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【2026年度 中学受験】首都圏主要模試日程まとめ|SAPIX・四谷大塚・日能研・ONETES模試を一覧比較
調査データ・コラム

2026.04.09

2026.04.09

【2026年度 中学受験】首都圏主要模試日程まとめ|SAPIX・四谷大塚・日能研・ONETES模試を一覧比較

この記事でわかること
  • SAPIX・四谷大塚・日能研・ONETESの2026年度試験日程
  • 模試ごとの偏差値換算の仕組みと正しい読み方
  • 無料で受けられる模試一覧
  • 公立中高一貫校向け「適性検査型模試」の選び方

「うちの子、模試を受けた方がいいの?」「どの模試を選べばいいのか、種類が多すぎてわからない」——中学受験を考え始めた保護者の方が最初に感じる疑問ではないでしょうか。

首都圏では小学6年生の約21.5%、4.7人に1人が中学受験に挑む時代です(2025年度首都圏入試の受験率)。模試はただの「実力テスト」ではなく、お子さまの現在地を正確に示してくれる「精密な羅針盤」です。

この記事では2026年度の最新情報をもとに、首都圏の四大模試の選び方から偏差値の読み方、スケジュール・費用まで一気に解説します。

※関西エリアの模試(五ツ木・駸々堂模試、浜学園、馬渕など)は別記事で詳しく解説しています。
※日程・費用は変更される場合があります。最終確認は各社公式サイトで行ってください。

中学受験の模試とは?なぜ受けるべきなのか

模試が果たす3つの役割

中学受験における模試には、次の3つの役割があります。

  1. 弱点の早期発見 — 単元ごとの正答率から、お子さまが「何を理解していて、何がまだ定着していないか」を客観的に把握できます
  2. 本番慣れ — 初めての会場・知らない受験生に囲まれた環境で時間配分を練習することで、入試本番の緊張を和らげます
  3. 学習計画の軌道修正 — 模試の結果をもとに、塾の先生と相談しながら夏以降の学習計画を調整できます

いつから受けるべき?

小4から徐々に受けていき、現在の学力を客観的に把握しておくのがおすすめですが、遅すぎることはありません。小6からでも大丈夫です。

小5以降は同じ模試を継続して受験することが大切です。1回の偏差値ではなく、複数回の「推移」で実力を測りましょう。

学年おすすめの始め方何が得られるか
小3日能研「全国テスト」(無料)で様子見模試の雰囲気慣れ。算数・国語の基礎力把握
小4ONETES・日能研など年2〜3回早期の苦手発見。塾の学習計画に反映
小5四谷大塚・日能研・ONETESを定期受験志望校と自分の立ち位置のギャップを把握
小6前半ベースラインを確立。志望校に合わせた模試を選定夏の学習計画の根拠データになる
小6後半(7月〜)志望校別の模試を定期受験 + 前受け校の検討合否判定の精度が上がる。本番シミュレーション
※「前受け校」とは本命校の入試日より前に受験する学校のことです。合格を1つ持った状態で本命校に臨むことで精神的な安定につながります。

おすすめの模試はどれ?──四大模試の特性と選び方

2026年度より名称変更があります。旧称で検索している保護者の方のために新旧両方を記載します。

模試名(2026年度〜)旧称主催主なターゲット層難易度
合格力判定サピックスオープン志望校判定サピックスオープンSAPIX最難関・難関校志望者極めて高い
合不合判定テスト四谷大塚中堅〜難関校志望者標準〜高い
全国公開模試(合格判定)日能研全受験生(基礎〜難関)標準
合格ONEテスト統一合判(首都圏模試センター)ONETES中堅校志望・初受験者基礎〜標準

合格力判定サピックスオープン──最難関校攻略のための精鋭模試

SAPIXが運営する模試で、四大模試の中で最も難易度が高いのが特徴です。

対象は、男子御三家(開成・麻布・武蔵)や女子御三家(桜蔭・女子学院・雙葉)などの最難関校を目指すハイレベルな受験生です。

深い思考力・緻密な記述力を要求する出題が特徴で、他の模試で偏差値60を取っている子でも、ここでは50を下回ることも珍しくありません。

しかし最難関校の入試問題はこれに近い難易度のため、「厳しい場での立ち位置把握」が最大の目的です。

四谷大塚「合不合判定テスト」──中学受験のスタンダード指標

四谷大塚の「合不合判定テスト」は、中学受験界で最も信頼性が高い”標準指標”として長年君臨しています。幅広い志望校層に対応しており、受験者数の多さから偏差値の安定性が群を抜いています。

