小学生・中学生・高校生の塾選びなら【塾シル】|塾・学習塾の検索サイト

【中学生向け】塾の選び方:目的別に最適な塾を見つける方法
塾の選び方

2025.06.12

【中学生向け】塾の選び方:目的別に最適な塾を見つける方法

「定期テストの点数を上げたい」「受験に向けて、今の成績で志望校に届くか知りたい」「どの塾がうちの子に合っているのか分からない」

中学生になると学習内容が一気に難しくなり、定期テストや高校受験に向けて塾を検討する保護者も多いのではないでしょうか?

目標を達成できる塾を選ぶことが重要です。

この記事では、塾の授業形式や目的別の選び方、学年ごとの注意点など、中学生のための塾選びに必要な情報を紹介します。

授業スタイルの違いや費用相場についてもわかりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

中学生向けの塾は4種類

中学生の塾は、大きく分けると4種類あります。

中学生向けの塾は4種類

集団指導

集団指導塾

まずは、最も多い形式の集団指導を紹介します。

授業の形式

集団指導は、学校の授業のような一斉授業のスタイルです。一人の講師が前に立ち、複数の生徒が同じ教室で同時に受講する形式で、10〜30人程度の生徒が一緒に受講することが多いです。毎週決まった曜日に授業があります。

カリキュラムの特徴

集団指導では、一年分のカリキュラムがあらかじめ決まっており、そのカリキュラムに沿って授業が進められます。学校の定期テストの直前期には、特別授業として定期テスト対策講座が開かれる塾もあります。すべての生徒が同じ内容を同じペースで学ぶのが、集団指導の特徴です。

集団指導のメリット・デメリット

集団指導には、生徒同士が一緒に授業を受けることで競争意識が生まれ、学習へのモチベーションが高まりやすいというメリットがあります。また、豊富なデータにもとづいてカリキュラムが組まれており、指導経験の豊富な講師も多いため、塾を信頼して通えるのも利点です。

ただし、塾のペースで授業が進むので、苦手教科をそのままにすると授業についていけなくなる可能性がある点に注意が必要です。

個別指導

個別指導塾

続いて、個別指導塾について紹介します。

授業の形式

個別指導とは、講師1名に対して生徒1〜3名程度という体制で受講する塾のことを指します。1対2〜3の場合は、一人の生徒が教わっている間に別の生徒が問題を解くというスタイルが一般的で、指導自体は個々の内容に応じて行われます。

カリキュラムの特徴

個別指導の塾では、生徒の目標や現在の成績をもとに、一人ひとり個別のカリキュラムが組まれます。基本的にはそのカリキュラムに沿って授業が進みますが、課題が見つかったり状況が変わったりした場合には、内容を変更して指導してもらえます。受験期には、志望校の過去問対策なども行われます。

個別指導のメリット・デメリット

個別指導では、目標達成に向けて効率よく学べるというメリットがあります。具体的には以下の点が挙げられます。

 ・講師が生徒の理解度を確認しながら指導するため、わからない箇所をそのままにしない
・解けない問題があれば、その分野を集中的に復習できる
・苦手分野を宿題として出してもらえる

このような個別対応により、苦手教科の克服が可能になります。

ただし、授業内容やレベルが講師の質に左右されやすく、集団指導と比較すると授業料が高いという注意点もあります。

映像授業

映像授業

映像授業は、近年増えてきている塾のスタイルです。

授業の形式

映像授業は、録画された授業動画を、塾の専用ブースや自宅のパソコンなどで視聴するスタイルです。

映像授業のみを行っている塾もあれば、オンライン指導の補助として、自由に視聴できる授業動画を用意している塾もあります。

カリキュラムの特徴

映像授業には、決まったスケジュールで配信される動画を視聴するスタイルと、豊富な講座の中から必要な講座を選んで受講するスタイルがあります。

講座を自分で選ぶスタイルの場合は、塾と相談しながら受講計画を立て、そのスケジュールに沿って受講を進めます。

映像授業のメリット・デメリット

映像授業は、時間や場所にとらわれずに学習を進められる点に特徴があります。

自宅で好きな時間に部活動や習い事と両立しやすく、また、近隣に塾がない場合でも一定の水準の授業を受けられます。

通塾の必要がないため、移動の負担がないのもメリットです。

一方で、学習計画は塾と相談しながら立てるものの、受講は自主的に進める必要があるため、計画的に取り組む習慣がないと、受講が途中で止まってしまうことがあります。

強制力をどのように担保しているかは塾によって変わるので、確認が必要です。

オンライン指導

オンライン指導

最後に、オンライン指導の塾について紹介します。

授業の形式

オンライン指導とは、パソコンやタブレットを使い、画面越しに講師とやり取りをしながら授業を受ける形式です。

Zoomや塾オリジナルのシステムが使われることが多く、黒板の代わりにオンラインで使えるホワイトボードが活用されています。

カメラ2台を使い、1台で生徒の顔、1台で手元のノートを映し、理解度を細かくチェックしながら授業を進める塾もあります。

カリキュラムの特徴

オンライン指導では、対面の個別指導塾と同様に、生徒の目標や現在の学力に合わせてカリキュラムが組まれます。

目標や授業の理解度に合わせて、時には内容を変更しながら臨機応変に対応してもらえます。

オンライン指導のメリット・デメリット

オンライン指導の場合は自宅で受講できるため、通塾の負担がないというメリットがあります。部活動が忙しい場合は、帰宅して夕食をとってから受講することも可能です。

受講にあたっては、パソコンやタブレットなどの端末と通信環境が必要です。

特に通信環境は、頻繁に映像が途切れてしまうと授業に集中できないため、入会前に体験授業を受けて、環境を確認しておくことをおすすめします。

中学生向けの塾の費用

中学生の塾の費用を、集団指導、個別指導、映像授業にわけて紹介します。

<中学3年生の費用例>

塾の形式塾名費用
集団指導臨海セミナー<月額>
26,400円〜29,700円
※通常授業 5教科(週3回)の場合の費用です。
※別料金のオプション講座が複数あります。
個別指導明光義塾<月額>
週1回:17,600円
週2回:30,800円
週1回:42,900円※1コマ90分
映像授業個太郎塾<1教科あたり>
中1・中2(英語なし):8,250円
中1・中2(英語あり):9,735円
中3(英語なし):9,350円
中3(英語あり):10,835円
オンラインオンライン個別指導MeTULAB<月額>
35,000円〜
※週1回の場合の費用です。
※プランによって異なります。

