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TEAPが使える大学まとめ|スコア別の有利な大学と受けるべきか判断ガイド【2026年最新版】
受験・進路の基礎知識

2026.03.18

2026.03.18

TEAPが使える大学まとめ|スコア別の有利な大学と受けるべきか判断ガイド【2026年最新版】

この記事でわかること
  • TEAPが使える大学の最新一覧と各校の利用条件・必要スコア
  • 2026年度入試での変更点と注意すべきポイント
  • 受験料15,000円を無駄にしないための判断基準
  • 英検との使い分けと、受験生タイプ別の組み合わせ戦略

「TEAPってどの大学で使えるの?」「受験料15,000円を払って受ける価値はあるの?」と悩んでいませんか。TEAPは上智大学をはじめ、早稲田、MARCH、関関同立、日東駒専、さらには国公立大学まで、幅広い大学で採用されている英語4技能試験です。

ただし、大学ごとに必要スコアや利用方法が大きく異なるため、正確な情報を把握しておくことが大切です。この記事では、TEAPが使える大学の最新情報を大学群別に整理し、費用対効果の判断基準や英検との使い分けまで詳しく解説します。

免責事項:本記事の内容は作成時点の各校公式情報をもとに整理しています。入試制度は年度や入試区分によって変更される場合があります。出願の際は、必ず各校の最新の募集要項・公式サイトで詳細をご確認ください。

監修者

古岡 秀士(ふるおか ひでし)

古岡 秀士(ふるおか ひでし)

株式会社ユナイトプロジェクト代表取締役

教育評論家。全国1万以上の教室を掲載する学習塾検索サイト「塾シル」の代表。 青山学院大学会計大学院を経て、病院・医院の検索サイトに従事。2016年、株式会社ユナイトプロジェクトを創業し「塾シル」を展開中。 本サイトでは全国の学習塾の紹介、塾選びのお役立ち情報を発信しています。

TEAPが使える大学はどこ?全体像と最新の変更点

お子さまの大学受験で、TEAPの活用を検討している保護者の方も多いのではないでしょうか。TEAP(Test of English for Academic Purposes)は、上智大学と日本英語検定協会が共同開発した、大学入試向けの英語4技能(読む・聞く・書く・話す)試験です。大学での学びに直結する「アカデミック英語」に特化している点が大きな特徴です。

大学群別のTEAP採用状況

TEAPが使える大学は、難関校から中堅校、国公立大学まで幅広く存在します。大学群ごとの採用状況は以下のとおりです。

  • 上智・早稲田・ICU:得点換算や出願資格として活用(309点以上が目安)
  • MARCH:学部により出願資格・得点換算・加点と多様(225〜309点)
  • 関関同立:主に共通テスト利用方式で活用(225〜309点)
  • 日東駒専:得点換算が中心(225点〜)
  • 国公立大学:加点や満点みなしで活用(225〜309点)

各大学群の詳しい利用条件やスコア基準は、このあとの章で大学ごとに解説しています。

入試で押さえておきたいポイント

TEAPの活用を考えるうえで、知っておきたい重要なポイントをまとめました。

  • TEAP CBTは2024年度で終了しました。 2024年度に取得したCBTスコアは2026年度入試まで有効ですが、今後は従来のPBT(紙媒体試験)のみでの受験となります。
  • 慶應義塾大学文学部は2025年度から外部試験を導入しましたが、対象は英検(CSEスコア2500以上)のみで、TEAPは利用できません。慶應志望でTEAPを検討している場合は注意してください。
  • 立教大学では英語の独自試験が廃止されており(2021年度〜)、TEAPなどの外部試験の活用が必須となっています。

TEAPの活用方式は4タイプ

大学ごとにTEAPの活用方式は異なります。どの方式で使えるかを事前に確認しておくことが大切です。

活用方式内容該当大学の例
得点換算TEAPスコアを英語の得点に換算上智・早稲田・立教・関西学院
出願資格一定スコア以上で出願可能(英語試験免除)ICU・法政・中央・国際教養大
加点TEAPスコアに応じて加点青山学院・広島大・金沢大
満点みなし一定スコア以上で共テ英語を満点扱い広島大学(CEFR B2以上)
監修者 古岡
監修者 古岡

2026年度はTEAP CBTの終了など、受験生にとって見逃せない変更がありました。また、慶應義塾大学のように外部試験を導入していてもTEAPは対象外というケースもあります。志望校の最新の募集要項を必ず確認し、早めの準備を心がけましょう。

早慶上智・ICUでTEAPはどう使える?