算数・国語各150点、理社各100点の計500点満点という配分が、多くの私立中の入試形式と合致しています。

年6回(4月〜12月)実施されるため、長期的な成績推移を追う”ベースライン”として活用するのが王道です。

日能研「全国公開模試」──段階的に合格判定へシフトする設計

日能研の「全国公開模試」は、四谷大塚と並ぶ大規模な母集団を誇り、特に基礎学力の定着確認に強みを持っています。

6年生の前期は「実力判定テスト」「志望校選定テスト」として基礎力の確認に重点を置き、後期には「合格判定テスト」へと段階的に移行します。

合格判定テストでは国語・算数各150点・理社各100点の500点満点で実施され、多くの中学校の入試配分に近い形で実力を測ります。

ONETES「合格ONEテスト」──中堅校志望者の最適解

2026年度より「首都圏模試センター」が「ONETES(ワンテス)」にブランド改称し、模試名も「統一合判」から「合格ONEテスト」に変わりました。旧称で検索してくる保護者の方も多いと思いますが、同じ模試です。

最大の特徴は受験者数の多さ。個人塾・無塾の生徒も多く参加するため、「首都圏の受験生全体の中での自分の立ち位置」を把握するのに最適です。

難易度は基礎〜標準レベルで、偏差値40〜50台の中堅校志望者にとって最も精度の高い合否判定が得られます。

上位層が「基礎問題を一問も落とさない正確性訓練」として活用するケースもあります。

2026年度 試験日程一覧(6年生)

4月12日(日)は合不合第1回とSAPIX第1回が重複します。どちらを優先するかを事前に判断しておきましょう。

四谷大塚
(合不合判定テスト)
日能研
(全国公開模試・合格判定)
SAPIX
(合格力判定SO)
ONETES
(合格ONEテスト)
4月4/12(日)4/12(日)4/19(日)
7月7/5(日)7月予定7/12(日)
8月8/30(日)
9月9/6(日)9/28頃(日)9/13(日)
10月10/11(日)10/4(日)10/19頃(日)10/12(月祝※)
11月11/15(日)11/1(日)・11/29(土)11/9頃(日)11/8(日)
12月12/6(日)12/19(土)12/7頃(日)12/13(日)
※10/12はスポーツの日(月曜祝日)のため月曜開催です。
※SAPIXの「頃」の日程は確定次第、公式サイトでご確認ください。

受験料と申し込み方法

模試受験料(税込・目安)成績返却申し込み
合格力判定SO(SAPIX)6,050円当日夜9時にデジタルフィードバック公式サイト(マイページ)。志望校登録10校まで
合不合判定テスト(四谷大塚)5,830円約1週間後にWeb開示公式サイトまたは提携塾経由
全国公開模試・合格判定(日能研)6,050円(6年生)翌日Nポータルで開示。記述への個別コメント付き4科目または2科目を選択
合格ONEテスト(ONETES)5,400円程度(確定次第更新)約1〜2週間後にWeb開示参加塾または公式サイト経由
※「Nポータル」とは日能研の会員向けWebサービスで、成績や学習情報を閲覧できるシステムです。

外部会場(私立中学校・大学など)は日程公開後すぐ満席になります。特に志望校が会場になっている回は早めに申し込みましょう。

無料で受けられる模試

模試名主催対象時期特記
全国テスト(無料)日能研小1〜56月・10月頃有料の「全国公開模試」とは別物。翌日Nポータルで成績開示
全国統一小学生テスト(無料)ナガセ(東進)+四谷大塚 共同主催小1〜66月・11月毎回10万人以上参加。全国順位がわかる

無料模試は母集団が有料模試と異なり、偏差値の信頼性は限定的です。「雰囲気慣れ」「入塾前の現状把握」に活用し、小5以降は四大模試に切り替えるのがベストです。

模試の偏差値はなぜ違う?換算表と正しい読み方

模試の偏差値を見る前に知っておきたいこと

模試を受ける前に知っておきたい重要な前提が1つあります。中学受験の偏差値は高校受験より一般的に10以上低く出ます。

これは母集団が「受験専門の勉強をした子どもたち」に限定されているためで、数字だけを見て落ち込む必要はありません。偏差値は「その集団の中での相対位置」にすぎません。

