多くの塾では無料の学習相談を受け付けていますが、子どもの受験勉強の始め方や夏休みの学習計画の組み立て方などを塾へ相談しようかと悩まれている方もいるのではないでしょうか。
塾への学習相談をするケースとして、まだ塾へは通っていないけれど検討している方が相談するケースと、既に子ども塾へ通わせているけれど転塾を検討しているケースの二つに分かれます。
・これから塾へ通わせることを検討している
・既に通わせている塾からの転塾を検討している
このページではそれぞれの塾へ悩みを相談する際のポイントを解説します。
これから塾を検討している場合
子どもの学習に関する悩みは尽きないですよね。受験生であれば志望校の決め方や受験勉強の効率的な進め方、非受験生であっても成績が下がり始めていたり、苦手としている科目があると親としては不安だと思います。
そのため、もし塾を検討しているのであれば塾の学習相談を受けてみてはいかがでしょうか。ただし、ただ学習相談を申し込んで準備をしないまま相談をしに行くことは避けたほうが良いでしょう。信頼できそうな塾か、親身になって指導をしてくれそうな塾かを判断するためには、今の状況や塾側へ確認したいことを事前に整理してメモをした上で相談会に臨んでください。特に、前学期の成績表や直前の定期テストの答案用紙を持っていくことをおすすめします。
そして相談会の際に、相談内容に対して的確なアドバイスや具体的な学習計画を立案してくれるかどうか、親身になって一緒に考えてくれているかといった視点を持って話を聞いてみましょう。もし相談会の場で、具体的なアドバイスがなかったり無理に塾の授業や季節講習を提案してくるような塾は要注意です。
既に塾に通っているが転塾を検討している場合
転塾を検討している場合はどうでしょう。転塾を検討しているケースとして、成績が上がっていないのに今の塾からは的確なアドバイスや指導をしてもらえていなかったり、1年間で何度も講師が変わる・夏期講習などの講習の勧誘がしつこいなどが挙げられます。
もし上記のように塾側に問題があるようなら転塾を検討すべきですが、成績が上がらない理由がお子さん側にも問題がある場合には注意が必要です。具体的には日常的に学習をする習慣がなかったり、そもそも勉強することへの意欲がない場合です。この場合は、仮に転塾をしたとしても転塾先で同じ壁にぶつかってしまう可能性がありますので、まずは保護者の方がしっかりとお子さんと向き合うことから始めましょう。
また、新しい塾へ学習相談をしに行く際のポイントですが、①今の塾に不満を持っていることは何か、②転塾先に期待していることは何かを具体的に整理してから相談会に臨むようにしましょう。転塾をして新しい環境に馴染むことはお子さんにとっても大きな負担です。そのため1度目の失敗もありますから、教室長の教育方針や考え方を聞いた上で、お子さんを預けることができそうか親身になってくれそうかをしっかりと見極めましょう。
学習相談を申し込むまでの流れ
無料の学習相談は多くの塾で実施していますので、申し込むまでの流れを見ていきましょう。
一般的には塾のホームページに記載されている電話番号や予約フォームから申し込むことができます。予約の際には、相談したい塾の最寄りの教室や相談の希望日、お子さんの情報(学年や学校名)などを伝えて申し込みを完了させ、当日の予約した時間に教室へ向かいましょう。
また、学習相談は学習塾のポータルサイト『塾シル』でも申し込むことができます。塾シル内に掲載されている塾にはすべて電話番号が表示されていますので、塾シルでお近くの塾を調べて様々な塾を比較・検討した上で、最も気になる塾へ電話をかけて学習相談を申し込むことをおすすめします。
さいごに
学習相談の時間は塾によって異なりますが、おおよそ30分~90分のあいだになります。せっかく学習相談を申し込んだのに具体的なアドバイスをもらえないまま終えてしまうことは時間が勿体ないので、学習相談を受けるのであればしっかりと準備をした上で相談をするようにしましょう。
※本記事に掲載している情報は記事執筆時点のものです。料金・キャンペーンなどの最新情報は各教室にお問い合わせください。