難関私立大学では、TEAPを活用した独自の入試制度が充実しています。309点以上のスコアが基準となる大学が多く、英語力に自信のあるお子さまにとって大きな武器になります。まずは各大学の利用条件を一覧で確認しましょう。

大学対象学部利用方法必要スコア安全圏特徴
上智大学全学部得点換算4技能必須320〜350点TEAP開発校・専用方式
早稲田大学文化構想・文学部得点換算309点以上340点以上独自英語試験免除
慶應義塾大学利用不可英検CSEスコアのみ対応
ICU教養学部出願資格309点以上340点以上独自試験あり

スコアの有効期限は2年度以内です(2026年度入試の場合、2024・2025年度に受験したスコアが有効)。また、複数回受験しても異なる回のベストスコアを組み合わせることはできません。

上智・早稲田のTEAP活用ポイント

上智大学

  • TEAP共同開発校ならではの専用入試方式「TEAPスコア利用方式」がある
  • 全学部で利用可能(神学部は第2次試験として面接あり)
  • 英検など他の外部試験では代替できないため、上智志望ならTEAP受験が必須

上智が志望校に入っている場合は、早い段階からTEAPに絞った対策を進めるのがおすすめです。安全圏の320〜350点を目指すなら、高2のうちに一度受験しておくと余裕が持てます。

上智大学 入試情報(公式)

早稲田大学

  • 文化構想学部・文学部で「英語4技能テスト利用方式」を導入
  • 309点以上のスコアで大学独自の英語試験が免除され、国語・地歴の2教科で合否判定される
  • 英検など他の外部試験でも出願可能

利用できる学部は限られますが、独自の英語試験が免除されるメリットは大きく、国語や地歴の対策に集中できます。文系志望で英語が得意なお子さまには、ぜひ検討してほしい制度です。

早稲田大学 入試情報(公式)

慶應義塾大学はTEAP利用不可

慶應義塾大学

  • 2025年度から文学部で外部試験を導入したが、対象は英検(CSEスコア2500以上)のみ
  • TEAPは利用できないため、慶應志望の場合はTEAPではなく英検の対策が必要
  • 他の学部でもTEAPは採用されていない

「早慶上智」とまとめて語られることが多いですが、慶應はTEAPに対応していません。慶應と上智・早稲田を併願する場合は、英検とTEAPの両方を視野に入れた計画が必要です。

慶應義塾大学 入試情報(公式)

ICU(国際基督教大学)のTEAP活用ポイント

国際基督教大学(ICU)

  • リベラルアーツ教育が特徴の大学で、TEAPは出願資格として利用
  • 309点以上が必要だが、TEAPだけで合否が決まるわけではなくICU独自の試験もある
  • 英検準1級でも出願可能

国際志向が強く、英語で学ぶ環境を求めるお子さまに向いている大学です。TEAPと英検のどちらで基準を満たすかは、お子さまが得意な試験形式で選ぶとよいでしょう。

ICU 入試情報(公式)

監修者 古岡
監修者 古岡

難関私立大学でのTEAP活用は、戦略的な受験計画の一部として考えることが大切です。特に上智大学はTEAP専用方式のため早めの対策が欠かせません。一方、慶應義塾大学はTEAPに対応していないため、併願の場合は英検との両立を視野に入れた計画が必要です。

MARCH志望なら知っておきたいTEAPスコア基準

MARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)は、いずれもTEAPを活用した入試制度を導入しています。ただし、大学ごとに必要スコアや利用方法が大きく異なる点に注意が必要です。

