- TEAPが使える大学の最新一覧と各校の利用条件・必要スコア
- 2026年度入試での変更点と注意すべきポイント
- 受験料15,000円を無駄にしないための判断基準
- 英検との使い分けと、受験生タイプ別の組み合わせ戦略
「TEAPってどの大学で使えるの?」「受験料15,000円を払って受ける価値はあるの?」と悩んでいませんか。TEAPは上智大学をはじめ、早稲田、MARCH、関関同立、日東駒専、さらには国公立大学まで、幅広い大学で採用されている英語4技能試験です。
ただし、大学ごとに必要スコアや利用方法が大きく異なるため、正確な情報を把握しておくことが大切です。この記事では、TEAPが使える大学の最新情報を大学群別に整理し、費用対効果の判断基準や英検との使い分けまで詳しく解説します。
免責事項:本記事の内容は作成時点の各校公式情報をもとに整理しています。入試制度は年度や入試区分によって変更される場合があります。出願の際は、必ず各校の最新の募集要項・公式サイトで詳細をご確認ください。
- TEAPが使える大学はどこ?全体像と最新の変更点
- 大学群別のTEAP採用状況
- 入試で押さえておきたいポイント
- TEAPの活用方式は4タイプ
- 早慶上智・ICUでTEAPはどう使える?
- 上智・早稲田のTEAP活用ポイント
- 慶應義塾大学はTEAP利用不可
- ICU(国際基督教大学)のTEAP活用ポイント
- MARCH志望なら知っておきたいTEAPスコア基準
- 大学別の詳細と受験のポイント
- 関関同立・日東駒専・国公立大学のTEAP活用法
- 関関同立は共通テスト方式での活用が中心
- 日東駒専は225点からスタート
- 国公立大学は加点・満点みなしで差がつく
- 受験料15,000円、払う価値はある?判断のポイント
- こんな人はTEAPを受けよう
- こんな人はTEAPを見送ってOK
- 英検とのコスト比較
- TEAPと英検、どっちを受けるべき?使い分けのコツ
- TEAPと英検、何が違う?
- 英語力別のスコア目安と出願先
- タイプ別・TEAPと英検の組み合わせ方
- TEAP対策の進め方と受験スケジュール
- 技能別の出題傾向と対策のコツ
- いつ受ける?おすすめのスケジュール
- 受験前のチェックリスト
- まとめ|志望校に合わせてTEAPを賢く活用しよう
TEAPが使える大学はどこ?全体像と最新の変更点
お子さまの大学受験で、TEAPの活用を検討している保護者の方も多いのではないでしょうか。TEAP(Test of English for Academic Purposes)は、上智大学と日本英語検定協会が共同開発した、大学入試向けの英語4技能(読む・聞く・書く・話す)試験です。大学での学びに直結する「アカデミック英語」に特化している点が大きな特徴です。
大学群別のTEAP採用状況
TEAPが使える大学は、難関校から中堅校、国公立大学まで幅広く存在します。大学群ごとの採用状況は以下のとおりです。
各大学群の詳しい利用条件やスコア基準は、このあとの章で大学ごとに解説しています。
入試で押さえておきたいポイント
TEAPの活用を考えるうえで、知っておきたい重要なポイントをまとめました。
- TEAP CBTは2024年度で終了しました。 2024年度に取得したCBTスコアは2026年度入試まで有効ですが、今後は従来のPBT(紙媒体試験)のみでの受験となります。
- 慶應義塾大学文学部は2025年度から外部試験を導入しましたが、対象は英検(CSEスコア2500以上)のみで、TEAPは利用できません。慶應志望でTEAPを検討している場合は注意してください。
- 立教大学では英語の独自試験が廃止されており(2021年度〜)、TEAPなどの外部試験の活用が必須となっています。
TEAPの活用方式は4タイプ
大学ごとにTEAPの活用方式は異なります。どの方式で使えるかを事前に確認しておくことが大切です。
活用方式 内容 該当大学の例 得点換算 TEAPスコアを英語の得点に換算 上智・早稲田・立教・関西学院 出願資格 一定スコア以上で出願可能(英語試験免除) ICU・法政・中央・国際教養大 加点 TEAPスコアに応じて加点 青山学院・広島大・金沢大 満点みなし 一定スコア以上で共テ英語を満点扱い 広島大学(CEFR B2以上)
2026年度はTEAP CBTの終了など、受験生にとって見逃せない変更がありました。また、慶應義塾大学のように外部試験を導入していてもTEAPは対象外というケースもあります。志望校の最新の募集要項を必ず確認し、早めの準備を心がけましょう。
早慶上智・ICUでTEAPはどう使える?
