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正月特訓は必要?受けたほうがよい子・行かなくてもよい子の判断ポイント
塾の選び方

2026.09.30

正月特訓は必要?受けたほうがよい子・行かなくてもよい子の判断ポイント

この記事でわかること
  • 正月特訓が必要か判断するときの考え方
  • 正月特訓を受けるメリットが大きい子・行かなくてもよい子
  • 申し込む前に確認したい講座内容・日程・料金
  • 正月特訓に参加しない場合の年末年始の過ごし方

受験直前の年末年始、「正月特訓まで受けたほうがいいのか」「家で勉強するだけでは足りないのか」と迷う家庭もあるでしょう。

正月特訓は、すべての受験生に必要なものではありません。大切なのは、正月特訓で扱う内容が、今のお子さんに必要な勉強と合っているかです。

志望校を意識した実戦演習を増やしたい、自宅では年末年始の学習ペースを保ちにくいといった場合は、参加するメリットがあります。一方で、基礎の復習や特定の弱点対策を自分のペースで進めたい場合は、正月特訓に参加しないほうが時間を使いやすいこともあります。

この記事では、正月特訓を受けるか迷っている方に向けて、判断するときに確認したいポイントを整理します。

正月特訓は全員に必要ではない|「今必要な勉強」と合うかで判断

正月特訓を受けるかどうかは、「受験生だから参加する」という理由だけで決める必要はありません。

まず確認したいのは、入試までに優先して取り組みたいことと、正月特訓の内容が一致しているかです。

たとえば、過去問を解くと時間配分に課題がある子が、入試形式の演習を繰り返す講座に参加するのであれば、必要な対策と講座内容が合っています。

反対に、計算や英文法など基礎的な内容に抜けがあり、そこを集中的に復習したいにもかかわらず、正月特訓では志望校別の応用問題を中心に扱うのであれば、ほかの勉強を優先したほうがよい可能性があります。

判断するときは、次の4点を確認してみましょう。

確認すること判断するときのポイント
今優先したい勉強過去問演習、弱点補強、基礎の復習など、入試までに何を優先したいか
正月特訓の内容今必要な勉強と講座のカリキュラムが合っているか
自宅で進められるか年末年始でも計画どおり学習できるか
体調・スケジュール長時間の授業や通塾を含めても無理なく参加できるか

正月特訓そのものに参加することが目的ではありません。年末年始の数日間を何に使えば、入試までの課題を減らせるかを基準に考えると判断しやすくなります。

正月特訓を受けるメリットが大きい子

正月特訓を検討しやすいのは、講座で扱う内容が現在の課題と合っている子や、自宅よりも塾で勉強したほうが学習を進めやすい子です。

志望校を意識した実戦演習を増やしたい子

基礎的な学習を一通り終え、過去問や入試形式の問題を使った演習を増やしたい場合は、正月特訓を活用しやすいでしょう。

正月特訓では、塾によって入試形式のテスト演習、頻出単元の確認、志望校・レベル別の演習などが行われています。

たとえば、早稲田アカデミーの前回実施内容では、小6向け正月特訓で5日間にわたってテスト演習を行い、問題の取捨選択や解く順序、時間配分まで確認する内容となっていました。中3向けでも入試を想定したテスト演習や頻出単元の確認が行われています。

過去問を解いていて、

  • 時間が足りなくなる
  • 解く問題の優先順位を決められない
  • 本番形式になると普段どおり解けない
  • 志望校でよく出る問題をもう一度整理したい

といった課題がある場合は、講座内容を確認してみる価値があります。

年末年始に自宅で勉強を続けるのが難しい子

自宅で一人でも学習を進められるかどうかも重要な判断材料です。

年末年始は普段と生活リズムが変わりやすく、家族の予定や来客などで勉強時間を確保しにくい家庭もあります。

自宅ではつい勉強を後回しにしてしまう子でも、決まった時間に塾へ行けば学習時間を確保しやすくなります。周囲に同じ受験生がいる環境のほうが集中しやすい子にとっても、正月特訓を利用するメリットがあるでしょう。

ただし、「家では勉強しないから」という理由だけで決めるのではなく、講座で何を学ぶのかも合わせて確認してください。

講座内容が今の弱点と合っている子

「苦手がある」というだけでは、正月特訓を受けたほうがよいとは限りません。

大切なのは、その苦手を正月特訓で対策できるかです。

たとえば、苦手な数学の図形問題を集中的に扱う講座であれば受講する意味があります。一方で、英単語や計算などを基礎から反復したいのに、講座では難関校向けの総合演習を行うのであれば、目的がずれています。