立教・青学は225〜226点から利用できる一方、明治・法政は309点以上が求められるなど、志望校に応じた目標設定が欠かせません。

大学対象学部利用方法必要スコア安全圏特徴
立教大学全学部得点換算225点以上〜309点以上英語独自試験廃止・外部試験必須
青山学院大学文学部・国際政経・総合文化政策・地球社会共生出願資格/加点226点以上〜280点以上学部により加点方式あり
中央大学法・経済・商・理工・文・総合政策・国際経営・国際情報出願資格250点以上〜(法学部は300点以上)309点以上英語試験免除で他科目に集中
明治大学国際日本・経営・商・政経・文・農・総合数理出願資格/得点換算309点以上340点以上7学部で幅広く利用可能
法政大学全学部(GIS除く)出願資格309点以上(R+L各67以上)340点以上T日程で1科目受験が可能

大学別の詳細と受験のポイント

立教大学

  • 英語の独自試験が廃止されており、TEAPなどの外部試験スコアの提出が必須
  • 225点以上から利用できるが、高いスコアほど換算点が上がる仕組み
  • 一般選抜・共通テスト利用の両方で活用可能

MARCH志望でTEAPを活用するなら、まず立教を軸に考えるのがおすすめです。外部試験が必須のため、早めにTEAPを受験しておけば、受験直前期は他科目に集中できます。

立教大学 入試情報(公式)

青山学院大学

  • 文学部・国際政治経済学部・総合文化政策学部・地球社会共生学部で利用可能
  • 個別学部日程での利用で、学部によって出願資格型と加点型がある
  • 226点以上から出願できるが、安全圏は280点以上を目指したい

国際系の学部を中心にTEAPが活用されています。加点方式の学部では、高スコアを取るほど有利になるため、目標を高めに設定しておくとよいでしょう。

青山学院大学 入試情報(公式)

中央大学

  • 法・経済・商・理工・文・総合政策・国際経営・国際情報の8学部で利用可能
  • 法学部は300点以上(各技能R/L/W/S 70点以上)とやや高めの基準が設定されている
  • その他の学部は250点以上で英語試験が免除され、他科目に集中できる

英語が苦手でも250点を確保できれば、得意科目で勝負する戦略が取れます。法学部を含め幅広い学部で使えるので、中央大学を併願校に考えている受験生には有力な選択肢です。

中央大学 入試情報(公式)

明治大学

  • 国際日本・経営・商・政経・文・農・総合数理の7学部で利用可能
  • 全学部統一入試(英語4技能)と学部別入試の両方で活用できる
  • 基準は309点以上と高め。安全圏は340点以上

MARCHの中ではスコア基準が高い部類ですが、7学部で使える点が強みです。複数学部を併願したい受験生にとって、1回のTEAP受験で複数のチャンスが広がります。

明治大学 入試情報(公式)

法政大学

  • GIS(グローバル教養学部)を除く全学部でT日程(英語外部試験利用入試)に対応
  • 多くの学部で309点以上かつリーディング・リスニング各67点以上が必要
  • ただし学部によって必要スコアが異なる場合があるため、志望学部の募集要項で確認が必要
  • T日程では英語が免除され、1科目で受験できる学部もある

得意科目が1つあり、そこで勝負したい受験生に向いている制度です。GISは換算型で別基準となるため、志望する場合は募集要項を確認してください。

法政大学 入試情報(公式)

監修者 古岡
監修者 古岡

MARCH各校のTEAP利用条件は大学ごとに大きく異なります。225点で使える大学から309点以上が必要な大学まで幅があるため、志望校の基準を早めに確認し、それに合わせた学習計画を立てることが大切です。併願校の組み合わせも考慮しながら、目標スコアを設定しましょう。

関関同立・日東駒専・国公立大学のTEAP活用法

TEAPが使える大学は、早慶上智やMARCHだけではありません。関関同立、日東駒専、さらには国公立大学でも幅広く採用されています。

225点程度のスコアから活用できる大学も多いため、英検2級程度の英語力があれば十分に狙える範囲です。

関関同立は共通テスト方式での活用が中心

関関同立(同志社大学、関西学院大学、立命館大学、関西大学)では、主に共通テスト利用方式でTEAPが活用されています。一般選抜では利用できない大学が多い点に注意が必要です。

