定期テストが近づくと多くの生徒が勉強を頑張りますが、テストが終わったあとに振り返りをしている生徒は少ないです。
そんなテスト後の振り返りですが、返却されたテスト用紙には次回のテストの点数を上げるためのヒントが数多く隠されています。それでは返却後のテスト用紙をつかってどのように振り返りをすればいいのでしょうか?
そこでこのページでは定期テストが終わったあとにやるべきことを解説します。
定期テストを振り返ることの重要性とは?
なぜ多くの生徒がテストの点数だけをみて一喜一憂し、内容の振り返りをしないかというと単純に『面倒くさい』からです。それにテストに向けて勉強を頑張ったからこそやり切ったという思いが強く、テストが終わった後はテレビゲームやスマフォアプリで遊んだり、部活動に集中したいという気持ちもわかります。
ただし、定期テストのあとの振り返りは学力を伸ばしやすい絶好の機会であり、特に中学生の場合は定期テストの試験範囲は高校受験の試験範囲にもなりますので、振り返ることで知識を身に付けることができれば高校受験の対策にも繋がります。中学3年生だと内申点対策を意識している生徒も多いと思いますが、成績を上げるためには定期テストで良い点数をとる必要がありますよね。そのため次回のテストで今回よりも高い点数をとるためにも今回のテストの振り返りはするようにしましょう。
振り返るタイミングとしては、テストの内容を覚えているあいだに行うことで知識の定着が図れますので、時間を空けずに早いうちに行うようにしてください。
テスト返却後にすべきこととは?
それではテスト返却後にすべきことをみていきます。まず試験から数日~1週間程度で科目ごとにテスト用紙と答案用紙が返されると思いますが、問題に関する先生の解説はしっかりと聞いてメモに残してください。
そして家に帰ったら間違えた問題を一つ一つ『なぜ間違えたのか』の原因を考えましょう。間違えたといっても、答えや計算式はわかっていたのに記述ミス・計算ミスで間違えてしまったのか、そもそも知識が足りずに答えられなかったのかでは大きな違いがあります。特に前者の場合は、振り返りをして対策を講じることで再発を防ぐことができます。間違えた原因を考える作業は慣れないうちは負担も大きいですが、必ず自分の力となりますので根気よく頑張りましょう。
おすすめの勉強法としては各科目ですべての問題が答えられるまで定期的に問題を解き続けるというやり方ですが、最低でも3周以上は解き直すことをおすすめします。間違えた問題はチェックマークなどを付けて一目でわかるようにし、2回目以降は間違えないように注意しましょう。
テストの返却前にやることはあるの?
ここではテストの返却前にすべきことをご紹介しますが、返却前・返却後と一度にすべてをやろうとすると負担が増えてしまい続かなくなってしまうので、まずは返却後の振り返りを徹底して習慣化しましょう。慣れてきたら返却前のすべきことは実践してみてください。
返却前にすべきこととして、覚えてる範囲で大丈夫なので答えがわからなかった問題をノートに書きだして教科書やプリントをつかって問題の答えを探してみましょう。この作業を行った上で、テスト返却日に解答用紙をつかって答え合わせをすることで、わからなかった問題の正しい知識を効率よく定着させることができます。時間が経つにつれて記憶は失われてしまうので、できたらテスト当日の帰宅後にノートにわからなかった問題を書き出すといいでしょう。
また、どうしても次のテストでは点数を上げたいという方は、これらに加えて科目ごとにテストの出題傾向を調べることをおすすめします。板書や配布プリント、授業中に口頭で説明がされた部分など科目を担当する先生によって出題する傾向に違いがあることは事実ですので、傾向を把握することで次回の定期テストに向けて対策を立てることができます。科目ごとの傾向に合わせて効率良く学習を進めましょう。
さいごに
このページでは定期テストの返却前・返却後にすべきことを解説しました。ただし定期テストにおいては学習量と点数は比例するといわれていますので、振り返りをすることも大切ではありますがテストの前後だけ勉強するのではなく、日頃から学習習慣を持つようにしてください。また、自分ひとりで振り返りをすることが難しい場合には学校の先生や塾に相談してみましょう。
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