申し込む前に、「うちの子は何を対策したいのか」「その内容を講座でどこまで扱うのか」を塾に確認しておきましょう。

正月特訓に行かなくてもよい子

正月特訓を受けないこと自体が、受験で不利になるわけではありません。

自宅で必要な勉強を進められるのであれば、正月特訓の時間を過去問の解き直しや弱点補強に使う選択肢もあります。

基礎や特定の弱点を優先して復習したい子

入試形式の問題を数多く解くよりも、まず復習したい単元が明確に残っている場合は、その対策を優先したほうがよいことがあります。

たとえば、

  • 計算や漢字など基本問題で失点している
  • 英文法など特定の単元を理解し直したい
  • 過去問で毎回同じ分野を間違えている
  • 冬期講習で扱った内容をまだ復習できていない

といった場合です。

正月特訓が総合演習中心であれば、自分に必要な分野だけを数日間集中して復習したほうが時間を使いやすいこともあります。

「基礎ができているか」を偏差値だけで判断するのではなく、模試や過去問でどの問題を、なぜ間違えているのかから確認しましょう。

自分で学習計画を立てて進められる子

年末年始も自分で勉強する内容を決め、計画どおり進められるのであれば、正月特訓は必須ではありません。

特に、

  • 過去問の演習と解き直しを自分で進められる
  • 苦手分野を把握している
  • 必要な教材が決まっている
  • 分からない問題を後から塾や先生に質問できる

という状態であれば、自宅学習でも入試に向けた準備を進められます。

正月特訓では複数科目や単元を決められた時間割で扱うこともあります。自分に必要な勉強がはっきりしている子の場合は、自宅でその課題に時間を集中させる方法も比較してみましょう。

疲れがたまっていて休養も必要な子

冬期講習から正月特訓、入試直前講習へと授業が続くと、学習時間だけでなく移動時間も増えます。

睡眠時間が十分に取れていない、体調が安定しないなど、心身の負担が大きくなっている場合は、正月特訓への参加を前提にせず、年末年始の予定そのものを見直しましょう。

入試直前期は勉強時間を増やすことだけでなく、本番まで学習を続けられる状態を保つことも重要です。

体調に心配がある場合は、無理に学習量を増やすのではなく、必要に応じて学校や塾、医療機関などにも相談してください。

正月特訓に申し込む前に確認したい4つのポイント

正月特訓を受けることにした場合も、「受験生だから」「塾から勧められたから」だけで申し込まず、内容を確認しておきましょう。

特に確認したいのは、次の4点です。

1. 何を勉強する講座なのか

正月特訓という名称でも、内容は塾やコースによって異なります。

確認したいのは、

  • 過去問・入試形式の演習が中心か
  • 基礎事項の復習も行うか
  • 志望校別・レベル別にクラスが分かれるか
  • どの科目・単元を扱うか

といった点です。

「正月特訓」という名前だけで判断せず、今の課題を解決できるカリキュラムかを確認しましょう。

2. 授業時間と通塾を含めて無理がないか

正月特訓では、朝から夕方まで授業を行う塾もあります。

早稲田アカデミーの前回実施内容では、小6・中3ともに9時から17時50分までの時間割が組まれていました。臨海セミナーの難関高校受験向け正月特訓では、前回は9時30分から18時までの日程でした。

授業時間だけでなく、自宅から会場までの移動時間も含めて考える必要があります。

帰宅後に復習する時間や睡眠時間を確保できるかまで確認しておきましょう。

3. 総額はいくらになるか

正月特訓の料金は、塾・学年・コース・受講条件によって大きく異なるため、「正月特訓は○万円が相場」と一律には判断しにくいものです。

前回実施内容の例を見ても、料金には差があります。

塾・コースの例日程料金例
早稲田アカデミー 小53日間塾生41,400円/一般生47,700円
早稲田アカデミー 中35日間塾生69,000円/一般生79,500円
臨海セミナー ESC難関高校受験科3日間5,500円(体験諸費)
※前回実施内容。次回の内容・料金は変更される場合があります。
※臨海セミナーは無料体験の適用条件があり、過去1年以内の受講状況などによって扱いが異なります。