大学対象学部利用方法必要スコア安全圏特徴
関西学院大学全学部得点換算225点以上280点以上共テ英語の代替として換算可能
立命館大学全学部出願資格/得点換算250点以上309点以上共テ方式で幅広く利用可
関西大学外国語・経済・政策創造・文・法得点換算250点以上309点以上2教科で受験可能
同志社大学商学部(AO入試のみ)出願資格利用可309点以上一般選抜では利用不可

関西学院大学

  • 全学部で共通テスト英語の代わりにTEAPスコアを換算できる
  • 225点以上から利用可能で、関関同立の中では最もハードルが低い
  • ただし一般選抜(個別日程)では利用できない

共テの英語に不安がある受験生にとって、TEAPスコアで英語の得点を事前に確保できるのは大きな安心材料です。

関西学院大学 入試情報(公式)

立命館大学

  • 全学部で共通テスト利用方式(英語資格試験利用型)に対応
  • 250点以上で出願資格または得点換算として利用可能
  • 一般選抜では利用できない点に注意

関西学院大学と同様、共テ方式での活用がメインです。関関同立を併願する場合、225〜250点のスコアがあれば両校で活用できるため、効率的な受験計画が立てられます。

立命館大学 入試情報(公式)

関西大学

  • 外国語・経済・政策創造・文・法学部で「2教科型(英語外部試験利用)」に対応
  • 250点以上でTEAPスコアを英語得点に換算
  • 2教科で受験できるため、少ない科目で勝負したい受験生に向いている

利用できる学部は限られますが、2教科型という受験形式の手軽さが魅力です。

関西大学 入試情報(公式)

同志社大学

  • 商学部のAO入試(総合型選抜)でのみ利用可能
  • 一般選抜ではTEAPを利用できない

同志社大学は関関同立の中でTEAPの活用範囲が最も限定的です。一般選抜で同志社を志望する場合は、TEAPではなく他の対策に時間を使うほうが効果的でしょう。

同志社大学 入試情報(公式)

日東駒専は225点からスタート

日東駒専(日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学)は、4校すべてでTEAPを活用した入試制度を導入しています。225〜226点以上から利用できるため、堅実にスコアを確保したい受験生に向いています。

大学対象学部利用方法必要スコア安全圏特徴
東洋大学全学部得点換算226点以上280点以上換算率が高め(80%〜)
日本大学法・文理・経済・商・芸術・国際関係等得点換算226点以上280点以上学部数が多く選択肢豊富
駒澤大学全学部得点換算/加点225点以上260点以上得点換算と加点の両方あり
専修大学全学部得点換算225点以上260点以上全国入試で利用可能

東洋大学

  • 全学部で英語外部試験利用入試に対応しており、換算率が80%〜と高め
  • 学部によって換算率が異なるため、志望学部の条件を確認しておくことが大切

東洋大学 入試情報(公式)

日本大学

  • 利用できる学部数が多く、併願の選択肢を広げやすい
  • ただし学部によって換算率が65〜80%と大きく異なるため、事前の確認が必須

日本大学 入試情報(公式)

駒澤大学

  • 得点換算と加点の両方の方式がある
  • 加点幅は学部によって異なるが、少しでも有利に進めたい受験生にはプラスになる

駒澤大学 入試情報(公式)

専修大学

  • 全学部で全国入試(英語外部試験利用)に対応
  • 国際コミュニケーション学部は基準が高めに設定されているため注意

専修大学 入試情報(公式)

日東駒専では225〜226点がスタートラインです。英検2級程度の実力があれば十分に到達可能なスコアなので、受験の「安全策」として活用する価値があります。

国公立大学は加点・満点みなしで差がつく

国公立大学では、主に共通テストへの加点や満点みなしとしてTEAPが活用されています。私立大学とは異なり、TEAPだけで英語が免除されるケースは少ないですが、スコアを持っているだけで有利に働く場面があります。

大学対象学部利用方法必要スコア安全圏特徴
広島大学全学部満点みなし/加点225点以上(加点)/309点以上(満点)340点以上CEFR B2以上で共テ英語満点扱い
九州大学共創学部・文学部等出願資格/加点309点以上340点以上旧帝大では数少ないTEAP活用校
千葉大学国際教養・文・法政経等加点/出願資格309点以上340点以上首都圏国立で利用可能
金沢大学人間社会・理工・医薬保健加点225点以上309点以上全学域で加点対象
岡山大学全学部加点225点以上309点以上中四国の中核大学
東京都立大学人文社会学部等加点225点以上309点以上首都圏公立で利用可能
大阪公立大学文・法・経済等加点225点以上309点以上関西公立の最難関
国際教養大学国際教養学部出願資格309点以上370点以上全て英語で授業