難関私立大学では、TEAPを活用した独自の入試制度が充実しています。309点以上のスコアが基準となる大学が多く、英語力に自信のあるお子さまにとって大きな武器になります。まずは各大学の利用条件を一覧で確認しましょう。
大学 対象学部 利用方法 必要スコア 安全圏 特徴 上智大学 全学部 得点換算 4技能必須 320〜350点 TEAP開発校・専用方式 早稲田大学 文化構想・文学部 得点換算 309点以上 340点以上 独自英語試験免除 慶應義塾大学 ー 利用不可 ー ー 英検CSEスコアのみ対応 ICU 教養学部 出願資格 309点以上 340点以上 独自試験あり
スコアの有効期限は2年度以内です(2026年度入試の場合、2024・2025年度に受験したスコアが有効)。また、複数回受験しても異なる回のベストスコアを組み合わせることはできません。
上智・早稲田のTEAP活用ポイント
上智大学
上智が志望校に入っている場合は、早い段階からTEAPに絞った対策を進めるのがおすすめです。安全圏の320〜350点を目指すなら、高2のうちに一度受験しておくと余裕が持てます。
早稲田大学
利用できる学部は限られますが、独自の英語試験が免除されるメリットは大きく、国語や地歴の対策に集中できます。文系志望で英語が得意なお子さまには、ぜひ検討してほしい制度です。
慶應義塾大学はTEAP利用不可
慶應義塾大学
「早慶上智」とまとめて語られることが多いですが、慶應はTEAPに対応していません。慶應と上智・早稲田を併願する場合は、英検とTEAPの両方を視野に入れた計画が必要です。
ICU(国際基督教大学)のTEAP活用ポイント
国際基督教大学(ICU)
国際志向が強く、英語で学ぶ環境を求めるお子さまに向いている大学です。TEAPと英検のどちらで基準を満たすかは、お子さまが得意な試験形式で選ぶとよいでしょう。
難関私立大学でのTEAP活用は、戦略的な受験計画の一部として考えることが大切です。特に上智大学はTEAP専用方式のため早めの対策が欠かせません。一方、慶應義塾大学はTEAPに対応していないため、併願の場合は英検との両立を視野に入れた計画が必要です。
MARCH志望なら知っておきたいTEAPスコア基準
MARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)は、いずれもTEAPを活用した入試制度を導入しています。ただし、大学ごとに必要スコアや利用方法が大きく異なる点に注意が必要です。
立教・青学は225〜226点から利用できる一方、明治・法政は309点以上が求められるなど、志望校に応じた目標設定が欠かせません。
大学 対象学部 利用方法 必要スコア 安全圏 特徴 立教大学 全学部 得点換算 225点以上〜 309点以上 英語独自試験廃止・外部試験必須 青山学院大学 文学部・国際政経・総合文化政策・地球社会共生 出願資格/加点 226点以上〜 280点以上 学部により加点方式あり 中央大学 法・経済・商・理工・文・総合政策・国際経営・国際情報 出願資格 250点以上〜(法学部は300点以上) 309点以上 英語試験免除で他科目に集中 明治大学 国際日本・経営・商・政経・文・農・総合数理 出願資格/得点換算 309点以上 340点以上 7学部で幅広く利用可能 法政大学 全学部(GIS除く) 出願資格 309点以上(R+L各67以上) 340点以上 T日程で1科目受験が可能
大学別の詳細と受験のポイント
立教大学
MARCH志望でTEAPを活用するなら、まず立教を軸に考えるのがおすすめです。外部試験が必須のため、早めにTEAPを受験しておけば、受験直前期は他科目に集中できます。
青山学院大学
国際系の学部を中心にTEAPが活用されています。加点方式の学部では、高スコアを取るほど有利になるため、目標を高めに設定しておくとよいでしょう。
中央大学
英語が苦手でも250点を確保できれば、得意科目で勝負する戦略が取れます。法学部を含め幅広い学部で使えるので、中央大学を併願校に考えている受験生には有力な選択肢です。
明治大学