中学生が塾に通う目的

中学生は、主に次の2つの目的で塾に通っています。

高校受験対策

多くの中学生が、高校受験の学力検査対策のために塾に通っています。

特に難関私立高校は1回の学力検査のみで合否が決まるため、希望する生徒は早くから塾に通い、入試の頻出問題を解くなどの対策をしています。

定期テスト対策・学校の授業の補習

学校の定期テスト対策のために塾に通っている生徒も多いです。

高校受験では内申点が重要になるため、中学1年生から塾に通って定期テスト対策をする生徒もいます。

定期テストの前に、無料で追加授業を実施している塾もあります。

中学生向けの塾の選び方:塾の比較ポイント

中学生向けの塾の選び方:塾の比較ポイント

授業形式を選ぶ

塾には、集団指導や個別指導、映像授業、オンライン指導などがあり、どのスタイルが合うかは生徒によって異なります。まずは、どの形式の塾がよいかを検討しましょう。

一般的には、部活動が忙しい生徒や、自分のペースでしっかり学びたい生徒には、個別指導や映像授業、オンライン指導が選ばれる傾向があります。

目的に合った塾かを見極める

塾によって指導方針や学習環境は大きく異なります。見学や体験授業の際に説明をよく聞き、目的に合った塾であるかどうかを見極めることが大切です。

高校受験対策が目的の場合

高校受験を見据えて塾を選ぶ場合は、通う予定の教室に志望校の合格実績があるかを調べましょう。合格実績を確認すれば、自分の志望校のレベルに合っているかどうかを見極めることができます。

また、現在の成績から志望校合格を目指すことが可能かどうかを相談し、安心して任せられる塾を選ぶとよいでしょう。

定期テスト対策が目的の場合

定期テスト対策が目的の場合は、地域密着型の塾や、必要な分野を集中的に学べる個別指導塾、テスト前に特別講座として定期テスト対策講座を開催している塾などもおすすめです。

定期テスト前でも関係なく授業が進んでいく塾も多いので、注意しましょう。

サポート体制や環境が整っているかを確認する

学習効果を高めるには、授業以外のサポートも重要です。以下のポイントを事前に確認しておくことをおすすめします。

質問対応をしてもらえるか

授業後や自習中に質問できるかどうかは重要です。講師に個別で相談できる時間があるか、常駐スタッフが対応してくれるかを確認しておきましょう。

進路指導をしてもらえるか

塾がどの程度進路指導をしているのかも、確認しておきたいポイントです。

特に併願校を決める際には、塾の豊富な指導経験に基づいたアドバイスが役に立ちます。保護者向けの説明会や面談があるかもチェックしておきましょう。

自習室が使えるか

集中して学習できる自習室があるかどうか、使いたいときに自由に使えるシステムかどうかも調べておくことをおすすめします。

利用できる時間や利用ルールを含め、通いやすい環境であるかを見ておくとよいでしょう。

無理なく通える立地・スケジュールであることを確認する

中学生が塾を選ぶ場合は、通いやすさも重要です。夜遅い時間に帰宅することになるので、自宅から遠すぎず、安全に通えるかどうかは必ず確認しておきたいポイントです。

部活動や習い事や習い事との両立を目指す場合は、3年生までの塾のスケジュールをチェックして、両立できる曜日・時間帯かどうかも事前に確認しておくことが必要です。

予算に合っているかを確認する

塾の料金体系は複雑で、月謝として提示されている費用の他に、教材費や模試代、季節講習などのお金がかかります。

そのため、かかる費用をすべて把握したうえで、家庭の予算に合っているかを調べておきましょう。3年生になると料金が上がる場合もあるので、3年生までの料金を確認しておくことをおすすめします。

中学生向けの塾の選び方

中学生向けの塾選びのポイントを、学年別に紹介します。

中学1年生、2年生

1年生、2年生のうちは、定期テスト対策が塾に通う主な目的になるかもしれません。しかし、塾を選ぶ際は、進路についてもできるだけ具体的に検討しておく必要があります。

高校受験は、公立高校志望か、国私立高校志望かによって、対策すべき科目数や内容が異なります。早い段階で目標を決め、その目標に合う塾を選びましょう。

中学3年生

3年生から塾に入る場合は、受験までの期間が限られているため、現在の学力から志望校合格を目指せる塾を探す必要があります。

集団指導が難しい場合は個別指導塾に絞り、今から志望校合格までの学習ロードマップを作ってもらうのもおすすめです。その指導計画や方針に納得できた塾を選ぶとよいでしょう。

まとめ

中学生向けの塾には、大きくわけると、集団指導、個別指導、映像授業、オンライン指導の4種類があります。どの塾が良いか迷ったら、まずは無料体験に参加してみましょう。

複数の塾の比較や各塾の料金情報、キャンペーン情報をご覧になりたい方には、こちらの塾比較ページをぜひご活用ください。

※本記事に掲載している情報は記事執筆時点のものです。料金・キャンペーンなどの最新情報は各教室にお問い合わせください。

一緒に読まれている記事