このように条件が異なるため、単純な金額だけで比較するのは適切ではありません。

申し込む際は、受講料だけでなく、教材費などを含めて最終的にいくら必要なのかを確認しましょう。

4. 受講後に復習する時間を確保できるか

入試直前期は、新しい問題をたくさん解くことだけが目的ではありません。

正月特訓で間違えた問題をそのままにすると、「授業には参加したものの、できない問題は変わらない」ということもあります。

受講する場合は、

  • 何を間違えたか確認する
  • 解説を踏まえてもう一度解く
  • 同じミスをしないためにポイントを整理する

といった復習まで含めて予定を考えましょう。

連日長時間の授業がある場合は、すべてを復習しようとせず、入試までに優先したい問題から取り組む方法もあります。

正月特訓では何をする?日程・内容は塾によって異なる

正月特訓は、年末年始に行われる短期集中型の講座です。

ただし、対象学年・日数・授業内容は塾によって異なります。

たとえば早稲田アカデミーの前回実施内容では、中学受験予定の小5は3日間、小6は5日間、中3も5日間で実施されていました。小6では4科目のテスト演習、中3では入試を想定した演習などが行われています。なお、同塾では高2・高3向けの正月特訓も設定されており、「正月特訓=中学・高校受験生だけ」とも限りません。

一方、臨海セミナーの前回の難関高校受験向け正月特訓は12月31日から1月2日の3日間でした。志望校群によって英語・数学・国語を扱うコースや、数学・理科・社会・特色検査を扱うコースなどに分かれています。

つまり、「正月特訓では何をするか」は塾名だけでなく、学年・志望校・所属コースまで確認する必要があります。

正月特訓を検討する際は、前年の情報だけで決めず、受講する年度の案内で日程・科目・料金・対象を確認してください。

正月特訓に行かない場合は何をすればいい?

正月特訓に参加しない場合も、特別な勉強を用意する必要はありません。

入試までに残っている課題から、優先順位の高いものを進めましょう。

過去問は「解く」より「解き直す」時間まで確保する

すでに過去問演習を始めている場合は、新しい年度を次々と解くだけでなく、これまで間違えた問題を確認しましょう。

たとえば、

  1. 本番と同じように時間を計って解く
  2. 採点する
  3. 間違えた理由を確認する
  4. 必要な単元まで戻って復習する
  5. もう一度自力で解く

という流れで取り組みます。

「知識が足りなかった」「時間をかけすぎた」「問題を読み違えた」など、失点の理由によって次にやる勉強も変わります。

苦手分野は広げすぎず優先順位を決める

年末年始だけですべての苦手をなくそうとすると、どの単元も中途半端になりがちです。

模試や過去問を見直し、

  • 入試で必要になる
  • 繰り返し間違えている
  • 今から復習すれば改善できそう

という単元から優先して取り組みましょう。

たとえば午前に過去問を解き、午後に解き直しと弱点復習、夜に暗記内容を確認するなど、役割を分けると学習内容を整理しやすくなります。

年末年始も生活リズムを大きく崩さない

正月特訓に参加しないからといって、朝から夜まで勉強を続ける必要はありません。

むしろ入試本番を考えると、起床・就寝の時間を大きく変えず、学習と休息を両立させることが大切です。

家族との予定がある場合も、「毎日○時間勉強する」と細かく固定するより、年末年始の期間全体で何を終わらせるかを決めておくと予定を調整しやすくなります。

まとめ|正月特訓そのものではなく「今必要な勉強」ができるかで決めよう

正月特訓は、受験生なら必ず参加しなければならない講座ではありません。

判断するときに一番重要なのは、正月特訓の内容と、入試までに優先したい勉強が合っているかです。

志望校を意識した実戦演習を増やしたい、自宅では年末年始の学習ペースを保ちにくいといった場合は、正月特訓を利用するメリットがあります。

一方、自分で必要な勉強を進められる場合や、基礎・苦手分野の復習を優先したい場合は、無理に参加する必要はありません。

申し込む前には、講座名だけで判断せず、「何を勉強するのか」「今の課題に合っているか」「日程や費用に無理がないか」を確認しましょう。

参加する場合も、参加しない場合も、年末年始に何を終わらせたいのかを決めておくことが、入試直前期の時間を有効に使うポイントです。

※本記事に掲載している情報は記事執筆時点のものです。料金・キャンペーンなどの最新情報は各教室にお問い合わせください。

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