MARCHの中ではスコア基準が高い部類ですが、7学部で使える点が強みです。複数学部を併願したい受験生にとって、1回のTEAP受験で複数のチャンスが広がります。
法政大学
得意科目が1つあり、そこで勝負したい受験生に向いている制度です。GISは換算型で別基準となるため、志望する場合は募集要項を確認してください。
MARCH各校のTEAP利用条件は大学ごとに大きく異なります。225点で使える大学から309点以上が必要な大学まで幅があるため、志望校の基準を早めに確認し、それに合わせた学習計画を立てることが大切です。併願校の組み合わせも考慮しながら、目標スコアを設定しましょう。
関関同立・日東駒専・国公立大学のTEAP活用法
TEAPが使える大学は、早慶上智やMARCHだけではありません。関関同立、日東駒専、さらには国公立大学でも幅広く採用されています。
225点程度のスコアから活用できる大学も多いため、英検2級程度の英語力があれば十分に狙える範囲です。
関関同立は共通テスト方式での活用が中心
関関同立(同志社大学、関西学院大学、立命館大学、関西大学)では、主に共通テスト利用方式でTEAPが活用されています。一般選抜では利用できない大学が多い点に注意が必要です。
大学 対象学部 利用方法 必要スコア 安全圏 特徴 関西学院大学 全学部 得点換算 225点以上 280点以上 共テ英語の代替として換算可能 立命館大学 全学部 出願資格/得点換算 250点以上 309点以上 共テ方式で幅広く利用可 関西大学 外国語・経済・政策創造・文・法 得点換算 250点以上 309点以上 2教科で受験可能 同志社大学 商学部(AO入試のみ) 出願資格 利用可 309点以上 一般選抜では利用不可
関西学院大学
共テの英語に不安がある受験生にとって、TEAPスコアで英語の得点を事前に確保できるのは大きな安心材料です。
立命館大学
関西学院大学と同様、共テ方式での活用がメインです。関関同立を併願する場合、225〜250点のスコアがあれば両校で活用できるため、効率的な受験計画が立てられます。
関西大学
利用できる学部は限られますが、2教科型という受験形式の手軽さが魅力です。
同志社大学
同志社大学は関関同立の中でTEAPの活用範囲が最も限定的です。一般選抜で同志社を志望する場合は、TEAPではなく他の対策に時間を使うほうが効果的でしょう。
日東駒専は225点からスタート
日東駒専(日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学)は、4校すべてでTEAPを活用した入試制度を導入しています。225〜226点以上から利用できるため、堅実にスコアを確保したい受験生に向いています。
大学 対象学部 利用方法 必要スコア 安全圏 特徴 東洋大学 全学部 得点換算 226点以上 280点以上 換算率が高め(80%〜) 日本大学 法・文理・経済・商・芸術・国際関係等 得点換算 226点以上 280点以上 学部数が多く選択肢豊富 駒澤大学 全学部 得点換算/加点 225点以上 260点以上 得点換算と加点の両方あり 専修大学 全学部 得点換算 225点以上 260点以上 全国入試で利用可能
東洋大学
日本大学
駒澤大学
専修大学
日東駒専では225〜226点がスタートラインです。英検2級程度の実力があれば十分に到達可能なスコアなので、受験の「安全策」として活用する価値があります。
国公立大学は加点・満点みなしで差がつく
国公立大学では、主に共通テストへの加点や満点みなしとしてTEAPが活用されています。私立大学とは異なり、TEAPだけで英語が免除されるケースは少ないですが、スコアを持っているだけで有利に働く場面があります。