広島大学

  • CEFR B2以上(TEAP 309点以上)で共通テスト英語が満点扱いになる唯一の国公立大学
  • 225点以上でも加点の対象になるため、スコアを持っているだけでプラスになる

共通テストの英語を満点で確定させられるのは非常に大きな強みです。広島大学が志望校に入っている場合は、309点以上を目指してTEAPを受験する価値が高いといえます。

広島大学 入試情報(公式)

九州大学

  • 旧帝大の中でもTEAPを積極的に活用している数少ない大学
  • 共創学部は英語重視の選考が行われており、TEAPの高スコアが有利に働く
  • 309点以上が基準で、安全圏は340点以上

九州大学 入試情報(公式)

千葉大学

  • 首都圏の国立大学としてTEAPを活用できる点が魅力
  • 学部によって加点と出願資格の使い分けがあるため、募集要項の確認が必要

千葉大学 入試情報(公式)

国際教養大学

  • 全ての授業が英語で行われる大学で、出願資格として309点以上が必要
  • 安全圏は370点以上と非常に高く、英語力に相当の自信がある受験生向け

国際教養大学 入試情報(公式)

金沢大学・岡山大学・東京都立大学・大阪公立大学

  • いずれも225点以上で加点の対象になる
  • 加点幅は限定的な場合もあるが、1点でも差をつけたい国公立受験では見逃せない

金沢大学 入試情報(公式)
岡山大学 入試情報(公式)
東京都立大学 入試情報(公式)
大阪公立大学 入試情報(公式)

国公立大学志望でTEAPを活用する場合は、共通テスト対策と並行してTEAP対策を進めるのが効率的です。225点以上なら加点の恩恵を受けられる大学が複数あるため、共テ英語の「保険」として受験しておくのもよいでしょう。

監修者 古岡
監修者 古岡

関関同立では共テ利用方式での活用が中心になります。また、国公立大学では広島大学の満点みなし制度が特に注目に値します。志望校の利用方式を確認したうえで、TEAPの受験時期と目標スコアを計画的に設定しましょう。

受験料15,000円、払う価値はある?判断のポイント

TEAPの受験料は1回15,000円です。決して安くはない金額なので、「本当に受ける意味があるのか」と迷うご家庭も多いのではないでしょうか。ここでは、TEAPを受けるべきかどうかの判断基準を整理します。

こんな人はTEAPを受けよう

  • 志望校に上智大学が含まれている
    TEAP専用方式のため、TEAPの受験がほぼ必須
  • 併願校を含めて3校以上でTEAPが活用できる
    1回の受験料で複数校に使えるため、費用対効果が高い
  • 英検2級以上の英語力がある
    225点以上のスコアが十分に狙えるため、多くの大学で活用できる
  • 英語試験免除や満点みなしの恩恵を受けたい
    早稲田の独自英語試験免除、広島大の満点みなしなど、大きなメリットがある
  • 立教大学が志望校に入っている
    外部試験スコアの提出が必須のため、TEAPか英検のどちらかは受験が必要

こんな人はTEAPを見送ってOK

  • 志望校がTEAPを採用していない
    受験料が無駄になってしまう可能性がある
  • 英検準2級に届かない英語力
    225点の達成が難しく、活用できる大学が限られる
  • 英検だけで志望校をカバーできる
    TEAPより受験料が安い英検で代替できる場合は、無理にTEAPを受ける必要はない
  • 同志社大学の一般選抜が第一志望
    TEAPが利用できないため、他の対策に時間を使うほうが効果的

英検とのコスト比較

TEAPと英検のどちらを受けるか迷った場合は、費用面も判断材料のひとつです。

試験受験料技能実施回数特徴
TEAP15,000円4技能を1日で年3回大学入試に特化
英検2級9,100円1次+2次の2日間年3回採用大学が多い・汎用性が高い
英検準1級10,500円1次+2次の2日間年3回難関大で高評価
※英検の受験料は本会場の場合(2025年度時点)。準会場では異なります。最新の金額は各試験の公式サイトで確認してください。