偏差値換算の仕組み

「SAPIXで偏差値50だったのに、ONETESでは68が出た」——これは成績のぶれではなく統計的な必然です。

偏差値は「その集団の中での相対位置」を示すため、集まる受験生の層が違えば数値も変わります。

比較ペア差の目安理由
ONETES と 四谷大塚ONETESが約11高いONETESの母集団に準備初期の層が含まれるため
四谷大塚 と 日能研ほぼ同等(四谷が0.1高い程度)母集団のレベルが近く相互参照しやすい
日能研 と サピックス日能研が約8〜9高いSAPIXの母集団が最難関層に特化しているため

換算例(あくまで目安)

サピックス偏差値50 ≒ 四谷大塚偏差値57 ≒ ONETES偏差値68

志望校の合格判定は受験した模試の偏差値をそのまま使うのが原則です。換算値は補助的な確認にとどめましょう。

偏差値の数字に一喜一憂しないための3つのポイント
  1. 複数回の推移で判断する

    1回の結果ではなく、同じ模試の推移で「伸びている単元」「停滞している単元」を可視化する

  2. 正答率60%以上の問題の失点に注目する

    難問より基礎問題の失点ゼロの方が偏差値アップに効率的

  3. 異なる模試の偏差値を直接比較しない

    自分が継続受験している模試の推移のみで判断する

公立中高一貫校を目指す場合──適性検査型模試の活用

都立・公立中高一貫校の入試は「適性検査」で選抜されます。複数の資料を読み解き、論理的に分析し、自分の考えを文章で表現する力が問われるため、四大模試とは別に専用の模試を受験する必要があります。

模試主催特記
適性検査型模試ONETES(旧首都圏模試センター)公立中高一貫校の幅広いデータが強み。年4〜5回実施
都立中模試・私立中合判ena公立中高一貫校への高い合格実績。2026年度第1回私立中合判は3/14

適性検査型模試と四大模試の違い

四大模試は教科ごとの知識・解法力を測るのに対し、適性検査型模試は教科横断の思考力・表現力を測ります。

公立中高一貫校が第一志望の場合は適性検査型模試を軸にしつつ、私立の併願校対策として四大模試も年1〜2回受験するのがおすすめです。

適性検査型模試の最大の価値は採点フィードバックです。「なぜこの記述では点数が伸びないのか」という具体的な指摘が、記述対策の核心になります。

模試の結果を活かす──復習法と保護者のサポート

模試後の復習3ステップ

模試は「受けて終わり」にしてしまうと効果が半減します。以下の3ステップで復習しましょう。

  1. 当日〜翌日:間違えた問題を仕分ける — 「ケアレスミス」「時間切れ」「そもそも解き方がわからなかった」の3つに分類する
  2. 1週間以内:解き直しをする — 「ケアレスミス」と「時間切れ」の問題は自力で解き直す。「解き方がわからなかった」問題は解説を読んでから再挑戦する
  3. 次の模試の前:苦手単元を重点学習する — 2回以上続けて間違えた単元を優先的に復習する

保護者ができるサポート

  • 結果の数字だけを見て叱らない — 偏差値が下がった場合も「どの単元が課題か」という分析の視点で声かけをする
  • 成績表を塾に持参する — 塾の先生は成績表から読み取れる情報が多く、家庭では気づかない傾向を指摘してくれます。外部模試の結果もぜひ共有しましょう
  • 模試当日は「おつかれさま」だけでOK — 試験直後に「できた?」と聞くと、子どもはプレッシャーを感じます。感想は本人が話し始めるのを待ちましょう

まとめ

模試で最も大切なのは「受けて終わり」にしないことです。復習で弱点を潰し、次回の模試でその成果を確認する——このループを回し続けることが、偏差値アップへの一番の近道になります。

また、四大模試はそれぞれ母集団が異なるため、偏差値の数字だけを横並びで比較しても正確な判断はできません。

お子さまが継続して受験している模試の推移を見て、伸びている単元・まだ課題が残る単元を把握することが重要です。

模試の結果は家庭だけで抱え込まず、ぜひ成績表を塾に持参してください。塾の先生は数字の裏にある傾向を読み取るプロです。

ご家庭と塾が同じデータを共有し、二人三脚で走ることが、合格への最短ルートになるはずです。

※本記事に掲載している情報は記事執筆時点のものです。料金・キャンペーンなどの最新情報は各教室にお問い合わせください。

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