大学 対象学部 利用方法 必要スコア 安全圏 特徴 広島大学 全学部 満点みなし/加点 225点以上(加点)/309点以上(満点) 340点以上 CEFR B2以上で共テ英語満点扱い 九州大学 共創学部・文学部等 出願資格/加点 309点以上 340点以上 旧帝大では数少ないTEAP活用校 千葉大学 国際教養・文・法政経等 加点/出願資格 309点以上 340点以上 首都圏国立で利用可能 金沢大学 人間社会・理工・医薬保健 加点 225点以上 309点以上 全学域で加点対象 岡山大学 全学部 加点 225点以上 309点以上 中四国の中核大学 東京都立大学 人文社会学部等 加点 225点以上 309点以上 首都圏公立で利用可能 大阪公立大学 文・法・経済等 加点 225点以上 309点以上 関西公立の最難関 国際教養大学 国際教養学部 出願資格 309点以上 370点以上 全て英語で授業
広島大学
共通テストの英語を満点で確定させられるのは非常に大きな強みです。広島大学が志望校に入っている場合は、309点以上を目指してTEAPを受験する価値が高いといえます。
九州大学
千葉大学
国際教養大学
金沢大学・岡山大学・東京都立大学・大阪公立大学
金沢大学 入試情報(公式)
岡山大学 入試情報(公式)
東京都立大学 入試情報(公式)
大阪公立大学 入試情報(公式)
国公立大学志望でTEAPを活用する場合は、共通テスト対策と並行してTEAP対策を進めるのが効率的です。225点以上なら加点の恩恵を受けられる大学が複数あるため、共テ英語の「保険」として受験しておくのもよいでしょう。
関関同立では共テ利用方式での活用が中心になります。また、国公立大学では広島大学の満点みなし制度が特に注目に値します。志望校の利用方式を確認したうえで、TEAPの受験時期と目標スコアを計画的に設定しましょう。
受験料15,000円、払う価値はある?判断のポイント
TEAPの受験料は1回15,000円です。決して安くはない金額なので、「本当に受ける意味があるのか」と迷うご家庭も多いのではないでしょうか。ここでは、TEAPを受けるべきかどうかの判断基準を整理します。
こんな人はTEAPを受けよう
- 志望校に上智大学が含まれている
TEAP専用方式のため、TEAPの受験がほぼ必須 - 併願校を含めて3校以上でTEAPが活用できる
1回の受験料で複数校に使えるため、費用対効果が高い - 英検2級以上の英語力がある
225点以上のスコアが十分に狙えるため、多くの大学で活用できる - 英語試験免除や満点みなしの恩恵を受けたい
早稲田の独自英語試験免除、広島大の満点みなしなど、大きなメリットがある - 立教大学が志望校に入っている
外部試験スコアの提出が必須のため、TEAPか英検のどちらかは受験が必要
こんな人はTEAPを見送ってOK
- 志望校がTEAPを採用していない
受験料が無駄になってしまう可能性がある - 英検準2級に届かない英語力
225点の達成が難しく、活用できる大学が限られる - 英検だけで志望校をカバーできる
TEAPより受験料が安い英検で代替できる場合は、無理にTEAPを受ける必要はない - 同志社大学の一般選抜が第一志望
TEAPが利用できないため、他の対策に時間を使うほうが効果的
英検とのコスト比較
TEAPと英検のどちらを受けるか迷った場合は、費用面も判断材料のひとつです。
試験 受験料 技能 実施回数 特徴 TEAP 15,000円 4技能を1日で 年3回 大学入試に特化 英検2級 9,100円 1次+2次の2日間 年3回 採用大学が多い・汎用性が高い 英検準1級 10,500円 1次+2次の2日間 年3回 難関大で高評価
TEAPは英検と比べて5,000〜6,000円ほど高額ですが、4技能を1日で測定でき、大学入試に特化した内容という強みがあります。
1回の受験で複数の大学に活用できることを考えると、志望校次第では十分に元が取れる投資です。英検との詳しい比較は次の章で解説します。
受験料15,000円を「高い」と感じるか「見合う」と感じるかは、志望校との相性次第です。まずは志望校・併願校のTEAP採用状況を確認し、活用できる大学が複数あるかどうかを判断の出発点にしてみてください。
TEAPと英検、どっちを受けるべき?使い分けのコツ
「TEAPと英検、どちらを受ければいいの?」という疑問は、多くの受験生やご家庭が抱える悩みです。結論から言えば、どちらが優れているというものではなく、志望校や英語力に応じて使い分けるのがポイントです。
TEAPと英検、何が違う?
