最近、個別指導型の英語塾や英語教室が増えていますので、駅前や折り込みチラシなどで目にする機会も多いと思います。
ただし個別指導型といっても具体的な授業形式は塾ごとに異なりますので、「個別指導=マンツーマン形式」という認識をお持ちのかたは注意が必要です。
このページでは、子ども向けの個別指導型英語塾(英語教室)の特徴を解説します。
個別指導型英語塾の授業形式の種類とは
それではまずは個別指導型の英語塾の具体的な授業形式の種類からみていきましょう。大きく以下の3つに分類することができます。
- マンツーマン形式の個別指導
- 自立学習型の個別指導
- グループレッスン型の個別指導
マンツーマン形式の個別指導
個別指導というフレーズから最もイメージがしやすい授業形式だと思います。生徒一人に対して講師から直接指導を受けることができます。ただしマンツーマン形式の中でも、学習スペースで講師から対面的に指導を受けられる対面形式と、塾に備え付けられているPCとヘッドフォンを用いてオンライン上で指導を受けられるオンライン形式に分けられます。
自立学習型の個別指導
最近、英語塾に限らず塾業界全体に広がりをみせている授業形式が「自立学習」になります。具体的には、講師1人に対して生徒10人~20人ほどで授業が行われ、PCの映像授業やCDなどを用いて生徒自身で自ら学習を進めていきます。講師は教室内を巡回して個別に指導したり、区切りごとに講師が生徒一人ひとりの理解度を確認したりします。この授業形式が個別指導なの?とやや疑問に思うかたもいると思いますが、講師が生徒に指導する際には個別に指導をするため個別指導と呼ばれています。
グループレッスン型の個別指導
グループレッスン型の塾では、講師1人に対して生徒が3人~5人ほどで授業が行われ、参加している生徒と一緒に英会話や文法の学習を進めていきます。自立型の個別指導同様に、講師から指導を受ける際には個別に指導を受けられるためグループレッスン型ではありますが個別指導と呼ばれています。
子ども向けの英語塾の授業の内容について
これからは「読む」「書く」「聞く」「話す」の4技能を総合的に測る時代へと変わろうとしています。そのため、子ども向けの英語塾においても4技能を総合的に学習するコースを設けている塾が増えています。また一方で、英会話や英文法などに特化したコースを設けていたり、英検®の取得やTOEIC®のスコア向上を目指すコースを設けている塾もあります。
そのため、英語に対する親御さんの様々なニーズを満たすことができるよう、塾ごとにコースを細分化して用意していますので、英語塾を検討する際にはまずは通わせる目的を明確にすることから始めましょう。そして目的に合った塾を選ぶようにしてください。
目的の例
- 学校の英語の授業のフォローをしてもらいたい
- 英会話(または英文法)を得意にさせたい
- 小学生のうちから英検®を取得させたい など
参考:まなびち|[2024]子供・小学生向けのおすすめ英会話教室14選!幼児から学べる英語教室まで徹底解説
英語塾を選ぶ際の注意点
ここでは英語塾を選ぶ際の注意点をみていきます。まず最初に大事なポイントを申し上げると、お子さんの英語力を伸ばしたい、英語を得意科目にさせたいと思っているのであれば、親御さんのサポートは必要不可欠となります。その上でみていきましょう。
塾を選ぶ上で、「学習成果」が目にみえてわかる塾をおすすめします。過去に子どもを英会話教室に通わせた経験のある保護者のかたのよくある失敗談として「通わせたけど、英語を話せるようにはならなかった。」や「英語が得意科目にはならなかった。」というお声を耳にします。
そうなんです。英語塾や英会話教室に通わせているだけで英語が得意になると思っている保護者のかたがいますが、必ずしも誰もが英語力を身に付く訳ではありません。その塾でどのような学習をしているのか、またどのような指導をしてもらっているのか、その結果どうだったのか、というところまでを保護者のかたも把握することが大切となります。その上で、塾の「学習成果」を開示してくれた上で適切な指導や報告をしてくれる塾であれば安心して通わせることができるでしょう。
人が一つのことを極めるためには1,000時間が必要だと言われています。この極めたいことが言語の場合には、2,000時間もの時間が必要だそうです。
そのため、仮に週に1回60分の授業を塾で受けさせただけでは英語力を大きく伸ばすことは難しいといえます。それでは塾の授業数を増やせばいいのでしょうか。
最も大切なことは家庭学習を増やすことになります。しかし家庭学習を増やすことは簡単ではありません。ですから親御さんのサポートやフォローが大切になるのです。もしお子さんのこれからの人生のために英語をどうしても身に付けさせたいと考えているのであれば、是非親御さん自身もサポートをする姿勢をもっていただければと思います。
さいごに
このページでは子ども向けの個別指導型英語塾の特徴を解説しましたがいかがでしたでしょうか。特に、個別指導の授業形式は塾のホームページだけではわかりずらい点も多いと思いますので是非参考にしていただければと思います。また、気になっている塾がある場合にはすぐに入塾するのではなく、まずは体験授業を受けることをおすすめします。実際の指導や授業の雰囲気をみた上で入塾の判断をすることで塾選びで失敗する可能性をできるだけ減らすことができます。
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