TEAPは英検と比べて5,000〜6,000円ほど高額ですが、4技能を1日で測定でき、大学入試に特化した内容という強みがあります。

1回の受験で複数の大学に活用できることを考えると、志望校次第では十分に元が取れる投資です。英検との詳しい比較は次の章で解説します。

監修者 古岡
監修者 古岡

受験料15,000円を「高い」と感じるか「見合う」と感じるかは、志望校との相性次第です。まずは志望校・併願校のTEAP採用状況を確認し、活用できる大学が複数あるかどうかを判断の出発点にしてみてください。

TEAPと英検、どっちを受けるべき?使い分けのコツ

「TEAPと英検、どちらを受ければいいの?」という疑問は、多くの受験生やご家庭が抱える悩みです。結論から言えば、どちらが優れているというものではなく、志望校や英語力に応じて使い分けるのがポイントです。

TEAPと英検、何が違う?

まずは両試験の特徴を整理しましょう。

比較項目TEAP英検
(2級・準1級)
出題内容大学のアカデミック英語に特化(講義・論文・レポートなど)日常〜学術まで幅広い
難易度の目安英検準2級〜準1級程度級ごとに明確な基準
受験形式4技能を1日で実施1次(筆記)+2次(面接)の2日間
結果の出方総合スコア(合否なし)合否判定あり
大学入試での採用数限定的(上智・MARCH・関関同立・国公立の一部)幅広い大学で採用
TEAP専用の大学上智大学(TEAP方式は英検で代替不可)

TEAPはスコア制で合否がないため、「不合格」になるリスクがありません。一方、英検は合格すれば級として残るため、幅広い場面で活用しやすいという強みがあります。

英語力別のスコア目安と出願先

英語力のレベル別に、TEAPと英検でどの程度のスコア・級が期待できるかを整理します。

英語力の目安英検TEAPスコア出願可能な大学群
英検準2級程度準2級合格225点未満利用不可の大学が多い
英検2級程度2級合格225〜260点日東駒専・関西学院・立教(基本)
英検2級上位〜準1級2級上位〜準1級280〜320点MARCH・関関同立・千葉大
英検準1級程度準1級合格340点以上早慶上智・ICU・九州大

英検2級に合格しているなら、TEAPでも225〜250点程度は十分に狙えます。まず英検で自分の英語力を確認してから、TEAPに挑戦するという流れもおすすめです。

タイプ別・TEAPと英検の組み合わせ方

TEAPを受けるかどうかの判断基準は第5章で解説しました。ここでは、TEAPと英検の両方を視野に入れた場合の組み合わせ方を、受験生のタイプ別に紹介します。

受験生のタイプおすすめの進め方目標スコアの目安
英語が得意・帰国子女TEAPで340点以上を狙い、上智・早稲田・ICUに活用TEAP 340点以上
MARCH志望・英語標準レベルまず英検2級を取得し、そのうえでTEAPで280〜320点を目指す英検2級+TEAP 280〜320点
関関同立志望英検2級で幅広くカバーしつつ、共テ利用でTEAP 250点を活用英検2級+TEAP 250点以上
日東駒専志望・安全狙い英検2級+TEAP 225点で得点を安定確保英検2級+TEAP 225点以上
国公立+私立を併願英検で私立をカバーし、TEAPで国公立の加点・満点みなしを狙う英検2級以上+TEAP 309点以上
得意科目で1科目勝負したいTEAPで309点以上を取り、法政T日程や中央で英語免除を狙うTEAP 309点以上

英検とTEAPの受験時期はどちらも年3回あるため、高2のうちに英検2級を取得し、高3の7月・9月でTEAPに挑戦するという流れが無理のないスケジュールです。

なお、多くの大学ではTEAPと英検のどちらでも出願可能ですが、上智大学のTEAPスコア利用方式だけは英検で代替できません。上智が志望校に入っている場合は、TEAPの受験を必ず計画に入れておきましょう。