まずは両試験の特徴を整理しましょう。
比較項目 TEAP 英検
(2級・準1級)出題内容 大学のアカデミック英語に特化(講義・論文・レポートなど) 日常〜学術まで幅広い 難易度の目安 英検準2級〜準1級程度 級ごとに明確な基準 受験形式 4技能を1日で実施 1次(筆記)+2次(面接)の2日間 結果の出方 総合スコア(合否なし) 合否判定あり 大学入試での採用数 限定的(上智・MARCH・関関同立・国公立の一部) 幅広い大学で採用 TEAP専用の大学 上智大学(TEAP方式は英検で代替不可) ー
TEAPはスコア制で合否がないため、「不合格」になるリスクがありません。一方、英検は合格すれば級として残るため、幅広い場面で活用しやすいという強みがあります。
英語力別のスコア目安と出願先
英語力のレベル別に、TEAPと英検でどの程度のスコア・級が期待できるかを整理します。
英語力の目安 英検 TEAPスコア 出願可能な大学群 英検準2級程度 準2級合格 225点未満 利用不可の大学が多い 英検2級程度 2級合格 225〜260点 日東駒専・関西学院・立教(基本) 英検2級上位〜準1級 2級上位〜準1級 280〜320点 MARCH・関関同立・千葉大 英検準1級程度 準1級合格 340点以上 早慶上智・ICU・九州大
英検2級に合格しているなら、TEAPでも225〜250点程度は十分に狙えます。まず英検で自分の英語力を確認してから、TEAPに挑戦するという流れもおすすめです。
タイプ別・TEAPと英検の組み合わせ方
TEAPを受けるかどうかの判断基準は第5章で解説しました。ここでは、TEAPと英検の両方を視野に入れた場合の組み合わせ方を、受験生のタイプ別に紹介します。
受験生のタイプ おすすめの進め方 目標スコアの目安 英語が得意・帰国子女 TEAPで340点以上を狙い、上智・早稲田・ICUに活用 TEAP 340点以上 MARCH志望・英語標準レベル まず英検2級を取得し、そのうえでTEAPで280〜320点を目指す 英検2級+TEAP 280〜320点 関関同立志望 英検2級で幅広くカバーしつつ、共テ利用でTEAP 250点を活用 英検2級+TEAP 250点以上 日東駒専志望・安全狙い 英検2級+TEAP 225点で得点を安定確保 英検2級+TEAP 225点以上 国公立+私立を併願 英検で私立をカバーし、TEAPで国公立の加点・満点みなしを狙う 英検2級以上+TEAP 309点以上 得意科目で1科目勝負したい TEAPで309点以上を取り、法政T日程や中央で英語免除を狙う TEAP 309点以上
英検とTEAPの受験時期はどちらも年3回あるため、高2のうちに英検2級を取得し、高3の7月・9月でTEAPに挑戦するという流れが無理のないスケジュールです。
なお、多くの大学ではTEAPと英検のどちらでも出願可能ですが、上智大学のTEAPスコア利用方式だけは英検で代替できません。上智が志望校に入っている場合は、TEAPの受験を必ず計画に入れておきましょう。
TEAPと英検は「どちらか一方」に絞る必要はありません。まず英検2級で基礎力を確認し、そのうえでTEAPを受験するという段階的な進め方が、多くの受験生にとって無理のない戦略です。志望校リストを見ながら、どちらの試験が最も効果的かを一緒に考えてみてください。
TEAP対策の進め方と受験スケジュール
TEAPはアカデミック英語(大学で使う英語)に特化した試験のため、一般的な英語学習だけでは対応しきれない部分があります。ここでは、4技能ごとの対策ポイントと、受験までのスケジュールの立て方を解説します。
技能別の出題傾向と対策のコツ
