は半額程度に抑えられます。さらに、特待生制度を利用できれば、成績に応じて授業料が半額または全額免除になることもあります。
地方の予備校や中堅予備校は大手より費用が安い傾向にあります。年間70万〜90万円程度で通える予備校もあるため、複数の予備校を比較検討することが重要です。
オンライン予備校なら年間30万〜50万円程度で済むこともあり、費用を大幅に抑えられます。
予備校の費用を抑える方法
予備校の費用は決して安くありませんが、さまざまな制度や工夫を組み合わせれば、数十万円単位で負担を軽減できます。
早期申込・キャンペーンの活用
多くの予備校では、早期申込や特定時期のキャンペーンで入学金免除や授業料割引を実施しています。
特に11月〜1月の早期申込キャンペーンでは、入学金10万円が全額免除になることも多く、見逃せません。
- 早期申込特典:入学金免除、初月授業料無料など
- 兄弟姉妹割引:家族が通っていた場合の入学金免除や授業料割引
- 友人紹介キャンペーン:紹介者・入会者双方に特典
- 春の新学期キャンペーン:3〜4月の入会で特典
- 体験授業参加特典:体験後の入会で割引
キャンペーン情報は予備校の公式サイトやパンフレットに掲載されていますが、問い合わせないと教えてもらえない特典もあります。
複数の予備校に資料請求し、最もお得なタイミングで申し込むことが重要です。
特待生制度・奨学金制度の利用
成績優秀者向けの特待生制度を利用すれば、授業料が大幅に減免されます。たとえば河合塾では 模試成績や学習状況に応じて、授業料の一部(最大50万円)が免除されます。
判定基準は模試の成績・学校の評定・入塾テストの結果など予備校ごとに異なります。
入塾時だけでなく、在籍中の成績で途中から認定されることもあるため、入塾後も成績を維持する意味があります。
また、経済的理由で予備校に通えない生徒向けの奨学金制度(給付型・貸与型)を設けている予備校もあります。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
さらに、自治体が独自に実施している塾代助成制度も見逃せません。
東京都の「受験生チャレンジ支援貸付事業」や大阪市の「塾代助成事業」など、一定の所得要件を満たす世帯を対象に予備校費用を支援する制度があります。
お住まいの自治体の窓口やウェブサイトで、利用できる制度がないか確認してみましょう。
必要な科目・講座だけを選択する
すべての科目を予備校で受講する必要はありません。得意科目や学校の授業で十分理解できている科目は自習で対応し、苦手科目や重要科目だけを予備校で受講することで費用を大幅に抑えられます。
特に季節講習は雰囲気に流されて不要な講座まで申し込んでしまいがちです。本当に必要な講座を厳選し、1講座でも減らせば数万円の節約になります。
講座選びでは、予備校の担任や講師に相談し、自分の学力と志望校に本当に必要なものだけを選ぶことが重要です。
模試や教材の賢い選び方
模試は予備校が主催するものだけでなく、外部の模試も活用できます。予備校の模試パックに含まれていない模試を個別に申し込むと割高になるため、本当に必要な模試だけを厳選しましょう。
教材についても、予備校のオリジナルテキストだけでなく、市販の参考書で代用できる部分もあります。
ただし、予備校の授業はオリジナルテキストに沿って進むため、完全に市販品だけで済ませるのは難しい場合もあります。講師に相談して、追加で購入すべき教材と不要な教材を見極めることが大切です。
オンライン・映像授業や予備校以外の選択肢を検討する
通学型の予備校にこだわらなければ、費用を大幅に抑える方法があります。
- 予備校のオンラインコース・映像授業:通学型より2〜3割安い。予備校のカリキュラムに沿って学べる
- 映像授業見放題サービス:月額数千円〜2万円程度。自己管理が必要だが圧倒的に安い
- 学習塾:予備校より小規模で年間20万〜50万円程度。地域密着型で面倒見がよい
- 家庭教師:1科目あたり月額2万〜5万円程度。完全個別で効率的だが複数科目は高額になる
- 独学(市販参考書+模試のみ):年間数万円程度。強い意志と計画力が求められる
たとえば「苦手な数学だけ予備校の対面授業、他は映像授業サービス」のように使い分ければ、費用を大きく抑えながら必要なサポートを得られます。
オンライン・映像授業は自分のペースで何度も見返せるメリットがありますが、自己管理能力が求められるため、自習が苦手な生徒は通学型と組み合わせるのがおすすめです。
費用面で失敗しないための確認ポイント
ここまで見てきた費用相場をふまえ、実際に予備校を契約する際に確認しておきたいポイントをまとめます。
「思ったより高かった」「途中で辞めてお金が無駄になった」という失敗を防ぐために、契約前に必ずチェックしましょう。
年間総額の見積もりを必ず取る
予備校のパンフレットやウェブサイトには「月額○○円〜」と表示されていることが多いですが、これは最低限の料金であり、実際にかかる総額ではありません。契約前に必ず年間の総額を確認しましょう。
- 入学金は別途かかるか
- 教材費・模試代は授業料に含まれているか
- 季節講習は必須か任意か、費用はいくらか
- 施設利用料やシステム利用料などの追加費用はあるか
- 途中で科目を追加する場合の料金はいくらか
- 退会時の返金制度はあるか
見積もりを出してもらう際は、受講したい科目数や志望校を伝えて、季節講習費も含めた年間総額を計算してもらいましょう。
複数の予備校で見積もりを取り、同じ条件で比較することが重要です。
体験授業で相性を確認してから契約する
授業形式(集団・少人数・個別・映像)によって費用は大きく異なります。自分に合わない形式を選んで途中で辞めてしまうと、費用が無駄になります。
多くの予備校では無料体験授業を実施しているので、必ず体験してから契約しましょう。
途中退会・コース変更のルールを確認する
予備校に通い始めてから「合わない」と感じた場合の退会・変更ルールも、契約前に必ず確認しましょう。年間一括払いの場合、途中退会しても全額返金されないケースがあります。
- 途中退会時の返金計算方法(月割り・日割りなど)
- コースや科目の変更は可能か、手数料はかかるか
- クーリングオフの適用条件
特に高額な年間一括コースを契約する場合は、返金ポリシーの確認が不可欠です。不安がある場合は、まず学期単位や月単位で契約できるプランを選ぶのも一つの方法です。
予備校の費用は家計にとって大きな負担ですが、事前にしっかり比較検討し、必要な費用を正しく把握しておけば、納得のいく選択ができます。
複数の予備校で見積もりと体験授業を受けてから決めることが、費用面で後悔しないための鉄則です。
まとめ
予備校の費用は決して小さな金額ではありませんが、大切なのは「いくらかかるか」だけでなく、「その費用に見合う学習環境やサポートが得られるか」を見極めることです。
学年や志望校、現在の学力によって必要な講座や通い方は異なるため、相場だけで判断せず、総額や内訳までしっかり確認することが重要です。
家庭の負担と学習効果のバランスを考えながら、自分に合った予備校選びを進めていきましょう。
※本記事に掲載している情報は記事執筆時点のものです。料金・キャンペーンなどの最新情報は各教室にお問い合わせください。