監修者 古岡
監修者 古岡

TEAPと英検は「どちらか一方」に絞る必要はありません。まず英検2級で基礎力を確認し、そのうえでTEAPを受験するという段階的な進め方が、多くの受験生にとって無理のない戦略です。志望校リストを見ながら、どちらの試験が最も効果的かを一緒に考えてみてください。

TEAP対策の進め方と受験スケジュール

TEAPはアカデミック英語(大学で使う英語)に特化した試験のため、一般的な英語学習だけでは対応しきれない部分があります。ここでは、4技能ごとの対策ポイントと、受験までのスケジュールの立て方を解説します。

技能別の出題傾向と対策のコツ

まずは各技能の出題傾向と対策の方向性を押さえておきましょう。

技能出題の特徴対策のポイント
リーディング学術的な文章・グラフや図表の読解アカデミックな語彙に慣れる。教科書の英語版や論文要約を読む
リスニング大学の講義形式・長めの音声TEDトークや公開講座を活用し、メモを取りながら聞く練習をする
ライティング論理的な意見文・データ描写序論→本論→結論の型を身につける。グラフ説明の練習も行う
スピーキングアカデミックな話題で意見を述べる社会問題・教育問題について英語で意見を組み立てる練習を重ねる

4技能の中で特に差がつきやすいのは、ライティングとスピーキングです。この2技能は自分では採点が難しく、客観的なフィードバックが欠かせません。独学での対策に不安がある場合は、TEAP対策に対応した塾や英語指導サービスを検討してみるのもひとつの方法です。

いつ受ける?おすすめのスケジュール

TEAPは年3回(7月・9月・11月)実施され、スコアの有効期限は2年度以内です。この仕組みを活かして、計画的に受験することが大切です。

おすすめのスケジュール例

時期やること
高2の冬〜春英検2級を取得し、基礎力を確認する
高2の夏(7月)TEAPを初受験。現在地を把握する
高3の夏(7月)1回目の本番受験。目標スコアを狙う
高3の秋(9月・11月)スコアが足りなければ再受験。最高スコアで出願する

高2のうちに一度受験しておくと、自分の弱点がわかり、高3での対策が効率的になります。TEAPは何度受けても最高スコアで出願できるため、早めに受験を始めるほどチャンスが広がります。

受験前のチェックリスト

TEAPを受験するにあたって、見落としやすいポイントをまとめておきます。

  1. 4技能すべての受験が必須:ほとんどの大学でリーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの全技能のスコアが求められます
  2. 異なる回のスコアは組み合わせ不可:複数回受験した場合、ベストスコアを技能ごとに組み合わせることはできません(上智大学など)
  3. 有効期限に注意:2026年度入試の場合、2024年度・2025年度に受験したスコアが有効です
  4. TEAP CBTは終了済み:2024年度で終了しています。2024年度に取得したCBTスコアは2026年度入試まで有効ですが、今後はPBTのみの実施です
  5. 募集要項の確認は必須:本記事の情報は概要です。出願前に必ず各大学の最新の募集要項を確認してください
監修者 古岡
監修者 古岡

TEAP対策で大切なのは、早めのスタートと計画的な受験です。高2のうちに一度受験しておくことで、弱点を把握したうえで高3の対策に臨めます。特にライティングとスピーキングは独学では伸ばしにくいため、必要に応じて専門的な指導を活用するのもおすすめです。

まとめ|志望校に合わせてTEAPを賢く活用しよう

TEAPが使える大学は、早慶上智・ICUからMARCH、関関同立、日東駒専、国公立大学まで多岐にわたります。ただし、大学ごとに必要スコアや利用方法は大きく異なるため、まずは志望校・併願校のTEAP採用状況を確認するところから始めてみてください。

受験するかどうか迷ったら、「志望校で3校以上活用できるか」「225点以上のスコアが狙えるか」を判断の目安にするのがおすすめです。英検2級で基礎力を確認したうえでTEAPに挑戦する流れなら、無理なく準備を進められます。高2のうちに受験を始めれば、スコアアップのチャンスも広がります。

※本記事に掲載している情報は記事執筆時点のものです。料金・キャンペーンなどの最新情報は各教室にお問い合わせください。

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