まずは各技能の出題傾向と対策の方向性を押さえておきましょう。
技能 出題の特徴 対策のポイント リーディング 学術的な文章・グラフや図表の読解 アカデミックな語彙に慣れる。教科書の英語版や論文要約を読む リスニング 大学の講義形式・長めの音声 TEDトークや公開講座を活用し、メモを取りながら聞く練習をする ライティング 論理的な意見文・データ描写 序論→本論→結論の型を身につける。グラフ説明の練習も行う スピーキング アカデミックな話題で意見を述べる 社会問題・教育問題について英語で意見を組み立てる練習を重ねる
4技能の中で特に差がつきやすいのは、ライティングとスピーキングです。この2技能は自分では採点が難しく、客観的なフィードバックが欠かせません。独学での対策に不安がある場合は、TEAP対策に対応した塾や英語指導サービスを検討してみるのもひとつの方法です。
いつ受ける?おすすめのスケジュール
TEAPは年3回(7月・9月・11月)実施され、スコアの有効期限は2年度以内です。この仕組みを活かして、計画的に受験することが大切です。
おすすめのスケジュール例
時期 やること 高2の冬〜春 英検2級を取得し、基礎力を確認する 高2の夏(7月) TEAPを初受験。現在地を把握する 高3の夏(7月) 1回目の本番受験。目標スコアを狙う 高3の秋(9月・11月) スコアが足りなければ再受験。最高スコアで出願する
高2のうちに一度受験しておくと、自分の弱点がわかり、高3での対策が効率的になります。TEAPは何度受けても最高スコアで出願できるため、早めに受験を始めるほどチャンスが広がります。
受験前のチェックリスト
TEAPを受験するにあたって、見落としやすいポイントをまとめておきます。
- 4技能すべての受験が必須:ほとんどの大学でリーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの全技能のスコアが求められます
- 異なる回のスコアは組み合わせ不可:複数回受験した場合、ベストスコアを技能ごとに組み合わせることはできません(上智大学など)
- 有効期限に注意:2026年度入試の場合、2024年度・2025年度に受験したスコアが有効です
- TEAP CBTは終了済み:2024年度で終了しています。2024年度に取得したCBTスコアは2026年度入試まで有効ですが、今後はPBTのみの実施です
- 募集要項の確認は必須:本記事の情報は概要です。出願前に必ず各大学の最新の募集要項を確認してください
TEAP対策で大切なのは、早めのスタートと計画的な受験です。高2のうちに一度受験しておくことで、弱点を把握したうえで高3の対策に臨めます。特にライティングとスピーキングは独学では伸ばしにくいため、必要に応じて専門的な指導を活用するのもおすすめです。
まとめ|志望校に合わせてTEAPを賢く活用しよう
TEAPが使える大学は、早慶上智・ICUからMARCH、関関同立、日東駒専、国公立大学まで多岐にわたります。ただし、大学ごとに必要スコアや利用方法は大きく異なるため、まずは志望校・併願校のTEAP採用状況を確認するところから始めてみてください。
受験するかどうか迷ったら、「志望校で3校以上活用できるか」「225点以上のスコアが狙えるか」を判断の目安にするのがおすすめです。英検2級で基礎力を確認したうえでTEAPに挑戦する流れなら、無理なく準備を進められます。高2のうちに受験を始めれば、スコアアップのチャンスも広がります。
※本記事に掲載している情報は記事執筆時点のものです。料金・キャンペーンなどの最新情報は各教室にお問い合わせください。
